2024/05/04 - 2024/05/05
176位(同エリア362件中)
ありま子さん
富士山大好きな登山部隊長の一存でGW登山は「山に登って富士山を見る!」がテーマとなりました。
今回は副隊長が不参加のため隊長と私(平部員)2人だけの登山です。
基本お荷物にしかならない私と登山となると暴走しがちな隊長。いつもバランスをとってくれる副隊長の不在に不安を感じつつGWの一大イベントスタートです。
なお登山編があまりに写真が少ないのと、その後泊まったホテルの写真が異様に多くなってバランスが悪いので登山編とホテル宿泊記に分けることにしました。
いつもながら個人の備忘録となっております。
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登山のスタートは十里木高原駐車場から始まります。
「ピストンはつまらない」との隊長の一声で十里木高原駐車場から登頂→越前岳山頂→下山は山神社登山口→バスで十里木高原駐車場へ戻る、というコースになりました。
登山に関することは隊長に一任していますが、なにぶん車社会でバスにはほとんど乗ったことのない隊長。時刻表の見方が分からずに「11時までにバス停に着けばたぶん大丈夫」というアバウトなコース設定にまず不安を感じます。
最悪1時間15分くらい歩けば駐車場に帰れる、ということをグーグルマップで確認してなんとか自分を納得させます。
天気がいいと富士山に雲がかかってしまうので夜出発して着いたらそのまま登ろう!と新たな提案をする隊長。夜間登山ですか?
難易度高くないですか?
私、荷物にしかならないですよ?
いつも隊長と副隊長にサポートしてもらってやっと登れてるのに。
でも登山については隊長の意見は絶対なので黙々とヘッドライトを準備します。装備だけは整ってるんですよね。
幸い現地に3時30分に到着すると、あまりの暗さと寒さで心が挫けたのか「仮眠をとって周りの登山者達が動き出したらスタート」と計画変更。一人で暴走して一人でストップをかけた隊長。さすが根は常識人!
5時頃、周りの車がゴソゴソし始めたので私達も起床(寒くて全然寝られなかったけど)。車から出ると数人の登山者
達がみんなカメラを構えています。振り返るとこの景色。
富士山!です。写真では伝わりにくいけど薄暗い中、木々の間から紫色の富士山がくっきり見える様は何とも言い難い神秘的なものでした。
山なんか登らなくても、もうこの富士山でいいんじゃない?と思うほどに感動しました。 -
あまりの感動にまだ車でゴソゴソしてる隊長を呼びに行きます。
隊長も一応写真を撮りますが眠たいせいか若干テンションは低めです。私のほうがテンションが上がってきました。 -
ちなみにGW早朝の十里木高原駐車場はこんな感じです。早朝の段階で6割くらいは埋まってました。
駐車場のトイレは山の中のトイレにしてはとてもきれいです。下山後のトイレは愛鷹山登山口駐車場に簡易トイレが一つあり、そこも簡易トイレとしてはきれいでした。
ただトイレ事情は行ってみるまで分からないので夜から水分補給には細心の注意をはらっていました。 -
5時30分、登頂開始です。
とりあえず階段を登って鉄塔の所まで行きます。
実は登山の前に愛鷹山についてはユーチューブで予習していました。十里木高原駐車場から山頂までのコースを早回しでノーカットで見せてくれる動画があるんです。
見た感想は「面白くなさそうな山だな」というものでした。
ほぼ樹林帯と足下の良くない道をひたすら歩いていく動画だからです。慰めといえば所々の見晴らしスポットから見える富士山だけ。
オチの知っている小説を最初から読む気分です。しかも内容は面白くない、ってことまで分かってるんです。 -
そんな事を考えながら最初の見晴らしスポットに到着。
振り返るとこの景色!
富士山!!
裾野から山頂まで一望できるこの景色。
もうここでいいんじゃない?
と、いう言葉がまたしても頭の中に湧いてきます。 -
私の心を見透かしたのか隊長が「上から見る富士山はもっとすごいよ」と言ってきます。
そうか、もっとすごいのか。
では行かねば、と気持を奮い立たせます。 -
そして2つ目の見晴らしスポットから見える富士山がこちらです。
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木、多くない?
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そして山頂。
山頂から見える富士山は・・・ -
・・・富士山?
実は動画で知った愛鷹山のオチというのが『山頂からは富士山がほとんど見えない』というものなんです。 -
駿河湾はとってもキレイに見えるんですけどね。
そして山頂は羽虫天国でした。びっくりするくらいの羽虫が飛び回ってました。そんな中で普通に飲食をする登山者達。すごい・・
隊長まで私に『かっぱえびせん』を勧めてくる。隊長、こんな状況で食べられるんですね?
ワイルド~
山頂ですが私の強い意思表示により一切休憩することなく下山を開始します。 -
下山途中に運命の分岐点(この写真の場所ではありません)。右に行けば愛鷹山登山口、左に行けば黒岳。
そこで隊長がサラッと「黒岳行ってから下山しよか」と言ってさっさと左に行こうとする。
えーー、一日に2つの山を登るなんて聞いてないよー。
と思うもそこは策士の隊長。事前の予定に組込むと私がブーブー文句を言うのが分かっているから敢えて土壇場でぶっ込んできました。私の分の食料や水をここまで運んでもらっておいて今更文句は言えない。粛々とついて行きます。
そして着いたのがこの『黒岳展望広場』。 -
そこで撮ったのがこの写真。
木、多くないですか?
絶対最初の見晴らし所でみた富士山にかなうものはないんだって。
もうここでいいんじゃない?
って思うも隊長は「せっかくここまで来たんだから山頂まで行こう!」と言います。
まあここまで来たらそうだよね、ってことで黒岳山頂を目指します。 -
そして山頂。
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おおっ!!
いいんじゃない!?
虫もいないし景色も良いし。
なんなら愛鷹山登山口から登ってここでお昼を食べて下山してもいいくらい。
まあ最終的にはいい景色も見られたし満足満足。
ただここからが地獄でした。もともと膝が弱い私。
越前岳からの下山中なら余裕でしたが、黒岳を登り始めた時から膝が痛み出しました。登った分を下るのは登山の常識。
下りのペースは明らかに遅くなりました。
結局11時のバスの時間には間に合わず駐車場まで1時間15分を歩くことに。 -
膝を痛めている私を気遣ってか隊長は「そこの牧場でソフトクリームでも食べて待ってていいよ」と言ってくれます。さすがにそれは悪いから私も一緒に行く、と返事をします。
しばらく歩くとまた「やっぱり牧場で待ってて」と言ってきます。同じことを2回も言うということは優しさだけではないのかな、と空気を呼んで「私が一緒だとお荷物だから?」と聞くと「うん」と即答されました。
なーんだ。それなら早く言ってくれたらいいのに。合理的な理由があるなら私も堂々と休めます。
隊長が運んでくれていた2人分の水や荷物を預かって牧場の休憩所へ向かいます。 -
こんな感じの休憩所で隊長を待ちます。
分かれる時に「しっかり休んで体力を回復させといてな」と念押しされたのでソフトクリームとコーヒーを飲んで体力回復に努めます。 -
座り込むと膝の痛みと登山の疲れからか頭がガンガンしてきます。
-
隊長が迎えに来てくれて(本当に早かった)牧場の駐車場で撮った富士山がこちら。
隊長「ここの富士山が一番でかいな。山登らなくてもよかったんちゃう?」
私『そうですね』(心の声)
この後清水漁港の市場に寄ってから日本平ホテルへ向かいます。
愛鷹山は足下も悪く山頂でのがっかり度も近年稀に見る高さでした。登っている登山者も平均年齢が高かったです。ただ下山をすると駐車場はいっぱいだったのでそれなりに人気はあるのかも。私はもういいかな。
牧場に一人で向かうとき隊長が持ってくれていた水を私のリュックに移しました。2人分の水はめちゃくちゃ重たかったです。なにこれ修業?って言うレベル。
水の重さと私というお荷物を背負ってほぼ一人で登頂したような隊長。隊長にとって登山って修業なのかな、と思った愛鷹山でした。
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旅行記グループ へっぽこ登山部
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