2024/04/21 - 2024/04/26
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pippo77さん
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東京竹芝から24時間の船旅。
行ったら同じ船で帰ってくるしかなく、帰って来るのは最短で6日後。
一度は行きたいと思いつつ10年、20年が過ぎ・・
いかんいかん!
このままでは30年、40年、そして行かずじまいで・・・と成りそうだったので、思い切って行って来ました。
- 旅行の満足度
- 5.0
-
一人旅にはピッタリな特2等寝台。
カーテンを閉めれば、完全プライベート空間。
特2等は窓際と通路際にこういった「完全プライベート」になれる寝台があります。
事前予約は出来ないものの、希望しておけばこの場所になる可能性あり。
定員の半分程度の乗船だったようで、行きも帰りもこの場所にしてもらえました。
ただし、あくまでも「リクエストベース」です。 -
予定通り24時間で父島到着。
到着2時間後、午後からの南島上陸ツアーに参加しました。 -
左がバス停から2時間のトレッキングでしか行けないジョンビーチ。
右が陸路では行けず、カヌーで行くしかないジニービーチ。 -
ジニービーチ。
以前はお隣のジョンビーチから歩いて行けたそうだが、今現在陸路は絶たれておりアクセスはカヌーのみ。
ちなみに南島ツアーに参加する際は、進行方向左側に座ってください!
私は右側に座ってしまったので、ボート&客が写り込んでしまいました・・・ -
南島到着。
桟橋等は無く、揺れる船から岩場におりるしかない。 -
全員無事上陸。
写真右上の狭いところが難所とのこと。
波が立っていると危険で通過できないので、上陸せず引き返すそうです。
ちなみにここの波の状況は、実際来ないと分からないらしい。
上陸出来ない場合でも、人件費や燃料代などは変わらないので、ツアー代金は同じだそうです(すべての会社がそうかは分かりません) -
上陸後、短い距離ですが手を使うような険しい斜面もあります。
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左側がジニービーチ、右側の赤いハート形の岩がハートロック。
そして振り向くと・・ -
来た―――っ!
この景色を観るために24時間プラスアルファ掛け、はるばる来たようなもの。 -
ビーチへ降りていきます。
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もはやコメント不要・・
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半化石化したカタツムリの殻が転がっています。
当然持ち帰り禁止。
仮に持ち帰りOKとなったら、瞬殺でなくなっちゃうでしょう。 -
こちらは淡水と海水が混ざった陰陽池。
生まれたばかりのウミガメが、間違ってこの池に来てしまう事もあるとのこと。 -
あっという間で名残惜しい・・
上陸時間は1時間ちょっとくらい。
これは半日のツアーも、1日のツアーも同じだそうです。 -
翌日、レンタバイクでやって来たウェザーステーション展望台。
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ウェザーステーションから徒歩10~15分くらい、三日月山展望台。
島の玄関口にして中心地、大村エリアが一望できる。 -
長崎展望台。
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コペペ海岸。
箱庭チックで落ち着く海岸。 -
境浦海岸。
中央左に見えるのが、太平洋戦争中に座礁した濱江丸。
今は漁礁となって沢山の魚が見られるそうな。 -
境浦海岸内の小さな半島の向こう側あるので、下手すると気づかずスルーしてしまう「ばえる」ブランコ。
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島のいたる所にあり、探すまでもなく目に入る太平洋戦争当時の銃眼。
地上戦こそ無かったものの、激しい空爆や艦砲射撃にさらされた父島。
住民は軍属以外強制疎開となり、陸海軍合わせ1万5千人の日本軍兵士が敵の上陸に備えた。
銃眼の中は恐ろしく狭く、小柄な兵士1人やっとアグラで座れる程度。 -
とにかく沢山いるブルーアノールというトカゲ。
これ外来種で、固有の生態系を荒らす厄介者とのこと。 -
こちらはアカガシラカラスバトという固有種の鳩。
一時野猫の繁殖から個体数が相当減ったそうな。
今は野猫の捕獲→本土で里親探しという地道な活動の結果、数が増えたそうです。 -
イソヒヨドリのオス。
これは内地にも普通に居るそうな。 -
こちらはイソヒヨドリのメス。
やはりオスの方が、メスの気を引くためにカラフルなのですね。
こうした鳥や植物などの写真を撮る趣向はないのだが、とにかく目につくというか沢山いるので、何となくカメラを向けていた。 -
3日目は2時間(往復4時間)のトレッキングでしかアクセスできないジョンビーチへ行きます。
ここは小港海岸のバス停付近。
車道はここまで。
私と同じレンタバイク(小笠原観光さん)が並んでいました。
ナンバーでしか見分けがつかない・・ -
小港海岸。
広くて弓なりの穏やかなビーチ。
さあ、往復4時間トレッキング開始! -
スタートして20分。
標高100メートルの中山峠展望台。
手前が先ほどまでいた小港海岸で、奥がコペペ海岸。
ジョンビーチに行かなくても、ここ景色は素晴らしいので是非。 -
正面に見えるのが南島。
下にあるグレーのビーチがブタ海岸。 -
ブタ海岸のアップ。
すれ違ったトレッキンググループのガイドさんの説明を、耳をダンボにして聞いてみた。曰くこのレールの様な跡は、昨夜ウミガメが産卵のために通った跡らしい。 -
ジョンビーチまで残り20分くらいのところに、こんなクーラーボックスが。
中身は消毒液やら、ガーゼやら、保温用のシートやら。
往復4時間以上一組しか会わなかったわけで、なにしろ誰も来ないからケガして動けなくなっちゃうとシャレにならない。
そういった事も、たまには起こるのだと思います。 -
おおっ、ようやくジョンビーチが見えてきた。
標高差は大したことないが、全行程アップダウンで平たいところが無い為、かなり足に来る・・ -
ジョンビーチ到着!
達成感も相まって気持ちいい。
こんなキレイな場所を独占なんて、どれだけ贅沢なんだ!? -
先客の鳥とカニに「なんだよコイツ」と睨まれました。
-
鳥は飛び立ち、ゆっくりしていたカニ達は、シャシャッと離れていきました。
すみませんね、人間がおじゃましちゃって。 -
父島の何が贅沢かって、どこに行っても人が居ないこと。
ここまでの画像で分かると思いますが、わたし一人か、居ても一組か二組みたいな感じ。
中心地である大村エリアを一歩離れると、代表的な〇〇展望台、〇〇海岸みたいなところでも大概そんなもんです。 -
最終日、小笠原海洋センターにウミガメを見に行きました。
鼻から噴水みたいに水を出すのが可愛かった。 -
あと2時間後には、奥に写っている小笠原丸で帰ります。
やはり船で24時間、最低6日必要な父島は、そう簡単に来れる場所ではありません。
しかし簡単ではないからこそ、昨今言われるオーバーツーリズムなどとは無縁。
誰もいない大自然に身を置く、得難い贅沢が保たれているのだと思います。
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