
2024/04/13 - 2024/04/13
176位(同エリア969件中)
あおばさん
この旅行記のスケジュール
2024/04/13
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電車での移動
予讃線普通列車 琴平行き
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電車での移動
特急南風7号 高知行き
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バスでの移動
とさでん交通バス 龍河洞行き
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バスでの移動
とさでん交通バス 土佐山田駅行き
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電車での移動
土讃線普通列車 高知行き
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この旅行記スケジュールを元に
岡山から列車で四国を縦断する旅の2日目。
今日の目的地はこんぴらさんこと金刀比羅宮、日本三大鍾乳洞の1つ・龍河洞、そして高知市です。
春の盛りの青空の下、丸亀から土讃線の列車に揺られて、四国山地を縦断する旅に出かけましょう!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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皆さんおはようございます!
丸亀の宿を8時過ぎに出て、丸亀駅から琴平行きの電車に乗り込みました。 -
昨日に負けじと今日も快晴です。
列車は讃岐平野の街と麦畑の中を、足どり軽く走っていきます。 -
20分ほどであっという間に琴平に到着。
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朝9時過ぎだけあって、表参道はまだまだ空いています。
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お土産屋の間をしばらく進むと階段が始まりました。
若いうちに行った方がいい観光地ランキング8年連続第1位(そんなランキングはない)の、こんぴらさん名物の大階段です。
この先、大門まで365段、御本宮までは785段もあります。 -
ふーっ、やっと大門が見えてきた!
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鳥居をくぐって、境内の奥へ進みます。
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参道の脇に「金壱百萬円(100万円)」の寄進記念の石柱が延々と並びます。
この寄進、全部合わせたら額面凄そうですね。
某通訳のギャンブルの負けも肩代わりできるかも? -
ソメイヨシノはほぼ散ったあとでしたが、しだれ桜がちょうど見頃でした。
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旭社の右手の鳥居をくぐって、御本宮へ向かいます。
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鳥居をくぐって森に入った途端に、体感温度がぐっと下がった気がしました。
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最後の階段を上った先に御本宮が見えてきました。
もうあとひと息です! -
山の上の御本宮に手を合わせると、涼やかな風が山登りの疲れを労ってくれました。
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御本宮の左手の展望台からは、琴平の街と讃岐平野が見晴らせます。
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御本宮からさらに歩くこと15分ほどで、崇徳上皇を祀る白峰神社に着きました。
陽射しに照らされた青もみじと朱色の社殿を涼しい風が吹き抜けて、あたりの森では小鳥がさえずって…天国のような落ち着いた雰囲気です。
崇徳上皇と言えば、都の権力争いに敗れて讃岐に流された不遇な人物として有名ですが、こんなに穏やかな場所で眠ってみえたとは…
生前は不運続きだった上皇の魂も、少し浮かばれたでしょうか。 -
頭上を覆うもみじの若葉が本当に清々しくて、ずっと見ていられます。
しばらくベンチで時が経つのを忘れて、白峰神社を後にしました。 -
御本宮から階段を下って、旭社にお参り。
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旭社の少し下にある書院は一見地味ですが、円山応挙の障壁画がある必見スポットです。
円山応挙が描く虎って、体格が立派なわりに丸っこくて、マヌルネコみたいですごく可愛いんですよね。
美術ファン以外の方もぜひ立ち寄ってみてください! -
本当は高橋由一館も見たかったですが、時間の関係でパスして参道を下ります。
滞在時間が3時間の関係上、今回は白峰神社の奥の奥社もカットしましたが、琴平をじっくり見るには最低5時間は要りそうですね。 -
表参道を抜けて金倉川に差し掛かると、歌舞伎の幟が並んでいました。
ちょうどこんぴら歌舞伎の日と重なったようで、隣の女性2人組が歌舞伎役者のアクスタを手に記念撮影していました(今どき歌舞伎役者のアクスタもあるのか…)
私も、歌舞伎で盛り上がる街の雰囲気をちょっとだけ楽しませてもらいました。 -
表参道をまっすぐ進んで、知らないと存在に気づけないような狭い路地に入ると、小さなうどん屋が見えてきました。
こちらの「うどん屋井上」さんでお昼をいただきます。 -
優しそうなおばあさんが1人で切り盛りする店内は、昭和から時が止まったような、肩ひじ張らない「食堂」の雰囲気です。
レモンが乗った釜玉うどんはモチモチで、にんにく醬油とレモンの酸味の相性も抜群でした!! -
追加注文した天むすは、でっかい梅干しと一緒にやってきました。
強烈に酸っぱい梅干しと、かすかな塩味で柔らかい食感の天むすの緩急コンビ、なかなかいけますね。 -
門前町のお土産屋を回って、JR琴平駅に戻ってきました。
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12時7分の特急南風7号は、昨日乗った南風に続いてアンパンマン編成でした。
昨日は黄色でしたが、今度は赤バージョンです。 -
車両の側面の"圧"が凄いのよ・・・
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車内までアンパンマンの仲間たちだらけです。
駅のホームでは、子どもたちが列車に手を振ったり写真に収めたり。
私まで歓迎されている気分になりました♪ -
琴平を発車した列車は山あいを南下して、徳島県の西端・三好市に入りました。
ここから高知県の北部まで、吉野川に沿って進みます。 -
上の写真の赤枠の中がまさにそうですが、土讃線の車窓を見ていると時々、「何でそんなところにわざわざ集落を…?」って思うような斜面に、人が住んでいることがあります。
沿岸部以外山ばかりの四国で、何とか自分の農地を切り開いて生活の糧を得ようとした、先人たちの苦労の名残でしょうか。
食糧を海外から輸入するのが当たり前になり、耕作放棄地が広がる一方の現代では、こうした集落は遠くなく消えていく運命にあるのかもしれません。 -
三好市の中心駅・阿波池田を出発すると、列車は大歩危小歩危の峡谷に差し掛かりました。
エメラルドグリーンの宝石みたいな川面を眺めながら、列車は右に左にカーブを描いて、吉野川の上流へ向かいます。 -
大歩危峡を抜けると高知県に入って、川の流れが穏やかになってきました。
大きく左にカーブを切って分水嶺のトンネルを抜けると、列車はいよいよ高知県の太平洋側へ入ります。 -
琴平から1時間20分で土佐山田駅に到着です。
セブンイレブンと駅のどっちが本体か分からない駅舎ですが、香美市の中心駅にして、立派な特急停車駅です。 -
この駅前から龍河洞行きのバスが出ていますが、乗り方に少しコツが要ります。
ずばり、この駅には「バス停」がありません。
写真の奥の駐車場で待機しているように見えるバスに、直接向かってください。
行き先表示に「龍河洞」と出ていて、ドアが開いていれば乗ってOKです。 -
バスの車窓で1つどうしても気になったのがこれです。
高知以外でこの漢字表記を見たことがなかったんですが、このあと高知市内でも同じ表記を2件見たんですよね。
高知ではこれが普通なんでしょうか?(というより、意味的にはこっちの方がしっくりくるし、むしろ高知以外が異常なのか…?) -
龍河洞バス停に到着後、こちらの少し昭和感の漂う路地を進むと龍河洞の入り口があります。
受付を済ませて、人生初の鍾乳洞探検に出発です! -
テレビで見た秋芳洞のような、広々した空間を勝手に想像していましたが、なんか想像の5倍くらい狭いな…
入り口からしばらく、成人男性が立ち上がれないくらいの空間が続きます。
腰をかがめて、リュックサックを時々天井に擦りながら進みます。 -
人一人やっと通れる洞窟を進むと、天井の高いエリアに出ました!
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広い空間を進むと、蒼くライトアップされた滝が現れました。
RPGだったら滝壺からドラゴンが出現するところですね。
あいにくモンスターボールの持ち合わせがないので、ドラゴン探しはやめて先に進みましょう。 -
今度は植物のような、「生きてる」感のある大きな鍾乳石がありました。
トロピカルフルーツにも見えて、ちょっと美味しそう。 -
こっちの鍾乳石は天使の羽みたい。
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聖母マリア様とお釈迦様に見えるという、2組の出っ張った鍾乳石。
洞窟の静謐な空気も相まって、生で見ると聖母マリア様は本当にそれっぽいです。 -
弥生時代の人が残した壺が何千年もかけて鍾乳石に取り込まれた「神の壺」。
古代の人々は洞窟を住みかにしていて、ここは水汲み場だったそうです。 -
45分ほどで洞窟の出口に着きました。
龍河洞は出口の方が高くなっていて、帰りは森林浴をしながら山を下っていきます。 -
龍河洞のふもとの小さな無料博物館を見ても、次のバスまで1時間弱あります。
さてどうしたものか、とりあえずカフェでもあれば…と思ってバス停の周りを探したものの、カフェは見当たらず。
蕎麦屋「石州」さんにお邪魔して、何か軽食がないかお聞きしたところ、コーヒーフロートを出していただけました!
洞窟を歩き回って疲れた体に、甘くて冷たいソフトクリームがしみます。
無理を聞いていただいたご主人と奥さん、本当にありがとうございましたm(__)m -
16時ちょうどの土佐山田駅行きのバスで龍河洞を離れて、土佐山田駅経由で高知市内へ向かいます。
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午後5時過ぎ、JR高知駅に到着しました!
東京駅から片道900km超の電車の旅は、これにて完結です。
まだ日没まで時間があるので、ホテルの前に高知城へ行くことにしました。 -
夕日の時間ということでお城の西側へ来てみましたが、こっちからは天守が見えないなぁ。
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石垣の上から見渡す高知市内が、夕日の色に染まっています。
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天守の北側へ回ると、きれいに天守が見えるポイントがありました!
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晩ご飯はひろめ市場で食べる予定でしたが、混雑がすごくて断念。
すぐ隣の「土佐黒潮水産」さんで、カツオのたたきとウツボの唐揚げのセットをいただきました。
厚さ2cmはある分厚いカツオも勿論よかったですが、ウツボが香ばしくて美味しかったです。
食感は鳥軟骨に似ていますが、もっと粘り気があって風味も強い、独特の味でした!
東京を寝台特急で出て始まった旅も2日目が終わって、残すは明日最終日です。
明日はバスで桂浜と牧野植物園を巡って、午後の飛行機で帰京する予定です。
それでは皆さん、また明日お会いしましょう!お疲れ様でした!
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