2024年3月 神奈川県相模　木っ端な城跡を巡る旅

2024/03/22 - 2024/03/23

お城と言うと立派な御殿 や 天守閣を思い浮かべますが、実はこれは 近代的なお城のスタイルで戦国時代 さらに遡ると 中世以前は 土塁 や空堀、山や川 海 など 自然の要害を利用して城の防御を固めるのが基本である。一般的な人には知られておらず、そんなようなオーソドックスな 埋もれてしまっているような城を巡るのも楽しい。そんなわけで 仕事のついでに伺った 相模の国の人知れず城を とりあえず見ていこう。

エリア 相模原(神奈川)

パラディスイン相模原
明日向いにある学校でちょっと仕事がありますので、ここに 前泊することに。
しかし今日も本当にいい天気だな
明日も天気が良いということなので仕事が早く終わったら、ちょっとこの辺りを散策しよう

パラディスイン相模原 宿・ホテル

今回は グレードアッププランに、うまく 便乗することができ シングル料金で広めのツインの部屋に変更することができた。

朝食は無料。 サラダ と言っても ポテトサラダ 卵サラダのねっとり系の惣菜 サラダ なので やはり野菜が欲しいな。パンは食べ放題 おにぎりも 電子レンジで温めて食べる スタイル、おにぎりも 基本 食べ放題です。コーヒー類も無料で飲むことができるので この辺もないよりかは あれば本当に嬉しい。

予定通り 仕事も早く終わったので 相模大野の近くにある 早川城跡に到着。鎌倉時代には頼朝を支える 御家人として伝えられている 渋谷氏の居城である

天気も良かったせいかこんな楽しそうな遊具もあり 家族連れが楽しんでいました

お城の遺構も残っており、見る人が見ればただの山にしか見えないか 立派な城の縄張りである

こんな 案内板 もしっかりと 掲げてあり きっと誰も真剣に読むような人はいないだろうな

ただ単に 公園としての利用価値はあるかもしれないが、歴史を紐解いていくとここはまさに城郭の跡であり さらに 縄文、弥生時代では先進的な都市だったのかもしれない。

桜も満開で ソメイヨシノ ではないけど花は癒されるね

青い空とピンクの花びら

遊歩道の下でも桜が満開

この早川城 もそうであるが この界隈にはちょっとした地元 スポットがたくさんあるのだ。 早速 この地図を参考に 春日局の息がかかったお寺さんでも見てくるか

目久尻川は意外と綺麗な川でたくさんの 鯉たちが遊んでいました

川沿いは サイクリングロードになっているようでそんなに 距離は長くないですが、ちょっと良い サイクリングにはなりそうですね

歩いて10分ぐらいでしょうか
家光の乳母 春日局の所領したといわれる済運寺
しかし、葵三文じゃなく、家紋は三つ鱗 だったな

済運寺 寺・神社・教会

済運寺から2、3分 離れたところには神明社がありますが、ここも春日局が絡んでいるところであります

なるほど

吉岡神明社 寺・神社・教会

さらに 伊勢原市の方に向かい 丸山城跡
向いには 東海大医学部の校舎が見えます

丸山城址公園 公園・植物園

広範囲わたる 広い城 だったことが これを見るとわかる

菜の花と 土塁の跡

土塁は フェンスなどでしっかりと 保護されていました

伊勢崎市教育委員会も決定的な文献がないだけに何とももどかしいところもある

しっかりとした発掘調査も実施済み

菜の花が綺麗 その向こうに 東海大 医学部

場所は変わって 七沢温泉
20年ぐらい前だったかな ここに来たの を覚えている
温泉宿、七沢荘で どんちゃん騒ぎしたな

実はこの温泉のある 七沢の主要部分 お城があったんですね

七沢リハビリテーション病院の付近が主要の城跡ということらしい

この病棟は本丸、山のてっぺん あたりが 物見櫓 だったのかな

負けてしまったものの歴史というものは何ともはかないものなのだ

さらに行きます 山中城 (山中陣屋跡）
来てみればわかるが何もない 大したところではないが結構 歴史上では ターニング ポイントなのかな

ここで歴史が動いた？
鳥羽伏見 が勃発したのは ここでの襲撃事件があったからなのか？

本当に何もない

この近辺は伏流水が多く出ているようでたくさんの湧水が

さらに 北上して 津久井の方に向かう途中の愛川町付近　田代城というものがある

現在は学校となっており、城の遺構など微塵もないです

この看板を見て思い出しました 昔10年は 経たないですが ここまで バスで乗り継ぎハイキングをしたのを覚えている 懐かしい

実はこの付近 戦国時代 北条軍と武田軍が戦を行った 合戦場跡なのである

石碑も建っており この戦で亡くなった武士たちの鎮魂とともに 後世に この戦を伝えていくことを物語っている

解説の案内文 です

こんな今時の ビジュアルでの看板もあったっけな

三増合戦場跡 名所・史跡

西の山はもう日が沈み 今回の旅の ファイナルにふさわしい最後の場面であります

古戦場の場所から西に 100m ちょっと 行ったところには 首塚 が

祠を作り 英霊を奉っております

昔はこの辺り やぶで胴塚の看板があるだけで何もなかったのですが、 今は木も 伐採され 谷底に川が流れているとは知りませんでした。記憶が正しければ ここが胴塚です

今回の旅 もなかなか充実したな。有名どころの観光地はだいぶ 行きつくしたので 、ミニスポットを訪れるのが面白い。やはり 大きな歴史の裏に小さな歴史が支えていて、この今の日本が成り立っているので、その一つ一つを紐解いていく 旅が本当に楽しい。さあ 明日はどこに行こう？ 1分たりとも無駄にしない