2024/03/15 - 2024/03/15
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はなまりんさん
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春の日差しに誘われて、昔乙女の4人組が水郷柳川へ日帰り旅に出かけました。頃は三月、お雛様のお節句月。柳川名物のさげもんが町いっぱいにあふれて華やぐ季節です。
札幌からの遠征組と福岡在住3人組計4人は、満点の旅計画と行き当たりばったりの右往左往の組み合わせで、テンション上がりっぱなし!!
お天気にも恵まれてウキウキ気分のワンデイトリップになりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 船 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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出発は西鉄大牟田線の始発駅、天神福岡駅。
09:30発の特急に乗車します。
車両は華やかな柳川ラッピング。一日ツアコンを引き受けたメンバーが、この車両を見付けました。昔乙女たちにピッタリ!!西鉄福岡(天神)駅 駅
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柳川ゆかりの色々な図柄が楽しめるんです。
あまり奇麗に写ってなくて…残念… -
約50分で西鉄柳川駅に到着。
駅にはこんな顔出し写真用パネルが立っていました。
立花藩の姫 誾千代(ぎんちよ)と、その婿として立花城主となった竜造寺宗茂(むねしげ)。
元々福岡市の東方、立花山に城を構えていた立花氏は、秀吉に仕えてその武勇武功を認められて重用され、この柳川の地に領地を与えられました。今につながる立花藩の初代の二人です。
この二人の物語を大河ドラマに、と推す運動が柳川にはあるという噂。果たして全国区のドラマに起用されるのか?? 数年後に期待!!西鉄柳川駅 駅
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駅そばの観光案内所で、さっそくきらびやかなお雛さまとたくさんのさげもんに迎えられました。
年齢がいくつだろうと、女の子は女の子!
4人とも嬉しくて、キャーキャーワーワー、写真を撮りまくります。柳川市観光案内所 名所・史跡
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柳川は女の子をとても大事にする土地柄だそうで、女の子が生まれると、親戚やら近所のおばさんやらがこのような可愛らしいさげもんを作って持って来てくれるのだそうです。女の子の無事な成長と幸せを願って、一針一針心を込めて縫い上げるのですって。
たくさんのさげもんが家中を埋め尽くす様子は、それは賑やかなんだそうです。
柳川に生まれた女の子は幸せですね~~ -
いちまさんも居ますね! 懐かし~~
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手まりなどのさげもんを手に取ることも出来ます。
記念に写真をば! -
柳川と言えば、川下りは外せません。
駅から5分も歩けば、乗船場に着きます。いくつかの運航会社がありますが、今回は柳川観光という会社の船に乗りました。
船頭さんは年配の方でしたが、軽妙な語り口が面白く、所どころでは歌も歌ってくれました。川下りの楽しさは、船頭さんにかかっていると言えるかも!柳川川下り 乗り物
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のんびりゆったり舟は進みます。
川と言っても、立花城の掘割りなので、水の流れもあるような無いような…
のんびりゆったり… -
水門があります。
通れる?? ぶつからない?? -
舟と壁との間はごくわずか。うわーという歓声の中、一度もぶつかることなく、通過しました! 拍手~~
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頭がぶつかりそうな水門もありました。
この先、いくつもの水門を通りましたが、ぶつかることなくスーイスイ。
船頭さん上手! 拍手~~ -
川岸のどこの家にも、水辺に降りる階段が設えてあります。その昔、洗濯や洗い物などにはこの水辺を利用していたのだそうです。
”水郷柳川”ですね~! -
木々の茂る川面は暖かい風が吹き通っていい気持ち。
台湾からのお客さんも乗ってました。 -
上士のお屋敷が並んでいた辺りは、優雅な構えの家が続きます。
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あれっ??! な、なんだ??
お嫁さん??! 舟で待っているのはお婿さん??! -
おーーっと、これは珍しい!!
結婚式のお二人に遭遇しちゃったようです!
左手には神社があります。どうやら、神前結婚式を挙げたお二人と親族一同がこれから披露宴会場に舟で向かわれるもののよう。
なんてお目出度いこと!! -
いや~ 春うららですね~♪
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約1時間の舟旅でしたが、ついに終点沖端地区に着いてしまいました。
船頭さんありがとうございました。 またいつか~~ -
立花藩のご領地柳川。元は福岡の立花山にお城を構えていた立花藩。福岡市民にも縁の深いお殿様です。
明治維新後は伯爵となられました。
お住まいは現在、料亭お花として親しまれています。御花 グルメ・レストラン
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宿泊できるホテルもあります。
こちらはホテルとレストランの入っている棟。
ここで、ウナギのせいろ蒸しを頂きました。実はこのウナギランチこそ、本日のメインイベントだったりして、、、 -
ウナギ4切れの載った、下から2番目のお値段のを選びました。4,598円也。
美味しかったですぅ。
こちらのレストランは静かで混雑も無く、落ち着いて食事が出来ました。
おススメです。 -
ランチの後は、お花の館内見学。4月初旬までの期間限定でお花所蔵のお雛さまが飾ってあるんです。
おお、これは凄い! -
なんて豪華!! 4面すべてにひな壇が設えてあります。
かなり年代物のおひな様のようですね。見事!! -
さげもんもたくさん!!
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昔乙女たちも記念写真を。
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二階の回廊からのお庭の眺め。さすがお殿様の御殿、立派ですね!
と、左手のお館のお座敷では、どうやら披露宴が取り行われている様子。
もしや?! あ、やっぱり、あの舟でお見掛けした新婚さんの披露宴のようです。 お色直しで白のウエディングドレスに着替えた花嫁御寮もお見掛けしました。
なんと、今日はいい日だな~~松濤園 公園・植物園
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そう言えば、和室の座敷は本日2時半より見学不可となっていましたっけ。
建物の入り口にかかっていたこれ、「婚礼のれん」だったんですね!
名家同士のご婚礼かな?柳川藩主立花邸「御花」 名所・史跡
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邸内には資料館が併設されており、立花家に伝わる鎧、衣装、お道具、文書などが展示されています。
約400年間に及ぶ歴史資料だそうです。
7歳で父道雪から家督を譲られて城主となった誾千代(ぎんちよ)姫。大好きなそのお姫様の暮らしぶりなどあれこれ夢想しながら見て回りました。 -
立花家に伝わる武具。
400年に亙る文化財は、大名文化を今に伝える貴重な資料集なのだそうです。立花家史料館 美術館・博物館
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あ、宗重の鎧はこちらでした! 華やかで立派です。
関ケ原で西軍に付いたため、領地を追われながらも、後日再び領主として返り咲いたのは、この立花宗茂ただ一人だそうです。武将としての優れた資質と、誠実な人柄が評価された所以なのだとか。
それゆえ、以後は徳川家との結び付きも強かったのだそうです。
立花藩は、代々優れた領主を輩出しており、治世や領土の振興に力を尽くして、領民にも慕われ、今なお、尊敬を集めていると聞いています。
第二次大戦後、伯爵の身分を失った立花家の邸宅を料亭として転身させたのは第16代当主の文子さん。素晴らしい決断と手腕ですね。 -
三つ葉葵の家紋付きのお道具類。徳川家から輿入れしたお姫様のものですね。
徳川家との縁の深さを物語るものでしょう。 -
まるで時代劇を見ているよう。
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奥方や姫たちの日用品?! 金蒔絵。上等な品々!
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雛の節句に合わせてか、小さな小さな、お雛遊びのお道具類が並べてありました。なんて可愛いこと!
大名家のお姫様たちの雛遊びの様子が、目に浮かびますね。 -
柳川めぐりの〆は北原白秋。
造り酒屋だった生家が資料館になっていて、記念の品々が展示されています。
お花から徒歩5~6分の距離。
写真は、パンフレットから借用しました。 -
白秋の生家である商家の母屋を復元した木造の建物は、ここで生まれ育った白秋の生い立ちに思いを馳せさせてくれます。
1Fには水郷柳川の歴史や風土の紹介。
2Fは、白秋その人についての紹介や解説が主な展示となっています。殊にビデオシアターは、白秋の詩歌と、それをを育んだ柳川の土地のありようがよく理解できる優れた内容です。
女の子を大事にする土地柄を象徴するさげもん。ゆったりと流れる掘割りの水。代々の優れた立花の領主たち。
…なるほど、柳川という優しい風土と白秋の優しい詩風は、一体のものなのですね。 -
一隅では白秋作詞の童謡が小さな音でスピーカーから流れており、つい聞き惚れてしまって・・・
・・・こうして、暖かな三月の一日。柳川を巡るワンデイトリップは、昔乙女たちに優しい時間と優しい心を取り戻させてくれたのでした。。。。。北原白秋生家 白秋記念館 美術館・博物館
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