2024/01/31 - 2024/02/10
17位(同エリア26件中)
芦花さん
西アフリカのコートジボワールにて、2024年1月ー2月に開催された「アフリカネーションズカップ2023」を観戦してきました。
たまたまコートジボワールに知り合いが滞在していたため、10日間居候させてもらい、観戦してきたのです。
日本では「コートジボワール」はおろか「西アフリカ」という地域でも「観光ガイドがない」という海外旅行としては、相当にマイナーな地域。
なので「これからいってみたい」という希少な方にとっても参考になるよう「技術編」としての「入出国編」含め、「観光」「サッカー観戦」の三つに分けて紹介したいと思います。
なお、西アフリカは、東アフリカや南部アフリカのように野生動物が豊富なエリアではありません。ワイルドライフとしてのゾウ・ライオンやクジラなどの野生動物を期待する方には、期待はずれになりますので、要注意です。
一方で、コートジボワールは、治安も素晴らしく良く(といっても注意は必要)、日本とは全く異なる別世界なので「非日常を味わう」という意味では、最高の海外旅行体験ができること間違いなしです。
したがって、サッカー観戦がなかったとしても、十分に行く価値があると思います。
今回はサッカー編「アフリカ・ネーションズ・カップ」を紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- エチオピア航空
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アフリカネーションズカップは3試合をウェブで予約。
最初は、ベスト8の「ナイジェリアvsアンゴラ」 -
場所は、アビジャンのフェリックス・ウフェ=ボワニスタジアム。つまり初代大統領の名を冠したスタジアム。
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プラトー地区内にある至って立地の良いスタジアムです。
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化粧室もSDGSを意識しているなど、コートジボワールにあって別世界感あり。
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試合がはじまるまで、まだ2時間あったので、ボランティアの方もお休み中。
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後ろの郵便局上が見えるなど、都心のど真ん中。
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試合開始前のセレブレーション用の準備
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ナイジェリア代表が練習し始めました。
今回試合観戦して一番気に入ったのが、ナイジェリア代表 -
ナポリのエース、オシムヘン。現地では「オシヘン」と発音。
当然ながら一番人気。 -
そして今回一番気に入った選手が、プレミアリーグのフラム所属のイウォビ。
フラムでは左ウイングですが、ナイジェリア代表ではピボーテを担当しており、抜群の試合コントロールでほとんどミスしない正確無比のパスを90分間前線に供給。 -
そろそろ始まりそうな雰囲気。
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街中ではほとんど白人見なかったのですが、さすがに国際試合とあって白人の方もちらほら観戦。
一方で東洋人は当然ながら、私だけ。 -
ハーフタイムは「ダンスカム」と題して、ダンスしてる観客にスポットライトを当てるなど、コートジボワールならでは。
ゴールした時の観客の方の多くが感極まって踊り出すなど、アフリカならではの応援スタイルが楽しめます。 -
オシムヘンは、細くてしなやかで美しい。
見ているだけで惚れ惚れするようなスタイル。 -
そしてお気に入りのイウォビ。17番。
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2試合目は、240km運転手付きの車に乗ってヤムスクロの街へ。
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車で行ける目一杯まで運転手さんに乗り付けてもらい、途中から長い長いスタジアムまでの道のりを歩きます。
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やっとスタジアムが見えてきた。元首相の名を冠した、シャルル・コナン・バニー・スタジアム。
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印刷した電子チケットの二次元バーコードをスキャンして入場ゲートをくぐります(他のスタジアムも同じシステム)。
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席は結構前の方でした。
それにしてもガラガラ。ベスト8の「南アフリカvsカーボ・ベルデ」。ほとんど両国のサポーターがいなくて、9割ぐらいはコートジボワール人。
特に南アフリカのサポーターはベスト8にも関わらず、ほとんどいなかったのではないか。
これがラグビーだったら大違いだと思うのですが、南アフリカでは、貧乏な黒人にしか人気のないサッカーは、ここまで応援来れないのかもしれない。 -
さて、なぜコートジボワール人が9割ぐらいと分かったのでしょう。
それは試合前にコートジボワール代表の準決勝進出が決まったから。スタジアム内が大騒ぎになったのです。
そして「アラガリテ・イーオーベ」という意味不明の掛け声と共にゴール裏の観客がバックスタンド側に大移動して、ボランティアが制止しようにも数千人単位で動いているので制御できず。
タイヘンなことになってました。 -
今回の入場者数は12,162人と、Jリーグ並み。
実は、カーボ・ベルデって結構強いんです。旧ポルトガル領で、ポルトガル人バリのテクニシャン揃い。スペインリーグのラージョバジェカーノの10番ベベなど、一部選手はヨーロッパトップリーグでも活躍。 -
試合は、南アフリカ代表の勝利でしたが、延長戦PKまでもつれ込んでしまい
これからアビジャンに本当に帰れるのだろうか、と心配に。
結局午前2時にアビジャンに戻ることができました。 -
3試合目は、準決勝のホスト国の対戦「コートジボワールvsコンゴ民主共和国」。
スタジアムは今回一番の収容人数を誇るアビジャン郊外にあるエビンペ・オリンピック・スタジアム。 -
途中(といってもスタジアムから数km手前)までタクシーで行き、そこからおもむろにスタジアム方面に向かって歩くと、バスが待っており、
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無料のスタジアム行きバスに乗ります。
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バス降り場から30分ぐらい歩いてやっとスタジアムが見えてきた。
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さすがにここはデカイ。
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とは言っても5~6万人規模のスタジアムなので、日本の横浜スタジアムや新国立競技場よりは小さい。
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それにしてもほとんどコートジボワール応援で、隣の話し声も聞こえないぐらいの大音量。
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これがアフリカか。
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5万人のコートジボワールパワー。
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幸運にもコートジボワールが1対0で勝ったのでよかった。
最近、ブンデスリーガでは出番に恵まれないドルトムントのストライカー、セバスチャン・ハラーの得点で決勝戦進出。 -
実はコートジボワールのサッカー代表の三人に一人は外国人。
というのも、生まれも育ちもヨーロッパの選手が多いのです。本国代表には手が届かないので、自分のルーツの国の国籍を取得して代表選手になる人が多い。
たとえば決勝点とったハラーは、フランス生まれフランス育ちのフランス人。ユース代表まではフランス代表でしたが、結局フル代表ではお母さんの地元、コートジボワール代表を選択。 -
冒頭のナイジェリア代表も二人に一人は実質外国人。そんな特殊な代表がアフリカの各国代表なのです。
帰りはタイヘンでした。午後11時過ぎでも街から人が引けず、私たちは本当に帰れるのだろうか?
1時間ほど歩いてやっとタクシーを捕まえアビジャン都心に戻りました。それにしてもすごかった。
何か暴動が起きたかのよう。
ちょっと心配になりましたが、アフリカのサッカー熱が体感できて、ワールドカップとは全く違う素晴らしいアフリカネーションズカップ観戦でした。
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旅行記グループ
2024:西アフリカ「コートジボワール」
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