二宮家のバラ園と内の倉・加治川治水ダム

2023/06/07 - 2023/06/07

6月のこの日は新潟市と新発田市の間の聖篭町という町にある二宮家へ．二宮家は，この地が柴田藩の領内であった時代に，庄屋を務めた家で，すぐ隣にある弁天潟を見渡すように日本庭園が配置されています．屋敷は明治期に火災で焼失し，現在の物はその後に再建された物のようです．普段は当主が実際に住まわれているため，いつでも見学できるわけではないのですが，バラの季節には屋敷が開放され，大勢の見物客で賑わいます．ここのバラ園は，当主のご婦人が趣味で育てているそうですが，とても立派なバラ園で，見事な日本庭園と一緒に見学することができます．今回は，二宮家のバラ園を見学した後，新発田市の郊外にある，内の倉ダムと加治川治水ダムを見学に行きました．新発田市から加治川治水ダムへは，かつて鉄鉱石を輸送するための鉄道が施設され，その後，旅客も運ぶようになって，赤谷線（あかたにせん）という鉄道路線になったそうです．でも，鉱山の廃鉱やマイカーブームなどに伴って旅客数が減少し，最終的には昭和59年に廃線となったそうです．現在，鉄道路線の一部はサイクリングロードになっている他，加治川治水ダムの手前にあるトンネルが，鉄道時代の物をそのまま使っているため，とても小さくて車がすれ違えられないため，トンネルの手前に信号機があるというとても珍しいトンネルです．更に，鉄道時代の橋梁がそのまま残されているなど，廃線の鉄道写真を撮りに来る人も大勢います．加治川治水ダムは，飯豊連峰の梺になるので，修士の山は結構険しく，シーズンには登山客も多い場所です．

エリア 新発田・胎内(新潟)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

二宮家の門．バラ園の公開期間中は，入館料600円でした．

門を入ると，いきなり綺麗な花園が広がります．

バラも綺麗に咲いていました．

売店も出ていました．

二宮家庭園「静勝園」とバラ園 公園・植物園

可愛い置物も，

二宮家には立派な蔵もありました．

日本庭園の方に回ってみることにしました．

案内板によると，日本庭園は「静勝園」と呼ばれているそうです．

静勝園の直ぐ裏が「弁天潟」になっています．自分の家の庭からこの景色を眺められるのは良いですね．

庭園はツツジが咲き始めていました．

庭園の端にある母屋．

二宮家を後に，近くのPLANT-4聖籠店というスーパーに寄ってみました．

このスーパーには，隣に鮮魚店もありました．

この日は余り魚は入っていなかったようです．

その後昼食．今回はネットで見つけた「みやじま」という日本料理店に行ってみました．

ランチメニューの海鮮丼1100円を注文．

なかなか豪華なランチでした．

和食堂 みやじま グルメ・レストラン

昼食後，内の倉ダムに向かいます．途中，「旧赤谷線」の線路跡がありました．現在はサイクリングロードになっていました．

サイクリングロードは内の倉ダムの入り口まで続いていました．地図によると，このサイクリングロードは「五十公野公園（いじみのこうえん）」から続いているそうです．

内の倉ダムにやってきました．

小さな噴水がありました．

こちらが湖面．背後に飯豊の山々が見えます．

ダムの錯体から下を撮ってみました．

内の倉ダムから加治川治水ダムに向かいます．途中に「景勝清水」という清水がありました．

説明文によると，この清水がある赤谷には，かつて赤谷城というお城があり，戦国末期に起こった新発田重家の乱に伴って，上杉景勝によって落城させられたそうです．今では，人家もまばらなこの地域ですが，近くには戊辰戦争の激戦地もあり，歴史的には重要な場所であったことがわかります．

こちらが清水．水量は多くはなかったです．

ダムの手前にある，インスタ映えするトンネル．鉱山専用鉄道時代のトンネルをそのまま使っているそうです．

トンネルの中．重厚な作りでした．

加治川に架かる鉄橋の跡．こちらも写真を撮りに来る人がいる場所です．

加治川治水ダムに到着．

治水目的で昭和49年に作られたそうです．

こちらが湖面．直ぐ後ろは飯豊連峰になるので，山はとても急峻です．

加治川治水ダム 名所・史跡

ダムの錯体．

実は，道路はこのダムの先まで続いていて，道路の終点から更に歩くと，有名な湯の平山荘という，歩いてしかいけない飯豊の秘湯に続きます．ただ，ネット情報によると，湯の平山荘への登山道は，崩落ヵ所があり，現在は通行止めになっているようでした？