2023/11/01 - 2023/11/03
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パルファンさん
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「石の街」の意をもつタシケント。
2000年前からのオアシス都市は、他の町にもれず19世紀から
ロシア帝政・ソ連時代、そして1966年の直下型地震により
ほとんどが無くなる。
現在は都市計画に基づき、道路、メトロ、街路樹、近代的ビル
官公庁など所謂一国の首都にふさわしく(?)
作られた街と化している。
そんな中で興味を持った所を4か所ほど回って~
~表紙の絵はブハラの街の通り~
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ヒヴァからのフライトが遅れ真夜中にホテルに到着。
タシケントでは、知人の息子さんが街を案内して下さる。
先ず、向かったのは日本人墓地~ -
日本から遥か離れた、国の位置も定かに分からないウズベキスタンに
日本墓地があるのは?
第二次大戦で、ロシアに抑留された捕虜がタシケントに
連れてこられ、この地で果てて・・彼ら76人が眠るという -
柵で区切られた墓地の奥には
ウズベキスタンの有志と日本のNGOによる碑文。
除幕式は1990年に行われ
「永遠の平和と友好、不戦の誓いの碑」とある -
日本人墓地のお墓のそば。亡くなった方のポートレートがあるのは
その国々のお墓事情なのでしょう~ -
タシケントではどこに行きたいか?という希望を聞かれていたが
一つ挙げたのは「ナヴォイ劇場」
日本人抑留者が建設に貢献したと語り継がれている劇場 -
1966年にタシケントを襲った大地震。市内の多くの建物が崩壊する中、
この劇場は倒壊を免れたという
「日本人が建設に携わったから倒れなかった」というような話が
どこからともなく広まっていったそう~ -
劇場の 建設に参加し、その完成に貢献したのを
2016年亡くなったカリモフ大統領が、
「決して日本人捕虜という表記は使うな。このプレートは永遠に続く。
日本とウズベキスタンは一度も戦争をしたことがない。
そこに『捕虜』があるはずがない」と決断し、
碑には「日本国民」と刻まれている。
(日本ウズベキスタン協会編集「追憶ナボイ劇場建設の記録」より) -
劇場とはいうものの、絵画・美術工芸品の展示がされている。
普段は自由に中にはいれない。 -
案内のウズベキスタンの青年が、中を見せてくれることを
オフィスに行き交渉し成立~ -
劇場など華美ではないがそれなりに豪華な仕様に目を奪われる
-
絵の収集がよく、思わぬ楽しみを味わえる
-
コンパクトながらドア、窓、天井、ライトなどのバランスが
レリーフであしらわれた壁と呼応し素晴らしい空間に・・ -
時間を急かされることなく自由に見学させてくれる。
-
ウズベスキタンの詩人アリシェール・ナヴォイ生誕500年を
記念して建立。 銅像はナヴォイ像
最高の空間! -
天井、ライトの飾りの数々・・
レリーフの、なんと一つ一つが繊細に創られていることか!
すごい技術! -
もう一度劇場内を
すべて、灯りを入れて観せて下さったのには感謝! -
ハズラティ・イマーム広場
一連の建造物に見えるが、
右手前(ドーム一つの小さなマドラサ)は博物館(図書館)
7世紀に書かれたオスマン・コーランの写本が展示されている。
30以上の言語で翻訳されたコーランなども収蔵~
勿論日本語のもあったよ。 -
博物館は写真撮影禁止
と言われながら、出入り口から望遠で撮影~
世界で一番古いと言われるコーランが立派なケースに納められて
見ごたえある博物館! -
バラク・ハーン・メドレセ。珍しい1階建ての神学校。
旧ソ連時代は中央アジアのイスラム本庁が置かれていたそう~
現在は各国に出来たのでウズベキスタンの本庁としてのみ利用。 -
メドレセの中庭 お土産屋がたくさん~
比較的上質のものが多かったかな。 -
広場の出入り口
奥には修復中のモスク -
ランチをしたお店
いわゆる地元のレストラン。 お店の顔である入口は、
お料理の中身を期待させる~ -
狭いながらも内装がキュート
ゴチャゴチャしているようだが、色合い・掛物・テーブルの
バランスが魅力的!
お料理は?もともと肉類はダメで・・
美味しそうなパンをパチリ・・とっても味がある -
タシケントのチョルスバザールに
大きなドーム型市場の周りは屋台が連なる~
ウズベキのカボチャって美味しいのかなぁ。
季節柄、道の沿道にもカボチャの山~ -
ドームの中の店舗を二階からみて・・
一階の肉類の匂いがパルファンには無理!
早々に二階に逃げ込む -
二階は菓子、木の実、パウダー、調味料の山~
ホテルにあり、お気に入りになった菓子をこちらで買おうと・・
案内してくれた彼曰く、
”一緒にいると彼らは安くしない。しばらく付いて来ないで・・”
価格成立して彼に呼ばれて店に向かう。
彼らは観光客(日本人)には中々価格は下げない~ -
香辛料の、黒コショウ、ミックスコショウを購入
結構香がいい~
目でみて楽しめるスパイスがたくさん~ -
タシケントのホテルを夕刻出て、空港に。
フライトは22時、行きと同じくアシアナ空港~
仁川空港には午前中に着いてるが、関空への乗り継ぎが悪く
5時間弱滞在。観光に出るのも億劫で、トランスファーラウンジに。
人も少なくほゞ横になれる椅子があり便利。
****
今回、初めて手配型ツアーを利用した感想は?
馴染みのない土地、英仏語で用が足せない土地、交通手段が
定かでない土地・・等々考え合わせると
多少価格は上がるが結構便利であった。
一番ストレスに感じるのは、時間のロスが多い~
送迎時間など、安全をみるのか、普通よりかなりの時間の幅がある!
電車の発車1時間半前には連れて行かれるのだから・・
乗り合わせならまだしも、我々二人なのに。
ま、急ぐ旅では無いからと思えばそれまでなのだが。
全く訪れたことのない中央アジアの土地、ウズベキスタンは
旅の思い出に深く残る土地となる。 <ウズベキスタン旅行記終わり>
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この旅行記へのコメント (2)
-
- yunさん 2024/03/03 12:22:53
- 『捕虜はいない…』
- パルファンさん こんにちは
美しいと聞き及ぶウズベキスタン
個人手配だと難しそうで、なかなか選択肢に加えられずにいましたが
「手配型ツアー」私も挑戦出来るかな~。
空を背景に輝く数々の「ドーム」を見てみたいです。
タシケントの日本人墓地とナヴォイ劇場に関するお話。
とても心に残るものです(いまの世情ではなおの事)
絵空事ではなく、私は戦わない地上を切望します。
パルファンさんの絵
カオール「ヴァラントレ橋」を拝見し、心に刻まれて訪問実現へ。
ヒバ編の表紙とても素敵で、あの空色を見てみたい!
昨年末に小樽再訪し、富岡聖堂を訪れました。
他に訪問者なく静かなひとときを味わいました。
多様な旅のヒントに感謝しつつ、追いかけています♪
体力もお財布も弱る一方なれど、旅は諦めたくないです。
お雛まつりの日に
yun
- パルファンさん からの返信 2024/03/03 23:16:30
- RE: 『捕虜はいない…』
- yunさん
お久しぶりです〜 (常套句になっちゃった?)
もうレンタカーで走り回る年齢ではなく。。(懐かしいネ〜)
旅行スタイルを変えながらもう少し、しがみついてます、
体力、弱るお財布は一緒ですが。
旅行から時間が経つとウズベキスタンの印象が更に
良くなって・・
緊張感を感じず街にとけ込めたことが大きかったのでしょう。
日本人墓地、ナヴォイ劇場にみられる親日も反映して
いるのかも知れませんが・・
こんなに多彩なブルーがあるのかとショックを受け
タイル、レリーフの繊細さにも打ちのめされた街々でした♪
yunさんの旅の感性ならどう感じられ、表現されるか
是非お聴きしたいものです。
冬の小樽に行かれたのですね。
陽射しもない、北の街の小さな富岡教会も
懐かしい。(歳だなぁ〜 懐かしむことが多いのは)
おいで頂きありがとうございました。
パルファン
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