2002/11/17 - 2002/11/21
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SamShinobuさん
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2000年に公開された「シュリ」を観た時、韓国映画の勢いと面白さにびっくり仰天した。それまで何度か起こった香港映画ブームとは一線を画した、韓国映画のムーブメントが始まる予感がしたものだ。2002年11月に業界のある団体が主催している韓国映画市場視察に参加し、その思いは確信へと変わった。そして年が明けてまもなく公開されたクァク・ジェヨン監督の「猟奇的な彼女」によって、ついに韓流ブームが幕を開けた。
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2002年11月17日
9:30成田空港発大韓航空KE706便は、11:55仁川国際空港に到着。時差はないので楽だ。
明洞メトロホテルにチェックイン。ホテルは明洞の中心にある。 -
地下鉄明洞駅から一駅乗り、忠武路駅下車(600ウォン)。1ウォン=0.097円だったので、約60円。
コリアハウス見学。
今回は見学のみだったが、次はここで韓国伝統公演と伝統料理を楽しもうと決めた。
その後、駅に隣接するシネコン、大韓劇場(8スクリーン)で、韓国映画「密愛」を観る(7,000ウォン、約680円)。主演のキム・ユンジンは前述の「シュリ」のヒロインでもあったが、その後ハリウッドに進出し、テレビシリーズ「LOST」にも出演した。 -
狎鴎亭洞(アックジョンドン)の「アックジョンソソカルビ」。韓国に精通している今回の主催者オススメの店で、Yカメラマンらと骨つきカルビを食べに来た。
Y氏はこの前年(2001年)に、長瀬智也主演の「ソウル」の撮影で韓国に長期間滞在しており、その時からこの店は気になっていたそうだ。 -
無料キムチがどっさり出てきて、辛くて美味しかった。
肉をハサミで切って焼くスタイル、初めての体験だった。
ビールは「CASS」。発泡酒のような薄いビールだった。 -
骨付きカルビ、大葉かと思ったら胡麻の葉に巻いて食べる。マシッソヨ!(美味しい!)と、さっそく韓国語を覚えた。
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「もう一軒行くよ」と、車で江南区のホルモン焼き屋へ。はしごするなら先に言ってよ。もうお腹いっぱい。ていうか、焼肉屋のはしごなんて生まれて初めてだ。
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韓国焼酎で乾杯。
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もう無理かと思ったが、ホルモンもとても美味しくて、ついつい箸をのばしてしまう。
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2002年11月18日
ソウル総合撮影所
明洞から車で1時間以上走り京畿道にある撮影所に着くと、そこは一面の雪だった。室内セットやオープンセットを見学させてもらう。 -
オープンセット。
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「酔画仙」(2002年製作)のオープンセット見学。
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「JSA」の撮影に使われた板門店(パンムンジョン)を再現したセット。38度線を越えて北朝鮮に入る。
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実際の撮影が行われていた。
この後、撮影所の食堂でランチ。
メインのイカ炒めは唐辛子まみれで非常に辛く、付け合せは数種類のキムチで、これもまたとても辛かった。 -
ノルブチブ
KFF(korean fuji film)の担当者に韓定食の店に連れて来てもらった。 -
韓国撮影監督協会の会長の挨拶から始まり、16種類の韓国料理がテーブルにびっしりと並ぶ。
生カニの醤油漬け、牡蠣、魚、アヒルの肉などどれも美味しい。ビール、マッコリ、焼酎といただき、いい気分に酔った。 -
KFFのHさんから韓国語を習う。
「ヨンスジュンジュセヨ」→領収書下さい。
「カッカジュセヨ」→安くして下さい。
「ハナ、ドゥㇽ、セッ、ネッ・・・」→1、2、3、4・・・。
などなど。
食後は伝統茶コーナーでカリン茶を飲んだ。 -
22:30にホテルに戻った後、酔いにまかせて明洞を1時間ほど散策した。
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ファミリーマートで、ポンテギ(蚕のサナギを茹でたもの)の缶詰を見つけた。この後何度も韓国を訪れることになるのだが、結局ポンテギだけは最後まで食べられなかった。
韓国のHITEビールや真露、韓国海苔を買ってホテルの部屋で一人飲み。 -
2002年11月19日
ソルロンタンの味成屋。
牛の肉や骨をじっくり煮込んだスープは体に優しい。ご飯と麺が一緒に入っていて驚いた。
キムチを漬ける季節らしく、店の中で大量の白菜を切っていた。 -
模範タクシー
少し高いが安心して乗れる黒い車体のタクシー。一般のタクシーは相乗りされることがあるそうだが、模範タクシーはそれがないので、トラブルも少いそうだ。
これから釜山に向かうので金浦空港まで模範タクシーで行った。 -
釜山国際映画祭(PIFF)に参加するため、飛行機で釜山に行った。10:30金浦空港発、11:30金海空港着。大韓航空で63,900ウォン(約6,200円)だった。
凡一洞にある釜山国際ホテルにチェックインし、地下鉄で南浦洞まで(600ウォン)。
先ずは釜山国際映画祭の本部でID登録し、フリーパスのIDカードを貰う。 -
広場では、PIFFで上映される映画のプロモーションが行われている。本日観る予定の「ジェイル・ブレーカー」の宣伝カー。
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昼食はここで石焼ビビンバ(2,900ウォン、約280円)を食べた。全く言葉が通じないので、韓国語を勉強したくなった。
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チャガルチ市場
様々な海鮮の露天商、タチウオが多く並んでいた。 -
威勢のいいアジュンマ(おばさん)。
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とても活気に満ちた市場で、見ているだけで楽しい。
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Pusan Citizen Hallで「ジェイル・ブレーカー」を観る。キム・サンジン監督の2002年韓国コメディ映画。上映中にフイルムが切れるトラブルがあって、場内がざわついた。
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ソル・ギョング、チャ・スンウォン、ソン・ユナの舞台挨拶。
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チャガルチ市場に戻ってきた。
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3階で食事をしよう。
おばちゃんたちの呼び込みが凄い。ぼーっとしていると、腕を掴まれて店に引きずり込まれる笑。 -
適当に店を決めた。
水槽からヒラメと石鯛を選び、刺し身にしてもらう。 -
石鯛の刺身。すごい量!
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ヒラメの刺身。これもデカい!
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穴子をさっと湯がいた刺身。
他にもサービスで生牡蛎、カニ、海老、ムール貝、ユムシ等どんどん出てくる。また海老を剥いてくれたり、いろいろ世話も焼いてくれる。釜山の女性は開放的で強いらしいが、面倒見もいい。 -
忙しくしていた店のおばちゃんたちは、ようやく暇になると僕らの席に来て隣に座った。何事かと思っていたら、ビールをご馳走してくれと言う。そんな経験まずないので興味津々で一緒に飲み始める。すると大量に残った料理を見て、もったいないと言って勝手に食べ始めた。楽しいゾ、君たち!言葉はまるで通じないが、昔からの知り合いのように陽気な宴会が始まった。
このおばちゃんが自家製の味噌を持ってきて、美味しいから食べて~と刺身につけて口に入れてくれた。自分でやるからと言っても、容赦なく素手で口に放り込んでくる。これには驚いたが、それが韓国流サービスだと知って観念した。 -
シメはメウンタン。
刺身にした石鯛やヒラメのアラでチゲ鍋を作って貰う。
料理人のおばちゃんも席に来て、「朝9時から夜の10時までずっと料理をしていたので疲れたぁ。ビール飲んでもいい?」とすでに片手には瓶ビールが。もう何でもありだな、釜山のアジュンマは。面白すぎて閉店の22時半を過ぎても、ずっとおばちゃんたちと飲んでいた。 -
何故かおばちゃんにモテモテ笑。
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店から釜山港の夜景を眺める。
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2002年11月20日
宿泊した釜山国際ホテル。
この国際ホテルの前で「友へ チング」(2001年)の撮影が行われたそうだ。 -
ホテルの部屋から。
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今日は終日フリータイム。
釜山国際映画祭事務局で貰ったショルダーバッグ。キャップは記念に購入した(10,000ウォン、約970円)。 -
朝食はホテルの前の食堂で。
ヘジャンククを注文。酔い覚ましに良いらしい。牛肉のダシが体に沁みる。 -
地下鉄で海雲台(ヘウンデ)までやって来た。
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駅から正面の道路を500mほど歩くと海に出る。
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韓国屈指のリゾート。
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カモメに韓国のかっぱえびせんをあげる。
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昼食は冷麺。さっぱりしていて旨かった。
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韓国映画を2本観た。
「ノーコメント」というコメディ映画と、キム・ギドク監督の「コーストガード」。 -
市場散策
市場は生活感が溢れていて楽しい。 -
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毎食のキムチと辛い料理に、突如お腹の調子が悪くなった。全く言葉が通じない薬局で、ジェスチャーでお腹が痛いと伝えると、なんと韓国製の正露丸が出てきた。1,500ウォン(約145円)と聞いて、その安さに更に不安は増したが、背に腹は代えられない。
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プサン水族館でしばし休憩。
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パラダイスホテルにてYカメラマンらと合流し、映画祭のパーティに出る。
パーティ会場の洋食ブュッフェにもキムチが大量に並んでいた。旨いけど、当分キムチはいいかな。 -
映画祭実行委員のメンバーたち。皆さんボランティアだそうだ。
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パーティで食べたにもかかわらず、デジカルビを食べようということになった。
まだ食べるのー!と思ったが、豚肉も美味しいよ、というのでついて来た。 -
確かに旨かった!
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その後、クラブを貸切って映画祭のパーティをやっているというので、タクシーで会場に向かった。「JPOP」という店の一階はダンスホール、二階は飲みのスペースになっており、日本の映画関係者も大勢いた。夜中の3時頃まで飲んで、タクシーでホテルに帰った。この頃はまだ若かったなあ。
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2002年11月21日
釜山タワーに上る。 -
釜山タワーからの眺め。
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昼はマクドナルドでカルビドッグを食べ、国際市場を散策した。
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釜山シネマスタジオ
チェックアウトしてホテルに荷物を預け、再び海雲台まで来た。
昼食はお腹に優しいうどんとキンパプを食べ、午後は釜山シネマスタジオを見学。 -
18:35金海空港発大韓航空KE715便は、20:30成田空港に到着した。
2000年代に入ると韓国映画が俄然面白くなった。パク・チャヌク、ポン・ジュノ、キム・ギドクらが次々と傑作を生み出していた。クァク・ジェヨンの「猟奇的な彼女」、パク・チャヌクの「オールド・ボーイ」、ポン・ジュノの「グエムル‐漢江の怪物−」など、韓国映画は日本映画が忘れてしまった強烈な作家性が織りなすエンターテイメントに溢れていた。
また2003年にはNHK BSで「冬のソナタ」の放送が始まり、韓国ドラマブームが日本を席巻すると、相乗効果で韓国映画の買付にも拍車がかかるようになる。
僕は「冬ソナ」から韓国ドラマにもハマり、「宮廷女官チャングムの誓い」(全54話)のような、やたら長い韓国ドラマを毎夜見続けた。ちなみにチャングムを演じたイ・ヨンエは、マイベスト韓国映画「ラスト・プレゼント」(2002年公開)の主役で大好きな女優のひとりだ。最近全然見ないと思っていたら、2021年にNetflixのドラマ「調査官ク・ギョンイ」で久しぶりに主演を務め、おばさんになっても相変わらず綺麗で嬉しくなった。
今まで観た韓国映画や韓国ドラマは数え切れないが、それらにハマるきっかけがこの旅だったと言える。初めての韓国は韓流ブームの予兆を感じさせるには十分なほど魅力的で、この翌年僕は仕事の思惑と合致したこともあって、5回も韓国に出張することになる。
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