レールパス利用仏、獨、伊11日間の1. リール、ダンケルク、ブリュッセルと国境線が入り交じる街

2023/12/27 - 2024/01/06

7日有効のレールパス利用でフランス、ベルギー、ドイツ、スイス、イタリアを11日間周りました。詳しい計画がほとんどなく、出発日の前日に7日間のレールパスを購入のみ。息子の希望はハンブルクのミニチュアワンダーランド、ミューヘンのBMW博物館、ベネチア、コルマール。私が行きたい所はイタリアのコモ湖とシルミオーネ。だいぶ離れた所を回るので、レールパスの元を取れそうというか、存分活用できるようです。
夜急いで荷物準備。普段使いの30Lリュックを各自一つに着替えは古くなった使い捨てつもりのを5セット、薄く速乾タイプを3セット、洗面道具、スリッパ、傘、水などを入れます。
全日程:
1. パリ-Lille-Dunkerque, 泊
2. Dunkerque - Bruxelles - Baal- Nassao - Berlin, night train
3. Berlin - Hamberg, night train
4. Muchen , NH hotel
5. Rothenburg, Wurzburg, night train to Frankfurt
6. Frankfurt- Ryudesheim, -Munich,- Constanz, Ibis
7. Constanz，St. Gallen, - Milan, hotel
8. Milan-Verona, - Venice, hotel
9. Venice, - Padova, Venice, hotel
10. Venice-Verona, - Sirmione - Desenzano-(Milan)-(Lugano)- Basel- Colmar, hotel
11. Ribeauville, Colmar- Strasbourg- Paris

エリア リール(フランス)

出発前日の夜ネットでパリからリールまで格安TGVのOUIGO 切符を購入、19€。以前レールパスを利用した時、フランス内のTGVが出ると入る時一回ずつ無料でした。今回はパリからニースは20ユーロ、パリからストラスブールは39ユーロの座席予約料が別途必要と言われたので、初日はパスを利用せず別途切符購入した訳です。7日間のパスが二人で616ユーロ、平均一日当たり約90。1日目の交通費がパリからリールが19、リールからダンケルクは16、計約70なので、パスよりも安い。

朝ギリギリCDGに着いたが、電車が遅れる知らせが出ていました。

最終的に約15分の遅れで発車。

シャルルドゴール空港 (CDG) 空港

やっと電車が来ました。ほぼ満席。

約1時間でリールに到着。

駅前にある彫像。
約1時間半の市内観光へ。

リール フランドル駅 駅

駅から徒歩約10分、リールグランプラスに着きます。商工会議所の鐘楼（Beffroi de la Chambre de Commerce de Lille)。高く聳える鐘楼は近くのベルギーも含め全部で56もの鐘楼が世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」となっています。

リール市内中心部のグランプラス。

Meert, 老舗のケーキ屋。シャルルドゴールも愛用したとか。

メール フレンチ

リールはパン屋ポールの発祥地。

観光案内所の横にクリスマスマーケットが開催されています。

リール観光案内所 建造物

駅へ戻る途中の大聖堂。

リール大聖堂 寺院・教会

駅に戻り、自動切符販売機でダンケルク行き切符を購入。

ダンケルク行きTER。

リール フランドル駅 駅

車内にトイレあり。

約1時間でダンケルクに到着。

駅真ん前のB&B ホテル。直接よりもホームページで予約する方が安いので、その場でホームページを通して予約し、チェックイン。

荷物を置いてホテルを出ます。無料の路線バスに乗車、海岸の方に向かいます。

バスにWi-Fiあり。

路線バス無料。

砂時計が見えたら下車。

ダンケルク博物館。入場料は現金カード払いとも可。

展示物のほか、ダンケルク大撤退のビデオ映像もあります。連合軍を窮地に追い迫ったドイツ軍にヒットラーが急遽停止の命令を出した事は謎であること、フランス軍がリールでの勇敢な戦いのおかげで、連合軍を少なくとも10万人を救ったが、映画ではその表現が薄く、世間でフランス軍が弱いとの印象を残したこと、40万弱の兵隊を撤退し4年後また戻り反撃し勝利に導いたが撤退はあくまでも撤退で勝利とは言えないなどなど、2時間の見学を通してわかりました。

博物館近くの海岸。戦争の痕跡が全くなく、看板だけが人々の記憶を蘇ります。

海峡向こうのイギリスを眺望し思いを馳せます。

市内へ向かうバスに乗車。無料どころか、無料ゲーム機も備えてあるバスは初めて見ました。

バスを下車。市内中心部にあるクリスマスマーケット。

スケート場もあり、有料。

鐘楼。

大聖堂。

市庁舎の前に長蛇の列。中のクリスマス装飾が素敵だからそうです。

ホテルに宿泊。最高層を選ぶました。町の夜景がきれいに見えます。

翌朝8時、ダンケルク駅。

8:12、リール行きTER。

レールパス利用開始。TERは座席予約不要。

車内はガラガラ。

約1時間でリール駅に到着。

ブリュッセル行きの電車時刻まで40分あるので駅周辺を見学。

こんなもの。

市庁舎の鐘楼、世界遺産。上まで登れるが、時間ないのでパス。

駅に戻り、ブリュッセル行きTERに乗車。

TER では約2時間かかるが予約不要、車内はガラガラ。TGVは予約必須、レールパス利用の場合座席予約料10ユーロ。

12時頃、ブリュッセル中央駅に到着。

ブリュッセル中央駅 駅

徒歩数分でグランプラスに到着。観光客で賑わっています。

グランプラス 広場・公園

そこから更に数分歩いた街角にある小便小僧。柵の前に人がびっしり。単独で写真を撮ることは難しい。

小便小僧 建造物

こちらも触る人が次から次へと絶たないので、正面からの写真はほぼ無理。

中央駅に戻る途中の教会。

教会の中子供達がブランコ遊びしています。不思議でした。神聖な地ではないの？

ベルギーに来たら欠かせないフリット。フランスとの間の発祥地の争いが続いているが、ブリュッセルの街頭でフリットを食べ歩きしている人がパリより多いことに疑問ないでしょう。

中央駅に戻り、13:38発Turnhout行きのICに乗ります。予約不要。

ブリュッセル中央駅 駅

Turnhaut 駅でバス460番に乗り、終点の一つ手前のカフェで下車。ここは息子がYouTube で見て興味が湧いた国境線が入り交じる不思議な街。オランダ側はバールレ＝ナッサウ、終点はベルギー側のバールレ＝ヘルトフ（Baalre=Hortog）。終点まで乗ってしまっても数分しかかからないので大丈夫。

このカフェが国境線が通っている事で有名。
この街は中世の時国王が領主に土地を与えたことから始まり、オランダ領内にベルギーの飛地があり、基礎建設に巡って問題もあるが、時間が掛かっても解決できる問題は問題ないと、今はむしろ住民達が現状を楽しんでいます。

カフェの向かい側に続く国境線。オランダ側のゴミをベルギーのゴミ箱に捨てていいんですか。

皆んな国境を股にかけていました。

すぐ近くの観光案内所へ行き、町の地図を貰いたかったが、しまっていました。

こちらは国境線がドアの真ん中を通っています。
玄関がある方の国籍になるが、この場合は自由選択か？

こちらのスーパーが国境線で分けたいます。

スーパーの中。コロナ期間中は両国の異なる政策により、半分営業し半分閉鎖していたことがありました。

国境を越えて隣国の公園で遊びます。

カフェで夕食し、バスの時刻まで時間潰します。

レストランを出て、手を繋いで国境線の両側にある椅子に座り懇談します。世界中の国境線がこのようになればいいなあ、、、

18:39,オランダの Tilburg 行き137番バスを待ちます。切符はバスの中でカード払い、現金不可。

約1時間弱、Tilburg 駅に到着。

オランダは大きな駅でも係員が見当たりません。紙質のレールパスにバーコードがないため、自動改札機を通れません。仕方なく、中から乗客が出て来る隙を見てパスを手に振りながらスーと入ります。口ではチケットあるよバーコードないんで、、、相手分かるか聞いているか知らないけど。

途中乗り換えてDuisburgに着。マックで時間潰してから夜行列車でベルリンへ。マックも列車も席で充電箇所あり。
明日はハンブルクのミニチュアワンダーランドへ。