大晦日に千葉の東京ドイツ村

2023/12/31 - 2024/01/01

年末年始、有難い事に毎年旅に出かけて、出かけた先で新年を迎えている。
2019年以降は、海外に出かけられず国内ではあるが、それでも自由気ままに自宅を飛び出し滞在先で過ごしてきた。
昨年は、宮古島だった。
さて、今年はどこで過ごそうかと３ヶ月前から航空券やホテルを検索していた。
ところがどうした事か、何もかにもがべらぼうに高くなっている。
とりわけ航空券は気軽に買える値段ではない。
五島列島の『福江島』に行きたいと思っていたが、混んでるし高いし、とても予約できる状況になかった。
そこで、今年はマイカーで近場に行く事にした。
本来なら、大晦日は丁寧に大掃除を済ませ、夜は自宅で静かに過ごしながら年越しそばをいただき、除夜の鐘を聞く・・なんていう事がしきたりかもしれないが、ここ何年も全くそうではない時間を過ごしている。

2024年、今年最初の旅行記は、意外な穴場『東京ドイツ村』から書き始める事にしよう。
今年も宜しくお願い致します。

エリア 袖ヶ浦(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車 徒歩

２０２３年１２月３１日、午前１０時。
大晦日の比較的早い時間の『コメダ珈琲店』
意外にも店内は混んでいて、席に着くなり満席になり、名前を書いて待つ人で溢れていた。
シニアの紳士が1人で新聞を読みながらモーニングを食べていたり、大学受験の為の『赤本』を睨めっこしながら話す親子や登山の格好をした若者たち。
色んな人間模様を垣間見る事ができた。

千葉にある『東京ドイツ村』
少しでも外国の雰囲気を味わいながら、行った気分になる様に・・と思ったかどうかは定かではないが、夫が行き先を選んでくれた。

東京ドイツ村 テーマパーク

夫は、テーマパーク・アミューズメントパークが嫌いだ。
「行くなら友達と行って！」と言うタイプ。
それが、埼玉県飯能市の『ムーミンバレーパーク』に行って、意外と楽しめたようだ。

私が『ドイツ』と聞くだけでテンションが上がる事を知ってか、行ってみよう！となった。
菜の花畑を眺めていたら、ドイツに行きたくなった。
上：東京ドイツ村
下：2012年ドイツ北部：Maasholm(マースホルム)からFlensburg(フレンスブルグ)に向かう途中で撮影。夫の好きなルート。またドライブしたい。

屋台が出ていて、ハム・ソーセージ・ポテトと白ワインをいただく。
ハムもソーセージも美味しかったが、プラスチックケースに入れられ、ワインも紙コップじゃ、、旨味半減だなぁ～。

『東京ドイツ村』は、東京ドーム１９個分もの広大な敷地を有する花と緑のテーマパーク。
とにかく広かった。とてもよく歩いた。
早い時間は空いていたのに、帰る頃になると広い駐車場も一杯に。
大晦日でも、みんな遊びに来るんだね～。

四季折々の花が咲き誇ると言うが冬季は期待できず。
イルミネーションが魅力らしいが、楽しむには時間がない。
最後は動物たちと戯れながら良い時間を過ごした。

釣り堀があったので行ってみた。
200円払って餌を買い、もぐもぐタイム。
みんな大きな口を開けてすごい勢いで寄ってきた。
魚にも喉仏があるんだそう。
こんな大きな口を開けるなら、確認すれば良かった。

この子が、なかなかの味を出して和ませてくれた。
本当は、こんなミニ動物園があるなんて知らなかった。
表紙に掲げた日付の写真を撮ろうと、行った道を戻ったら気付いた。
寄り道は、新しい発見があって楽しいものだ。

この日のお宿は、Tabistホテル銀河　木更津。
給湯器が直ったばかりで、暫く茶色いお湯が出ていた。
寝るだけなのでホテルライフは期待できないが、隣りの和食レストランが良かった。
お風呂は近くの『大江戸温泉物語　君津の森』に行って来た。

Tabist ホテル銀河 木更津 宿・ホテル

朝　窓を開けると、くっきりはっきりと富士山が顔を出してくれていた。
思わず「見て！見て！見て！」と声を上げてしまった。
テンション上がるわね！
ホテルは、この時期にしては安かったので選んだが、水や電気ポットもなくて不満を感じていたが、夫に「『潮騒』の食事も良かったし、大江戸温泉にも行けた。富士山だって見られたじゃないか！後に良い事はあるんだよ！」と言われた。
不満ばかり言うな！という事だ。

チェックアウトして、東京に向かう。
国立競技場で、サッカー男子日本代表の試合を見に行くのだ。
新宿に着いてブラブラしていると、ショーウィンドウにロイヤルコペンハーゲンの珈琲カップがあるのを見つけた。

ここに入りたい！！
『椿屋珈琲　新宿茶寮』でランチです。
カレー・サンドウィッチ・珈琲を注文しましたが、いずれも器はロイヤルコペンハーゲン。
嬉しかったなぁ。
店内にはクラシック音楽が流れていて、とても良い雰囲気。
和やかな時間だった。

椿屋珈琲 新宿茶寮 グルメ・レストラン

総武線で千駄ヶ谷駅まで行っても良かったが、時間もあるし歩こうという事になり、新宿御苑の脇を通って行った。
相変わらずの話題で「この辺のマンションのお家賃は、いくら位かしら？」と言うと「６５歳過ぎたらもう貸してくれないんだよ！」なんていう生々しい現実的な返答。

新宿御苑 公園・植物園

話していると、あっという間に国立競技場に着いた。
東京オリンピックの時にテレビで観ていたし、話題になっていたので期待していたが、いざ目の前にしても特別な感情は湧かなかった。

座席エリアに行く間に、こんな懸垂幕を見ると気持ちも高揚してくる。
立ち止まって写真を撮ろうとすると、押しつぶされそうになった。
人は多い。立ち止まらずに前へ進め。

タイとの国際親善試合。
2024年１月１日(月・祝)14：00キックオフ
元旦にサッカー日本代表戦が開催されるのは初めてのこと。

屋根が開閉式でないので、ご覧の様にプレー中に強い日射しが邪魔になり、観客も選手もプレーも観にくかった。
最上階に近い席からは、角度があるので観覧には良いが、トラックがあるので臨場感が少ない。
座席のピッチはもう少し広い方が良い。

国立競技場 名所・史跡

冬期の観戦は、とにかく寒い。
自身のアウターはもちろん、帽子・手袋・マフラー・耳掛け・ひざ掛け・ホッカイロを用意して、何よりお尻が冷たかったので座布団もあると良い。
観客達もハーフタイムには外に出て、日に当たりながら体を温めていた。
中より外の方が暖かいなんて・・。
新しくなった競技場の感想としては、木材を活かした設計と謳われながら、その良さがあまり感じられなかった。

入場者数は、６１９１６人。満席。
５０分：田中　碧 選手
７２分：中村敬斗 選手
７４分：オウンゴール
８２分：川村拓夢 選手
90＋1分：南野拓実 選手

試合は５－０で勝利を収めた。

競技場を出ても、駅までの道のりはスムーズに歩けて、日本人は本当にお行儀が良いと思うばかり。
帰りも新宿まで歩きました。
今日のお宿は、『レンブラントホテル東京町田』

レンブラントホテル東京町田 宿・ホテル

元旦の夜の食事は、町田駅前でもさすがにやっているお店が少なく、探しに探して見つけたのが『磯丸水産』
何年ぶりだろう。
席で網焼き出来るのも良いし、食材の質も良くてリーズナブル。
企業努力を感じた。
１人でふらっと入れる雰囲気で、実際に若い女性も男性もカウンターで１人で飲んで食べていた。
２４時間営業で、ランチも安い。
こうして新鮮な海鮮をたっぷり、白ワインと共にいただき大満足でした。

明日から、山中湖に向かいます。
富士山は、綺麗に見えるのか・・楽しみです。