【静岡街歩き】桜とミカンと家康公と…春が来てしまった?!駿府城公園

2023/11/09 - 2023/11/09

季節外れの桜が開花していた駿府城公園。
この日は県外者と一緒に、駿府城公園から七間町・人宿町を歩いてみました。
数十年ぶりに歩く駿府城公園。
中堀・外堀を車で通ることはあっても、博物館や巽櫓周辺、また発掘調査が行われている公園の中まで入る機会がなかったので、あまりの変わり様に驚いてしまいました。
駿府城公園の主な目的は天守台発掘調査の進み具合を見ることでしたが、何と博物館の前では冬が来る前に桜が開花。
二重でビックリの駿府城公園、そしてお洒落な街に変わりつつある人宿町のお店などを紹介します。

エリア 静岡市（葵区・駿河区）(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ショッピング: 4.0

ハロウィンが終わればクリスマス。
今日は県外者と待ち合わせをして、静岡の街歩きを楽しみます。
それにしても１年経つのが早いなー。

新静岡セノバ ショッピングモール

しかしその前に腹ごしらえ。
静岡と言えば『炭焼きハンバーグさわやか』。
地元の人たちだけでなく県外から訪れる人にも大人気の店ですが、今日は久しぶりにこちらの店でランチを食べることになりました。
平日の13時過ぎならもう大丈夫だろうと思い来店しましたが、待ち時間が短かったとは言え30分待ち！
週末などは(私にとっては)耐えられない待ち時間になるので、30分ならマシだという事で並ぶことにしました。
当初の予定では30分待ちでしたが、実際には15～20分くらいで案内されましたよ。

さわやか 新静岡セノバ店 グルメ・レストラン

ジュ～ッ、ジュ～ッ！
こちらがさわやかの炭焼きハンバーグ。
ソースはデミグラスソースとオニオンから選べますが、我が家は全員オニオン派。
この価格でこの味は魅力的ですよね。
是非皆さんもさわやかで、ハンバーグがジュ～ッと焼ける様子を撮影してみませんか？

食事の後は、いよいよ静岡街歩き。
プラモデルの聖地らしい、金陀美具足。

高い建物は静岡県庁。
知らない間に、この辺りも随分変わりましたね。

前述の画像右下に見えていたのは、静岡市歴史博物館。
私が学生だった頃は小学校や図書館がありましたが、新しい施設が出来るのは嬉しいのですが、若かりし頃の思い出が消えていくのは寂しいような気もします。

静岡市歴史博物館 美術館・博物館

今年の大河ドラマは「どうする家康」。
静岡も家康公ゆかりの地ですから、例年以上に多くの人が足を運んでいることでしょう。

そして…博物館の建物の前で見つけたのが、ナント桜。

「びっくりですよねー。来年の春は咲くのかな？」とビジネスマンに声を掛けられましたが、今年は他県のいろいろな所でも桜が狂い咲きしているようです。
来春も可憐な姿を披露してくれると嬉しいのですが…。

静岡市歴史博物館前から撮影した巽櫓。
こちらは平面がL字形になっている、全国でも珍しい櫓です。

門を潜る前に、案内板を読んでおかないと。
まるで竜宮城から戻って来た浦島花子のような感じでしたが、県外から訪れる観光客のような気分で駿府城公園の散策開始。

東御門と東御門橋。
前述の巽櫓と東御門は資料館になっていますよ(有料）。

巽櫓と県庁、そして秋の空。
赤く染まった空なら、もっと綺麗だったかもしれませんね。

東御門を抜け、今度は園内の様子を見てみましょう。

駿府城下町の地図。

堀の先に見えている緑の場所が二の丸。
高い建物がある所が三の丸。
地図によると、私がいるのは本丸堀。
水の中から徐々に石垣が姿を現しています。

家康公手植えの蜜柑。

そろそろ黄金色になってきましたよ。
過去の旅行記で紹介した田中城下屋敷にある家康公手植えの蜜柑は、ここで剪定した枝から育てている木です。

竹千代→松平元信→松平元康→松平家康→徳川家康。
昔は出世すると名前が変わりましたが、今の時代も名前を変えることが出来たら楽しそうですよね。
『〇子』が気付いた時には『エリザベス』な～んていう日は間違っても来ないと思いますが…。

今度は家康公の後方で行われている、天守台発掘調査の様子を見に行ってみましょう。

駿府城が完全復元される頃にはもうこの世に存在していないと思いますが、この地図を眺めているとやはり一度だけでも天守台を見たいという欲が出てきます。

蚊に刺されながら見学中。
今頃の気温になると蚊の活動が活発になると聞きましたが、確かに良く刺されました。

時間に余裕があれば、天守台発掘調査見学前に『発掘情報館きゃっしる』でこちらの地図を入手することをお勧めします。
小学生でも理解できるようになっていますが、この地図には立ち止まりポイントや見どころが書いてあるので、効率良く見て回ることができますよ。

情報館と立派な名前が付いていますが、実際には仮設なので素通りする人もいそうですが、なかなか面白い資料が手に入るきゃっしる。

城見学が好きなら、是非きゃっしるに行ってくださいね。

地図を入手したら、早速石垣見学。
最近私も刻印探しに嵌っていますが、家康公の城だけあり駿府城の石垣には150種類を超える刻印があると言われています。

刻印No.25

刻印No.26

刻印No.27
この刻印は石垣工事に携わった大名を表す印だったり、石を切り出した職人や石工の作業範囲を示すもの（持場）と言われていますが、色々な過程で刻まれたものが駿府城には150種類以上あるそうです。
刻印が刻まれている石の数、300個以上。

300個もあれば簡単に見つかるだろう…と思ったのが大間違い。
このように刻印の場所が記してあっても、色なしでは中々見つけることが出来ません。

この石に刻まれている文字なら、白くなくても分かりますよね。
しかし「有った！」と思った次の瞬間には「痒い！」。
蚊のシーズンは、虫よけスプレーや虫刺されの薬が必要です。

南側。

東側。
近くに住んでいたら、毎日散歩したい駿府城公園。
この石垣が高くなっていくのが楽しみですね。

清水御門近くから三の丸（西）を撮影。

学生時代はこの堀のことを内堀と言っていましたが、発掘調査により内側にもうひとつ堀がありますので、今は二の丸堀または中堀と言うようです。
その周り（中堀と外堀の間）を歩きながら、今度は七間町・人宿町方面に行ってみましょう。
画像は坤櫓。

駿府城公園 坤櫓 名所・史跡

人宿町がお洒落になったよ…と聞いて訪れたのは人宿町マート。

「野菜が安い！でもここの後電車で帰らなくてはいけないんだよねー。どうする？」という内々の会話がありましたが、来店していた女性(お客さん)から「ブロッコリー、安くないですか？」
という一言で、購入決定。
確かにスーパーよりも安かったので、思わず衝動買いしてしまいました。

お惣菜の店で購入した焼き鯖寿しは生姜がたっぷり入った大人の味。

実家で食べた焼き鯖寿しでしたが大好評でした。

もう少しゆっくり歩きたかった人宿町マート。

ここを手掛けていたのが、過去の旅行記で紹介した創造舎です。

映画館の撤退や個人商店の閉業が目立つエリアですが、再び活気を取り戻してくれると良いなー。
今後の変化に期待したいと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• 風　魔さん 2024/02/13 21:58:22

  我が故郷、静岡へのご訪問を、ありがとうございます！

  旅に恋するウミガメさん
  こんばんは！
  最近は殆ど訪れない駿府城公園の周辺もだいぶ新しい、施設や飲食店が増えて
  様変わりしましたね。
  駿府城の発掘現場も、だいぶ進んだようで石垣から城址の姿が見えてきました
  ので、早く整備されるといいのですが・・・
  かってサラリーマン時代には、勤務先に行くのに公園の中を歩き四季折々の花々
  を見て楽しみました！
  
  また映画街の外れにある昔ながらの喫茶店でコーヒーを飲み、街歩きした思い出
  も今では「純喫茶店」が少なくなり、一休みしてから次の行動開始というルーテ
  ィンも「昭和は遠くなりにけり！」の心境です！
  かって市内には十館以上の映画館があり、映画鑑賞も封切りを待って満足した
  ものです！
  
  さらに土地が平地なので、「自転車の普及」と「水商売の店の数」も多く、平日か
  ら呉服町～七間町は街歩きの人通りが多い反面、人口減少中の「静岡県＆静岡市」
  はとても残念です！
  行動範囲の広いウミガメさんの旅行記から、景色のよい訪問先や飲食店を参考に
  しております。
  またの訪問と情報交換を！
  風 魔

  ST&G－旅に恋するウミガメさん からの返信 2024/02/13 22:56:57

  Re: 我が故郷、静岡へのご訪問を、ありがとうございます！

  風 魔さん…今晩は。
  いつもコメントをいただき有難うございます。
  
  久しぶりに駿府公園や人宿町・七間町界隈を歩いてみましたが、まさに昭和は遠くなりにけり。
  
  集客のためには進化も必要ですが、昭和生まれの私としては昭和レトロな部分を蘇らせて欲しいなと感じました。
  
  駿府城の天守が蘇ると静岡の街並みが昭和を通り越して江戸期まで遡るのかもしれませんが、そこまで時間を巻き戻してもらえるなら昭和生まれの私にとっても新鮮ですし、県外や海外からの観光客も増えそうですね。
  
  静岡中心部の商店街が、衰退しないことを願っています。