日本のふるさと遠野

2023/11/03 - 2023/11/03

東北の真っ赤な紅葉が見たくて、岩手へ行く計画を立てたものの、タイミングが合わず紅葉は始まっていませんでした。
代わりに、秋晴れの遠野を見て回りました。

■日程
・11月03日 大宮⇒一ノ関⇒厳美渓⇒遠野⇒北上⇒大宮

■移動
・大宮06:29⇒一ノ関08:35（やまびこ51号）
・北上17:30⇒大宮19:31（はやぶさ112号）

■費用
・大宮⇒一ノ関 11,870円（グリーン・トク30）
・北上⇒大宮 13,270円（指定）
・トヨタレンタカー 8,250円（C2基本8,250/免責1,650/特割▲1,650）

エリア 遠野(岩手)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

■2023年11月3日（金）
早めの新幹線に乗って、8時40分頃に一ノ関駅に到着。
朝はひんやりとしていましたが、天気予報によると11月とは思えないほど気温が上がるようです。
（23.2度まで気温が上がり、11月としての最高気温を更新したそうです）

まずは一ノ関駅前で車を借りて、近くの厳美渓へ向かいます。

一ノ関駅 駅

09:10頃、厳美渓に到着。
空飛ぶ「郭公だんご」には、早くも列が。
皆さん早いです。

30分ほど待って、順番がまわってきました。
500円を「たらい」の中の籠に入れて木槌をたたくと、「たらい」が回収されていきます。
しばらくすると、川を渡って戻ってくる「たらい」の中に、団子とお茶が入っているという具合でした。
一連の流れはすべて人力。
休日ともなれば、休憩もままならないかもしれません。

お茶もついて、500円/人前。
それなりにお腹に溜まるので、2人で1つで十分でした。

岩に座って、空飛ぶたらいを眺めながら、だんごを食べました。

厳美渓は紅葉スポットです。
例年であれば見頃のはずですが、今年はまだ時間がかかりそうですね。

厳美渓 自然・景勝地

「郭公だんご」の受け取り場所は、こんな感じです。
団子待ちの列は、途切れそうもありません。

せっかくなので、厳美渓を少し歩いてみます。

「郭公だんご」から少し下った場所に、つり橋（御覧場橋）がありました。

紅葉だったら、さぞかし綺麗だろう思いますが、残念。

一部、色づき始めといった感じでした。

その後、中尊寺に寄ろうとしたところ、すでに渋滞になりかけていたので素通りし、遠野へ移動。

釜石自動車道を降りると、すぐ近くに道の駅がありました。
昼時なので、大混雑です。

あまり時間もないので、椎茸おにぎり、タコ焼き、フライ（ホヤ、タラ）で、簡単に食事を済ませます。

食事中、踏切の音がしたので慌ててスマフォを取り上げ、電車を入れて写してみました。
のどかで良い感じです。

道の駅 遠野風の丘 道の駅

13:00少し前に遠野駅へ移動。

遠野駅 駅

駅前に立つ「雪女」。

信号機の上には、

座敷わらしが立っていました。

観光協会の中は、カッパだらけ。

交番もカッパ顔でした。

街歩きをしていて見かけた「図書館」のような場所。

遠野に関係する様々な本や絵本が展示してあります。

水木しげるが、遠野物語のマンガ版を描いていたようです。
知りませんでした。
帰宅後、すぐに電子書籍で読みました。

「こども本の森 遠野」のすぐ近くにある石臼神社。
遠野物語27話に縁の場所です。
米１つぶを入れて石臼を回すと、金１つぶが出てくる。
欲をかいて米つぶを沢山入れたら、大変なことになってしまったという話。
（水木しげる版の遠野物語より）

遠野では「明けがらす」という和菓子が有名なようなので、こちらの店で購入。
その他、数軒の和菓子屋さんを見て回りました。

観光の起点となる「とおの物語の館」の裏手に回ると、良い雰囲気です。

しかし、内部を見て回る時間がなく、見学は断念。
街中から少し離れた場所にあるカッパ淵へ向かいます。

とおの物語の館 美術館・博物館

カッパ淵は常堅寺という寺の境内の裏手にあるとのこと。
こちらはその山門です。
なかなか立派ですね。

寺の裏手に進むと、小川が見えてきて、

かっぱふちはしを渡って、いよいよカッパ淵へ。

旅番組で見かける風景です。

遠野物語58話に関係している場所のようです。
カッパが馬を水の中に引き込もうとしたら、逆に厩まで馬に引きずられてしまったという話。

こちらが有名なカッパ淵。

名人専用の竿が置いてあります。

こんな浅瀬にはカッパはいないような気がするのですが・・・。
もう少し危うそうな雰囲気の場所を想像していました。

カッパ淵 自然・景勝地

迷子の犬を探しています。
みたいなノリでカッパも捜索されています。
伝承園へ寄ったところ、
客「今日は、カッパ出ますかね？」
受付「うーんどうでしょう。少し暑いので、もう少し涼しくなれば見られるかもしれませんねー。」
などという会話をしていました。
もし寒ければ、「うーん今日はちょっと寒すぎるので・・・」、
晴れたら晴れたで、「今日はちょっと天気が良すぎるので・・・」と応用が利きます。
天気の話は万能です。

伝承園の前の道を車で5分ほど進み、山口集落という場所へ移動しました。

山口の水車 名所・史跡

2015年に修復した水車小屋だそうです。

水車小屋の裏手には刈り取られた稲が干してあって、秋を感じさせる景色が広がっています。
ところで、こういう形の稲の干し方は、初めてみました。

遠野は日本の原風景などと紹介されますが、頷けます。
もう少しゆっくり見て回ったほうが、良かったかもしれません。

その後、同じ山口地区にあるデンデラノも見てみました。

デンデラ野 名所・史跡

デンデラノとは、一言でいうならば、姨捨です。

台地状の土地の裏手にはススキが生い茂り、

復元された姨捨小屋が、ポツンと建っていました。

橋の入口には、姨捨のシルエットが描かれていて、何ともわびしい気持ちになります。
それほど生活が厳しかった、ということだと思います。

山口集落の案内図です。
左手の道は大槌街道と書いてあったので、三陸海岸の大槌まで続いているようです。

分岐地点から見た山口集落の風景。
右手の道が集落へと続いています。

15:30過ぎに遠野を出て、16:30過ぎに北上に到着。
新幹線にて帰宅。
（北上17:30⇒大宮19:31）

北上駅 駅