アンコールワットの第一回廊の南面東側にある天国と地獄のレリーフ

2023/10/31 - 2023/10/31

第一回廊の南面東側には、死後 三段に分割の世界を表した「天国と地獄」が描かれています。これはアンコー ル・

ワットが墳墓寺院であることの根拠とされています。された壁面には、上段から極楽 界、裁定を待つ者の世界、地

獄が描かれています。地獄では舌抜き、火責め、針責め、ムチ打ちなどの責め苦を受ける人々の姿や、閻魔 大王に

減刑を懇願する人々の姿 も。王権簒奪のために政敵に対してかなり残忍な行為を行ったとされるスールヤヴァルマ

ン二世は、誰よりも強く死後に天界への道を歩めることを望んでいたのであろ う。王自身が死後、ヴィシュヌ神 と

一体化して神になるために、あらゆる手段を駆使したかったに違 いません。この場合、壁面の空白をおそれていた

のは、ほかならぬ王 自身だったのかもしれません。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

この水牛に乗っている像がヤマと言われます。日本で言えば閻魔大王です。

地獄の責め苦。 舌を抜かれる人です。

地獄へ落とされる人たちです。下段の地獄では逆さづりにされた人が

棍棒で打た れる。地獄は生前の行いにより32段に分かれていると言い

ます。