2023/08/30 - 2023/09/01
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JGC_SFCさん
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2023年8月30日、ミラノからティラノ(Tirano)を経由、RhB(Rhaetian Railway)ベルニナ線にてサン・モリッツに入り、一泊。翌31日にグリゾンの州都、クール(Chur)へ・・・午後、"ユーラシアン赤リス" の生息地であるアローザに (^^)
東京~ミラノ~ヴェローナ~ティラノ編はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11852735
サン・モリッツは4回目だが、過去巡り合せが悪く見られなかった "セガンティーニ美術館"・・・今回も時間の都合で断念 (ToT)
でも、クールから1時間ほどのリゾート、アローザ(Arosa)は、ユーラシア赤リス(Eurasian Red Squirrels)の一大生息地。愛らしいリス達と戯れ♪
=== 8月30日 (水) ===
ティラノ駅・・・いよいよスイス入国。7年ぶりである。長かった (^^)
先ず、8日間のスイス・トラベルパスをTirano SBB駅の窓口で購入・・・389CHF (スイス・フラン) である。この日のROE(TTS)だと65,000円相当。高い (>_<)
旅程をしっかり決めて旅するならハーフフェア―・カード活用の方が安価で済むが、僕は乗ってから予定を変えたりと気紛れ屋なので、トラベルパスがベター!!
スペイン人の女性に「日本の方??」と声をかけられた。駅に箱根登山鉄道との姉妹鉄道のプレートが掲げられているが「何か??」との質問。
昔、日本への旅行経験があって、日本語らしい文字に興味が湧いたそう。
サンモリッツに向う13:17発のベルニナ特急に乗る彼女を見送り、僕は次の41分発の普通列車(R4656)である。
ティラノの街中、8両編成の列車が併用軌道を走る姿は迫力だろう♪
ベルニナ線は、公道29号と付かず離れずしながらエンガディンに向うが、途中の所々で併用軌道になっている。鉄オタには興味深い♪
5分ほどで専用軌道に入る。有名なブルージオのループ(The Brusio Spiral), ポスキアーボ湖(Lake Poschiavo)の畔、Lago Bianco(白い湖)、Lej Nair(ロマンシュ語で黒い湖)、ディアヴォレッツァ(Diavolezza)とハイライトの地域を抜け、ポントレジナ(Pontresina)からサンモリッツには定刻16:11到着♪
ホテルは、ドルフ地区にあるLanguard(ランガード)。昔のスイスのホテルっぽく、良い雰囲気・・・スタッフも気さくで親切、一泊だけなのが惜しい(笑)
晩ごはんは、ホテル近くのパスタ専門店で。麺を手打ちしているのが見えたので思わず入る、ボロネーゼ風の太麺とワインで50CHF。日本円換算8,250円(@o@))
=== 8月31日 (木) ===
サン・モリッツは、中継の感じで泊っただけで、今日はグリゾンの州都Chur(クール)に移動。その後は、決めていない(マイエンフェルト辺りかな?)
朝食をたくさん頂いた後、チェックアウト・・・サン・モリッツ駅から10:02発クール行のIR1132列車で出発。
過去数え切れないくらい乗っている区間だが、Filisur(フィリズール)を過ぎ、Landwasser(ランドワッサー)橋を渡る時は胸が高まる♪
定刻12:04、Chur到着。
ホテルに荷物を預け、Arosa(アローザ)に行く事にする。アローザに生息している、ユーラシアン赤リス(Eurasian Red Squirrel)に会いたい(^^♪
Hotel POSTは駅から数分の清潔な感じのホテル。レセプションの女性も、すごく感じが良い (^^)
チェックイン時刻には早いが、掃除も済んで「チェックインOK♪」との事。荷物を部屋に置いて、Chur駅まで駆け足、13:08発アローザ行きR1441列車に間に合った。
アローザまで、山間を抜け、圧巻のLangwieser(ラングヴァイス)橋を渡り、ほぼ1時間でアローザ到着。1989年以来34年ぶり♪
アローザ駅の裏山、Tomeli-StreetからThe Squirrel Trail(リス・トレイル)に入り、森の中を進む。赤リスがあちこち走り回ったり、こちらを見ている姿も愛らしい。
一匹の赤リスが寄って来たかと思うと、じっとこちらを見て、僕の足にまとわり付いたかと思うと一気に肩まで駆け上り、ほんの数秒だがちょこんと座る。可愛い♪
赤リスと戯れながら、トレイルを歩いていると、今度はスズメやツグミらしき鳥が・・・手を延ばすと掌に停まる。
少しトレッキングをしようと思っていたが、赤リスや鳥たちと遊んでいたら、あっと言う間に時間が過ぎる♪
アローザからクールに戻る電車(R1452列車)の中、心は穏やか♪
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イタリアとの国境にあるTirano(街はイタリア)のスイス連邦鉄道駅、向って左手の方にイタリア駅がある。
ここから、世界遺産のRhBベルニナ線で、サン・モリッツを目指す。2時間ちょっと、変化に富んだ素晴らしい景観が楽しめる。 -
Tirano SBB(ティラノ・スイス駅)で購入した、8日間有効のSwiss Travel Pass。389CHFで日本円で6万5千円相当。
最初からきっちり予定を決めて旅行するなら、半額カードと切符の組合せが安く上がるのだが、列車に乗りながらのルート決め, 際どい乗換えを頻繁に行う場合にはこのパスが最適。少々高額だが、僕には最適。 -
Tiranoスイス駅で出発を待つ、サン・モリッツ行きR4656列車。
この20分ほど前に、ベルニナ特急があるが、このテの特急(氷河特急もそうだが)よりも、各停やRE(ローカル急行)に乗りながら、出来れば地元の方と話しながらの「旅」が好きである。1度だけ、時間の都合でやむを得ず、パノラマ特急に乗った事はあるが、場違いの様な気がして妙に居心地が悪かった(爆) -
定刻13:41、R4656列車は出発、いよいよスイスだ。数え切れないほど来ているが、胸が高まる♪
列車はしばらくティラノ市内の併用軌道を走る。この列車、8両編成である。長編成の列車が併用軌道を走るのは迫力。車が車両すれすれを通る (@@)) -
Tiranoを出発して約20分、この路線のハイライトのひとつ、ブルージオのループ(The Brusio Spiral)に差しかかる。
RhBベルニナ鉄道やベルニナ特急を紹介する写真には、ほぼ100%登場する。列車に乗っていても十分に、その感触は伝わるだろう♪
ベルニナ線のみならず、スイスの山岳地帯に敷かれた鉄道には大きく曲がりくねりながら高度を稼ぐ所がたくさんある !! -
Tiranoiから50分ほどで、沿線でも大きな街Poschiavo(ポスキアーボ)。湖の畔には、スイスの山の街に溶け込んだ小さなホテル。湖を巡る観光船も♪
写真は、Poschiavoを過ぎ、少し高度を上げた所から見た、Poschiavoの街と湖。 -
トンネルと急カーブを繰り返しながらCavaglia、Alp Grumを過ぎると、左手に白い湖面のLago Biano(白い湖)が見える。
氷河から流れ出る河が白いのと同じに、岩の表面を削ったり雲母を含んでいるからだろうか? -
白い湖に続いてLago Nero、黒い湖である。Lej Nairとロマンシュ語の表記が多く、こちらは写真の通りに湖面が黒く、ほぼ隣なのに不思議な気もする。
スイス政府観光局の資料では、この2つの湖の境界が、地中海と黒海の分水嶺との事である。 -
2つの湖から約10分で、Bernina Diavolezza(ディアヴォレッツァ)、ディアヴォレッツァ展望台(2,973m)へのロープウェーが架かっている。
姉妹鉄道・箱根登山鉄道が寄贈したプレートが掛けられている。
ここから一気にポントレジナ~サン・モリッツへと下って行く。 -
定刻,16:11にサン・モリッツ到着。
今夜の宿泊は、Languard(ランガード)、ドルフ地区の高台の小さな古いホテル。ドルフ地区に建ち並ぶ高級ホテル群の中にあってこじんまりした落着いた雰囲気。
部屋の準備がまだとの事で、キャンティーンで待っているとリンツのチョコレートと淹れたてのコーヒーを持って来てくれた。美味しい(^^)
15分ほどで完了。早速街中をぶらぶらしながら、行きたかったセガンティーニ美術館へ・・・開館時間は、11時~18時なので、今回も見れない。
セガンティーニのアルプス3部作、また次回に持ち越しである(ToT) -
宿泊した、ランガード・ホテル。スタッフも気さくで気持ち良く過ごせた。
「もう一泊しても良いかな?」だけど、昼頃にはグリゾンの州都、Chur(クール)まで行きたい。
再訪を約束してチェックアウト、サン・モリッツ駅に急ぐ。 -
朝のサン・モリッツ湖の向こうにサン・モリッツのバード地区。こちらの方が落着いた雰囲気で、お手頃のホテルも多い。
初めて訪れた1979年は、バード地区のベルニナ・ホテル(今はない)に泊った事を思い出す *^^*
後方は方角からすると、Piz Rosatsch(3,123m)かな? -
10:02、サン・モリッツ発IR(Inter Regio)1132列車にて、グリゾン州都Chur(クール)に向う。
氷河特急のルートだが、乗るのは勿論ローカル列車・・・隣のボックスは、途中のThusisまで行く地元の方、おしゃべりも楽しい♪ -
R1132列車は、ダヴォス方面への分岐駅、Filisur(フィリズール)を出ると、間もなく有名なLandwasser(ランドワッサー)橋を渡る。
ローカル列車でもアナウンスがある♪
何度も通ったけれど、その度に撮影している。上手に撮れた事は一度もないが(>_<) -
落着いたリゾート、Arosa(アローザ)
クールに定刻12:04到着。ホテル・ポストにチェックイン後、急いで駅に戻り、13:08発Arosa(アローザ)行R1441列車に飛乗る。
アローザには14:09に到着。何と34年ぶりである♪ -
アローザ(Arosa)のThe Squirrel Trailでは、ここに生息しているたくさんのユーラシアン赤リス(Eurasian Red Squirrel)を見かけられる♪
木陰からその愛らしい姿を見せてくれる。こちらも、思わず微笑みが(笑) -
"The Squirrel Trail"の入口にある、ガイド看板。
元々は2,00mの針葉樹林に生息していた事や、アローザでの生活が快適、など等、リスの気持ちが伝わって来て微笑ましい♪ -
"The Squirrel Trail" (リスの小路)を歩いていると、目に前に一匹のリス(^^)
じっとこちらを見ていたかと思うと、擦り寄って来て、足許から一気に駆け上がって、ほんの数秒だったが、ちょこんと肩に座る・・・思わず「可愛い♪」 (^^) -
リスの小路を歩いていると、たくさんの可愛い小鳥たちにも会える(^^)
模様からすると、これは"Song Thrush" 歌ツグミかな? 手の平を差し出すと、機嫌が良かったのか、ちょっとだけ乗ってくれた。こちらも可愛い♪ -
クールとアローザを結ぶ"RhBアローザ線"、Langwise(ラングヴィーサ)駅付近、Plessurの谷に架かるラングヴィ―サ橋。
1912~1914 年にかけて建設された、高さ62m, 全長284mの、鉄筋コンクリートでは世界初の鉄道アーチ橋。
前述のランドワッサー橋とは違った魅力があり、鉄道ファンにはたまらない! -
Reichsgasse沿いにひっそりと建つSt. Legura Church。Churには、こんな小さく厳かな教会がたくさんある。
詳しい歴史は分らなくても、とても心が洗われる佇まい(^^) -
メインストリートの、Bahnhof(駅前)通りとCraben(グラーベン)通りの交わるPost Platzに建つ、旧郵便局ビル。現在は市立図書館になっている。
歴史を感じさせる荘厳な建物! -
駅前通りから、Poststrasse(ポスト通り)へと続く、クールのメインストリート。この街のランドマークでもある、Kirche St. Martin(聖マルティン教会)の時計塔が見える。
通りの左手、手前の薄黄色の建物が、今夜の宿・Hotel POST☆
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この旅行記へのコメント (3)
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- sgh0906さん 2024/01/16 09:23:32
- 今年の夏にスイスに行く予定です
- グレッシャー・エクスプレスでクールにいく予定ですが旅行記を読ませていただくとアローザに寄ってリスを観にみるのもいいかなと思いました
-
- ドロミティさん 2023/10/28 09:46:18
- スイス入国
- JGC_SFCさん、おはようございます。
いよいよスイス入国しましたね^^
冒頭文を拝見しているだけで、私の胸も高鳴りました。
それほどスイスに飢えています(笑)
移動時間を惜しんで急行を選んでしまいますが、ベルニナ線は
移動手段ではなく、列車に乗ること自体が観光の主目的ですね。
魅力的な車窓に心奪われます♪
時間と心に余裕をもって私もいつかローカルなスイス旅をしたいです。
アローザのリスの小道も次回サンモリッツに行く機会があったら
是非行ってみたいと思いました。人間を恐れないフレンドリーな
リスさんに逢って癒されたいなぁ。
ツグミさんも随分人懐こいのですね。
JGC_SFCさんの優しいお人柄が野生の鳥さんにも伝わるのですね。
ほんわか温かい気持ちになりました。
ドロミティ
- JGC_SFCさん からの返信 2023/10/29 14:23:36
- 気持が高揚♪ <= Re: スイス入国
- ドロミティさん、こんにちは♪
書込みありがとうございました (^^)
待望のスイス入国、ティラノからの入国は2006年以来でしたが、サンモリッツに近付くに連れて気持ちが高ぶる感じでした。
サンモリッツは一泊で、何も観光らしき事は出来なかったのですが、次回はゆっくりして、セガンティーニ美術館にも行きたいし、バスでマロヤ峠やソーリオの村も訪れたいと思ってます。
アローザの「リスの小路」は本当に楽しくて時間を忘れてしまいました。是非是非行ってみて下さいね。
次の旅行記 (パート3) では、クールのホテルでの嬉しいサプライズと、ベルナーオーバーラントを紹介しようと思ってます (^^)V
ベルナーオーバーラントでは、定宿のミューレンではなく、一度滞在してみたかったシュテッヘルベルク (Stechelberg) の素朴なホテルと言うより宿に泊まりました。
予想していたとは言え、物価高は相当のものでしたが、それを補って余りあるスイス訪問でした♪
ドロミティさんのスイス再訪、早く実現します様に !♪
JGC_SFC
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