2023/10/12 - 2023/10/13
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公共交通トラベラーkenさん
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この旅行記のスケジュール
2023/10/13
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電車での移動
栄~住吉町
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中埜銀行跡
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春扇楼末広
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尾張三社
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立川美術館
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亀崎町散策 街かどサロンかめとも~紀伊国屋本店~望洲楼~海潮院~観月亭跡~神前神社~大坂
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電車での移動
16:25 住吉町発 16:58 名鉄名古屋着
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この旅行記スケジュールを元に
2023年10月12日(木)~13日(金)の1泊2日で愛知県を旅行しました。今回はJR東海が提供している「ずらし旅」というプランを利用します。「ずらし旅」は混み合う時間を避けて移動したり、旅先で定番から外れた体験をしたりできる面白いサービスです。
今回の目的地は岡崎市と半田市です。今年の大河ドラマは見ていないのでよくわかりませんが、岡崎城周辺はずいぶん盛り上がっていました。半田市はあまりメジャーな観光地ではないかもしれませんが、江戸時代から本格化した醸造業の成長とともに、港湾都市として発達してきた長い歴史を持つ地域です。
両日ともレンタサイクルを利用して町中を走り回ります。久しぶりに自転車で長距離を走ったので、太ももが痛くなりました。
旅行記その2は半田市サイクリングです。有名な赤レンガ建物やミツカンミュージアム、亀崎地区に移動して立川美術館など、面白い観光スポットが目白押しな地域です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自転車 新幹線 私鉄
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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ホテルの朝食。
1階のロビーにパン、サラダ、スープなどが並んでいます。好きなものをとって自分の部屋で食べるシステムになっています。パンがなかなか美味しかったです。 -
今日も良い天気になりそうです。
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ホテルを出て栄駅まで徒歩で移動。今日は名鉄に乗って半田市に向かいます。
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半田口駅を通過。ここは児童文学作家の新見南吉の故郷です。近くに記念館もあるみたいです。駅のホームもごんぎつね的な装飾です。
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住吉町駅で下車。
住吉町駅 駅
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半田赤レンガ建物に来ました。
半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場) 名所・史跡
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明治31年竣工、100年以上の長い歴史を持つ建物です。ここでは戦前、カブトビールという銘柄のビールを作っていました。
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建物の見学は後回しにして、先ずはここでレンタサイクルを借ります。3時間まで 300円、3時間以上 500円です。
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紺屋海道という名前の道を進みます。江戸時代に染物屋が多くあった通りなんだそうです。
紺屋海道 名所・史跡
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秋葉山と書かれた石灯篭と小さな祠があります。明和3年にこの辺りで大火があったそうです。祠を囲っているレンガは先ほどみた半田赤レンガ建物で使われていたものと同じで岡田煉瓦社製である、と解説しているサイトがありました。
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紺屋海道は江戸時代、半田港が無かった時代に、千石船が行きかう伊勢湾側の大野港と、下半田の三河湾側を結ぶ重要な道でした。
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また秋葉山がありました。紺屋海道講中という名称も見えます。
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唐子車と書かれた大きな倉庫があります。
「はんだ山車まつり」で使用する山車の一つでしょう。
半田市内には山車が31輌保存されていて、5年に1回、「はんだ山車まつり」の際にすべての山車が半田運河周辺に集結して1列に並びます。映像で見ましたが、絢爛豪華な山車が一同に会した風景はド派手・ド迫力でした。 -
謎の煙突があります。近くに行ってみましたが、何処にあるかよくわかりませんでした。
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黒い壁、細く曲がりくねった道が独特の景観を作り上げています。左側の家の看板には「せんべい」と書かれていました。手焼きせんべいが有名なお店らしいです。
米市商店 グルメ・レストラン
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明治時代の洋風住宅、旧中埜家住宅にやって来ました。この地域を代表する旧家、中埜半六家の第10代半六が明治44年(1911年)に別荘として建てたもの。設計は鈴木禎次。昨日見学した岡崎信用金庫資料館(旧岡崎銀行本店)を設計した建築家です。
旧中埜家住宅 名所・史跡
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光照院というお寺にやって来ました。
光照院 寺・神社・教会
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知多四国八十八ケ所霊場巡り19番札所になっています。
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今年の夏に常滑を観光した時にも知多四国八十八ヶ所霊場になっているお寺のいくつかを訪れましたが、何となく建物の配置などが似ている気がします。
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虎でしょうか、ちょっと珍しいです。
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抱き大師さま。
願いの成就を祈って持ち上げるものらしい。案外軽くて簡単に持ち上げられました。 -
持ち上げるのに夢中で、願い事するのを忘れました。
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光照院の隣にあるのは業葉神社(なりはじんじゃ)。
業葉神社 寺・神社・教会
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斐芽の祠と書かれた鳥居があります。
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赤い祠の中に注連縄のかかった岩がありました。江戸時代に巡業の関取が運んできた力石であるという案内看板がありました。
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ここには古くから伝わる神宝の古面が伝わっているそうです。写真で見ると、相当なパワーを持ったお面のようでした。ぜひ実物を拝見したいものです。
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光照院と業葉神社の間に、見落としていた光照院の観音堂がありました。
順番が逆になってしまいましたが、こちらも拝見します。 -
よくわかりませんでした。
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國盛酒の文化館。良質な酒米と豊かな湧き水に恵まれ、輸送に便利な海上交通も整備されていた半田は江戸時代から酒造が盛んな地でした。
國盛 酒の文化館 美術館・博物館
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スケジュールの関係で資料館の中には入りませんでした。
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半六庭園 〈旧中埜半六邸庭園〉に入ります。
旧中埜半六邸 名所・史跡
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中埜半六家は、江戸後期から明治初期にかけて、海運業や醸造業などで富を築いた半田の富豪です。
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庭園の裏には半田運河が流れています。
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つづいて小栗家住宅。
小栗家住宅 名所・史跡
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小栗家も半田で栄えた豪商です。江戸時代に始まり、萬三商店として初期は主に酒づくりを、明治期以降は肥料商と海運で発展を遂げ、その後は味噌 ・ 醤油の醸造を手掛けてきました。
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現在でもこちらに住んでいらっしゃるそうで、一般公開はしていないみたいです。
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突然現れる巨大なビル。ミツカンの本社ビルです。半田はミツカン創業の地でもあります。
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ミツカン本社ビルの横に中埜銀行跡があります。
ミツカン創業家の5代目中埜又左衛門(ミツカン創業家当主は代々中埜又左衛門と名乗ります)が1901年(明治34年)に設立した銀行です。 -
この後、ミツカンミュージアム見学を予約してあるのですが、まだ少し時間が早いので周囲を散策します。
見るからに歴史のありそうな和菓子屋さんがあります。松華堂というお店です。松華堂 専門店
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松華堂の向かいにあるのが、かつて半田市の高級料亭として知られた『春扇楼 末廣』
現在は2階大広間が貸部屋として利用されているそうですが、基本的に非公開の建物のようです。 -
この辺りは、廻船や醸造業で栄えた旧半田町の繁華街だった場所なのでしょう。
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山之神社。この神社周辺は料亭や飲食店、旅館が多い花街だったそうです。
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新しい住宅街の中に、ボロボロの廃屋が点在しています。
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なかなかの風格です。
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この付近には検番があったそうです。
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そろそろ見学の時間になります。
ミツカンミュージアムに入ります。ネットで事前予約が必要とありましたが、人数に空きがあれば当日申し込みでも入れるみたいです。MIZKAN MUSEUM 美術館・博物館
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見学コースは全部で90分、解説スタッフのお話を聞きながら、お酢の製造法やミツカンの歴史について学ぶことができます。
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料金は300円と安いですが、展示の充実度には目を見張るものがあります。
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ミツカンは江戸時代中期の1804年(文化元年)、中埜又左衛門により酒造業として創業しました。その後、酒の醸造後に残る酒粕を利用してお酢を作ることに着手したそうですが、お酢を造り出す酢酸菌は酒造りにとっては大変嫌われるものなんだそうです(お酒が全部お酢になってしまう危険があるため)。当時としてはかなりのリスクのある挑戦でした。
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現在は全て機械化されており、ここでは一人でお酢を製造しているそうです。
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酒粕から作った安価なお酢は、弁財船(べざいせん)と呼ばれる大型船で江戸に運ばれました。酒粕のお酢は甘みとうま味が多く、お寿司屋で大好評でした。これが江戸時代の庶民の間に寿司が普及する要因の一つになりました。
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ミツカンは現在では連結売上高1千億円を超える巨大グループとなっていますが、株式は上場せず、中埜家の一族による経営が続いているそうです。
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半田という土地は中埜家が作り上げたようなものですね。この地では中埜家に逆らって生きていくことはできない感じなんでしょうね。
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半田運河の古い写真。ここから樽詰めにされたお酢が運び出されていました。
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江戸までお酢を運ぶ弁財船の複製が展示されています。
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解説のお姉さんと比較するとその大きさがよくわかります。
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昨日訪れた八丁味噌の資料館、以前の旅行で見学した常滑のINAXライブミュージアム、それからトヨタ博物館など、愛知県は企業博物館がとても充実していますね。
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最期の見学コーナーでは粘土を使って握りずしを作る体験などができます。
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写真を撮ってそれをポン酢のラベルに加工してくれるサービスをやっていたので、お土産に1本作ってもらい見学終了です。
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見学でさんざんお寿司の話を聞いたせいで、お昼はどうしてもお寿司が食べたくなりました。
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お刺身定食1050円。美味です。
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お任せ握り定食950円。美味です。
とても美味しい昼食が食べられました。 -
午後のサイクリング再開します。
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半田運河沿いを走ります。
半田水門が見えます。かつてはもっと海側にあったのですが、伊勢湾台風で被災し、その復旧工事でこの場所に建設されました。近年耐震補強工事が行われ、震度5の地震で自動に閉鎖される「自動閉鎖」の仕組みもできたそうです。 -
運河の対岸を走ります。
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運河沿いに黒壁の古い建を眺めることができます。
これは先ほど見た半六庭園と國盛酒の文化館ですね。 -
さらに運河を遡ります。中埜酒造の大きな工場がありました。
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中埜酒造は江戸時代・弘化元年(1844)、ミツカンの創業者・中埜又左衛門に委託され、粕酢を江戸や各地へ運ぶ輸送船の船頭していた小栗冨次郎という人物が、その商才を見込まれて中埜家の酒造株を譲られたのが始まりの酒造店です。
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橋のたもとに江川不動明王という幟が立っていました。
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真ん中には天照大御神とあります。
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ここから亀崎エリアに移動します。
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尾張三社(おわりさんしゃ)という神社がありました。津島・熱田・真清田の三神が鎮座する神社です。
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盛田金しゃち酒造という大きな酒造会社があります。1848年(嘉永元年)に創業された歴史ある蔵元「天埜酒造」を継承し設立した会社です。
半田と同様、亀崎地区も酒造が大変盛んな地域でした。当時の最大の出荷先である江戸に運ばれた酒は尾張(愛知)が江戸と大坂の中間に位置することから 「中国酒」と呼ばれ、 灘の酒 (兵庫県) と人気を二分したと言われています。 -
立川美術館という所に入ります。
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蔵の駅・かめざき鉄道ジオラマ館という施設も併設されていましたが、こちらはパスします。
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亀崎地区では毎年5月3日・4日、「亀崎潮干祭」というお祭りが開催されます。5輌の絢爛豪華な山車(やまぐるま)が干潮の海浜に曳き下ろされるという、すばらしく豪快なお祭りです。
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その山車の美しい彫刻を手掛けているのが伝統彫刻「立川流彫刻」です。この美術館は亀崎潮干祭や立川流彫刻を紹介しています。
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入り口からすでにすごい彫刻があります。
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玄関を入ると天井にド派手な鳳凰が出迎えてくれます。
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鳳凰の下には日光東照宮をモデルにした三猿。
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山車の刺繍。
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迫力ある木鼻。
立川流彫刻は江戸時代の代表的な宮彫りの流派で、木目を生かす「素木彫刻」(彩色せず木肌を活かす彫刻)が特徴です。 -
『立川流本家・最後の彫刻師である「立川尚冨」の没後、90年も途絶えていました。しかしその技を受け継ぐ立川流彫刻師であり、立川美術館主宰である間瀬恒祥氏が「六代目立川流棟梁立川芳郎尚冨」を襲名し、名実ともに立川流彫刻が再興されました。』と解説にあります。
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手長・足長の像。こちらは手長像。飛騨高山の鍛冶橋に似たようなブロンズ像がありました。
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宮彫りとは神社仏閣などの楼閣建築を飾る装飾彫刻のことで、江戸時代前期には大隅流という流派が主流で、日光東照宮や湯島の聖堂などが有名です。その大隅流から江戸の立川流が分派し、幕府御用となって行きます。
その後信州諏訪出身の立川和四郎富棟、そしてその子供の2代目立川和四郎富昌という天才宮彫り師が登場することで諏訪の立川流が有名になります。
諏訪大社の下社「秋宮」、静岡浅間神社、長野善光寺、京都御所、静岡秋葉神社本宮、諏訪大社上社、豊川稲荷、山車では亀崎の山車、高山の山車などが代表的な仕事として現在も残っています。 -
山車の展示エリアに入ります。
からくり人形の展示がありました。 -
近くで見るとなかなかの気持ち悪さです。
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山車のミニチュア。
細かい彫刻がびっしり施してあります。 -
実物が動くところをぜひ見物したいものです。
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小さな資料館ですが、かなり見ごたえがあります。
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山車の実物も展示してあります。
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やはり彫刻が美しいです。
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2016年にユネスコの無形文化遺産として「山・鉾・屋台行事」が登録されました。
その中には青森県から大分県に至る18府県・合計33件の祭で行われる山車の巡行が選ばれています。 -
最近旅先で山車の展示を見る事が多いのですが、ユネスコ無形文化遺産登録の影響も大きいのかもしれません。
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細部の彫刻も手が込んでいて見ごたえがあります。
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立川流彫刻の人気の題材「力神」
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力強い筋肉マンです。
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山車の2階に登ることができます。手摺部分にも細かい彫刻があります。これは波兎でしょうか。
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潮干祭の様子を映像で流してくれます。
全国の有名なお祭りを実際に見ようとすると、その日だけ宿が異常に高かったり、満室だったりしてあきらめてしまうのですが、亀崎なら名古屋のホテルに泊まればすぐに来ることができます。いつか実際にお祭りを見に来ようと思っています。 -
美術館を出て、亀崎の街をサイクリングします。
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木造の古い家が結構残っています。
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普段はあまり人通りも少ない田舎の通りという感じです。
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古い酒屋さんでしょうか。自販機が邪魔です。
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和菓子屋。
後で立ち寄ります。 -
力神車の山車が保管されている倉庫。
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望洲楼という料亭があります。
望洲楼 グルメ・レストラン
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創業安政2年、160年以上の歴史を持つ老舗です。
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当然それなりのお値段はするので、私たちには無縁のお店です。
せめて門前から中の様子をのぞき見させてもらって立ち去ることにします。 -
神前神社の入り口にやって来ました。
神前神社 寺・神社・教会
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西村辰男君頌徳碑という大きな碑と胸像がありました。
特に歴史的有名人というわけではなさそうです。 -
海潮院というお寺に入ります。知多四国霊場第54番札所になっています。
海潮院 寺・神社・教会
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水屋には先ほど見てきた立川流の彫刻があるそうです。
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多分これでしょう。
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木目の美しさを生かした、ダイナミックな彫刻です。
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本堂にも彫刻があります。
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裏側に「出現の力士」と書かれていました。
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波と魚の彫刻。
海の近くのお寺らしい図案です。 -
弘法堂。
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本堂向かって左側に金毘羅権現堂があります。
金毘羅権現、豊川稲荷大明神、秋葉三尺坊大権現が祀られています。 -
神前神社をお参りします。
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亀崎潮干祭はこの神社の祭礼になります。
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御祭神は神倭磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)=神武天皇です。
神武天皇が東征の途中で伊勢国から船でこの地に上陸したそうです。それにちなんで神嵜(かんざき)、それが現在の亀崎(かめざき)という地名になったのだとか。 -
神武東征の折、湧水に映った姿をご覧になったという由緒ある井戸が残っています。この伝説にちなんだ「井戸のぞき神事」は子供の癇の虫が治まると言い伝えられています。
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拝殿の横の階段を登って本殿に向かいます。
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中を少し覗いてみます。
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ステキな彫刻があります。
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手長・足長でしょうか。遠くてよくわかりませんでした。
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入り口の石段の途中、左に入る参道の先に「亀崎お多賀社」があります。社自体は小さくて特に面白いものではありませんでした。
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鳥居の前の駐車場から、細い路地に入って行きます。
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細い路地に地蔵堂がありました。里地蔵と書かれています。
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建物は新しく作られたもののようです。
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近隣の人たちが大事にお世話しているようです。
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密集した住宅の間に入り組んだ細い路地が広がっています。この辺りの道を「せこみち」と呼びます。
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曲がりくねった細い路地を歩きながら丘の上に登って行きます。
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旅行者にとっては歩いて楽しい路地ですが、住んでいる人たちにとってはなかなか不便な地形でしょう。
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大坂とい名の坂道の一番上までやって来ました。次郎長峠という地名が付いているようです。坂の向こうに海が見えます。
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神前神社の裏手にやって来ました。亀崎城跡という表示がありました。
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ここは月見の名勝地「亀崎の月」としても知られ、大正時代には「観月亭」が設けられていましたが伊勢湾台風により倒壊してしまいました。
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展望台がありましたが立ち入り禁止になっていました。
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観月亭跡の看板。
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町中に戻って来ました。
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先ほど通りかかった和菓子屋「紀伊国屋本店」で亀崎饅頭と羽二重餅を購入。
紀伊國屋本店 グルメ・レストラン
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近くの公園で購入したおやつを食べます。
大変美味でした。 -
そろそろ自転車を返しに半田赤レンガ建物に戻ります。
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少し時間が余ったので赤レンガの中を見学します。
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ここは1898年(明治31年)にカブトビールの製造工場として造られた工場です。当時のレンガ壁などが残っています。
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カブトビールとは、明治時代に本格ドイツビールの製造を目指して作られ、大手4大ビールメーカーに果敢に挑戦した半田生まれの幻のビールです。
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1889年(明治22年)、中埜酢店4代目・中埜又左衛門と後の敷島製パン創業者・盛田善平らによりビール製造が始められました。
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2005年(平成17年)、半田赤レンガ建物の保存活動を行う赤煉瓦倶楽部半田の手によって、カブトビールが復刻発売されました。
私は2年前にお酒をやめてしまったので飲みませんでしたが、ビール好きな方は一度試してみるのも良いかと思います。 -
五重に作られた外壁。
ビール醸造の際、一定の温度を保つ為の構造です。 -
建物の北側に出ました。第2次大戦中に米軍の戦闘機に打たれた銃弾痕が無数に残っています。
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設計者は、明治建築界の三巨匠の一人、妻木頼黄(つまきよりなか)という人です。
綺麗に復元されて半田観光の起点としての役割を担う施設になりました。 -
名古屋に戻る電車の車窓。
沈む太陽の少し横に縦に延びる虹が見えます。調べて見たら幻日(げんじつ)という現象があるそうで、これがそうなのかも。 -
帰りの新幹線はグリーン席でした。
初グリーン席です。広くて快適でした。 -
コンビニで買ったごはんを食べて新横浜に帰ります。今回の愛知旅行はこれにて終了です。
もう何回も旅行している愛知県ですが、まだまだ面白そうな場所がたくさんありそうです。近いうちにまた訪れることになるでしょう。
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旅行記グループ 2023年10月12日~13日 岡崎・半田 サイクリング旅行
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