素敵な美術館と琵琶湖マリオットホテル、そして近江牛を買う。

2023/10/02 - 2023/10/03

思いがけず連休ができてしまったので、滋賀県まで美術鑑賞に行って来ました。
宿泊は琵琶湖マリオットホテル。

ひとりの時は基本的に公共交通機関を利用しますが、今回は場所的に車移動の方がスムーズと判断してカーシェアを利用することにしました。
ちなみに鈍臭くてお馴染みの、みたいな人間で運転は苦手です。

個人的にいろいろ謎に包まれていたミホミュージアムと、佐川美術館ではガウディとサクラダファミリア展を鑑賞。

そして帰りに近江牛を買って帰る大きなミッションを背負っています。

エリア 守山(滋賀)

大阪から新快速で石山駅までやって来ました。
相変わらず、雨は降らないけどドン曇る、雨降らない女を発揮。

松尾芭蕉の銅像。
近江はお気に入りだったようで、近江で詠んだ句がたくさんあるとか。
お墓も滋賀にあるしね。

当然、次の大河ドラマだし紫式部and源氏物語推すよね。
石山寺にしばらくこもって詣でてたら物語の構想が降りてきたそうな（須磨のあたり）。

今回の主な移動手段はカーシェアで借りる車です。

この二日間の相棒。
これは佐川美術館の駐車場（一般車用が満車のためバス専用に誘導された）でパチリとしたもので、実際は石山駅すぐのタイムスでピックアップ。
普通のレンタカーと比べて面倒な書類記入とかの手続きもいらないし、予約だけしておいたらすぐ乗って出発できるのはとても便利。
たまに小汚い車に当たるのが玉にキズではありますが。

合計140キロ弱走って、11,000円くらいでした。

ひとりで運転してるといい景色とか写真に撮れないのがちょっと辛いことに気づきました。

赤信号の間に無理やり。
せっかくの琵琶湖、橋の上からの眺めも大した写真は撮れず。。。

早速ミホミュージアムに向かいます。
山の中を走って大体40分ほど。

ナビが古いのか道が新しいのか、途中から道なき道を走っていることになっていてナビが焦ってました。
カーブで左に触れすぎでも右に触れすぎてもピーピー「寄りすぎ！」て感じで教えてくれます。
とても過保護。

ミホミュージアム到着。
とても綺麗。

MIHOMUSEUM 美術館・博物館

レセプション棟でチケットを購入します。

なんだかんだでもうお昼なので、まずレストランでランチしました。
雰囲気はなんかきれいな病院の食堂みたいな感じ、メニューも三種類だけど、係の人はみんな感じが良いです。

大豆ミートのボロネーゼ。
本当に大豆？言われないと気づかないレベル、ていうか言われても信じられない。
もうこれでいいやん、てなります。
ヴィーガン仕様とのことですがトマトの酸味を感じる、とてもおいしいスパゲッティでした。

こちらのゲートから美術館棟へ向かいます。
ゆるい登りで電動カートも走ってますが、ゆっくり歩いても10分くらいです。

途中のトンネル。
写真で見て勝手にまっすぐだと思ってましたが、少しカーブしてました。

もうすぐ出口。

出てくるとこんな感じ。

トンネルを出て橋を渡ると美術館棟です。

美術館棟の入口です。
これからの紅葉の時期なんかは景色がとんでもなさそうです。

入ってすぐ正面に大きな窓と立派な松。

海外のお客さんもたくさんいました。

大きな吹き抜け。

立派な一枚板のベンチ。

滋賀の山奥、一年のうち閉まっている期間も長い、そもそもMIHOって何、地名でもないし、くらいの情報で。
とある宗教団体の創立者のコレクションだそうで、名前もその方からだそうです。
そのあたりそこまで全面に押し出していないのもいいと思いました。
エジプト、ローマ、オリエント、中国と、数はそこまで多くはないけど、これが個人で収集したものだと思ったらすごい内容だと思います。
美術館を設計したのはルーブル美術館のガラスのピラミッドを作った人だそうな。

特別展でやっていた金峯山関連もとても見応えがあり、トーハクや奈良国立から展示物を借りたりして、ちゃんとした美術館なのね、と納得しました。

至るところ手入れがされておりツッコミどころなし。

帰り道、電動カートとすれ違いました。

だいぶ長居しましたが、暗くなる前にホテルに向かいます。

ホテル周辺にはコンビニもないらしく、売店は高いと誰かのコメントにあったので、おつまみとビールだけ途中で調達すべく、ホテル手前のピエリ守山を目指します。
一時間弱のドライブ。

ピエリ守山のフードコートに懐かしのマリオンクレープ発見！
ちょっと休憩します。

ホイップクリームにアーモンドとチョコレートソース。
昔はたっぷりのホイップクリームが途中で気持ち悪くなったりしたけど。

ペロッと食べられた！怖い！

昔と比べて少なくなったのかも知れません。きっとそうでしょう。

大きなZARAが入っていたので思わず吸い込まれ、マフラー買ってしまいました（なぜに？）。
街中のZARAと違って空いてるし店員さんが親切。

ピエリ内のスーパーで買い出ししてホテルに向かいます。
ここからはもう目と鼻の先です。

今回の宿泊先、琵琶湖マリオットホテル。
ラフォーレからのリブランド、ナビでは出て来ず。

立派な佇まい。

隣接するスポーツ施設にプールや大浴場があります。
サイクリストが多いからか、ジャイアントのショップも入ってました。
こちらの外観は昔のままっぽくて、合宿施設みたいです。

ひろーいロビー。

ちゃんとマリオットだー、という安心感あり。

ショップ。
高いと言っても、ペプシの缶が140円とか、そこまででは？
自販機もスポーツ施設の方にいくつかあるし。
ただアルコールはなかったような(ちなみにミニバーも冷蔵庫は空っぽ)。

人手が足りないのか、レジは基本無人でボタンで呼ぶシステム。
ひとりで眺めてたら通りすがりのおじさんに、何時まで？と聞かれたので多分9時くらいだと思います、と答えたらなんやその言い方（怒）みたいな表情されたけど、途中でホテルスタッフじゃないと気づいたらしく、ソソクサと立ち去るということが。
「失礼」くらい言いなさいよ。

お部屋へ向かいます。

きれいにリノベーションされているのだと思います。
ラフォーレ時代を知りませんが。

ひとりですが今回はツインルームです。

ありがたいことにレイクビューにアップグレードしてもらいました。

バスルーム。
大浴場が良かったので使いませんでした。

トイレ。

清掃ばっちり。

アメニティは最小限で、最近は他のマリオットでもフロントで必要な分だけ歯ブラシやヘアブラシをいただく感じですね。
ボディローションと石鹸、綿棒はありました。

全然いいと思う。

晩ごはんの前にひとっ風呂。
お部屋から大浴場までは浴衣＆スリッパでOK。

スポーツ施設の錆びたシューズ入れを見た時、ちょっと嫌な予感がしましたが、全然いいお風呂でした！
クチコミでジムのお風呂みたいで大したことないとか結構ボロクソ書いているのも見ましたが、壁と天井中心にきれいにリノベされてるし、アメニティも揃っていてよかったです。
確かに大きくはないし、お湯も温泉ですが結構優しめ、湯船は多分そのままで一部タイルが取れたりもしているのですが、しっかり熱いサウナもあるし、水風呂もあるし。
水風呂は今流行りのキンキンに冷たいのが好きな人には物足りないと思いますが。

私は結構気に入って、この後寝る前と、翌朝も入りました。
21時以降は結構混むので（特に海外のお客さん）、チェックインしてから21時頃までと朝が狙い目だと思います。
その時間はほぼ貸切、会ってもひとりくらいでした。

晩ごはんはルームサービスのテイクアウトメニューからアンガスビーフ＆カーリックライスにしました。
電話で注文、出来上がると電話で教えてくれるので12階のレストランまで自分で取りに行くシステム。
少し安くなるし、ルームサービスは届けてもらうときに少し気まずいので、ありがたい。
味もバッチリ！

しょーもないテレビ見ながら食事して、寝る前にもう一度大浴場へ行きました。

旅先ではあまりちゃんと寝られないことも多いのですが、今回は朝までちゃんと寝られました。

朝の部屋からの眺め。
今日はもう少しいい天気になりそうです。

12階でビュッフェの朝ごはん。
名物の赤こんにゃくとか、京都が近いからか漬物が種類多くて美味しかったです。
利用しませんでしたが、卵料理もオーダーできます。

デザートにフルーツ、珍しく梨がありました。
コーヒーはお部屋に持っていけます。

お席からの眺め。
ここも琵琶湖ビュー。

朝食後、ちょっとお散歩へ。
横断歩道まで意外と遠いです。
窓から見るとすぐそこなのに。

琵琶湖一周、ビワイチ。

裏面。
一周で約200キロ。

サイクルスタンドあり。

サイクリストの聖地。

ディランマッケイだよね。

日本の都市公園100選。
しっかり整備されていいところです。

写真とる間の置き場所に困ってレストランから持ってきたコーヒーのせてます。

公園から見たホテル。
本当に周りに何もなし。

BIWAKOモニュメント。
サイクリストはみんなここで写真撮るんでしょうね。

静かなさざなみ。

そういえば琵琶湖ってちゃんと来たことないことに気づきました。

長いこと関西に住んでるのに。

水温はそこまで低くなく、気合入れればまだ泳げそう。
湖水はさらっとしてますね。

自転車用のロータリー？

こんなにきれいなところ、短距離なら少し走ってみたいかな。

トイレもあるし、水分補給の自販機もあるし。
癒しの花壇もあります。

道路の注意マーク。

お散歩終了、そろそろホテルに戻ります。

信号がないけど交通量が多めで渡るのが少し大変。

お部屋に戻って少しぼんやりして、荷造りしたらちょうど11時のチェックアウトの時間になりました。

良いホテルでしたよ。

今から佐川美術館へ向かいます。
車で6分ほどです。

ガウディ展は今回事前予約制なので、11時台を予約しました。

佐川美術館に到着。

佐川美術館 美術館・博物館

水景がとてもきれいです。

至るところに佐藤忠良の彫刻がありました。

彫刻家ですが、大きなかぶの絵本の挿絵も描かれてます。

特に混雑はしておらず。
平日だからですかね。

ガウディとサグラダファミリア展。

左官職人さんが作った幻のニューヨーク巨大ホテル。

とてもいい話。
伊豆の長八美術館もいつか行ってみたいです。

展示内容としては、ガウディの発想の元になったものとか、サグラダファミリア建設のプロセスとか。
カサバッリョやコロニアグエル教会など、他の建築物についてもたくさん展示があり、その後のサグラダファミリア建設につながっていくのがわかりやすく説明されていました。

なんだかんだでもうすぐ完成が見えてきているらしく、どうやら私も生きているうちに完成を見ることができそうな雰囲気。
現地で見学するほどの感動はないにしても、過去2回訪れているので、完成したら必ず行くぞ！という気持ちが更に湧いてきた感じです。

私と同世代以上の人にとっては外尾悦郎さんと言えばネスカフェのCMで違いのわかる男、そしてサグラダファミリアの彫刻に携わっていることもCMで紹介されているのを覚えている方も多いと思いますが、その外尾さんの彫刻（本物！）も来ていたのは感激でした。
降誕のファザードに実際に仮設置されていた「歌う天使たち」、石膏で壊れやすいため箱で保管されていると何かでみたのと多分同じだと思うけど。
ググると写真出てきます。優しさに溢れていて本当に良いです。

スペイン内戦で模型や設計図が失われた中、受け継いだ人たちの苦労はどれほどのものか。
まして外国人として仕事して結果を出さないといけないなんてなあ。

本当、見に来てよかったです。

ぐるっと水景を囲むような配置。
立ち入りできないし、まわりに木々がないから落ち葉が入ったりすることもなくきれいに保ってます。

せっかくなのでカフェで休憩。
ランチタイムは過ぎてティータイムには少し早い感じですいてました。

生チョコのモンブランとコーヒーのセット。
なにげにコーヒーは京都のイノダコーヒーでした。

樂吉左衛門館へ。
階段を降りると広いロビーが現れました。

コロナ前は呈茶もされていたようです。

これも風炉でいいのかな。

反対側。
自然光を取り込んだ大きな壁。

光はこの水面の上からさしています。
おしゃれ。

屋根が見えているのがおそらく茶室。
事前予約、有料で見学できるみたいです。

こんなのもやってたのでひとまわりしましたが、ゴツゴツ系茶碗であまり好みではなかったです。

ちょっと晴れてきました。
なんだかんだ4時間近く滞在。
誰かと一緒じゃこうはいかないので、やっぱり美術館はひとりに限る。

最後にまあまあいい写真が撮れました。

帰る前に大事なミッション、近江牛を買って帰ります！
しかし！
2年くらい前に購入した精肉店が残念ながら廃業されたことをGoogle Mapで知り、いろいろ調べてちょっと似た感じの良さげなお店を見つけたのに、なんとそこも行ったら廃業しているという衝撃！

でも候補にしてたお店がすぐ近くにあり、気を取り直してそちらで購入。
比較的新しめのお店なので若い人がやってるのかと思いきや、まあまあベテランのおじさんでした。

ホルモン、ハラミ、ミスジ、これだけ買って5,700円ほど。
安い　涙
そして早速もつ鍋しましたが超おいしかった！下茹でしなくても大丈夫だったかも！ってくらい。

店主がベテランだったのが気になります。
どうか閉めないで。

お肉を買うためだけに近江八幡の方まで行ってしまったので、石山駅まで1時間ほどのドライブになりましたが、大声で歌いながらあっという間。
石山駅で車を返して、無事大阪に帰ってきました。

充実の二日間でした！