【1泊2日 岐阜】飛騨牛たっぷりの下呂温泉・高山旅行

2023/09/16 - 2023/09/17

下呂温泉と高山に行ってきました。
名古屋駅から電車で一本、歩いて見どころを周ることができ、思っていたよりずっと観光のしやすいエリアでした。
ご飯も美味しく、楽しい旅になりました。

エリア 下呂温泉(岐阜)

• 交通手段: タクシー 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩

名古屋駅から特急ひだに乗って下呂駅に来ました。
駅のロータリーは小ぢんまりとした感じ。
観光案内所ではマップやパンフレットがもらえそうでした。

下呂駅 駅

温泉街は線路を渡った反対側にあります。
温泉街というと鉄道駅からバスや車で向かうイメージがあったのですが、下呂温泉街は駅から徒歩で行けるのがいいですね。

下呂駅 駅

観光前に、大きな荷物を旅館に預かってもらうことにしました。
今回宿泊するのは『水明館』です。
皇室の方も宿泊されたことがあるというお宿で、ロビーに入っただけでも内装や照明から落ち着いた雰囲気～を感じました。
チェックインが楽しみです。

下呂温泉 水明館 宿・ホテル

飛騨川に架かる下呂大橋からの景色。
お天気に恵まれました。

飛騨川 自然・景勝地

昼食は、下呂で有名なお蕎麦屋さん『仲佐』でいただくことにしました。
ミシュランガイドで1つ星を獲得したお店だそうで、行列必至、お蕎麦がなくなり次第終了。
食べられたらラッキーくらいの気持ちで臨みました。

お店に到着したのは12時過ぎ。
並んでいるのは3～4組だしお蕎麦屋さんだし回転は早いかな？と思っていたら、入店まで一時間はかかりました。

仲佐 グルメ・レストラン

やっと店内に入れた～。

注文したのは天ざる。
天ぷらを揚げるのに時間がかかると言われ、また2,800円とリッチな値段でしたが、せっかく入店できたのだから食べたい！

アスパラがほっくほく！！
お野菜そのものの旨味を感じたのが印象的でした。
さらには揚げたて、美味しいに決まっている。

たくさん待ったけれど、美味しかったからいいんです。

仲佐 グルメ・レストラン

天ぷらから少し遅れてお蕎麦もやってきました。
石臼で手挽きした蕎麦粉が使われているそうです。

コシがしっかりあって、食べ応えのある麺でした。
ぱっと見、量が足りないかな？と思いましたが、天ぷらも合わせるとちょうどよい満腹感になりました。

仲佐 グルメ・レストラン

デザートの蕎麦饅頭。
蕎麦粉？を練ったような生地が、きな粉に包まれています。
中にあんこが入った温泉まんじゅうのようなビジュアルを想像していたので、なんだか意外でした。

ほんのりとした甘みが上品で美味しい！
お蕎麦だけではなく、こちらの蕎麦饅頭もおすすめです。

仲佐 グルメ・レストラン

お次は下呂温泉合掌村にやってきました。
仲佐からは歩いて20分弱。
上り坂が多かったので、それを知っていればタクシーやバスを使いました…。

合掌村には、白川郷から移築してきたという合掌造りの建物が10棟あります。

下呂温泉合掌村 名所・史跡

しらさぎ座は工事中でした。

下呂温泉合掌村 名所・史跡

足湯ならぬ手湯。
水面に触れてみると温かかったです。

近くに足湯もありました。
暑かったので入りませんでしたが、寒い時期だったら試してみたかったなあ。

下呂温泉合掌村 名所・史跡

民俗資料館。
日程的に白川郷へ行くのは難しかったので、アクセスしやすい合掌村で、伝統的な造りのお家や生活用品を見られるのが嬉しい。

下呂温泉合掌村 名所・史跡

道中合羽。
カジュアルな大きめストライプ柄。

下呂温泉合掌村 名所・史跡

臼と杵。
他にも、当時の様子が想像できるような品物がたくさん展示されていて興味深かったです。

下呂温泉合掌村 名所・史跡

旧大戸家住宅。
人形も一緒に展示されていて、より生活感を感じます。
昔ながらの急すぎる階段を上ると、屋根裏にも展示がありました。
養蚕を営んでいたんですねえ。

下呂温泉合掌村 名所・史跡

閉館近くまで合掌村を楽しみ、タクシーで旅館まで戻ってきました。

今回宿泊するのは、水明館の4つある館のうち臨川閣のお部屋です。
チェックインをすると、素敵な器でお茶を出してくださいました。
まさかこんな本格的な！お抹茶をいただけるなんて！

飲み終わる頃には、「お口直しにどうぞ」と緑茶までいただくことができました。
おもてなしがすごい。

下呂温泉 水明館 宿・ホテル

なんと室内風呂の蛇口から温泉が出たので、今回は大浴場ではなく部屋でお風呂を楽しみました。プライベート空間でゆっくりできて最高でした。

そして、夕飯は部屋食です。
お料理が並べられていくときのワクワク感といったら！
前菜には旬のシャインマスカットが入っていました。
お味はもちろん、見た目まで美味しい。

下呂温泉 水明館 宿・ホテル

メインは飛騨牛のすき焼き！！
この旅行で一番楽しみにしていました。
今後、こんなに豪華なお料理を食べることがあるんでしょうか…。

野菜やお豆腐などの具材もたっぷりあり、食べ進めていくうちに肉と野菜の出汁がつゆに沁み出てさらにさらに美味しくなっていきます。
お肉がやわらかい～。
おいしいとしか言いようのない、おいしいお肉でした。

下呂温泉 水明館 宿・ホテル

お刺身。
すき焼きの味がしっかりしているので、お刺身を食べるとさっぱりします。

下呂温泉 水明館 宿・ホテル

デザートは、アイス最中とフルーツの乗ったジュレ。
フルーツは秋らしく、ぶどうとザクロとイチジクでした。

肉も野菜も魚もフルーツも！たくさんの食材を味わえました。
はち切れそうなくらいお腹いっぱいです。

下呂温泉 水明館 宿・ホテル

ぱりっとした布団でぐっすり眠りました。
朝食も部屋食だったので、準備しているあいだにと緑茶と梅干しが出されました。
梅干しで食欲増進。

下呂温泉 水明館 宿・ホテル

昨晩あんなに夕食を食べたし朝食はお腹に入るだろうか…という心配は、一口食べてなくなりました。
優しい味の和食で、どんどん食べられる。
ご飯はおかわりしちゃいました。

下呂温泉 水明館 宿・ホテル

2日目は高山にやってきました。
下呂駅から高山駅まで特急列車で一時間ほど。
車がなくても観光できるのがありがたいです。

高山駅 駅

目的地は、高山の古い町並み。
江戸時代は商人町として発展したエリアだったそうで、今も通りには古い建物が残っています。
現代は観光客でいっぱいですが、当時もこのくらい人で賑わっていたんでしょうか。

高山の古い町並み 名所・史跡

古い町並みには、古い建物を生かしたレトロな雰囲気なカフェがいくつかあるようです。
入ったのは、藍花珈琲店。
人気のお店のようですが、タイミングが良かったのか並ばずに入店できました。

藍花珈琲店 グルメ・レストラン

こちらのお店、内装やインテリアが可愛すぎるんです。
テーブルの上には、全て形の違う花瓶（そして全部可愛い）に生花が生けられていました。
お店の方のこだわりを感じます。
家の近くにあったら通っちゃうな…。

藍花珈琲店 グルメ・レストラン

外はかんかん照りで暑かったので、アイスコーヒーをいただきました。
写真に写せていませんが、シロップやミルクの器、お砂糖の器まで可愛らしいです。
注文したものが運ばれてくるたびに、すてき～の嵐。

インテリアだけではなく、コーヒーもこだわられているそう。
香ばしくて美味しかったです。

藍花珈琲店 グルメ・レストラン

もう一つ頼んだのは、大人の壺プリン。
甘さ控えめでラム酒が効いたなめらかプリンでした。
上に乗っているのが、金じゃなくて銀箔なのがより大人感出てる。

藍花珈琲店 グルメ・レストラン

藍花珈琲店で道を折り返して、上町から下町のほうに歩いてきました。
古い町並みの北側は観光客が少なめで、落ち着いて町歩きを楽しむことができます。

高山の古い町並み 名所・史跡

今度は高山陣屋に向かって川沿いを歩きます。
川遊びをしている人もいました。

高山陣屋。
もとはお屋敷だった場所が、後にお役所として使われるようになったそうです。
チケットを買い、建物前で靴をぬいでお邪魔します。

高山陣屋 名所・史跡

真向兎。
釘の頭を隠すための装飾だそうです。
うさぎちゃん可愛い。

この装飾の紹介は順路の序盤にされているのですが、部屋を進んでいった先にも何回か同じうさぎを発見することができました。
うさぎ探し楽しい。

高山陣屋 名所・史跡

順路に沿って部屋をめぐっていきます。
執務室や休憩室、応接室……とにかく部屋数が多い！
務めたばかりの人は迷っただろうなぁ。

建物内は風が通るのでなかなか涼しいです。
畳の香りもするし、癒されます。

高山陣屋 名所・史跡

お庭がきれい。

執務室や居住スペースを見て回った後は御蔵へ。
過去米蔵として使われていた場所が、現在は博物館のような展示スペースとなっています。高山やこの陣屋にかかわる歴史や文化を知ることができました。
入館からずっと立ちっぱなしなのがちょっと辛いですが、ボリュームたっぷりでとても楽しめました。

高山陣屋 名所・史跡

高山観光を終えて帰路。
夜も朝もあんなにご飯を食べたのに…電車を待っているあいだにと寄ったお店でつい駅弁に手が伸びてしまいました。

飛騨牛のしぐれ寿司弁当！
一生分の飛騨牛を食べつくした、1泊2日の旅でした。