ご当地麺と蹴球アウェイツーリズム（第9節の巻）天然温泉浪漫湯ドーミーイン神戸元町に泊まる

2023/04/08 - 2023/04/09

推しのチームを見守る旅をしてみたい、といわゆるアウェイツーリズムに憧れていました。昨年の年始に「１シーズン限定ですべてのアウェイゲームを現地で見てくる」と妻に宣言して、昨年は２２試合、そのご褒美でもないけど推しチームがリーグの１部昇格を果たしたので、今シーズンも少し延長して、訪れていないスタジアムへと旅立つ口実とします。なお、転校の多かった自分にとってゆかりのある町はたくさんあるけど、推しのチームは雪国をホームタウンとするフットボールクラブです。自分の思い出を忘れないためのメモのような構成ですみません。今回は神戸へ。移動手段と宿泊先だけは予約したものの、ほぼ、ノープランです。

エリア 神戸(兵庫)

神戸への移動は新幹線にするか空路にするか、そりゃあ安価のほうが良い。すると、２月２８日と３月１日に、ＡＮＡが４～５月搭乗分を対象としたスーパーバリューセールを開催してくれたので、アウェイツーリズムに繰り出す身には痺れる金額設定でした。片道で平日が7000円、土日1万円だもの。

そういや、ボーイング７８７の窓側に搭乗するのは初めて。

「エンジンがロールスロイスなのね」と妻は言う。伊丹へのアプローチでは眼下に市街地が広がるので、スマホで撮影もする妻であった。「撮った写真見せて」「はい」「おっ、大阪城写ってんじゃん」「そうなの？知らずに撮ってた」いつも窓側の席を譲っているので少し羨ましい・・・

宿泊地は神戸ですが、往路の着陸先を神戸空港ではなく、伊丹空港にしたのは、伊丹→神戸のあいだに行きたいスポットがあるからです。

まずは伊丹空港内で朝食をいただくとします。ル・パン神戸北野へ。

８時（開店して９０分後）に入店しましたが、朝ごはんフェスティバル日本一の朝食セット（限定３０食）はすでにソールド・アウトでした。じゃあ、「湯種食パンと夢前町産“七福卵”の玉子サンドウィッチセット（淡路玉ねぎのタルタルと合わせて）」にする。

さて、運賃２００円と徒歩２２分を秤にかけて判断した結果、伊丹空港から、大阪モノレールの次の駅「蛍池」へ徒歩で移動することに。空港の駐車場・モノレール駅のジャマをしないように、車道と歩道は大きなカーブを描いています。

あれは大阪モノレールの末端じゃないか。車止めがあんな形状なのか、とマニアックな関心を寄せるも、妻から反応なし。

伊丹空港のロゴモニュメントを横目にてくてく。

空港ターミナル敷地内を後にして北東へ歩きます。右手に見えるホテルには大浴場・サウナがあるという。空港のすぐ前だし、関西地区のアウェイツーリズムで活用できるかも。

子どもに注意してね、と何故かワニが注意喚起を促す。歩道橋には蛍池駅まで0.5kmと標識あり。蛍池からは阪急電鉄のお世話になります。

蛍池→十三→芦屋川と４０分かけて阪急電鉄を乗り継いできました。

駅から芦屋川沿いを山側へと歩くと、右上にちょこんと目的地が見えています。

「ヨドコウ迎賓館（旧山邑邸）」である。なかなかの坂道の途中にあります。フランク・ロイド・ライト設計の大邸宅で、週末を中心に一般公開されています。

今回の旅はほとんどノープランではありますが、こちらへの訪問はノルマにしていました。ここんとこ、建築ウォッチングも旅の選択肢の１つです。入口へのアプローチの先には・・・

じゃーん。日本に建つフランク・ロイド・ライトの作品は、こちらと、自由学園明日館（池袋）、帝国ホテル（明治村へ１部を移築）、旧林愛作邸（世田谷※見学不可）の４つ。

ヨドコウ迎賓館を紹介する各媒体では、この２階応接室のカットが使われることが多い。

大谷石の暖炉も見事だけど、その横の給湯室が気になる。こういう秘密基地みたいなスペースはわくわくするので。いや、フランク・ロイド・ライトとしては別に隠し部屋のつもりはなかったでしょうが。

３階和室は、ライトの設計にはなかったけど、施主の要望で実現した部屋ですって。欄間の銅板のデザインとグリーンが目を引く。ここだったら長大なプラレールやＮゲージの線路を組めるね、と妻に言う。

ちなみに、古い建築物を見学していて「現在のほうがいいや」と思う数少ない感想を漏らすのは、浴室やトイレ跡を拝見したとき。

小間使いの間、です。御殿や豪邸でこういった部屋があると、他の部屋と比べて質素なんだけど、見ちゃう。

４階食堂でまず目を引いたのが天井のデザインで、ナスカの地上絵のようなプリミティブな印象です。※個人の感想、かつ、格好良い言葉で何とか形容しました。
ペイントされているのではなく、木組みでした。そして、三角小窓が等間隔で並びます。

フランク・ロイド・ライトって照明デザインもステキね。食堂からスリッパに履き替えてバルコニーに出ることができます。

食堂から出て振り返った１枚。床に何か血痕みたいなシミがあるけど何だろう。

おー。高台に建つだけあって、眺望は素晴らしい。先に見えるのは煙突だって。それにしても血痕みたいなやつ、何だろう。

煙突と溶け合うように階段があり、さらに下のバルコニーへの抜け道となっている。

この部屋が気に入りました。書斎と、左の婦人室（ランプが灯っているとこ）です。

書斎デスクに座る主人と、和室の畳に座るおくさまと、目線が合う段差ですって。すてき。夫「君がテレワークで頑張っているあいだ、自分はこっちで鉄道模型を走らせているから。ちょうど良い広さ。」妻「何でよ」
なお、館内図には、書斎は「主寝室」と表記されています。実際は書斎だったのか、寝室だったのか。それによって、目線が合う云々は、辻褄が合わなくなる。

子供寝室にてヨドコウ迎賓館を紹介したテレビ番組の録画ビデオを見る。たのしかったー

近場に桜並木があるという情報くらいは仕入れていたので、芦屋川沿いをしばらく歩いてみます。さすがに満開ではないけど、まずまずの眼福じゃないか。

おくさんのリクエストで、「ビゴの店」芦屋本店でフランスパンを買う。東京まで持ち歩くことになるけど。

くつろげるカフェでもないかな？とグーグル先生に尋ねてみると、「茶と菓といい日」を見つけました。ノープランとはいえ、グーグルに頼りすぎるのはどうかと思うが、こちらのカフェは当たりでした。煎茶、烏龍茶、紅茶からチョイスして丁寧に淹れてもらえます。

抹茶と焙じ茶のテリーヌとともに。マスターとお話ししながら、まったりとするなんて、夫らしくないぞ。優雅すぎる。

山側の阪急・芦屋川駅から海側の阪神電車・芦屋駅まで歩きました。
大阪と神戸のあいだには、阪急、ＪＲ、阪神と３つの鉄道路線がほぼ並行して走り、しのぎを削っていますが、首都圏民にとってイメージするとしたら、品川と横浜間（ＪＲと京急）にもう１社の路線か存在するようなもの？
さて、この駅から宿泊先の神戸へ向かうか、それとも・・・

さすがに阪神電車内には、「Ａ.Ｒ.Ｅ」を目指す阪神タイガースの吊り広告がありますね。

神戸とは反対の大阪方面へ2.5km戻り、香櫨園で下車しました。

夙川沿いにも桜の咲き残りを求めてやって来たのです。
午前は、山側（阪急電鉄）から海側（阪神電車）へと歩き、
午後は、海側（阪神電車）から山側（阪急電鉄）へと歩く。
なお、写っている高架はその真ん中を走るＪＲ。
桜は期待したほど花を残してくれてはいませんが、あの飛び石で川を渡ったり、夫婦で他愛もない話をして散歩するのも良い。

途中、片鉾池を眺める。さっきの下車駅「香櫨園」は、明治末期から大正初期に存在した遊園地名が由来で、この池にはウォーターシュートがあったという。

季節のバトンタッチの１枚。散りゆく桜をバックに、夙川を跨いで鯉のぼりが揺れていました。

夙川駅あたりで雨に降られたので、夙川沿い散歩を切り上げるとします。

阪急電鉄にて神戸三宮に着きました。旧居留地や北野異人館などの街並みが、神戸＝おしゃれ、とイメージさせるところですが、三宮駅前のセンタープラザや高架下の商店街など、ごちゃっ！とした雰囲気もアジアっぽくてまた良い。

うちのおくさんのリクエストで手芸用品店へ。周辺のポーリッシュポタリー輸入ショップや古着屋なども覗いて、掘り出し物を探しつつ、ホテルのチェックイン時刻までブラブラします。

さて、今宵の宿であるドーミーイン神戸元町にチェックインします。街ブラもしたいけど、ホテルでのんびりするのも、我らの旅のスタイルです。

ドーミーインでは珍しい吹き抜けタイプのロビー。

さあ、入室します。外扉からさらに内扉があるのがドーミーイン！右のドアはトイレ・シャワーブース。左にはおなじみ洗面コーナーと、その下には冷蔵庫と電気ケトル。

振り向くと幅の広いクローゼットと、お気に入りの館内着です。

さあ、さらに内扉を開けるといつものダブルルーム。14.7㎡とのこと。　

シモンズ社製ベッド（140×195センチ）とのこと。背もたれなしのスツールが１脚あり。

デスク側には背もたれありチェア１脚あり。２脚体制なのがドーミーイン！

テレビはパナソニック３２型。
今シーズンに入って大阪、広島へのアウェイツーリズムへ繰り出してドーミーインを利用したが、２館つづけて、いんこチャンネル（ホテルインフォメーション）のプロモーションビデオが見れなかった。運営元の共立メンテナンスは、あの秀逸な寸劇ビデオを廃止したのだろうか。すると、このドーミーイン神戸元町では再び見れた。ほっとした。※個人の趣味嗜好の話です。

地味に嬉しいのは、タオルを掛けるバーが内側ドアにあるのがドーミーイン！

壁紙が神戸をイメージさせる洋館っぽい。まさか、ウィリアム・モリスか！？

遅めのランチには、南京町中華街に並ぶテイクアウトメニューをゲットしておきました。北京ダックです。人生において１～２回は食べたことはあるだろうに、どんな味か覚えていない。それなのに北京ダック＝高級料理との認識が自分にはある。それでは、いただきます。あれれ、あんまり美味しくない・・・

じゃあ、最上階の大浴場でリラックスしよう。単純温泉（低張性-弱アルカリ性-低温泉）とのこと。やや熱め。サウナは奥行きがあり、どおりでドーミーイン西日本最大規模とのこと。強冷水風呂はゆったりしていて、その名のとおりキンキン。ととのい椅子も多めで配置が絶妙でした。
ホームページを拝見すると神戸市兵庫区永沢町の「朝日温泉」という銭湯からの直送です。
https://www.hotespa.net/hotels/kobemotomachi/spa/

赤いランプが印象的な湯あがり処です。窓に面してのカウンターという作りで、湯上がりに眺望もどうぞ、とのサービスです。コミックの冊数もなかなか。

夜になるとこんな眺めです。背後の山々に左から「錨」→「？（何のシンボルか分からない）」→「船」のイルミネーションが見えます。
「？」は何だろう。→神戸市の市章でした。

そして、片隅に料金不要のマッサージチェアがある。さあ、疲労とストレスを癒やしてくれ。

そして、手前からドーミーイン名物の湯上がりアイスと、フロントロビーに設置されていることが多いセルフコーヒーと、ロールカーテンが下がっているが翌朝の乳酸飲料コーナーも。

さっぱりとしたところで、夕食の調達のためにホテル周辺を散歩します。南京町広場のニーハオな人形。

南京町広場からも我らのドーミーインが見える。

南京町＝中華街＝中国＝パンダですな。「最後の晩餐」をモデルとしたイラスト見っけ。ユダの位置に座るパンダはもう一捻りほしいところ。

良さげなテイクアウトはもちろん、中華食材や、中華雑貨を見つつ、南京町を南→西→北→東とぐるりと回って、東端にある長安門からホテルに戻るとします。

長安門の傍らにパンダ自販機。

南京町の海側に位置する「海栄門」と、すぐ隣にドーミーイン神戸元町が建つ。ホテルブログ（DOMINISTYLE）の言葉を引用すると、「まさに観光一等地」でした。

中華街でテイクアウトしてきたメニューたち。こいつらをデスクに並べて簡易ブッフェコーナーをこしらえた。

焼小籠包（上海生煎饅頭）
これと次のメニューはケンミン食品㈱の直営店「YUNYUN」から。

この旅のご当地麺→「神戸ケンミンの福建焼ビーフン」です。ご当地麺としては地味かな？いやいや、ケンミン食品㈱は神戸に本社を構えていますからね。

アオリイカの天ぷら。廣東料理「民生」の看板料理です。外はカリカリ、中はやわらかい。

１００円ショップで調達したアウトドア向けステンレス皿に盛って、ブッフェスタイルのディナーをいただきます。

神戸ワインとともに。

もちろん、ドーミーイン名物の夜鳴きそばで〆。なお、世間がコロナの束縛から徐々に脱しているように、ドーミーインでも、夜鳴きそばを部屋へテイクアウトできるサービスが終了していた。

部屋からの眺望はこんなかんじ。湯あがり処で見えた山肌のイルミネーションが、かすかに見えます。おやすみなさい。

おはようございます。ドーミーイン神戸元町の朝食レストランは、昼間はカフェとしても営業している形態でした。ネーミングもいつもの「Hatago」ではなく「OASIS」です。

さて、チョイスしたのはごらんのとおり。

中華粥と、「兵庫県産播磨牛と淡路島産玉ねぎ」の牛丼と、どっちにしよう・・・と少しだけ躊躇したが、どっちも食べよう。そしてどっちも美味い。後者には味変で温泉卵も投入して堪能したのである。

神戸名物ビーフカツレツと、ポテトフライ、タコ天、そしてハタハタの一夜干し。ハタハタって秋田のイメージだけど、兵庫も有数の漁場だという。※このハタハタが兵庫県産かどうかは確認しておりません

湯上がりの乳酸飲料のブランドはピルクルでした。冷蔵庫に入っていたウェルカムスイーツとともに。

こいつら、ドーミーインのすぐ近所にある雑貨屋で入手しました。

とりわけ、こいつの美脚に惹かれたので。アヒルか？ハクチョウか？何と、カモメだそうです。

昨日、芦屋の「ビゴの店」で入手したフランスパン。東京に戻って明日の朝食にします。それまで持ち歩くので、旅の機動力の妨げではありますが。

そろそろチェックアウトの時間です。

１１時までゆっくりしました。さて、推しチームの試合は１４時から。あと３時間何しよう。

夫のひとり旅で２度ほど訪れたことのある海岸ビルヂングへ。オススメの建築物として、おくさんに見せたいと思いまして。明治４４年竣工です。ドーミーインから徒歩５分ほど。

こちらに自分好みだったセレクトの雑貨屋がありましたが、あれ？撤退したらしい。でも建築物ウォッチングできたから、良しとしよう。

神戸らしさをたっぷりとアピールしていますな。
ここで僻みをポツリ。我が推しチームのホームタウンも、幕末開港５港の１つですが、ここ神戸や横浜や長崎や函館みたいな港町ブランドがないのよなあ。

神戸らしい風景の写真でも撮りますか、と海岸ビルヂングから徒歩１３分でメリケンパークへ。ＢＥ ＫＯＢＥモニュメントの１枚。

振り返ると右からホテルオークラと、海洋博物館と、いちばんのランドマークといえる赤いポートタワーは・・・改修中だ。

さらにメリケンパークから徒歩１５分で神戸中央郵便局へ。我々の旅では、なるべく郵便局を訪問します。

〒マークのちょい下にローソンの看板・・・あんな高所にちょこんと設置されている。

そして「ご当地フォルムカード」を買うのです。今回は神戸の夜景です。

風景印もいただきました。改修中のポートタワーだ。

ＪＲ神戸駅界隈まで来ました。あら、公園でもないのに、さりげなくＳＬが保存されています。ヘッドマークはかつての寝台列車「さくら」号。この季節に合わせたんだろね。小刻みに歩き歩き、神戸駅でようやく公共交通機関（ＪＲ）に頼ります。

神戸駅から新長田駅で下車して、線路沿いに歩いて、５分ほどで若松公園へ。でっかいやつがいます。

お尻の下に潜り込みました。

肛門（水捌け？）あるぞ。夫がひとり旅で訪れたときより、やや劣化しているのだろうか錆びている。痔のようなもんか。

神戸出身の巨匠・横山光輝先生の生んだ「鉄人２８号」である。震災復興と地域活性化のシンボルだという。

隣接する商業施設からも鉄人２８号を眺めることができます。鉄人のおなかが見える。

鉄人テラスという特等席がありました。

おくさんが喜んでいて何より。但し、鉄人のことを「マジンガーＺ」と何度も呼び間違えていたけど。

鉄人と別れて新長田駅から地下鉄海岸線に乗ります。駅構内には三国志のイラスト。こちらも横山光輝先生の代表作である。長田には三国志のギャラリーや銅像もあって、ひとり旅で散歩した時はおもしろかった。忘れてた。キックオフまで、この界隈を散歩すりゃよかった・・・

新長田から３つ目の御崎公園で下車しました。駅の構内にはアウェイサポにとってはホームチームの圧がどーん。

華やかなスタジアムです。本日の看板に写るホームチームの選手は、我らの推しチーム出身である。さすが、ホームチームも分かっていらっしゃる。推しチームからドイツに移籍して、ワールドカップのピッチにも立って、すっかり立派になって・・・推しチームに帰って来てほしいところだが、高給取りになったからねえ

リッチなクラブだけあって知っている選手が多い・・・ミーハーな目線での見守り試合になりそう。

球技専用だし、屋根も開閉式だし、これは良いスタジアム。サポーターによる神戸讃歌の合唱からの→ＢＧＭにパイレーツ・オブ・カリビアン。格好良い。相手チームが眩しい。こりゃいかん。

前半は、首位を走る相手チームに臆することなく、推しチームらしいサッカーが出来ているし、まずまずかと。
ハーフタイムに相手チームのマスコットさんが来てくれた。これもアウェイツーリズムのたのしみ。

うちの３番がつつっと前に出て放ったロングシュートは惜しかったが、後半には徐々に相手チームのチャンスが目立つようになる。太ももが眩しい相手の１０番がつよい。あいつ、半端ないって。
８２分に「イニエスタ」がピッチに入ってきた。推しチームを見守るのが大事なのに、天然記念物に出会ったかのようにソワソワしてしまい、気が散る。

そして・・・アディショナルタイムにとうとう先制されました。このアディショナルタイムに勝敗に繋がるゴールを決められる残酷さといったら。前半の早い時間帯に決められるのとは、ショックの度合いが違う。もうがっかりして、ゲームセットの笛を待たずして、スタジアムを離れるのでした。

地下鉄のなかで試合結果を見ると、あれ？0-0のまま。相手チームのゴールはＶＡＲでオフサイドと判定されて、そのままスコアレスドローで勝ち点１を分けあったとのこと。そっか、リーグ１部だと、昨年までの２部とは違ってＶＡＲがあるね、もうけもうけ、ではなくて、めちゃくちゃ猛省した。途中退席なんて、まったくもって見守る旅じゃないことをしてしまった・・・

反省しつつも腹は減った。ノープランとはいえ、神戸牛を食べて旅を〆としたい。開店直後ならば席があったので、こちらを予約しました。

まずはビール

前菜は、１２時の方向から時計回りに、
牛房フライの野菜サラダ、
シュリンプカクテル、
えっと・・・パテ、
紅茶鴨のピンチョス
ノルウェー産スモークサーモン
まんなかにパプリカ。

ベーコンとキャベツのスープ

自家製パン

特選神戸牛二種食べ比べコースです。ヒマラヤ山のピンク塩、醤油ベースのオニオンソース、ピーナツソースとどうぞ。

爪楊枝入れが懐かしい、と、うちのおくさんは感慨深い様子。写真を撮りまくっていた。
このキャラの作者のミュージアムが横浜にあるから、今シーズンのアウェイツーリズムで行けるよ。

食後のデザートをいただいて、ごちそうさま。
リーズナブルなレストランだと評判です。でも、支払いには諭吉さんに登場してもらう必要があります。神戸牛ってそれほどの食材なのね。

帰りの飛行機が２１時１５分なので、現在１９時だからまだまだ界隈の散策はできるけど、日が落ちると急に冷えてきた。寒っ。もう、ポートライナーで神戸空港へ移動しちゃおう。

ポートライナー最前列の席に座って、ちょっとしたアトラクション気分を味わって、

２０分弱で神戸空港に到着しました。

屋上展望デッキに何やら生えている・・・

巨大ブロッコリーのオブジェだ。

展示室もある。

「人気ミニチュア写真家・見立て作家田中達也氏の常設ミュージアム」です。昨年、新潟でこの人の展覧会に出かけたし、この人のカレンダーが今年のうちのトイレに掲げられています。

ミュージアムは２つに分かれていて、こちらは、KOBE ZONE「神戸の町並みを見立ての世界で表現した世界」とのこと。

こちらは、AIRPORT ZONE「空港や飛行機を見立てたミニチュアの世界」とのこと。

これはパンや皿などを神戸空港に見立てた作品ですね。
搭乗まで有意義に時間を潰せたし、入場無料だし、得した気分で拝見しました。

そして神戸の夜景も楽しめるターミナルでした。
さすが神戸、ノープランでウロウロしたけど、旅の足跡を振り返ると、何となくおしゃれなことになっている気がします。※個人の感想です。
次回はいくつかプランを練って再訪したいところ。