アイラブ仏像めぐり　奈良国立博物館　聖地　南山城展

2023/08/23 - 2023/08/24

奈良国立博物館にて聖地南山城　奈良と京都を結ぶ祈りの至宝　を観賞。翌朝、なら仏像館。午後からガチ南山城。

エリア 京都

最近、滋賀県にばかり行っていて久しぶりの奈良。近鉄に乗るのも久しぶり。名古屋高島屋でお弁当を購入し近鉄特急車内で食べながらのんびり奈良入りした。

午後3時に近鉄奈良について、駅前のホテルにチェックインし、すぐに奈良国立博物館へ向かった。奈良公園は外国人観光客で大にぎわい。鹿せんべい屋も元に戻り、アフターコロナを実感。

奈良博に来たのは、聖地南山城展を観るため。浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念と銘打ち、京都府最南端の南山城といわれる地域の仏像が揃ってお出まし。
待ち時間なしで入館し、イヤホンガイドを聞きながらゆったり観賞。

禅定寺の巨大な十一面観音は眼が印象的。意思強そうひたむき男子の眼だ。昔の高校球児みたいだと思った。同じ禅定寺の文殊菩薩騎獅像は、頬ふっくらの可愛い少年。
松尾神社の牛頭天王は、ブーツもジャケットもお洒落で、頭上の牛の片耳がピョンと横にのびて可愛い。
寿宝寺の千手観音は私にとって特別の存在。独り旅の偶然の出会い以来の再会に感激。
同じく寿宝寺の降三世明王は、振り上げる腕の木肌の柔らかな風合いや、慈愛あふれる表情に、優しすぎだよと声を掛けたくなる。さらに、明王の足下に驚き。踏まれる神像が穏やかに昼寝してる。なんだこれ。

浄瑠璃寺の十二神将は、約140年ぶりの勢揃いとか。ポーズが好みなのは、丑と亥。躍動感に胸が踊る。お洋服には載金彩色が残り、ブーツもアクセサリーも帽子もファッショナブル。
浄瑠璃寺九体阿弥陀はうち二人がお出まし。薄めの胸、力を抜いて座る穏やかな背中の様子に癒される。

現光寺の十一面観音は、十一面には珍しく座像。絞ったウエスト、小顔の美形でつむった口もとが上品。慶派の仏師作というお顔は完璧に整っている。
閉館間際まで見て名残惜しいがおしまい。

夕食はホテルの何軒な隣、近鉄奈良駅前の串屋で。カウンター独り飲み。

お茶漬けとデザート付きのコースで大満足。
このお店、また行くと思う。

翌日は、もう一度奈良国立博物館へ。前日、時間切れで行けなかった奈良仏像館へ。

写真撮影OKの仏像があると、ついついスマホで撮影してしまう。
この阿弥陀は、頭でっかちなのが、よい。

明治初年まで京都東山の若王子社にあったという薬師様。エキゾチックビューティー。国宝。

四天王寺蓮華蔵院の如意輪さんは妖艶ポーズだが、上品な顔立ちなので清々しい。

誕生釈迦。
可愛いすぎる。

橘寺出土の塼仏。
ゴージャスな天蓋ステキ

メインの展示室にドーンと立つ金剛力士像。

見よ、この美しい肉体。

手先、足先まで緊張感がみなぎる。

残欠コレクションなんてのもある。好きなパーツは目が離せない。
うしろ髪を引かれながら、次の行程へ

南山城ツアーのため大津へ移動。昼食は駅前の蕎麦屋で。
近江鴨のつけ蕎麦。美味、リピート決定。