2022/10/13 - 2022/10/14
15位(同エリア26件中)
のまどさん
スロヴァキア最後の訪問地ぺジニョク。ブラティスラヴァ郊外の小さな街ですが、ワインの産地です。
小カルパチア博物館では、ワインで栄えてきた街の歴史を知ることができました。地理的にハンガリーやオーストリアの近かったことから交易拠点になってきたのだと思います。博物館ではワイン製造の器具が多く見られ、試飲もできます。
最後の食事は初日と同じ系列のマティシャク。香り豊かなワインとともに美味しい食事をいただきました。スロヴァキア、また来たいです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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電車が発車しても名残惜しくポプラ山を撮っていました。
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途中駅。かなり興味深い造りなのですが、隣のボックスに座った多国籍の女学生の会話が耳に障るのでウワバミと交代で食堂車で憩います。中年の我々にとって年端もいかない彼女らの話の中身は稚拙な英語のせいか乏しい極まりないので。
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彼女たちがスロヴァキア語を話していたなら全く気に留めないのですが。
車窓が楽しめれば瓶ビールでも満足です。食したのはただのスープなのですが、心地よく酔ったため目の前でソーセージを炒ってくれたのに感動して太っ腹なチップを払いました。 -
トレンチン温泉駅、懐かしいです。
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6時間ほどの旅程を経て、スロヴァキア最終目的地ぺジニョクに着きました。ブラティスラヴァの郊外ですが、ウィーンに向かう前にこの地のワインを堪能する意図です。
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荷物を持ったまま閉館30分前の小カルパチア博物館に直行。元は17世紀のルネサンス式商館です。
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驚かれながらも係の人に入れてもらえました。一生懸命アプリを使いながら見学の仕方を英語で説明してくれた後見学開始です。
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小さな博物館ですが、この地方のワインの歴史の長さを物語っています。鉱山で栄えていた町の主力産業がワインの生産に変わったのは17世紀。ハンガリー王国に属し、地の利が幸いして富を成していきました。
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スロヴァキアで頻繁に使われる赤ワインのセパージュ、フランコフカ・モドラ。熟成した黒いさくらんぼの香りでタンニンが強いです。個人的には東ヨーロッパ旅行思い出の味です。
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この街から輩出されたチェスチャンピオン、リヒャルト・レティ氏。20世紀前半飛ぶ鳥落とす勢いでタイトルを獲得し、目隠しチェスで世界記録を立てたそうです。
他にもドイツから移住した木こり民族の集落があるなどワイン以外にもとても興味深い展示がありました。 -
ブドウの圧搾機。こちらは古い型。太古の昔は人が足で踏んでいたので大きな進歩です。
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奥のはもっと後の時代のものでしょう。21世紀になって改装工事されたようですが、今でも上質なワインが作れそうな地下の空間です。
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壺の中には香料が入っていて何の香りか当てます。もも、りんご、ブルーベリーなどの果物からバニラ、チョコレート、ミントなどの香辛料やハーブなどブドウのみを原料とするワインには嗅覚と味覚に訴える様々な香りがあります。
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樽もワインの香りを決める大事な要素の一つ。個人的に赤ワインはウィスキーのように樽の香りが濃厚なものが好きです。
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この博物館の樽のコレクションは東ヨーロッパ最大のようです。
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これは発酵を促す器具だったと思います。
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初期の運搬方法。
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見学を終えて趣きのある中庭へ。
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楽しみな試飲です。白ワインがなみなみ注がれています。きりっと冷えて白桃の香りがしました。
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赤より白ワインがこの地方の特産のようです。アプリを駆使して一生懸命我々に説明してくれた係員の狙いは我々にボトルを売ることだったのね。我々は普段9割以上赤ワインを常温で飲んでいるのですが、彼女の努力を買って白ワインを1本買って遥々ベルギーまで持って帰りました。
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本日のお宿は民宿。レセプションには井戸があり、歴史があるようで歴史があるようで詳細は明記されていません。
http://penzionpezinok.sk/en/domov-en/ -
街で一番の人気宿で部屋は小綺麗な感じですが、どうも使い勝手が悪い造り。
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夕食前に街を散策します。明朝は早くに発つので。夕暮れ後のわずかな光の中に佇むペジニョク城。
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現代風に改造されて現在はイベント会場として使われているようです。
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フルーツスムージーでビタミンCを補給した後、広場でピルスナー・ウルケル。やはりおいしいわ。外で飲むといっそう。この旅最後かも知れないと思うと余計に味が身に染みるわ。
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そして万感の思いを込めた(?)夕餉。スロヴァキア初日と同名のマティシャク。社長の名前を冠した系列店だと思います。
https://www.restauraciamatysak.sk/
2017年のカメルロンという銘柄ですが、セパージュは不明。ボルドーを彷彿とさせる森の果実の香りという大方の評価に同意。 -
スープはmise en bouche(←お通しと言いたいようです)。前菜にテリーヌともう一品失念、主催に私は豚のスペアリブ、ウワバミはカモを頼みました。盛り付け方にもプロ意識が見られ、スロヴァキア最後の晩餐に相応しい食事を提供して下さりました。
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我々にしては早起きして朝食をいただいた後、チェックアウトして駅に向かいます。最後の電車、ブラティスラヴァまで。
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ブラティスラヴァ駅にてウィーン行きの国際列車(鈍行ですが)に乗ります。さよなら、スロヴァキア。また来るね。
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で、やっぱり車中でスタロプラーメン。ウィーン編に続きます。
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この旅行記へのコメント (5)
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- jijidarumaさん 2023/12/30 01:52:37
- スロヴァキアワイン!
- のまどさん、
今晩は。纏めてお立ち寄りありがとうございました。
遅ればせのメリークリスマス!です。
久しぶりのご投稿、よく見たら2022年10月、多分投稿忘れ分を出稿
されたのですね。
ほんとに久しぶりに<のまど節>を拝読しました。
ご主人との仲良し旅行(奥様が主でしょうけど)を拝見して、
80歳となった老人もなにやら結構なことと、安堵しました。
海外で生活する、働くといった事から、早々と引退してしまった私には
全てがセピア色となってしまい、そういった苦労も忘れています。
スロヴァキア最後の訪問地ぺジニョクは初めての名、しかもワインの産地
の由。私はいまだにスロヴァキアワインの味は楽しんだことがありません。
その土地を旅すれば、地場のワインを楽しむのが礼儀でしょうから、
私共にはそのチャンスはもうないでしょうね。
もう30日、師走もあと二日、年賀状、庭木の剪定、車の洗車、門扉洗い、
玄関の掃除、玄関の玉石洗いと、私の業務は完了し、大晦日から新年を
迎えるばかりです。家内はもっか御節料理に気合を入れています。
年末というと、二人ともアカギレ、手がザラザラになりますが、楽しみは
娘家族の来訪です。
1月1日は久しぶりに受験期の孫がいない年で、娘たち2家族9名と私共
の合計11名の新年会です。(ほんとは2日ぐらいが良いのですが、次女の
婿の家が2日の新年会が恒例で、我が家は遠慮してしかたなく元旦に!)
成人7人は皆飲みますから、地元の日本酒は勿論、シャンパン、ワイン、
スピリッツを私が担当で用意しています(笑)。
世田谷の長女一家4人は3日まで泊まりますから、寝具なども必要で、
年末年始は年寄り夫婦にはなかなかしんどい数日になるわけです。
久しぶりに近況方々、御挨拶まで。
素晴らしい年になります様に!
jijidaruma
- のまどさん からの返信 2023/12/31 02:00:26
- Re: スロヴァキアワイン!
- Jijidarumaさん、こんにちは。
>久しぶりのご投稿、よく見たら2022年10月、多分投稿忘れ分を出稿されたのですね。
忘れたのではなく、この1年過剰なほどの業務(日本とは比べようもありませんが)後に我が家のリフォームの設計図制作や業者との交渉に加えて日常家事をこなすと寝る前にパソコンに向かって書くことはおろか読む気力もありませんでした。
>その土地を旅すれば、地場のワインを楽しむのが礼儀でしょうから、私共にはそのチャンスはもうないでしょうね。
コロナ後は遠隔地を旅行するのを遠慮するようになったので昨今は近場のみです。日本にもなかなか行けないのですが、Jijidarumaさんの日本各地の旅行記を読みながら色々と学ばせてもらっています。自由に移動し地産地消でその土地の食べ物や飲み物を楽しむことができるのは古今東西問わず幸せだと思います。
>1月1日は久しぶりに受験期の孫がいない年で、娘たち2家族9名と私共の合計11名の新年会です。
遅ればせながら80歳のお誕生日、おめでとうございます。お元気でご家族に恵まれていることは何よりです。無事にホスト役を務められて御一家揃って健やかに新年をお迎え下さい。
我々はウワバミ一族とともに新年を迎えることにしたので、例の如くアイルランドの鉄道から返信ています。
- のまどさん からの返信 2023/12/31 02:01:44
- Re: スロヴァキアワイン!
- Jijidarumaさん、こんにちは。
>久しぶりのご投稿、よく見たら2022年10月、多分投稿忘れ分を出稿されたのですね。
忘れたのではなく、この1年過剰なほどの業務(日本とは比べようもありませんが)後に我が家のリフォームの設計図制作や業者との交渉に加えて日常家事をこなすと寝る前にパソコンに向かって書くことはおろか読む気力もありませんでした。
>その土地を旅すれば、地場のワインを楽しむのが礼儀でしょうから、私共にはそのチャンスはもうないでしょうね。
コロナ後は遠隔地を旅行するのを遠慮するようになったので昨今は近場のみです。日本にもなかなか行けないのですが、Jijidarumaさんの日本各地の旅行記を読みながら色々と学ばせてもらっています。自由に移動し地産地消でその土地の食べ物や飲み物を楽しむことができるのは古今東西問わず幸せだと思います。
>1月1日は久しぶりに受験期の孫がいない年で、娘たち2家族9名と私共の合計11名の新年会です。
遅ればせながら80歳のお誕生日、おめでとうございます。お元気でご家族に恵まれていることは何よりです。無事にホスト役を務められて御一家揃って健やかに新年をお迎え下さい。
我々はウワバミ一族とともに新年を迎えることにしたので、例の如くアイルランドの鉄道から返信ています。
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- salsaladyさん 2023/12/28 09:28:43
- トレンチン♨~sutaropuらーめん(=Beer?)
- ☆Long time no see !...勝手にそう思ってるだけですが。。。そろそろ2024年への入り口=パリオリンピックの年に入ります。興味外でしたか❓
☆久しぶりの酔いどれ旅を拝見できて「のまどさん健在」を確認しました。
☆次回帰郷の際は、奈良で日本酒の利き酒を体験されると、新たな発見があると思われます。
☆ワインも良いけれど、清酒大吟醸は滑らかで、ほんわり心があたたまるわよ~
- のまどさん からの返信 2023/12/29 07:02:43
- Staropramenは夏ビールです
- Salsaladyさん、こんにちは。
>☆久しぶりの酔いどれ旅を拝見できて「のまどさん健在」を確認しました。
そんなに酔ってませんよ。一応、それなりの節度を保っているので。
>☆ワインも良いけれど、清酒大吟醸は滑らかで、ほんわり心があたたまるわよ~
お誘いに載って今宵はエセお節を作って純米吟醸の小瓶を堪能しました。大吟醸はお米を多く削り純度の高い糖分で発酵させるためか、日本酒の中では一番ワインに近い気がします。
>パリオリンピックの年に入ります。興味外でしたか❓
最近ヨーロッパでは銃撃事件が多く、ベルギーでも10件以上起こりました。パリ五輪、平和に開催されますように。
良いお年を。
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