2023夏、娘たちと広島 ３日目 平和公園と原爆ドーム

2023/08/02 - 2023/08/04

高２と中２の娘たち。
コロナでずっと旅行行けず、さらに来年は受験の年！今年こそは旅行に行かないと。
娘たちと飛行機乗るのは何年振り？3年かな？もっとかも。
もはや親と旅行なんてあまり喜ばない歳になってしまった…
でも、高２の娘なんかは誘っても行かないと言うかと思ったら行くと言ってくれて嬉しかった！

というわけで、懐は寒いのですがエイヤ！と2泊3日の広島旅行へ。
私も行ったことない広島、たくさん食べて学んで楽しんできます～

こちらは３日目最終日。原爆ドームと平和公園、平和祈念館ですが、重い現実にほぼ写真を撮ることはできず。写真ボリューム極端に少なめなブログになります。

エリア 広島

今日は最終日。
本当は重い歴史に耐えられる自信がなくて、原爆ドームや平和祈念資料館には行かないという選択肢もあったのですが、やはり日本人としてここまで来てここを外してはいけないよね、と最終日は平和公園にやって来ました。
ホテルから橋を渡ればすぐに平和公園なのですが、とにかく暑いしなるべく歩く距離を短くしたい、さらに昨日の宮島口駅までの路面電車内で購入した24時間乗り放題チケットが残っている、ということで一旦ホテルチェックアウト後荷物を預かっていただき、原爆ドーム前まで電車で移動。
駅を降りると目の前に原爆ドームが現れます。

初日の広島城にも原爆を生き抜いたユーカリの木があったりしましたが、こう目の前に実物があり、周りの瓦礫も保存された状態を見ると、本当に起きたことなのだと、これまで散々メディアで見てきたことではありますが、どこか遠い話だと思っていた戦争、被爆の歴史が圧倒的なリアリティで迫り来るのを感じました。

ドームに猫ちゃん。
柵のこちら側ではたくさんの人間が写真を撮り、祈り、署名を求め、平和を訴え、政治批判をしています。
動物たちには関係ない世界。
でも爆弾が投下された日、動物たちも多大な被害を受けたんですよね。
人間は罪深い…

ぐるりと周りを歩いて資料館へ向かいます

貞子ちゃんの鶴の像
被爆し、黒い雨に打たれ、被爆から10年後12歳で亡くなった佐々木貞子さんと、同じように原爆により命を落としたすべての子を弔うための記念の像を貞子さんの同級生たちの働きかけもあって建てたそうです。
後ろに見える窓のようなところには毎日のように送られてくる千羽鶴が納められています。
大量の折り鶴は一定期間保管された後、リサイクルされて色々な製品になったりしてるみたいでした。

因みに、貞子さんが亡くなった1955年というのは、私の母が産まれた年です。本当に、ついこの間の出来事なんだと実感しました。

原爆死没者慰霊碑
原爆投下された8月6日の式典に向けて、準備が進められていました。
私たちも手を合わせます。

このあと、長蛇の列に並んで平和祈念館にも行きました。しかし、とても写真を撮る気にはなれず…。想像していたよりずっとたくさんの遺物が展示されていて、また当時中学生が一斉に屋外で戦争に備えた作業をしていたため大勢犠牲になったということを知り、着ていた衣服や日記など…中学生の娘を持つ私にはあまりにも重く。

もっとしっかり目を開き、きちんと向き合うべき歴史だと思うのですが、全体的に薄目で見ていた感じです。
外国人旅行者の家族連れの10歳くらいの女の子が展示を見て激しく動揺し号泣していたのも印象的でした。

ぐったり疲れ、さらに人混みで思ったより時間がかかってしまったため、そのままホテルで荷物をピックアップ。
広島駅であわただしくパンなど買ってエアポーリムジンに飛び乗り、バスの中で遅めの昼食。
広島空港でお土産購入の時間を長めにとって、夕方羽田に戻りました。

平和公園は行っても最終日にしよう、と思っていましたがやはりかなりメンタル来るので正解でした。
でも、またそのうちもっとじっくり訪れて、こんどはしっかり目を開いて見てみないといけないな、と思っています。