日帰り観光で効率よく！　登別地獄谷 ～地球岬 ～昭和新山 ～洞爺湖 ～支笏湖

2023/07/05 - 2023/07/05

札幌市内から「登別 洞爺湖 支笏湖 1日満喫 日帰りツアー」に参加しました。
当日の参加者は、日本人が １／３？
なんと！ほとんどが 中国語圏の観光客で、ガイドも 日＆中 ２ヶ国語の案内でした。国内の観光地で 初めての経験です。それだけ人気のスポットなのですね。

（主な訪問地）
登別温泉 地獄谷、地球岬、昭和新山／昭和新山クマ牧場 、洞爺湖湖畔温泉街、サイロ展望台、支笏湖

エリア 登別(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス

札幌市内を出発して １時間３０分、登別地獄谷に到着しました。

地獄谷 自然・景勝地

北海道を代表する温泉地・登別温泉最大の源泉で、直径４５０ｍの谷底には大地獄を中心に１５の地獄があり、毎分なんと3,000Lのお湯が湧き出ているとか！

地獄谷 自然・景勝地

赤茶色の岩肌から、あちらこちらで白い火山ガスが噴出。
硫黄の臭いがあたり一帯にします。

地獄谷 自然・景勝地

そんな中を遊歩道で どんどん奥へ。

地獄谷 自然・景勝地

ここから湧き出た温泉は、近くのホテルや旅館に給湯されています。
以前、登別温泉のホテルに宿泊しましたが、確かに肌がツルツルになるので、温泉の水質は抜群です！

地獄谷 自然・景勝地

さらに岩肌に沿って、くねくねと遊歩道は続きます。

地獄谷 自然・景勝地

遊歩道の最終地点・鉄泉池に到着しました。
看板には日本語を含め4ヶ国語で、間欠泉（一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉）であり、しかも温泉の温度は約８０度！　かなりの高温です。

遊歩道は一方通行なので、この後 来た道を戻ります。

地獄谷 自然・景勝地

往路で途中 通り過ぎた階段ですが、帰り際に下に降りてみました。

地獄谷 自然・景勝地

登別温泉三大史跡・薬師如来と書かれていました。
昔、火薬の原料として地獄谷から硫黄を採掘していた南部藩の家臣が、お堂の下から湧いている温泉で目を洗ったところ、長年の眼病が治ったとか。
そのお礼に寄進した石碑がここに安置されているそうです。

地獄谷 自然・景勝地

次に向かったのは、地球岬。
登別地獄谷から４５分で 到着しました。

駐車場から階段を上って、展望台に向かいます。

地球岬 自然・景勝地

地球岬は「北海道の自然100選」で第1位を獲得したそうで、アイヌ語で断崖を意味する「チケプ」に由来。
それが転訛して「チキウ」に、そして「地球岬」と呼ばれるようになったそうです。

地球岬 自然・景勝地

海抜１４７ｍの白亜の展望台を上から見下ろします。
この辺りの地形は、高さ１００ｍ前後の断崖絶壁が約１４ｍも続きます。

晴れた日には 対岸に駒ヶ岳、遠くは 恵山岬や下北半島をも望むことができるそうですが、あいにく曇り空で 見えませんでした。

地球岬 自然・景勝地

また地球岬の展望台には「幸福の鐘」があります。
どうしてこの場所にあるかはわかりませんが（苦笑）、この鐘を鳴らすと幸せになれる？とか。

地球岬 自然・景勝地

さて地球岬から４５分、今度は 昭和新山です。
ここでは約４０分の自由時間なので、先に熊牧場に入ることにしました。
　※本来、入場料は個人負担ですが、全国旅行支援で申し込むと
　　入場券はサービスで付いていました。ラッキー！

昭和新山熊牧場 動物園・水族館

入場してすぐ、可愛い熊の石像と一緒に記念撮影ができる 人気のスポットです。
この対面に、北海道に生息する約７０頭ものヒグマがいます。

昭和新山熊牧場 動物園・水族館

熊の成育によって、エリアが分かれていました。
最初は、小熊たち。
動きを見ていると、コロコロしていて 可愛らしい。
どんな動物でも 幼少期の仕草は ホッコリします。

昭和新山熊牧場 動物園・水族館

このエリアは、恐らく成人の熊たちです。
日頃 見ている動物園の熊と比べると、想像以上に数が多いことに驚きました。

自動販売機で熊のエサを購入できるので、人間が柵から のぞき込むと．．．

昭和新山熊牧場 動物園・水族館

一斉に２本足で立ち上がり、エサを採ろうとする姿に ビックリします。
しかも 投げたエサを 両手で見事に ナイスキャッチ！
ここで飼育されている熊たちは、すっかり人間慣れしているようです（笑）。

昭和新山熊牧場 動物園・水族館

こちらの檻に入っている熊たちは、かなり凶暴です。
エサをくれ！と言わんばかりに、時折 大声で吠えるので、その声にビクッとします。

熊牧場、場内は広くはありませんが、こんなに数多くの熊を見たのは 初めてだったので、見学できて良かったです。

昭和新山熊牧場 動物園・水族館

熊牧場を見学した後は、向かい側の昭和新山へ。
国の特別天然記念物に指定されている火山です。
もともと この場所は平坦な麦畑でしたが、地震とともに突然隆起。
その約２年後に今の昭和新山が誕生し、今も噴煙を上げ続けています。

昭和新山 自然・景勝地

その昭和新山を見上げる銅像がありました。
この方は 地元・郵便局長の三松正夫さんで、火山誕生の観察記録を詳細に遺したことで、火山活動を分析する貴重な学術資料に貢献した方です。
専門職でもないのに、スゴイ方がいたものです。

昭和新山 自然・景勝地

この場所で、記念撮影する観光客が多くいました。
昭和新山は私有地なので、ここから先は近寄ることができず、この周辺から眺めるだけです。
それでも とても美しい景色でした。
大満足！

昭和新山 自然・景勝地

昭和新山を出発して１５分、洞爺湖湖畔温泉街の駐車場に到着しました。
時間は１２時３０分、ここで７０分間の自由昼食・自由時間です。

平日だったせいか定休日の店もあり、閑散としていて食事場所を探すのに ひと苦労。
それでも軽く食事して、洞爺湖湖畔へ。

洞爺湖 自然・景勝地

洞爺湖畔には「とうや湖ぐるっと彫刻公園」として、５８基の彫刻が点在しています。
例えば、鹿と女性をモデルに「湖渡る風」と題した作品だったり．．．

洞爺湖 自然・景勝地

白い巨大な石のアート（「意心帰」）があったり．．．

洞爺湖 自然・景勝地

「洞爺湖温泉 開湯100年記念モニュメント」があったり．．．
景色と共に写真におさめるパートナーとして、どの作品も 洞爺湖の大自然に溶け込んでいました。

洞爺湖 自然・景勝地

今度は洞爺湖湖畔から、わずか１５分。
西岸の高台に位置する サイロ展望台に到着しました。

中の土産物店を通り抜けて展望台に向かいますが、ここでお土産を買うと 通常価格の９%引でした（割引券をいただけます）。

サイロ展望台 自然・景勝地

ひろ～い展望台から、洞爺湖の大パノラマが広がる絶景ポイント。
中島、有珠山、昭和新山等を一望できますが、ちょっと薄曇りの天気。

サイロ展望台 自然・景勝地

この絶景を背景に、大人気の写真スポットです。

サイロ展望台 自然・景勝地

また ここから、洞爺湖周辺の上空を遊覧する ヘリコプターを初めて見ました。
上空から見える景色は、どんな風なんだろう。

この後は、最後の目的地・支笏湖に向かいます。

サイロ展望台 自然・景勝地

サイロ展望台から約９０分、支笏湖に到着しました。
日本最北端のカルデラ湖。
陽の光が湖面に反射して、とっても綺麗です。

支笏湖 自然・景勝地

湖畔に架かる山線鉄橋を渡ります。
山線鉄橋は、北海道に現存する最古の鉄橋です。

支笏湖 自然・景勝地

緑色の欄干に 真っ赤な色の鉄橋が支えます。
英国人技術者ボーナル氏の設計によるものです。

支笏湖 自然・景勝地

橋の上から下を覗き込むと、澄みきった川の色に驚きです。
下を流れるのは 支笏湖を源とする千歳川で、全長１０８ｋｍの一級河川。
この奥で、カヌーを楽しむ人たちがいました。
いいなあ。

支笏湖 自然・景勝地

橋を渡った先も やはりこの透明度。
日本有数の水質を誇る支笏湖 というのも納得です。

支笏湖 自然・景勝地

遊歩道をどんどん先へ。
目の前に、活火山の樽前山が見えます。

支笏湖 自然・景勝地

この湖岸、親水広場で行き止まりです。
左に樽前山、右の風不死岳を見て、元の道を戻ります。

支笏湖 自然・景勝地

休憩を兼ねて、支笏湖ビジターセンターを見学します。
ここでは支笏湖の自然について、いろいろな視点で紹介されていました。

支笏湖ビジターセンター 公園・植物園

通常よく見られるパネル写真だけでなく、立体的な展示・工夫で よりわかりやすく表現されています。
例えば、このコーナーでは 支笏湖に生息する魚や水草、湖底に見られる地形・柱状節理など。

支笏湖ビジターセンター 公園・植物園

こちらは、樽前山の厳しい気象条件に適応した高山植物や火山岩、森に暮らす動物や樹木・昆虫など。
じっくり見ていると、時間が足らないくらいです。

支笏湖ビジターセンター 公園・植物園

ビジターセンターを出た向かい側に、飲食店が並ぶエリアがあります。
その中のひとつ「北の美味もん店・ヘキスイ」というお店は、岩瀬牧場直送のソフトクリームが食べられるということで、ＴＶ番組で紹介され、一躍有名になりました。

支笏湖 自然・景勝地

これがそのソフトクリーム。
中でも一番ノーマルな「牛乳ソフトクリーム」をいただきます！
う～ん、確かに美味しかった。

これで、日帰りツアーの行程は終了です。
札幌市内に １８時頃、無事に帰ってきました。

支笏湖 自然・景勝地