2023/08/11 - 2023/08/12
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gyachung kangさん
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東京在住者にとって近年の夏は過酷に過ぎる。人間の生存状況に適してはいないのではないかとさえ思い始めている。
一方で盛夏の山行もこれまた過酷である。太陽が照りつける日陰の無い尾根歩きに出ると思考能力は著しく低下し身体中の水分とともに意識が失われて行くんじゃないかと追い込まれてくる。
だがしかし。エアコンが効いた部屋にいたところで達成感は1ミリも得られない。お山には過酷のあとにご褒美のとびきりの達成感が待っている。
8月前半、お山に向かって東京を抜け出した。
行き先は長野と新潟の県境近い小谷村。目指す山頂は日本でいちばん名前が麗しい山、雨飾山である。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
は~るばる来たぜ~小谷村
ここは長野県の最北部のエリアに位置する小谷村。その入口になるJRの南小谷駅。朝5時に家を出て正午頃に無事辿り着いた。 -
駅の全容はこんな感じ。
松本経由で来るとこの手前に白馬栂池の華やかなリゾート地があるのでここで降車する観光客が大多数。対してその奥、南小谷はこの通り。商業集積は無く、いい意味で私の期待を裏切っていない。この日も強烈な太陽が人の気配の無い駅前をギラギラと照りつけていた。
あ、ちなみに小谷の読みは こたに じゃなくて おたり です。くれぐれも。 -
まずは腹ごしらえ。
ほぼ唯一、村の中心部で営業中であった食堂に飛び込む。メニューには熊汁や熊カレー、滋味溢れるメニューに惹かれながらも選んだのはコレ。ソースカツ丼!定期的に食べたくなるんですなあ。ソースカツ丼、謎の魔力。 -
移動には村営のバスを使う。
今回の山旅、日帰りは難しい。よって前泊の宿を利用する。駅前から山間部に分け入ったバス停瑞穂の徒歩10メートルの場所にあるこの民宿が今夜のお宿。 -
宿帳に記入して私の部屋に案内された。
2階の突き当たりの8畳間。聞けば築100年以上、かつては川の反対側にあった家を引き屋をして引越したとのことで。 -
ご主人とそのお母さんのお二人で切盛りするこの古民家民宿で夕飯タイム。ボリューム満点で翌日の山登りに備えてガッツリといただく。食後のスイーツにはお母さん手作りのコーヒーゼリー。いやあ、この苦味が懐かしいッス。
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翌朝!
雨飾山の登山口にあるキャンプ場に到着。好天を狙って登山者用の駐車場はギッシリ、既に早立ちしている人も多そうだ。よく整備された管理棟があり水の確保も心配なし。 -
今日のルートを確認。雨飾山はピークを踏んだ後、反対の新潟県側に下山するルートもあるが今回は長野から登って長野に下るピストンを選択。
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さ、元気に行ってみっか~
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絵に描いたような樹林帯。序盤戦、理想的な夏の山歩き。
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木漏れ日の中をひたすら歩く樹林帯が長く続いた後、進行方向に展望が開けた。
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で、右手に眼をやると鬱蒼とした緑一色の中に微かに沢と思しき岩場がチラリと見える。
もしやあそこはひょっとして? -
足元には蝦夷アジサイを見ながらあそこを目指してひたすら前に進む
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おお、やはり沢らしき場所
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人もおる!
間違いなく、、、 -
あらすげさわ !
荒菅沢でありました。
私がどうしても雨飾山に登ってみたかった理由その①がこのスポットである。 -
視線のいちばん奥に初めて山容を露わにしている雨飾山
アルプスの高峰にも全く引けをとらない堂々たる風格である。
この時、雲一つ無い青い空。2023年ベストスポットオブジイヤーにノミネート確定といったところ。 -
とびきり冷たい荒菅沢の清流で顔を洗いひと息入れる。
渡渉して右手の藪から山頂に進んで行くのが正解。 -
渡渉後が正念場。まだ11分の7? 分母が謎過ぎるがこの時は謎に気がつく余裕がないほど暑さとの闘いの最中であった。
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ここまで来てもまだピークに近づいている感が薄い
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ヤチトリカブト
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ハクサンフウロ
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そして長野ルートと新潟ルートが合流する笹平に出た。
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笹平は名前の通り。一面胸丈まで笹に覆われた道を掻き分けながら進む藪漕ぎゾーン。
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山頂へのアプローチが視界に入る。
元気が湧いてくるこの瞬間がたまらないですよねえ。 -
笹平を抜けて最後の斜面。振り返ると。
そこに女神の横顔が現れていた。
この景色が私が雨飾山に惹かれた理由その②であります。 -
雨飾山、登頂です。
取付けからの高度差は約900メートル。小学生の子供連れで登ってくるファミリーも多い山である。難解ではないけれど沢有り、花有り、ハシゴ有り、藪漕ぎ有り、天候に恵まれれば女神にも出会える登り応えに溢れた山と言っていい。 -
山頂からの眺望
ピーカンならば日本海がよく見渡せる。反対側には妙高や火打。しかしながら私が山頂に着いた時にはかなりの雲が沸いてきていた。天気予報は夕方に一雨有り、よく持ってくれたと感謝するばかり。
空の左の黒い点はレンズのゴミではなく宙を舞うトンボであります。この日は無数のトンボ群。以前に登った谷川岳や巻機山もトンボの楽園であったのでこの山岳地帯のお印でしょう。 -
頂上ランチをとりたっぷりと休憩時間を過ごす。この時間が心の底から自由と安らぎを味わえる格別の時間。東京に居ては再現は不可能なのです。
下山前、女神の横顔を拝む。この先笹平の笹藪が枯れないことを願うばかり。 -
マツムシソウに
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ヨツバヒヨドリ かな?
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お花にも恵まれ無事に下山
天候は崩れることなく再び夏空が広がっていた。 -
南小谷駅に着いて松本経由で帰京する。
駅の自販機で見つけてしまったのがコレ。
雪どけサイダー
ふだんサイダーを買うことは無い。なのに名前の響きに一撃されて買いました。この名前なら東京でもイケるであろう。雨飾山もまた百名山屈指のグッドネーミング、この名前に誘われて山行を計画したようなものである。名前ってやっぱり大事です。
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