![今日は8月14日、全国多くの地域では「お盆」です。亡くなった方の魂を迎えて供養するこの時期に、古い写真で「交通博物館」を回顧しました。<br /><br />「交通博物館」は、陸海空の交通全般を対象にしていましたが、後継施設とされる「鉄道博物館」は、鉄道部門に限定した「収蔵品展示事業」のみであり、調査研究活動は行われていません。<br /><br />鉄道以外の収蔵展示品や資料などは、一括での受け皿がないまま、各所へ分散していったようです。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/84/63/650x_11846304.jpg?updated_at=1691979899)
2006/03/08 - 2006/03/08
28739位(同エリア80190件中)
minaMicazeさん
- minaMicazeさんTOP
- 旅行記1067冊
- クチコミ1件
- Q&A回答0件
- 712,901アクセス
- フォロワー82人
今日は8月14日、全国多くの地域では「お盆」です。亡くなった方の魂を迎えて供養するこの時期に、古い写真で「交通博物館」を回顧しました。
「交通博物館」は、陸海空の交通全般を対象にしていましたが、後継施設とされる「鉄道博物館」は、鉄道部門に限定した「収蔵品展示事業」のみであり、調査研究活動は行われていません。
鉄道以外の収蔵展示品や資料などは、一括での受け皿がないまま、各所へ分散していったようです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
PR
-
「万世橋」から西方向、神田川の南側に煉瓦造りの「旧万世橋駅遺構」が見えます。
”遺構”の上には、JR中央線が通ってます。奥がお茶の水、左が神田方向です。 -
”遺構”の左側(東側)、中央線のガードです。「交通博物館 →」と書かれています。
-
中央線のガードを南へくぐり抜けて、西を見ると、「交通博物館」と書かれた建物が見えます。”SHELL”の看板の下に、何やら”白い物体”が見えます。
-
「交通博物館」の方へ歩いて、見上げると、ガードのこちら側(南側)にも「交通博物館」と書かれています。
-
そして、その左側(南側)に「交通博物館」があります。
-
少し南へ歩いて、振り返って見た北方向です。
-
南側の交差点から見た「交通博物館」です。
-
交差点を渡って、「交通博物館」の南の角へ来ました。「入口は右」と看板に書かれています。
フェンスに沿って、北へ歩きます。 -
フェンスのすき間から、建物の下に置かれている車両が見えます。
-
「交通博物館」の入口まで歩いてきました。
-
館内の案内です。鉄道関係は1階と屋外のみ、2階は船と自動車、3階は飛行機と映像資料、4階は文書資料です。
大宮の鉄道博物館へ引き継がれたのは、1階と屋外展示されてたモノだけなのですね。 -
入場券の自動販売機です。
-
その右に「交通博物館」の表札(?)があります。この表札、閉館後はどこへ行ったのでしょうか?
-
このときは、特別展示がありました。
-
秘蔵されていた鉄道模型です。
これは、明治41年(1908)頃に造られたモノで、制作者は不明だそうです。 -
こちらは、大正3年(1914)に、川崎造船所で造られたモノです。
-
これは自動車輸送用の貨車で、昭和42年(1967)に天賞堂が製作しました。
乗ってる車が、初代のシルビアだったので、写真を撮ったのだと思います。フェアレディをベースにしたスペシャリティカーで、当時としては高価だったこともあり、全部で500余台しか販売されなかったようです。 -
こちらは実車展示です。
これは1号機関車、新橋~横浜間の鉄道開業時に、イギリスから輸入された蒸機のうちの1両だそうです。 -
吹き抜けの中央ホールには、9850形(マレー式蒸機9856)と並べて、C57135が展示されています。
この車両は、昭和50年(1975)に運行された国鉄最後のSL牽引旅客列車、の牽引機だった、とのことです。 -
吹き抜けの上を見上げると、ヘリコプターが展示されています。
日本ヘリコプター輸送(現在のANA)で使われていた、ベル47D-1です。現在は、ANAの訓練センターにあるそうです。 -
架線やパンタグラフも展示されていました。
-
集電機器や台車の展示です。
-
信号や転轍機もありました。
-
たしか2階の窓から、の、お茶の水方向の景色です。煉瓦造りの高架橋が続いています。
-
2階のトイレの案内です。
-
3階の上には、4階と並んで、屋上がありました。(4階は東側、屋上は西側、だったと思います)
-
屋上から見た、お茶の水方向の景色です。
手前のオレンジ色の電車は中央線、奥の黄色い電車は総武線です。右下の線路の間の”草が生えてるところ”は、旧万世橋駅のホームです。 -
屋上から見た、万世橋方向の景色です。手前下の”草が生えてるところ”は、旧万世橋駅のホームです。
-
屋上の南東の角から見た景色です。左手前の建物が「交通博物館」です。
-
3階(だったと思う)の展示室、自転車の歴史が展示されています。
-
人力車(左)、駕籠(右奥)、輦台(れんだい:右手前)も展示されていました。
これらの展示品は、今もどこかに保存されているのでしょうか。 -
壁一面を使った「チューブ鉄道輸送」の”未来構想模型”です。手前に置かれた操作卓で、模型を走らせる事が出来ます。端から端へ、かなりの速さで走るので、つい、競争してみたくなる”子”が…… なので、「走らないでください」と書かれています。
-
3階から見下ろした、吹き抜けの中央ホールです。
-
3階の高さには、ベル47が展示されています。
-
その横に展示されていたのは、ファルマンIII型複葉機です。日本で初めて飛んだ飛行機だそうです。現在は、入間基地の「航空歴史資料館 修武台記念館」に展示されているそうです。
-
3階には、飛行機のエンジンが展示されていました。
-
その中の1機、「ハ-45(誉)エンジン」です。陸軍の「疾風」や海軍の「紫電改」に使われました。
このエンジン、現在は「静岡航空資料館」(牧之原市坂口工業団地内)に展示されているそうです。 -
飛行機の操縦室も展示されていました。これは「DC-8」(だったと思う)です。
-
こちらは「三菱MU-2」です。朝日新聞社の社機だったそうなので、閉館後は寄贈元の朝日新聞社に返還された、のかもしれません。
-
これは「錦帯橋」(の模型)だったと思います。
-
「ダットサン・サニー1000(1966年)」のカットモデルです。
-
「ビュイックDX-45(1916年)」の、シャシーカットモデルです。
-
2輪車も、たくさん展示されていました。
-
「スバル360(1958年前期型)」です。第一次量産車65台のうちの1台で、個人から寄贈されました。
-
1930年型のフランクリンです。立派なラジエターグリルが付いてますが、エンジンは空冷だそうです。
-
「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」、世界初のガソリンエンジン自動車です。(レプリカです)
-
「マツダ T2000」は、広島に戻っているのでしょうか。
-
関東大震災後の復旧の足として、急造された「円太郎バス」です。
閉館後「機械遺産」に認定され、「重要文化財」の指定されました。現在は「鉄道博物館」が所蔵しているそうです。(非公開) -
「国鉄バス第一号車」は、現存する最古の国産バス(1930年)とのことです。
閉館後、重要文化財に指定され、現在は「リニア・鉄道館(名古屋市)」に保存展示されています。 -
さて、突然ですが、こんな写真です。「交通博物館」のバックヤードを通り抜けて、中央線の線路の下へ向かっています。
-
中央線の線路の下、「旧万世橋駅」です。
-
「交通博物館」は「旧万世橋駅の駅舎跡」に造られたので、「旧万世橋駅」と隣接しています。
-
「旧万世橋駅」の通路からホームへ上がります。
-
ホームに上がると行っても、ホームには出られません。
-
アクリル板を通して、外を眺めます。これは神田方向です。
-
こちらは御茶ノ水方向です。
-
階段の最上段から、四方を眺めるだけなので、すぐに戻ります。
-
駅の歴史などの説明がありました。
これを見ると、博物館がここに移転してきたとき、駅は現役で使われていたんですね。 -
来た道を戻ります。
-
「交通博物館」は、美術資料も収集していたんですね。これらは「鉄道博物館」に受け継がれたのでしょうか。
-
2階から、渡り廊下を通って、屋外の展示を見に行きます。
-
建屋の廊下を通って、この階段を下ります。
-
階段を下りて、振り返ると、渡り廊下が見えます。
-
上の写真、渡り廊下の向こう側、円筒状の部分の中は階段です。
-
屋外(と言っても、ピロティの下です)に展示されていた「開拓使号客車」です。
現存する我が国最古(1880年製)のアメリカ型客車、と書かれていました。 -
隣は「弁慶号機関車」です。これも1880年製です。
-
こちらは「善光号機関車」、1881年製です。日本鉄道会社第一号の機関車だそうです。
-
イチオシ
ということで、古い写真で、在りし日の「交通博物館」を回顧しました。
-
イチオシ
鉄道関係の収蔵品は、JRが引き継いでいると思いますが、その他の収蔵展示品、資料や研究成果など、散逸させないで後世に引き継がれる事を期待しています。
( おしまい )
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
東京 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
69