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今日は8月14日、全国多くの地域では「お盆」です。亡くなった方の魂を迎えて供養するこの時期に、古い写真で「交通博物館」を回顧しました。<br /><br />「交通博物館」は、陸海空の交通全般を対象にしていましたが、後継施設とされる「鉄道博物館」は、鉄道部門に限定した「収蔵品展示事業」のみであり、調査研究活動は行われていません。<br /><br />鉄道以外の収蔵展示品や資料などは、一括での受け皿がないまま、各所へ分散していったようです。

回顧「交通博物館」_東京神田に、陸海空交通の実物資料を収集展示する博物館があった

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2006/03/08 - 2006/03/08

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minaMicaze

minaMicazeさん

今日は8月14日、全国多くの地域では「お盆」です。亡くなった方の魂を迎えて供養するこの時期に、古い写真で「交通博物館」を回顧しました。

「交通博物館」は、陸海空の交通全般を対象にしていましたが、後継施設とされる「鉄道博物館」は、鉄道部門に限定した「収蔵品展示事業」のみであり、調査研究活動は行われていません。

鉄道以外の収蔵展示品や資料などは、一括での受け皿がないまま、各所へ分散していったようです。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
JRローカル 私鉄 徒歩

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  • 「万世橋」から西方向、神田川の南側に煉瓦造りの「旧万世橋駅遺構」が見えます。<br /><br />”遺構”の上には、JR中央線が通ってます。奥がお茶の水、左が神田方向です。

    「万世橋」から西方向、神田川の南側に煉瓦造りの「旧万世橋駅遺構」が見えます。

    ”遺構”の上には、JR中央線が通ってます。奥がお茶の水、左が神田方向です。

  • ”遺構”の左側(東側)、中央線のガードです。「交通博物館 →」と書かれています。

    ”遺構”の左側(東側)、中央線のガードです。「交通博物館 →」と書かれています。

  • 中央線のガードを南へくぐり抜けて、西を見ると、「交通博物館」と書かれた建物が見えます。”SHELL”の看板の下に、何やら”白い物体”が見えます。

    中央線のガードを南へくぐり抜けて、西を見ると、「交通博物館」と書かれた建物が見えます。”SHELL”の看板の下に、何やら”白い物体”が見えます。

  • 「交通博物館」の方へ歩いて、見上げると、ガードのこちら側(南側)にも「交通博物館」と書かれています。

    「交通博物館」の方へ歩いて、見上げると、ガードのこちら側(南側)にも「交通博物館」と書かれています。

  • そして、その左側(南側)に「交通博物館」があります。

    そして、その左側(南側)に「交通博物館」があります。

  • 少し南へ歩いて、振り返って見た北方向です。

    少し南へ歩いて、振り返って見た北方向です。

  • 南側の交差点から見た「交通博物館」です。

    南側の交差点から見た「交通博物館」です。

  • 交差点を渡って、「交通博物館」の南の角へ来ました。「入口は右」と看板に書かれています。<br /><br />フェンスに沿って、北へ歩きます。

    交差点を渡って、「交通博物館」の南の角へ来ました。「入口は右」と看板に書かれています。

    フェンスに沿って、北へ歩きます。

  • フェンスのすき間から、建物の下に置かれている車両が見えます。

    フェンスのすき間から、建物の下に置かれている車両が見えます。

  • 「交通博物館」の入口まで歩いてきました。

    「交通博物館」の入口まで歩いてきました。

  • 館内の案内です。鉄道関係は1階と屋外のみ、2階は船と自動車、3階は飛行機と映像資料、4階は文書資料です。<br /><br />大宮の鉄道博物館へ引き継がれたのは、1階と屋外展示されてたモノだけなのですね。

    館内の案内です。鉄道関係は1階と屋外のみ、2階は船と自動車、3階は飛行機と映像資料、4階は文書資料です。

    大宮の鉄道博物館へ引き継がれたのは、1階と屋外展示されてたモノだけなのですね。

  • 入場券の自動販売機です。

    入場券の自動販売機です。

  • その右に「交通博物館」の表札(?)があります。この表札、閉館後はどこへ行ったのでしょうか?

    その右に「交通博物館」の表札(?)があります。この表札、閉館後はどこへ行ったのでしょうか?

  • このときは、特別展示がありました。

    このときは、特別展示がありました。

  • 秘蔵されていた鉄道模型です。<br /><br />これは、明治41年(1908)頃に造られたモノで、制作者は不明だそうです。

    秘蔵されていた鉄道模型です。

    これは、明治41年(1908)頃に造られたモノで、制作者は不明だそうです。

  • こちらは、大正3年(1914)に、川崎造船所で造られたモノです。

    こちらは、大正3年(1914)に、川崎造船所で造られたモノです。

  • これは自動車輸送用の貨車で、昭和42年(1967)に天賞堂が製作しました。<br /><br />乗ってる車が、初代のシルビアだったので、写真を撮ったのだと思います。フェアレディをベースにしたスペシャリティカーで、当時としては高価だったこともあり、全部で500余台しか販売されなかったようです。

    これは自動車輸送用の貨車で、昭和42年(1967)に天賞堂が製作しました。

    乗ってる車が、初代のシルビアだったので、写真を撮ったのだと思います。フェアレディをベースにしたスペシャリティカーで、当時としては高価だったこともあり、全部で500余台しか販売されなかったようです。

  • こちらは実車展示です。<br /><br />これは1号機関車、新橋~横浜間の鉄道開業時に、イギリスから輸入された蒸機のうちの1両だそうです。

    こちらは実車展示です。

    これは1号機関車、新橋~横浜間の鉄道開業時に、イギリスから輸入された蒸機のうちの1両だそうです。

  • 吹き抜けの中央ホールには、9850形(マレー式蒸機9856)と並べて、C57135が展示されています。<br /><br />この車両は、昭和50年(1975)に運行された国鉄最後のSL牽引旅客列車、の牽引機だった、とのことです。

    吹き抜けの中央ホールには、9850形(マレー式蒸機9856)と並べて、C57135が展示されています。

    この車両は、昭和50年(1975)に運行された国鉄最後のSL牽引旅客列車、の牽引機だった、とのことです。

  • 吹き抜けの上を見上げると、ヘリコプターが展示されています。<br /><br />日本ヘリコプター輸送(現在のANA)で使われていた、ベル47D-1です。現在は、ANAの訓練センターにあるそうです。

    吹き抜けの上を見上げると、ヘリコプターが展示されています。

    日本ヘリコプター輸送(現在のANA)で使われていた、ベル47D-1です。現在は、ANAの訓練センターにあるそうです。

  • 架線やパンタグラフも展示されていました。

    架線やパンタグラフも展示されていました。

  • 集電機器や台車の展示です。

    集電機器や台車の展示です。

  • 信号や転轍機もありました。

    信号や転轍機もありました。

  • たしか2階の窓から、の、お茶の水方向の景色です。煉瓦造りの高架橋が続いています。

    たしか2階の窓から、の、お茶の水方向の景色です。煉瓦造りの高架橋が続いています。

  • 2階のトイレの案内です。

    2階のトイレの案内です。

  • 3階の上には、4階と並んで、屋上がありました。(4階は東側、屋上は西側、だったと思います)

    3階の上には、4階と並んで、屋上がありました。(4階は東側、屋上は西側、だったと思います)

  • 屋上から見た、お茶の水方向の景色です。<br /><br />手前のオレンジ色の電車は中央線、奥の黄色い電車は総武線です。右下の線路の間の”草が生えてるところ”は、旧万世橋駅のホームです。

    屋上から見た、お茶の水方向の景色です。

    手前のオレンジ色の電車は中央線、奥の黄色い電車は総武線です。右下の線路の間の”草が生えてるところ”は、旧万世橋駅のホームです。

  • 屋上から見た、万世橋方向の景色です。手前下の”草が生えてるところ”は、旧万世橋駅のホームです。

    屋上から見た、万世橋方向の景色です。手前下の”草が生えてるところ”は、旧万世橋駅のホームです。

  • 屋上の南東の角から見た景色です。左手前の建物が「交通博物館」です。

    屋上の南東の角から見た景色です。左手前の建物が「交通博物館」です。

  • 3階(だったと思う)の展示室、自転車の歴史が展示されています。

    3階(だったと思う)の展示室、自転車の歴史が展示されています。

  • 人力車(左)、駕籠(右奥)、輦台(れんだい:右手前)も展示されていました。<br /><br />これらの展示品は、今もどこかに保存されているのでしょうか。

    人力車(左)、駕籠(右奥)、輦台(れんだい:右手前)も展示されていました。

    これらの展示品は、今もどこかに保存されているのでしょうか。

  • 壁一面を使った「チューブ鉄道輸送」の”未来構想模型”です。手前に置かれた操作卓で、模型を走らせる事が出来ます。端から端へ、かなりの速さで走るので、つい、競争してみたくなる”子”が……   なので、「走らないでください」と書かれています。

    壁一面を使った「チューブ鉄道輸送」の”未来構想模型”です。手前に置かれた操作卓で、模型を走らせる事が出来ます。端から端へ、かなりの速さで走るので、つい、競争してみたくなる”子”が……   なので、「走らないでください」と書かれています。

  • 3階から見下ろした、吹き抜けの中央ホールです。

    3階から見下ろした、吹き抜けの中央ホールです。

  • 3階の高さには、ベル47が展示されています。

    3階の高さには、ベル47が展示されています。

  • その横に展示されていたのは、ファルマンIII型複葉機です。日本で初めて飛んだ飛行機だそうです。現在は、入間基地の「航空歴史資料館 修武台記念館」に展示されているそうです。

    その横に展示されていたのは、ファルマンIII型複葉機です。日本で初めて飛んだ飛行機だそうです。現在は、入間基地の「航空歴史資料館 修武台記念館」に展示されているそうです。

  • 3階には、飛行機のエンジンが展示されていました。

    3階には、飛行機のエンジンが展示されていました。

  • その中の1機、「ハ-45(誉)エンジン」です。陸軍の「疾風」や海軍の「紫電改」に使われました。<br /><br />このエンジン、現在は「静岡航空資料館」(牧之原市坂口工業団地内)に展示されているそうです。

    その中の1機、「ハ-45(誉)エンジン」です。陸軍の「疾風」や海軍の「紫電改」に使われました。

    このエンジン、現在は「静岡航空資料館」(牧之原市坂口工業団地内)に展示されているそうです。

  • 飛行機の操縦室も展示されていました。これは「DC-8」(だったと思う)です。

    飛行機の操縦室も展示されていました。これは「DC-8」(だったと思う)です。

  • こちらは「三菱MU-2」です。朝日新聞社の社機だったそうなので、閉館後は寄贈元の朝日新聞社に返還された、のかもしれません。

    こちらは「三菱MU-2」です。朝日新聞社の社機だったそうなので、閉館後は寄贈元の朝日新聞社に返還された、のかもしれません。

  • これは「錦帯橋」(の模型)だったと思います。

    これは「錦帯橋」(の模型)だったと思います。

  • 「ダットサン・サニー1000(1966年)」のカットモデルです。

    「ダットサン・サニー1000(1966年)」のカットモデルです。

  • 「ビュイックDX-45(1916年)」の、シャシーカットモデルです。

    「ビュイックDX-45(1916年)」の、シャシーカットモデルです。

  • 2輪車も、たくさん展示されていました。

    2輪車も、たくさん展示されていました。

  • 「スバル360(1958年前期型)」です。第一次量産車65台のうちの1台で、個人から寄贈されました。

    「スバル360(1958年前期型)」です。第一次量産車65台のうちの1台で、個人から寄贈されました。

  • 1930年型のフランクリンです。立派なラジエターグリルが付いてますが、エンジンは空冷だそうです。

    1930年型のフランクリンです。立派なラジエターグリルが付いてますが、エンジンは空冷だそうです。

  • 「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」、世界初のガソリンエンジン自動車です。(レプリカです)

    「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」、世界初のガソリンエンジン自動車です。(レプリカです)

  • 「マツダ T2000」は、広島に戻っているのでしょうか。

    「マツダ T2000」は、広島に戻っているのでしょうか。

  • 関東大震災後の復旧の足として、急造された「円太郎バス」です。<br /><br />閉館後「機械遺産」に認定され、「重要文化財」の指定されました。現在は「鉄道博物館」が所蔵しているそうです。(非公開)

    関東大震災後の復旧の足として、急造された「円太郎バス」です。

    閉館後「機械遺産」に認定され、「重要文化財」の指定されました。現在は「鉄道博物館」が所蔵しているそうです。(非公開)

  • 「国鉄バス第一号車」は、現存する最古の国産バス(1930年)とのことです。<br /><br />閉館後、重要文化財に指定され、現在は「リニア・鉄道館(名古屋市)」に保存展示されています。

    「国鉄バス第一号車」は、現存する最古の国産バス(1930年)とのことです。

    閉館後、重要文化財に指定され、現在は「リニア・鉄道館(名古屋市)」に保存展示されています。

  • さて、突然ですが、こんな写真です。「交通博物館」のバックヤードを通り抜けて、中央線の線路の下へ向かっています。

    さて、突然ですが、こんな写真です。「交通博物館」のバックヤードを通り抜けて、中央線の線路の下へ向かっています。

  • 中央線の線路の下、「旧万世橋駅」です。

    中央線の線路の下、「旧万世橋駅」です。

  • 「交通博物館」は「旧万世橋駅の駅舎跡」に造られたので、「旧万世橋駅」と隣接しています。

    「交通博物館」は「旧万世橋駅の駅舎跡」に造られたので、「旧万世橋駅」と隣接しています。

  • 「旧万世橋駅」の通路からホームへ上がります。

    「旧万世橋駅」の通路からホームへ上がります。

  • ホームに上がると行っても、ホームには出られません。

    ホームに上がると行っても、ホームには出られません。

  • アクリル板を通して、外を眺めます。これは神田方向です。

    アクリル板を通して、外を眺めます。これは神田方向です。

  • こちらは御茶ノ水方向です。

    こちらは御茶ノ水方向です。

  • 階段の最上段から、四方を眺めるだけなので、すぐに戻ります。

    階段の最上段から、四方を眺めるだけなので、すぐに戻ります。

  • 駅の歴史などの説明がありました。<br /><br />これを見ると、博物館がここに移転してきたとき、駅は現役で使われていたんですね。

    駅の歴史などの説明がありました。

    これを見ると、博物館がここに移転してきたとき、駅は現役で使われていたんですね。

  • 来た道を戻ります。

    来た道を戻ります。

  • 「交通博物館」は、美術資料も収集していたんですね。これらは「鉄道博物館」に受け継がれたのでしょうか。

    「交通博物館」は、美術資料も収集していたんですね。これらは「鉄道博物館」に受け継がれたのでしょうか。

  • 2階から、渡り廊下を通って、屋外の展示を見に行きます。

    2階から、渡り廊下を通って、屋外の展示を見に行きます。

  • 建屋の廊下を通って、この階段を下ります。

    建屋の廊下を通って、この階段を下ります。

  • 階段を下りて、振り返ると、渡り廊下が見えます。

    階段を下りて、振り返ると、渡り廊下が見えます。

  • 上の写真、渡り廊下の向こう側、円筒状の部分の中は階段です。

    上の写真、渡り廊下の向こう側、円筒状の部分の中は階段です。

  • 屋外(と言っても、ピロティの下です)に展示されていた「開拓使号客車」です。<br /><br />現存する我が国最古(1880年製)のアメリカ型客車、と書かれていました。

    屋外(と言っても、ピロティの下です)に展示されていた「開拓使号客車」です。

    現存する我が国最古(1880年製)のアメリカ型客車、と書かれていました。

  • 隣は「弁慶号機関車」です。これも1880年製です。

    隣は「弁慶号機関車」です。これも1880年製です。

  • こちらは「善光号機関車」、1881年製です。日本鉄道会社第一号の機関車だそうです。

    こちらは「善光号機関車」、1881年製です。日本鉄道会社第一号の機関車だそうです。

  • ということで、古い写真で、在りし日の「交通博物館」を回顧しました。

    イチオシ

    ということで、古い写真で、在りし日の「交通博物館」を回顧しました。

  • 鉄道関係の収蔵品は、JRが引き継いでいると思いますが、その他の収蔵展示品、資料や研究成果など、散逸させないで後世に引き継がれる事を期待しています。<br /><br />( おしまい )

    イチオシ

    鉄道関係の収蔵品は、JRが引き継いでいると思いますが、その他の収蔵展示品、資料や研究成果など、散逸させないで後世に引き継がれる事を期待しています。

    ( おしまい )

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