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一人で日帰り富士登山。

日帰り富士登山

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2023/07/24 - 2023/07/24

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マタローちゃん

マタローちゃんさん

一人で日帰り富士登山。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 昔から一度は登ってみたいと思っていた富士山。<br />去年から準備してやっと登る事にしました。<br />ここで、登った事の無い方へ説明しながら書き記します。<br />まず富士山には四つの登山コースがあります。<br />①吉田口  一番人気の高いコース。<br />②富士宮口 二番目に人気が高く、距離が短い分傾斜がキツイ。<br />③須走口  結構空いているけど八合目で吉田口と合流。<br />④御殿場口 健脚向きで一番長距離。<br />ツアーならどのコースからでも行けますが、<br />マイカーの場合、シーズン中は基本的に五合目まで行く事が出来ず、二合目に車を停め、後はシャトルバスかタクシーしかありません。<br />唯一御殿場口は五合目まで行けますが、そこは他のコースの二合目に相当するため、実際に歩く距離は非常に長いです。<br />そこで、私は今回須走口から登る事にしました。<br />須走口は「道の駅須走」の道路を挟んだ反対側に駐車場があります。

    昔から一度は登ってみたいと思っていた富士山。
    去年から準備してやっと登る事にしました。
    ここで、登った事の無い方へ説明しながら書き記します。
    まず富士山には四つの登山コースがあります。
    ①吉田口  一番人気の高いコース。
    ②富士宮口 二番目に人気が高く、距離が短い分傾斜がキツイ。
    ③須走口  結構空いているけど八合目で吉田口と合流。
    ④御殿場口 健脚向きで一番長距離。
    ツアーならどのコースからでも行けますが、
    マイカーの場合、シーズン中は基本的に五合目まで行く事が出来ず、二合目に車を停め、後はシャトルバスかタクシーしかありません。
    唯一御殿場口は五合目まで行けますが、そこは他のコースの二合目に相当するため、実際に歩く距離は非常に長いです。
    そこで、私は今回須走口から登る事にしました。
    須走口は「道の駅須走」の道路を挟んだ反対側に駐車場があります。

    道の駅 すばしり 道の駅

  • 駐車場は無料。<br />その入口付近にチケット売り場とバス乗り場があります。<br />ちなみにシャトルバスの料金は往復で2100円です。

    駐車場は無料。
    その入口付近にチケット売り場とバス乗り場があります。
    ちなみにシャトルバスの料金は往復で2100円です。

  • バスの始発は5:45でした。<br />その頃になると結構人が集まってきました。<br />それでも大きなバスなので、全員乗ることができ、<br />30分ほどで須走口の五合目へ到着。<br />ちなみにバスの最終は18:15と告げられました。

    バスの始発は5:45でした。
    その頃になると結構人が集まってきました。
    それでも大きなバスなので、全員乗ることができ、
    30分ほどで須走口の五合目へ到着。
    ちなみにバスの最終は18:15と告げられました。

    須走口登山道 公園・植物園

  • まだ朝の6:15でしたが、立ち並ぶ店は全て営業中。<br />ここで準備を整えてから出発しました。<br />すると70mほど進んだところで関所のような物があり、<br />富士山の環境保全のための協力金を求められました。<br />つまり入山料ですな。<br />その金額は1000円。<br />世界遺産である富士山をを守るのにもお金は掛かるので、<br />個人的には賛成です。<br />すると今年は富士山の世界遺産登録10周年という事で、<br />記念品をいただきました。

    まだ朝の6:15でしたが、立ち並ぶ店は全て営業中。
    ここで準備を整えてから出発しました。
    すると70mほど進んだところで関所のような物があり、
    富士山の環境保全のための協力金を求められました。
    つまり入山料ですな。
    その金額は1000円。
    世界遺産である富士山をを守るのにもお金は掛かるので、
    個人的には賛成です。
    すると今年は富士山の世界遺産登録10周年という事で、
    記念品をいただきました。

  • 登り始めると最初は森林の中の岩場で、<br />傾斜はさほどでは無いものの、<br />岩の上を歩くのにいささか体力を持っていかれました。<br />

    登り始めると最初は森林の中の岩場で、
    傾斜はさほどでは無いものの、
    岩の上を歩くのにいささか体力を持っていかれました。

  • 森林を抜けるといきなり富士山の頂上が見えました。<br />この日は晴天で、この時点では雲がほとんどない状態。<br />さらに月曜日という事もあってコースは空いていました。

    森林を抜けるといきなり富士山の頂上が見えました。
    この日は晴天で、この時点では雲がほとんどない状態。
    さらに月曜日という事もあってコースは空いていました。

  • しかし、ここからが大変でした。<br />まだ五合目を出たばかりなので、<br />傾斜は良いのですが、その距離の長いこと。<br />いくら歩いても六合目に近づかない感じ。<br />遥か遠くにそれらしき建物が見えるも、<br />非常に時間がかかりました。<br />そしてやっとの思いで六合目にたどり着き暫し休憩。<br />テーブルや椅子の使用は無料ですが、<br />トイレに入るのも顔を洗うのも全て有料。

    しかし、ここからが大変でした。
    まだ五合目を出たばかりなので、
    傾斜は良いのですが、その距離の長いこと。
    いくら歩いても六合目に近づかない感じ。
    遥か遠くにそれらしき建物が見えるも、
    非常に時間がかかりました。
    そしてやっとの思いで六合目にたどり着き暫し休憩。
    テーブルや椅子の使用は無料ですが、
    トイレに入るのも顔を洗うのも全て有料。

  • 本来なら五合目で少し休んで、<br />気圧に体を慣らしてから登るのがセオリーらしいです。<br />しかし、日帰り予定の私はそんな時間的余裕はありません。<br />持参した酸素缶を吸入しながら登山再開。<br />次第に傾斜はキツくなるものの、<br />それ以降は本六合目とか、七合目、本七合目などと、<br />結構細かく山小屋があるので目標を設定しやすかったです。<br />

    本来なら五合目で少し休んで、
    気圧に体を慣らしてから登るのがセオリーらしいです。
    しかし、日帰り予定の私はそんな時間的余裕はありません。
    持参した酸素缶を吸入しながら登山再開。
    次第に傾斜はキツくなるものの、
    それ以降は本六合目とか、七合目、本七合目などと、
    結構細かく山小屋があるので目標を設定しやすかったです。

  • さすがに八合目とか過ぎるとこの傾斜。<br />足元は岩場だらけでこの急斜面を登るわけですから、<br />足取りは重く、100mも進んだら一息入れると言った感じで、<br />ペースは次第に遅くなりました。<br />

    さすがに八合目とか過ぎるとこの傾斜。
    足元は岩場だらけでこの急斜面を登るわけですから、
    足取りは重く、100mも進んだら一息入れると言った感じで、
    ペースは次第に遅くなりました。

  • 八合目を過ぎると一番人気の吉田口と合流。<br />そのため頂上付近では渋滞が発生。<br />狛犬が待ち構えその奥の鳥居を潜ると頂上なので、<br />皆さんここで記念写真を撮ったりするのも原因の一つ。

    八合目を過ぎると一番人気の吉田口と合流。
    そのため頂上付近では渋滞が発生。
    狛犬が待ち構えその奥の鳥居を潜ると頂上なので、
    皆さんここで記念写真を撮ったりするのも原因の一つ。

  • やっと頂上へ到着しました。<br />そこはお店が幾つもあり、<br />多くの人が休んでいて賑やかでした。<br />

    やっと頂上へ到着しました。
    そこはお店が幾つもあり、
    多くの人が休んでいて賑やかでした。

  • しかし、まだ道が続いているので暫し住んでみると、<br />富士山の火口が見えました。<br />それは数十m下まで続いており、<br />底は土で塞がっている状態でした。<br />

    しかし、まだ道が続いているので暫し住んでみると、
    富士山の火口が見えました。
    それは数十m下まで続いており、
    底は土で塞がっている状態でした。

  • そして、遠くに目をやるとここより高い場所があったのです。<br />つまり頂上とはいえ、<br />向こうに見える頂こそが日本最高峰だったのです。<br />ここまで来たら登るしかないと、重い脚を再び動かしました。<br />最後の登山は一番過酷で、傾斜が一番きつくて、<br />柵などに掴まりながらやっと登りました。<br />そこから降りる人は何人も滑落してました。<br />地面が砂だったので怪我はしてないようでしたが、<br />一番危険な場所かもしれません。

    そして、遠くに目をやるとここより高い場所があったのです。
    つまり頂上とはいえ、
    向こうに見える頂こそが日本最高峰だったのです。
    ここまで来たら登るしかないと、重い脚を再び動かしました。
    最後の登山は一番過酷で、傾斜が一番きつくて、
    柵などに掴まりながらやっと登りました。
    そこから降りる人は何人も滑落してました。
    地面が砂だったので怪我はしてないようでしたが、
    一番危険な場所かもしれません。

  • やっと日本最高峰にたどり着きました。<br />ここでまでの所要時間、休憩を入れて6時間。<br />富士山の山頂3776mに達したのですが、<br />不思議と寒くありません。<br />気圧から計算すると地上よりも約19℃ほど気温が下がるはずですが、<br />この日は晴天で頂上は雲もなく日差しが強かったせいか、<br />Tシャツのままでも汗が引きませんでした。<br />ただこの時、富士山の下方は雲が出ており、<br />下界は全く見えないため感動は薄れました。<br />

    やっと日本最高峰にたどり着きました。
    ここでまでの所要時間、休憩を入れて6時間。
    富士山の山頂3776mに達したのですが、
    不思議と寒くありません。
    気圧から計算すると地上よりも約19℃ほど気温が下がるはずですが、
    この日は晴天で頂上は雲もなく日差しが強かったせいか、
    Tシャツのままでも汗が引きませんでした。
    ただこの時、富士山の下方は雲が出ており、
    下界は全く見えないため感動は薄れました。

    富士山頂上 浅間大社奥宮 寺・神社・教会

  • この時点で、持参した飲み物も食べ物も全て腹に収まっていたので、<br />帰りのために飲み物を買おうと自販機を見たら一律500円でした。<br />まあ、こんな場所なら仕方ないですね。<br />で、トレイに入ろうとしたらこれまた300円でした。<br />さすがにそれは勿体ないので、<br />下山するまで我慢する事に。<br />汗をたっぷりかいているせいか、<br />不思議と尿意をもよおさないのです。<br />

    この時点で、持参した飲み物も食べ物も全て腹に収まっていたので、
    帰りのために飲み物を買おうと自販機を見たら一律500円でした。
    まあ、こんな場所なら仕方ないですね。
    で、トレイに入ろうとしたらこれまた300円でした。
    さすがにそれは勿体ないので、
    下山するまで我慢する事に。
    汗をたっぷりかいているせいか、
    不思議と尿意をもよおさないのです。

  • 明るいうちに下山したいのでほどなく降り始めました。<br />帰りは所々、下山道が別になっていました。<br />登ってくる人と干渉しないのは良いですね。<br />しかし柔らかく深い砂ばかりの道なので歩きにくいのです。<br />傾斜がキツいため、その気が無くてもスピードが上がり、<br />それを抑えようとすると足に大きな負担が掛かります。<br />結果的に2時間20分ほどで五合目に着いたのですが、<br />足がガクガクでした。<br />そしてシャトルバスにて駐車場に戻り、<br />靴下を脱ぐと足が真っ黒。<br />靴の中からも大量の砂が出てきました。<br />予め別の靴と靴下を用意しておいて良かったです。<br />こうして私の一人日帰り富士登山は終わったのですが、<br />これから登ろうする人の参考に少しでもなれば幸いです。

    明るいうちに下山したいのでほどなく降り始めました。
    帰りは所々、下山道が別になっていました。
    登ってくる人と干渉しないのは良いですね。
    しかし柔らかく深い砂ばかりの道なので歩きにくいのです。
    傾斜がキツいため、その気が無くてもスピードが上がり、
    それを抑えようとすると足に大きな負担が掛かります。
    結果的に2時間20分ほどで五合目に着いたのですが、
    足がガクガクでした。
    そしてシャトルバスにて駐車場に戻り、
    靴下を脱ぐと足が真っ黒。
    靴の中からも大量の砂が出てきました。
    予め別の靴と靴下を用意しておいて良かったです。
    こうして私の一人日帰り富士登山は終わったのですが、
    これから登ろうする人の参考に少しでもなれば幸いです。

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