2023/07/24 - 2023/07/24
1168位(同エリア1708件中)
マタローちゃんさん
- マタローちゃんさんTOP
- 旅行記32冊
- クチコミ45件
- Q&A回答13件
- 25,098アクセス
- フォロワー5人
一人で日帰り富士登山。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
昔から一度は登ってみたいと思っていた富士山。
去年から準備してやっと登る事にしました。
ここで、登った事の無い方へ説明しながら書き記します。
まず富士山には四つの登山コースがあります。
①吉田口 一番人気の高いコース。
②富士宮口 二番目に人気が高く、距離が短い分傾斜がキツイ。
③須走口 結構空いているけど八合目で吉田口と合流。
④御殿場口 健脚向きで一番長距離。
ツアーならどのコースからでも行けますが、
マイカーの場合、シーズン中は基本的に五合目まで行く事が出来ず、二合目に車を停め、後はシャトルバスかタクシーしかありません。
唯一御殿場口は五合目まで行けますが、そこは他のコースの二合目に相当するため、実際に歩く距離は非常に長いです。
そこで、私は今回須走口から登る事にしました。
須走口は「道の駅須走」の道路を挟んだ反対側に駐車場があります。道の駅 すばしり 道の駅
-
駐車場は無料。
その入口付近にチケット売り場とバス乗り場があります。
ちなみにシャトルバスの料金は往復で2100円です。 -
バスの始発は5:45でした。
その頃になると結構人が集まってきました。
それでも大きなバスなので、全員乗ることができ、
30分ほどで須走口の五合目へ到着。
ちなみにバスの最終は18:15と告げられました。須走口登山道 公園・植物園
-
まだ朝の6:15でしたが、立ち並ぶ店は全て営業中。
ここで準備を整えてから出発しました。
すると70mほど進んだところで関所のような物があり、
富士山の環境保全のための協力金を求められました。
つまり入山料ですな。
その金額は1000円。
世界遺産である富士山をを守るのにもお金は掛かるので、
個人的には賛成です。
すると今年は富士山の世界遺産登録10周年という事で、
記念品をいただきました。 -
登り始めると最初は森林の中の岩場で、
傾斜はさほどでは無いものの、
岩の上を歩くのにいささか体力を持っていかれました。 -
森林を抜けるといきなり富士山の頂上が見えました。
この日は晴天で、この時点では雲がほとんどない状態。
さらに月曜日という事もあってコースは空いていました。 -
しかし、ここからが大変でした。
まだ五合目を出たばかりなので、
傾斜は良いのですが、その距離の長いこと。
いくら歩いても六合目に近づかない感じ。
遥か遠くにそれらしき建物が見えるも、
非常に時間がかかりました。
そしてやっとの思いで六合目にたどり着き暫し休憩。
テーブルや椅子の使用は無料ですが、
トイレに入るのも顔を洗うのも全て有料。 -
本来なら五合目で少し休んで、
気圧に体を慣らしてから登るのがセオリーらしいです。
しかし、日帰り予定の私はそんな時間的余裕はありません。
持参した酸素缶を吸入しながら登山再開。
次第に傾斜はキツくなるものの、
それ以降は本六合目とか、七合目、本七合目などと、
結構細かく山小屋があるので目標を設定しやすかったです。 -
さすがに八合目とか過ぎるとこの傾斜。
足元は岩場だらけでこの急斜面を登るわけですから、
足取りは重く、100mも進んだら一息入れると言った感じで、
ペースは次第に遅くなりました。 -
八合目を過ぎると一番人気の吉田口と合流。
そのため頂上付近では渋滞が発生。
狛犬が待ち構えその奥の鳥居を潜ると頂上なので、
皆さんここで記念写真を撮ったりするのも原因の一つ。 -
やっと頂上へ到着しました。
そこはお店が幾つもあり、
多くの人が休んでいて賑やかでした。 -
しかし、まだ道が続いているので暫し住んでみると、
富士山の火口が見えました。
それは数十m下まで続いており、
底は土で塞がっている状態でした。 -
そして、遠くに目をやるとここより高い場所があったのです。
つまり頂上とはいえ、
向こうに見える頂こそが日本最高峰だったのです。
ここまで来たら登るしかないと、重い脚を再び動かしました。
最後の登山は一番過酷で、傾斜が一番きつくて、
柵などに掴まりながらやっと登りました。
そこから降りる人は何人も滑落してました。
地面が砂だったので怪我はしてないようでしたが、
一番危険な場所かもしれません。 -
やっと日本最高峰にたどり着きました。
ここでまでの所要時間、休憩を入れて6時間。
富士山の山頂3776mに達したのですが、
不思議と寒くありません。
気圧から計算すると地上よりも約19℃ほど気温が下がるはずですが、
この日は晴天で頂上は雲もなく日差しが強かったせいか、
Tシャツのままでも汗が引きませんでした。
ただこの時、富士山の下方は雲が出ており、
下界は全く見えないため感動は薄れました。富士山頂上 浅間大社奥宮 寺・神社・教会
-
この時点で、持参した飲み物も食べ物も全て腹に収まっていたので、
帰りのために飲み物を買おうと自販機を見たら一律500円でした。
まあ、こんな場所なら仕方ないですね。
で、トレイに入ろうとしたらこれまた300円でした。
さすがにそれは勿体ないので、
下山するまで我慢する事に。
汗をたっぷりかいているせいか、
不思議と尿意をもよおさないのです。 -
明るいうちに下山したいのでほどなく降り始めました。
帰りは所々、下山道が別になっていました。
登ってくる人と干渉しないのは良いですね。
しかし柔らかく深い砂ばかりの道なので歩きにくいのです。
傾斜がキツいため、その気が無くてもスピードが上がり、
それを抑えようとすると足に大きな負担が掛かります。
結果的に2時間20分ほどで五合目に着いたのですが、
足がガクガクでした。
そしてシャトルバスにて駐車場に戻り、
靴下を脱ぐと足が真っ黒。
靴の中からも大量の砂が出てきました。
予め別の靴と靴下を用意しておいて良かったです。
こうして私の一人日帰り富士登山は終わったのですが、
これから登ろうする人の参考に少しでもなれば幸いです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
富士(静岡) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
16