2022/11/13 - 2022/11/13
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与方 藤士朗さん
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この旅行記スケジュールを元に
11時20分を少し回った頃、パソコン一式をバッグに仕舞い、ホテルのフロント経由で津山駅へ。少しばかり雨が降っている模様。
しかし、傘を差さずとも何とか歩ける程度であるのは、救いである。
数日前よりこの日の岡山県内の天気は、日中、雨マークが出ていた。
それにしては、さほどひどくない。
さして濡れることもなく、津山駅に入り、切符を見せてホームに向かう。
現在津山駅ではエレベーターなどのバリアフリー対策工事が進行しているが、まだ完成していない。
岡山寄りの地下通路を通って、一番端の岡山行ホームへと向かう。
列車はすでに、11時前に到着している。
快速「ことぶき」の客は、すでに何人も、後ろ2両の客席を陣取っている。
しかし、先頭のこのピンクの気動車には、まだ客は乗っていない。
車内では、清掃こそ終っているものの、二人の女性アテンダントが出発前の準備にまだまだ余念がない。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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数分ほど待ったところで、ようやく、アテンダントの女性の一人がドアに取付けられているロープを外し、客を入れ始める。そこでようやく、車内へ。
よくよく見ると、そのアテンダントの女性は、前回岡山までこの列車に乗ったときの女性と同一人物であった。もっとも彼女の方は、まだ気づいていない模様。
続いて他の客も乗車してくるが、今回は行き程の客はおらず、自分も含めて合計5人。これで、津山を出発することになりそう。
後ろのロングシートの女性客2名は、津山の弁当を注文しているらしい。
この列車の弁当は、昨日の岡山発の列車と異なり、津山にある業者が製造しているもの。県北産のローストビーフも入っている。
こちらは行きの「隠し寿司」ではなく、正面切って山の幸を入れ込んだ、御馳走弁当である。津山駅 駅
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列車は、11時40分の定刻で津山を出発。進行方向右側には宿泊したホテルを、そして左側には、かつての津山機関区の扇形機関庫、現在は「津山まなびの鉄道館」となっている場所を通過。
日曜日だけあって客も幾分入っていて、鉄道館にいる何人かのお客さんが手を振っている。こちらは岡山発の列車と異なり、次の駅で止まるわけではないこともあり、さっそく加速して3駅先の亀甲へと向かっていく。
アテンダントの女性が、前回乗ったとき同様、解説を始める。
最初は少ししつこく感じられたアナウンスだったが、よくよく状況を見ているとさほどしつこくもなく、静かに過ごそうと思えば問題なく過ごせる程度。
これなら、土日祝日に出張が入っても、席取りをかねてこの列車に乗るというのもありかなと、そんなことを思った。
本来観光列車ということを考えれば、「ビジネスユース」というのはいささか違和感のある使い方であるとは思われるが。ホテルアルファーワン津山 宿・ホテル
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亀甲の亀の駅舎の「顔」は、今度は到着前に拝める。それに向けて、案内も入る。
今回は、この亀甲から男女1組の乗車あり。
隣のボックス席に、彼らは進行方向に沿って着席。
これで、本日の乗客は合計7名。
午後の下りだった先日の「3号」では20人からの乗車があったが、今回は比較的のんびりしたものである。
注:写真は別の日に撮影されたものです。亀甲駅 駅
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亀甲の次は、弓削。
その間、列車は美咲町から久米南町に。久米南町に入って間もなく、国道53号線が線路上を交差する手前には、有名な鶏肉店・中島ブロイラーがある。この日もどうやら、客が店に並んでいる模様。駐車場にクルマを止めて降りて買い物に出ざるを得ないため、どうしても、通行中のクルマとの絡みで事故が起きやすい場所でもある。
弓削は川柳の駅。
アテンダントより、その案内もある。
ここでも、この車両からの降車客はいない。
注:この写真は別の日に撮影されたものです。福渡駅 駅
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弓削を出発し、福渡に到着する寸前になると、弁当購入客のための「お土産」が配布される。これには地元の珈琲店の珈琲豆やらなにやら、とにもかくも、建部周辺の店の名産品が入っている。
福渡駅では、先日の下り同様、地元の人と思われるが、どなたかが出てきて、旗を振って見送ってくださる。
こちらでも、乗降客はいない。なお、快速列車の後2両は、話が別。
福渡を出ると、進行方向左側の車窓から見ると隣にかかっている「幸せ橋」に沿って旭川を渡り、こじんまりした温泉街をさっと抜け切ったこの列車は、やがて、緩やかな坂へ。
建部通過後、坂を徐々に上って行き、やがてトンネルに。
この途中から、上り坂は下り坂に。 -
建部通過後、坂を徐々に上って行き、やがてトンネルに。
この途中から、上り坂は下り坂に。
岡山側の坂は、津山側に比べていささか急であるため、列車の速度にも勢いのつくことが乗っていてもわかる。
列車は、盆地の津山からアップダウンを経て、大平野へと向かっていく。
トンネルを抜け、下り坂を滑走し、列車はやがて、金川へ。
ここからは、後2両の快速列車に乗車する客は通例増加する。岡山方面への客がかなりあるため。この駅の近くには県立高校もあるため、岡山からの通学客も多い。
金川を出たあたりで、アテンダントが乗車記念のボードをもって回ってくる。これで、記念撮影。ついに、4週間前にも乗っていたことが、ばれてしまった(苦笑)。
あ、りゃ、りゃ、りゃ、りゃあ~~~!建部駅 駅
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記念撮影の後は、ひたすら岡山に向けて走る列車内も到着に向けて、いささかそわそわし始める。
これは、陰陽連絡の特急「やくも」の上り列車でも見られる傾向である。
あちらはビジネスユース中心であるから、なおのことである。
観光列車を標榜するこの謎の気動車でも、やっぱり、そこは一緒ね。
上り列車はこれから観光という雰囲気を醸し出していたが、こちら下り列車は、いよいよ、日常に帰るという、そんな雰囲気を感じさせてくれる。牧山駅 駅
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列車は上り列車としては最後のトンネルを超えた後、進行方向左側に旭川、右側には断崖絶壁をみる。
右側のこれは、時として倒木や落石による運休を招くシロモノである。
途中、旭川のはるか上を、高速道路が横切っていく。 -
断崖絶壁と天下の一級河川から分かれた列車は、玉柏駅を境に、徐々に住宅地へと突入していく。列車の勢いも、さらに増してくる。
玉柏駅 駅
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そして、最後の停車駅、法界院に。
こちらの列車からの乗降者はなし。
ただし、後ろの2両には、岡山まで、あるいは岡山から先への客がどっと乗車するのが、この路線の「下り列車」の通常光景である。
そんな通常の世界から暖簾1枚で隔絶されたこの車両内は、そんな光景とは無縁のまま、降り支度もたけなわである。
注:この写真はイメージ画像です。 -
列車は、定刻の12時50分に岡山到着。
乗ってきた客は去り、ホームには、津山に向かう客が乗車を待っている。
乗車はしないものの、このピンク色の車体を持つ車両を被写体としてカメラを向ける人も、何人かいる。岡山駅 駅
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清掃の従業員が乗車し、車内のゴミと汚れを片付けていく。
アテンダントの女性2名は、このあとの「4号」の準備に余念がない。
次の折返し列車の出発まで、あと16分しか、ない。岡山駅 駅
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そしてまた16分後。
昼一番の快速で、昨日同様、津山に向けて旅立ちました。
私は、この後岡山駅前のホテルへ。
昨日のように社員の見送りがあるとは限らないが、こんな感じで、あちこちで見送ってくれることも、たびたびあるのです。岡山駅 駅
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これが、前日とこの日に使った切符一式です。
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さて、「さくびさくら」で岡山と津山を往復した私は、その足で岡山駅の地下改札をくぐり抜け、地下街を通って旧岡山会館の上階部にあるホテルのフロントへと急いだ。ここでこの後1泊している間に、原稿を仕上げるためである。
この日は結局、昼食はとらず、夕方までホテルの自室にこもって一仕事した後、夕方に岡山駅まで改めて出向いて、ハレ旅応援割のクーポンを使って岡山の駅弁とビールを3本購入し、ホテルの自室でくつろぎながら飲食した。ダイワロイネットホテル岡山駅前 宿・ホテル
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