2023紅葉探しおまけ。 夕暮れの吹割の滝

2022/10/29 - 2022/10/29

何度も雨に降られながら歩いた一ノ倉沢紅葉見物を終え
余った時間で そのうち行ってみたいな と思っていた場所へ。
大人気だと噂に聞く 道の駅「川場田園プラザ」
そして 「吹割の滝」
この日の後半は 下調べ無しの観光気分まる出し～。

エリア 沼田(群馬)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ショッピング: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車 徒歩

谷川岳ベースプラザを出たのは14時前。
まだ時間もあるし～　と
前から気にはなっていた 道の駅「川場田園プラザ」へ寄ってみる事にしました。
ナビの案内する通りに進み・・・駐車場はかなり混んでる～。
なんとか停められました。

お天気はすっかり回復。って～ 多分 山以外はこんな良いお天気だったのでしょうよ。

1998年に開業した巨大な道の駅。
道の駅ランキング全国1位にもなったそうで もう ここが目的地になる人気観光地ってレベル。

沼田出身の叔母さんに 尾瀬に行ったと話したら
「川場田園プラザ」には行ったか？と
そっちかーい？な程にプッシュされちゃった事も。
そんなにすごいのか！？いつか行ってみよう、とは思ってました。

もう、広すぎて 何があるのか判らん。
だが、道の駅と言えば 農産物見たいのがまりも母。
まず ファーマーズマーケットに入ってみます。
お花とかもあるかな～？

お～ さすがに 人も多いし 品物も多い！
野菜をチェックします。
しかし 昨日 野菜 買っちゃったよ～。
特に要るもの 地場特産の珍しいっぽい物は無いな～。
だが、せっかくなので何か買おう。
で、まりも母がgetしたのは 手造り箒。
川場村の箒職人 関直太さん（御年94歳！）の手箒。
美しい。これは 良い品が買えたー！

特にお腹も空いていないので レストランっぽいお店には入れませんが
なんか食べようか？？
沢山ある食べ物のお店はどこも人が多くて
なんとなく 人に酔ってしまいそうな・・・。
コロナ禍で 人混みを忘れてしまった感だ。
なんだか萎え～～。

しかし、せっかくだから と田園プラザベーカーリーに。
ふわとろ食パン なるものがウリらしいが、そんなのはとっくに売り切れ。
でも おいしそうなパンがいっぱい！焼きたてもまだまだ出て来る！
ここで 並んでパンをいくつか購入。
しかし なんだろ。のんびりあちこち食べ歩きするような私らではなく
ここの魅力がちーとも判らぬまま もういいか～。
叔母さん！来てみたけど～ 混んでて疲れたよ～。
ちーん。ってやつね。

時間は15時を過ぎ もう帰ろっか～？
と、このまま沼田インターへ向かえば良いのですが
ダンナが「吹割の滝 行く？ここから近いよ。行ってみたかったんでしょ？」
え～～！そりゃ～行ってみたかったが～。今から～？
もう夕方だし、どうせなら もっと明るい時間に・・・。
だが、何年も行ってみたいな～と言うのに ダンナには「普通の観光地でしょ」とダメ出しされ続け
次があるとも思えない！行くかー！

車 どこに停めていいのかも判らないまま来ちゃいました。（近くのお店の駐車場が利用できました）
入口も良く判らん。看板が頼り。

狭い道を進むと なにげにすごいおみやげ物屋さんが。
手作りっぽい加工食品やレトロなお土産物の数々が。
今どきのお姉ちゃんたちは「エモい～」と思うのでしょうか・・・。

アイスクリームなども売られておりました。
しかし、すぐそばの公衆トイレから 得も言われぬ香しい空気が・・・。
こーゆーのも最近は嗅がないような～。
エモい香りと言う事にしておこう。

なにせ 「行ってみたい」と思いつつ 全く行く予定無く 調べも無しですから
一体どんな所なのか？
単に「東洋のナイアガラ」って言われる 穴に流れ落ちる川の景観がダイナミック 位しか知らん。
この階段を下りた先にあるのか？テキトーすぎる・・。

で 最初に見えたのが こんな落ちる滝。
これが吹割の滝？いや、景色が違うな。
「鱒飛の滝」でした。
鱒が この段差を飛び跳ねて越えて遡上しようとしたのが名前の由来。

その先には こんな景色が。
大きな一枚岩の脇を川が流れています。
右 岩の先端に展望台があり その前あたりに 般若の顔に見える岩があったようです。
（知らなくて未確認。とほほ）

岩の景観が不思議ですね。
つるつるに磨かれたような岩肌。
渓谷を形成する岩が　長い年月で削られてこうなったのですね。
溶結凝灰岩でできているそう。

渓谷の岩壁から川床の岩まで ひとつなぎになっているようです。
時間はもう16時に近いので 薄暗くなってきてしまいました。

足元の大きな岩の表面はこんなです。

水辺に近づくのはキケンな為 パイロンやロープで近づけないようにされていました。
ちょっと離れすぎで写真を撮るには ナンでありましたが。

そして その先に「吹割の滝」が。
広い千畳敷とよばれるあたり 大きく落ち込んだ穴へ水が止めどなく流れ落ちて行くのです。
この穴状の落ち込みは 水が削った多数の割れ目が作ったもの。

渓谷の紅葉は　こんな感じ。
日が傾いて影になりつつある時間で 鮮やかさは失われています。
もうちょっと全体が色づいてるかと思ったけど。

先に見えるのは右に浮島橋と左の吹割橋 ふたつの吊り橋。
渓谷の端に作られた遊歩道と岩の上を歩き　先へ進めば
吊り橋を渡り 川の反対側にある観瀑台へも行かれるようです。
今日は 時間も無いし、周りも暗くなりつつあるので
このあたりで引き返す事にしました。

渓谷の岩肌は全部が同じつるつるした物ではないですね。
溶岩っぽい色と質感。

ここに流れる川は 片品川
群馬・栃木・福島3県境の黒岩山に源があり 川の流域には尾瀬、奥日光も含まれる。
至仏山、武尊山、日光白根山からの水も流れ込みます。
水量豊かな川なのですね。
実際 滝は 水に削られて毎年数センチは後退しているそうです。
穴はどんどん広がっている、と言う事ですね。

コンクリートで舗装された遊歩道も整備され
概ね安全に見る事ができます。
水辺に近い岩にロープがあるのは 落ちたら 相当キケンな急流であるからです。
過去には 落ちて亡くなるという事故もあったそうです。
しかし・・・迫力の写真撮りたさに ロープ無視の人・・・やはり居ましたねぇ。
また、凍結すると危ないからでしょう。
12月中旬～3月下旬は冬季閉鎖になります。

遊歩道脇に 名残のダイモンジソウが咲いていました。

最後に振り返って　 吹割の滝。
散策路一周はおよそ1時間のコースタイムらしい。
観瀑台から覗く 真上からの景色も見てみたいものです。
紅葉真っ盛りの時期か新緑の頃。
やはり 今日のような 思いつきで来ただけでは消化不良ですね。
次がいつになるかは？判りませんが 再訪したい場所となりました。