2023夏 白老ウポポイとマザーズプラス

2023/06/15 - 2023/06/15

最終訪問地白老にあるウポポイに来ました。北海道に来たのならばアイヌについて少しお勉強です。ウポポイはアイヌの人々が先住民族であるとの認識に基づいて作られました。
アイヌ民族は東北北部、北海道、樺太、千島列島などで暮らし、独自の文化を持ち大和民族（和人）とは異なる文化を育んできました。しかし徐々に和人に土地を奪われ、差別を受けてきました。今は北海道を中心に約13,000人ほどのアイヌ民族の方がおられます。

エリア 白老・大滝(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

ゆるキャラのトゥレッポんがお出迎え(トゥレプ（オオウバユリ）)。ウポポイはアイヌ文化の振興や普及のために令和2年7月に公開されました。まだ新しい施設です。

アイヌ民族の歴史や文化について知らない人が多いと思います。

施設への導入路のコンクリートの壁には不思議な感覚でもって描かれています。

エゾシカですかね。

導入路を通りぬけると広い空間になります。

エントランス棟が周りを囲みレストランなどショップがあります。

入場口の後ろには大きな国立アイヌ民族博物館。大人1,200円。

日本最北の国立博物館に入ります。入ってすぐ横にあるシアターでは大きな画面でアイヌ文化を映像で紹介しています。

見終わって2階に進むと明るい広いフロアーです。

大きな窓からは

眼前にポロト湖と呼ばれる湖が広がります。タイミングが良ければ手前の広場ではアイヌ舞踊やムックリの演奏などが楽しむことができます。

左に体験交流ホールが見えています。私たちは時間がなくそこには寄りませんでしたが、アイヌ舞踊や伝統芸能、食文化などの体験や工芸品の製作体験もできるようです。

気持ちがいいほど大きな窓です。

展示場にはこの回廊を通ります。

急に壁にいくつかの映像が現れます。

基本展示室

アイヌ民族に関する展示がたくさん。同じ日本ですが異文化感覚です。

触ることのできるクマやシカなどがいます。

各地と交流した物品には毛皮も。

広い北海道の地図を作るのも大変なのに樺太、千島列島も。

民芸品のようなものたくさん展示されています。

昔は鮭もたくさん泳いでいただろうから獲るのは楽だったのかな。

アイヌに限らず各地にある昔の人の作った模様はおしゃれですね。

アイヌの人が着ている独特の柄模様現代にも十分主張できます。

自然を大切にしたアイヌの人たち、私たちは見習うべきです。SDGｓを今頃？って思われているだろうな。

感謝の気持ちを忘れたらだめですね。地球を壊しているのは感謝を忘れた結果。

カムイの世界（神様、崇高な霊的存在、自然霊）へ送る儀式。

旅館の浴衣にしたら怒られるのかな。

１階はお土産売り場。珍しいものがたくさん置いてあります。

身に着けるもよし家に飾るのもよし。そんなものが売っています。

ほがじゃはポテトとホタテのせんべい。

日本一食べにくいお菓子「よいとまけ」は紫の箱。

民族博物館を出て奥に進みます。

移動販売車が出てる。ソフト食べたいなぁ。

工房では工芸家の製作が行われ、木彫りや刺繍の体験もできます。

丸木舟製作中。まだ始まったばかりのようで舟とは思えない。

チセと呼ばれる家屋が再現されているエリア。

トイと呼ばれる畑で収穫したものは儀式のお供えに使ったそうです。

広くて気持ちのいい空間です。

家屋の一つに入ってみました。

広くてまだ新しい室内空間です。実際のチセとはずいぶん違うでしょう。だって窓枠にはサッシが入っていました。

アイヌの衣装を着た人がいろいろなアイヌの話をしてくれます。

課長さんです。なぜかはのちほど。

かわいい女性がアイヌの楽器ムックリの演奏を聴かせてくれます。

この方はアイヌの子守歌を歌ってくれます。最初に囲炉裏の前で話をしてくれた人とは長い付き合いで「私の上司で課長さんです。」といっていました。

湖では丸木舟の実演があります。

このお舟に立ってよく乗れるな～。

もう少し時間が取れればよかった。

ウポポイから数分でマザーズプラスに到着。

mother's+ 建物の周りは緑の芝生が広がっています。

人の出入りが多いなと思って入ってみました

入り口の壁にはタマゴの樹？

みなさんタマゴお買い上げです。私たちも生タマゴ２パック買ってしまいましたが、関西まで割らずに持って帰らないといけません。

買えるじゃなくて帰るだけだからOKかな。

時間が遅いからすでに食べたかったシュークリームは売切れ。

昼食は遅くなったけれどすぐそばのよこすと食堂でと思って来ましたが．．．

なんと終わっちゃってました。

隣のファームレストラン ウエムラ・ビヨンドはやってたけれど今の私たちのお腹にはちょっと重たいメニュー。

白老牛が食べられるお店です。

マザーズプラスの駐車場へ戻ります。でもおしゃれな建物ですよね。

コンクリートがまだ固まっていないときにニワトリを歩かしたかな。

クルマに戻ってみると空爆を受けていました。もうすぐ返却するのに ．．．

クルマを返却して空港まで送ってもらって、あっという間の２泊３日の北海道旅行でした。