2023/05/07 - 2023/05/13
420位(同エリア1290件中)
風太郎さん
新型コロナウィルス感染拡大の初期にクルーズ船で多数の感染者を経験したダイヤモンドプリンセス船が日本近海のクルーズを再開させました。運行は3月頃から始まっていたようですがクルーズ船関係を扱うクルーズプラネット社から割安プランのお知らせがあり、数年前に一度計画して未乗船だったダイヤモンドプリンセスのクルーズを体験してみました。寄港地の長崎や済州島や鹿児島のコースは5年前にコスタネオロマンチカ船で体験済でしたが優待価格とダイヤモンドプリンセス初乗船の誘惑にはまりクルーズに出かけました。乗船の10日前から申込と旅行代入金など手続きを開始しましたが、新型コロナウィルス対策解除が5月8日で、一日前の出航だったため海外渡航用新型コロナワクチン接種証明書をアプリ登録したり専用アプリ「オーシャン・レディ」でパスポートを登録したり出航受付24時間以内に新型コロナウィルス抗原検査を実施して陰性の検査結果をスマホで写真撮影したりと忙しく準備したのですが、「オーシャン・レディ」の情報登録がいつまでもブルーラインのままで抗原検査の陰性情報を登録してもグリーンラインに変わらないため乗船手続きが難航するのを覚悟して受付時間の予約は14時を入力し、当日は横浜大さん橋まで時間の余裕をみて早めに自宅を出て12時前に到着しました。なお、海外渡航用新型コロナワクチン接種証明書はマイナンバーカードに紐づけられていたため案外簡単に入手出来て助かりましたが5月8日以降のクルーズからは新型コロナウィルス関係の規制が解除されていて、このような苦労はいらないようです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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5月7日は小雨模様でしたが我々はスーツケースを自分で運ぶため自家用車で横浜に出向き正午に大さん橋駐車場に到着しました。大さん橋では船首に青い波模様がペイントされた白い船体が横浜大さん橋に係留されて全長290m、全幅37.5m、11万5千トン、乗客定員2700名のダイヤモンドプリンセスがクルーズ参加者の乗船を待っていました。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル 名所・史跡
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大さん橋の待合所では既に乗船手続きが始まっていて受付グループ順に呼び込みがあり待ち時間もなく流れ作業のようにワクチン接種証明書とパスポートの確認が進みました。当然にアプリ「オーシャン・レディ」のグリーンラインの人とブルーラインの人が別々に受付かなと思っていたのですがラインの区別もないし受付時間の予約も関係なく到着順に受付は進みブルーラインでも特別困ることもなく「オーシャン・メダリオン」が渡されて簡単に乗船になりました。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル 名所・史跡
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「オーシャン・メダリオン」はペンダントやリストバンドやポケットに入れるなど身に着けて船内のさまざまなサービスを受けられるためのウェアラブル・デバイスで、このデバイスは乗船客に無料で配布され、船内の飲食物のオーダーや客室の入室などに利用することができるシステムになります。従来船でもカード型の確認システムが運用されていましたが人の接触を回避することを主眼にしたシステムのようです。
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12時20分トンネルのような乗船口を通過して船側の入口で「オーシャン・メダリオン」を端末にかざすと本人確認が終了し乗船完了です。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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スーツケースを携えて乗船したので部屋に置きたいのですがあまり早く乗船したため部屋の準備ができていなくて先に昼食を済ませることになりました。乗船受付の予約が14時だったため昼食は大さん橋で済ませようと考えていたのですが思いがけず早く乗船できたので12時40分頃に14階のブッフェレストラン「ホライゾンコート」にやってきました。出航前なので照明が暗いのですが料理は提供されていました。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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食事中に各部屋の準備が終了し入室できる内容の船内放送がありましたので13時30分頃に8階の奇数側通路を通り自室に到着しました。扉に近づくと「オーシャン・メダリオン」を扉近くの端末が感知して接触なしに開錠してくれました。クルーズ船は大抵左右に通路があり奇数№の部屋と偶数№の部屋に分かれていて迷わないように工夫されています。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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今回の部屋は「海側視界不良」の部屋でこのような雰囲気でした。何が視界不良なのかというと救命ボートが設置されている部分の部屋で外の視界が少し遮られているということでした。これでも外は確認できるし価格設定が割安なので問題はありません。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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窓の反対側はこのようになっています。なお鏡の裏側はクローゼットがあり、洗面所とトイレとシャワー室になっています。この船のコンセントは200Vと100Vが両方用意されていて親切な設備になっていました。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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洗面所はこのような感じでコンパクトな仕様です。ハイクラスの客室を選べば違うと思いますが、今まで乗船したMSC船やコスタ船などと同様なので十分な設備です。ちなみにウォシュレットはないため地中海クルーズ以降のクルーズ旅に持参した手動式携帯シャワー用具が活躍しました。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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クルーズ船には毎日イベントが記載された船内新聞が配布されます。本日の記載には7日から13日の日程と本日のイベントが案内されていました。ダイヤモンドプリンセスには船首付近に大きなシアターがあり毎日夜の7時と9時にメインショーが開催されています。
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クルーズ船では必ず出航前に避難訓練がありますが密集を避けるため避難訓練は部屋のTVで重要事項を閲覧し所定の避難集合場所で「オーシャン・メダリオン」による本人確認を済ませることになっていましたので我々も集合場所にて「メダリオン」の確認を済ませました。
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ここがグランドプラザと呼ばれる5階から7階の吹き抜けゾーンで各種イベントが開催されます。10万トン以上の船にしては少し狭いかなとも感じますが小さなイベントならば十分でしょうか。造りはゴージャスな雰囲気でした。レインボーラインの部分はエレベーターがあり5階から7階部分はエレベーター内部からグランドプラザが眺められるようになっていました。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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出航までに時間があるため船内を探検していたら7階デッキの外周通路でこの船の造船プレートを見つけました。英国籍のこの船が三菱重工長崎造船所で2004年に造船された証です。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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イベントリストによれば15時30分から出航を祝って5階グランドプラザで鏡開きが開催されました。後で判明するのですが乗船している旅客は約2300名で半数が日本人、米国・カナダ・台湾・韓国などから各々100~200名程度で東南アジア諸国からの参加者もいたようでした。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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鏡開きのお酒は来場者にふるまわれるのですがアルコールは苦手なので再び船内探検に出かけて14階のプールサイドにやってきました。この大きなディスプレイでは時々映画を観覧できます。本日は雨模様なのでプールは閑散としていましたが隣の屋内プールでは温水ジャグジーを利用している方もいました。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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屋内プールと屋外プールの間にはアイスクリーム・バーがあり営業中でした。無料で提供されるのでパートナーも微笑んでいました。
客船 ダイヤモンドプリンセス 乗り物
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17時30分頃、本来ならばプールデッキで出航パーティーとなるはずでしたが降雨のためセレモニーも中止のようです。この後で静かに大さん橋を離岸したようです。
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17時50分頃、5階グランドプラザでは船内で出航パーティーが開催されていました。船内放送でイベントの変更について案内があったようですが我々は外デッキにいて聞こえなかったようです。
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17時55分頃、すでにダイヤモンドプリンセスは大さん橋を離れベイブリッジを通過しようとしていました。ベイブリッジを通過できない大型のMSC船ベリッシマは大黒ふ頭に停泊していました。この船はジャパネットが日本一周クルーズを企画していて、やはり本日出航予定でダイヤモンドプリンセスの倍以上の5000名を超える乗客だそうです。近くを通過しましたが大きいですね~。
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本日の夕食は6階のパシフィック・ムーンダイニングで18時40分の予約でした。
メニューはシェフのお勧めでサーモンの自家製グラブラックス、グリークサラダ、ローストしたプライムリブとローズマリー風味の肉汁ソース、チョコレートケーキをオーダーして美味しくいただきました。ただし料理提供までの時間がかかり2時間超のコースとなりました。 -
アプリの「オーシャン・レディ」によるダイニング予約では座席も相席可能か個別席かの指定ができるのでパートナーの好みにより全日程の予約は個別席にしました。本日のメニューのこれが、サーモンの自家製グラブラックス(北欧風マリネ)になります。普段はこのような料理をいただかないため味の良し悪しが判別できませんが塩味が効いていたような感じでした。
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21時にはプリンセスシアターでイベントがありますが食事に時間がかかったので間に合うのか心配でした。本日のイベントはハーモニカ奏者のエイデン・スーン氏による演奏会でした軽快なハーモニカが時に強く弱くコミカルにまた静やかにシアターを包んでいるようでした。
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22時頃に部屋に戻ると船内新聞が届いていて航海2日目(8日)は終日航海日でイベントが多く掲載されていました。ちなみに翌日配布された航海3日目(9日)の新聞では長崎入港のため出入国審査についての記載がありました。この出入国審査は日本の港でも済州島でも同様に実施されますので各地に入港の都度パスポートの提示と所持が必要になります。
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航海2日目(8日)の朝食は6階インターナショナル・ダイニングに行ってみました。和食メニューがあったので注文してみました。内容は野菜煮物・味噌汁・焼魚・漬物と梅干・ご飯・果物などで目玉焼は追加注文、パンは巡回して配布している係から勢いでいただきました。和食の味はまあまあですが焼魚がししゃもなのは軽い驚きでした。日本人向けだとすると貧弱だし外国人向けでも軽すぎではないかと危惧しました。このメニューでは日本食の雰囲気を損なうので和風旅館のメニューを参考にしてほしいなあと感じました。
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航海2日目(8日)は終日航海日で天気は回復し洋上は快晴ですが波やうねりがありクルーズ船の経験がない旅客の中には船酔いの方もいて苦しそうでした。我々も久々のクルーズなのでデッキの歩行やプールでの体勢保持にあやしい場面がありました。考えてみれば黒潮の流れに逆らうように航海するので揺れが大きくなることは仕方ないことだとは思います。
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10時にはプリンセスシアターで初めてプリンセスに乗船する方に向けて歓迎イベントがありクイズ形式で運航スタッフの紹介がありました。
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プリンセスシターから吹き抜けのホールに移動すると、プリンセス・クルーズの熊のマスコットキャラクター「スタンリー」君が記念撮影のため待機していて船内カメラマンが撮影してくれました。
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11時頃に5階グランドプラザではジェンガ・ゲームが船内スタッフと旅客の対決により開催され我々も参加してみました。
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このようなディスプレイが船内通路の壁面各所にありタッチパネルで経過時間ごとにイベント内容が確認できるようになっていました。
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船に関する情報は客室のディスプレイでも確認できます。この画面は正午前に船の位置を確認した時の画面です。船が四国沖に差し掛かっていることが分かります。午前中にデッキを歩いたときに潮岬が見えましたが陸地が見えれば電波が届くためスマホでメール確認など必要なことを済ませることができます。費用を負担すれば船のWiFiを利用できますが、今回の行程では時々つながる電波で必要な情報が収集できたので助かりました。
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昼食は12時30分頃に14階のブッフェレストラン「ホライゾンコート」で済ませました。食材で豊富に提供されているのはパイナップルとスイカです。日常の買い物では購入しないスイカが沢山提供されていて味も良いのでつい手が出てしまいました。美味しそうなパンも種類が豊富で迷いがちでした。
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15時、本日はアフタヌーン・ティーが6階インターナショナル・ダイニングで開催されたので参加してみました。参加者は多く個別席を待っていると時間がかかるため大テーブルの相席でサンドイッチやケーキでティーを楽しみました。
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16時、7階ホイールハウス・バーで日本語によるクイズイベントがあり参加者が20問のクイズに挑戦しました。我々も参加して19問正解しましたが、全問正解者が複数人いて賞品はゲットできず残念でした。
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18時15分~吹き抜けのグランドプラザでは船長主催の乗船歓迎祝賀会が開催されました。
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本日はドレスコードがフォーマル指定なのでイブニングタイムはフォーマルナイトということで皆さんドレスアップして祝賀会に参加しています。
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我々も一応ドレスアップして参加し吹き抜けの階段でショップの店員さんにシャッターをお願いしてみました。
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本日の夕食は5階のサボイ・ダイニングを予約していました。こちらのダイニングの係は手際が良く料理の提供も速やかで2時間未満で終了しシアターのイベントに余裕で参加できました。
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本日もシェフのお勧めコースで、ショウガの風味が効いたエビの生春巻、チキンとチンゲンサイのスープ、レッドスナッパー(フエダイ)のフライパン揚げ、バナナフォスターのフランベという内容で味に慣れてきたのか美味しくいただきました。
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本日のシアターのイベントは航海の揺れが多発している関係で昨日と同様のハーモニカ奏者のエイデン・スーン氏による演奏会でした。演奏内容は昨日と異なる曲目で構成されハーモニカの見事な演奏を楽しみました。その後、10時頃に7階クルーナーズ・バーでピアノ・ボーカルエンターテイナーを楽しみ部屋に戻りました。
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午前7時30分、航海3日目(9日)の朝食は14階のブッフェレストラン「ホライゾンコート」で好みの食材を集めてみました。シリアル類も多く果物も多いので取りすぎに注意して適量を心掛けました。今回はワッフルに手を伸ばしてジャムとホイップクリームをトッピングしてみました。
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朝食後にデッキを歩くと、午前8時に船は長崎港を目指し高鉾島を回り込むように進行していました。視界奥には「ながさき女神大橋」が見えますが船はこの橋をくぐり抜けて長崎港松が枝国際ターミナルに接岸します。
女神大橋 名所・史跡
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