ひろしま美術館へ行ってみた

2023/05/03 - 2023/05/03

5月になり益々緑が鮮やかになり、随分いい気候になりました。加えて今日は憲法記念日です、それでひろしま美術館で開催中の「ピカソ90年の画業をたどる回顧展」に行く事にしました。ドーム型のこじんまりとしたひろしま美術館は、人気の天才ピカソに加え連休中ということで、今まで見たこともない程のお客さんでごった返していました。それでもみんな整然とならび静かに鑑賞している日本人は本当に素晴らしいと思います。写真撮影も大部分が可でした。

エリア 広島市(広島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 徒歩

ひろしま美術館は、1978年11月3日に開館しました。この年創業100周年を迎えた広島銀行が、記念事業として設立したものです。

ひろしま美術館 美術館・博物館

ひろしま美術館の本館は、原爆ドームをイメージした丸いドーム型の展示室で、本館を取り巻く回廊は、厳島神社の回廊をイメージして造られました。今日は大変混雑しています、流石連休中、それに超天才のピカソ展ですから無理はありません。

エミリオ・グレコ「Laura」

クロねこちゃんが案内しています。当美術館に所蔵されている《ドービニーの庭》に描かれていて消されたクロねこで、あちらこちらに出てきます。

特別展の入場口込み合っています。

入場します。1881年生まれのピカソの90年の画業をたどる回顧展です。

若き日の自画像。1896年作ですから若干15才の時、驚きです。

「坐る女」1900年

「カンカン」1900年

「通りの光景」1900年

青の時代です。
「海辺の母子像」1902年

「酒場の二人の女」1902年

「うずくまる物乞いの女」1902年

「スープ」1903年

「座る女・背面」1902年

「ジュール・ダルーの肖像」1903年

「盲目の歌手」1903年ブロンズ像です。

青色から脱却しバラ色の時代と呼ばれる
「女と裸の子供」1905年～翌年

遂にキュビスムの技法を確立します。
「頭部」1909年

「女の半身像（フェルナンド）」1909年

「裸婦」1909年

女性の頭（フェルナンド）」1909年

「男の胸像」1909年

「ブルゴーニュのマール瓶、グラス、新聞紙」1913年

「葡萄の帽子の女」1913年

古典への回帰と身体の変容
「四人の水浴する女」1920年

「坐る女」1921年

「母子像」1921年

「母子像」1921年

「仔羊を連れたパウロ　画家の息子二才」1923年　私はこれが一番好き

「花束を持つピエロに扮したパウロ」1929年

「ドラ・マールの肖像」1937年

「花売り」1937年　参番目に好き。

古典的傾向とともにキュピスムを思わせる表現も並走するようになります。
「新聞とグラスとタバコの箱」1921年

「静物」1937年

「静物ーパレット、燭台、ミノタウロスの頭部」1938年

「ろうそくのある静物」1944年

南のアトリエー超えゆく絵画
「ラ・ガループの海水浴場」1955年

「アトリエのモデル」1965年

「画家とモデル」1970年

「草上の昼食」1959年

「ラス・メニーナス（マルガリータ王女）1957年　二番目に好き

「シルヴェット・ダヴィット」1954年

「母子」1960年

「すいかを食べる男と山羊」1967年

肘かけ椅子に坐る裸婦」1964年

「帽子の女」1962年　これも好き。

「手を組む女」1959年

「女の半身像」1970年　これで終了です、ご苦労様でした。

外に出ました。

アントワーヌ＝グールデル「果実を持つ裸婦」

後ろに回している左手にもちゃんと果物を持っています、やるなお主。

船越保武「りんどう」

左手いっぱいに持っているのが、りんどうなんですね。

赤い蝶ネクタイが素敵なクロねこさん。

カフェジャルダンで休憩、ねこが伸びをしています。

ねこカフェセットを注文。

来ました、カプチーノは肉球、そして黒ねこクッキー。

クロねこちゃんはしっかり伝票を見張っています。(`???´)

このマロニエの木は開館当初の1980年、ピカソの子息クロード氏より贈られたものです、ピンクの花が可愛らしい。

周辺を廻ってみましょう。

原爆ドームと厳島神社の回廊のイメージ。

清水九兵衛「道標」