ソウルから地方旅③～全州から鎮安・馬耳山(マイサン)へ

2022/11/02 - 2022/11/06

ソウルから地方旅３日目は十数年前にサービスエリアから眺めた馬耳山(マイサン)へ。
地元の人に聞いたら「登れるよ!」とのことだったので行ってみましたー。

バスを乗り継ぐので大変かなと思いましたが何とかなりました?

全州→馬耳山→ソウル（韓定食）の予定です。

が、KTX（高速列車）が空いてなくて、散々な目に。
あとから知ったんですが、KTXは予約必須です！

エリア 韓国

本日は全州郊外の鎮安にある馬耳山へのハイキング。
馬耳山へは全州から郊外バスで鎮安という町へ行き、そこからさらに路線バスに乗り換えて登山口まで移動します。

事前にバス時刻を入念に調べてホテルを7時30分に出発！

でもバス停が見つからない…。
ホテルの目の前にあるのに…。

Davin hotel 前のバス亭はほかのバス停と違って屋根とかベンチが無く非常に分かりづらいので注意です。
結局15分くらいロスしてしまい、全州郊外バスターミナルに着いたのが、
8時15分。

8時30分発のバスは目の前で出発していまいました…。

全州市外バスターミナル バス系

全州から鎮安へのバスは早朝6時台から30分おきくらいに出ています。
券売機でチケットを購入（4,400ウォン／500円足らず）
韓国はバス代が本当に安い！
チケット買わなくてもタッチで乗れます。

予定より１本遅い、8時50分発のバスで鎮安へ。

全州市外バスターミナル バス系

鎮安のバス時刻表（ピンクの欄が全州行き）

9時35分　
ウトウトしてたら終点の鎮安バスターミナルに到着。
帰りのバスの時刻を確認します。

鎮安のバス時刻表（紫の欄が馬耳山への時刻表）

時刻の右に??（タプサ）の文字が見えます。
実は馬耳山の登山口は北部駐車場と南部駐車場の２か所あります。

事前に調べたところ、南部駐車所から北部駐車場へ抜けるルートのほうが
楽ちんなのだとか…。
そして??（タプサ）と書いてあるバスが南部駐車場行きなのです。
なんと朝と夕方２本しかない…。

9時30分は出たばっかりなので諦めます…。

因みに緑欄が南部駐車場から鎮安、ブルーの欄が南部駐車場から全州へのバス時刻表です。

南部駐車場からすぐにある金堂寺。

思案した結果タクシーで行くことに！
鎮安バスターミナルから南部駐車場までは10分ちょっと、1500円くらいでした。
南部駐車場にはコンビニもあり歩きはじめに飲み物を買うことができます。

しばらくなだらかなアスファルトの上り道をのんびり歩きます。

途中に見える湖

道中にはドンドン酒や黒豚を出すお店も数店あって、お昼時なら楽しそうです。
朝一でよかった。
湖沿いはずーっと桜の木なので春もおすすめです！

南部駐車場から塔寺(タプサ)への道

基本的に、塔寺まではずーっと緩やかで歩きやすい上り道です。

南部駐車場から塔寺(タプサ)への道

ちなみに、馬耳山のホームページによると、
「マイサンを訪れる観光客の大半（80％程度）が北部駐車場→塔寺→南部駐車場コースを利用し、約15％程度がアンマイボン(後述)登りをしている」とのこと。

え。
僕たちはなぜ逆コースを行ったのだろう…。

塔寺（タプサ）に到着。

途中で入場料3,000ウォン払って、塔寺に到着！
写真からは伝わりづらいですが、結構迫力あります！

駐車場から1.9km、30分足らずで到着です。

馬耳山 (塔寺) 山・渓谷

ずらりと並ぶ石塔

塔寺にある石塔は100年ほど前に、李甲龍という人が一人で積み上げた
そうです。どうしてこんな物を作ったのかはよくわからないそうです。

老後の暇つぶしかな。

馬耳山 (塔寺) 山・渓谷

塔寺最奥部

頑張って上って来たけど、この先は行き止まり！
北部駐車場は写真左手の方にあります。

馬耳山 (塔寺) 山・渓谷

石塔

実はこの石塔、セメントや接着剤的なものが一切使われていないのだとか。
それでも100年以上、風雪に耐えてくずれないのだとか。
ちょっと触れたら崩れそうだけど…。

老後の暇つぶしなんて言ってごめんなさい。

馬耳山のHPには「世界的に類例を見つけるのが難しい、人間が作った最高傑作」と紹介ありました。

そこまで！？

馬耳山 (塔寺) 山・渓谷

銀水寺

塔寺の後は急に凄い登坂！
息が切れる急登です。学生ちゃんたちにどんどん抜かれていく…。

急に開けた場所にあるのが銀水寺。
山上にたたずむ聖地の様な雰囲気でした。

馬耳山 (塔寺) 山・渓谷

歩きやすいけど気の遠くなる木道階段

銀水寺からはひたすら木の階段です。
ここから峠までの15分位。ひたすら階段上り。

峠に着いたらあとはひたすら北部駐車場までは下りです。

峠からアンマイボン(雌馬耳峰)への登山道

馬耳山は、雌馬耳峰(アンマイボン/687.4m)と雄馬耳峰(スマイボン/681.1m)を中心に10の峰からなります。
アンマイボンとスマイボンは「馬耳」を特徴づける２つの峰ですが、
そのうち１つアンマイボンは登ることができます。

反対側のスマイボンを望む

ひぃひぃ言いながら10分ちょっとで頂上に到着です。
まあ大学生たちは相変わらずキャッキャ、キャッキャと追い抜いて行くんですけど…。

山頂碑

ひぃひぃ言いながら10分ちょっとで頂上に到着です。
まあ大学生たちは相変わらずキャッキャ、キャッキャと追い抜いて行くんですけど…。

頂上からの景色

標高は低いですがなかなか迫力あります。
天気も良いのでお弁当でも食べたら美味しいだろうな。

学生ちゃんたちはミカンを食べていました。
ミカンてところが、日本の大学生と違ってなんか素朴でほのぼのする。

思いのほかここまで時間を食ったので急いでおります。

鎮安の町並み

下りはひたすら木道

これを逆から登ったら、と思うとゾッとするのですが。
実は峠のすぐ下まで北部駐車場から電気カートが出ているのです！

それに乗ればあっという間に楽々到着です。
鎮安からのバスの本数、80％が北部⇒南部ルートの意味がやっと理解できました。

ただ、コロナ禍のせいなのか、観光客は全然おらずカートも見る限り運行はしていませんでした。

紅葉真っ盛り

ぽかぽか陽気でダウンでは暑いくらい…。

北部駐車場に到着。
確かに南部駐車場より広大で綺麗なトイレもあります。
ただレストラン的なものは営業していませんでした。

バスの時刻を見てみるけど、次のバスまで1時間近くある。
ご飯食べるとこもないし、タクシーも居ない。
どうしようか途方に暮れます。

と思ったら目の前にミニバスが。
「鎮安行く？」て聞いたら「ネー（はい）」とお返事。

やった！
路線バスなのでタッチで乗れます♪

鎮安の展望台

12時37分　鎮安のバスターミナルまで戻ってきました。
約3時間ちょっとの散策でした。

13時のバスで全州に戻っても良かったのですが、KTXの時間もあるし、予定通り13時55分のバスまで時間をつぶすことに。

以前行った人のブログにあった馬耳山を望む展望台を探して散策。

鎮安の展望台

が、この展望台NAVERにもGoogleにも載っていない！
ひたすらうろうろ、それらしき場所を探しますが見つからない。

馬耳山の位置と見えそうな高さを計算し、当たりをつけます。
たどり着けたーー！

あそこに上ったんだー！という感動の景色です。
ドラマの撮影にも使われているのだとか。

せめてNAERに載せるとか、もうちょっと案内してくれても良いのに。

鎮安の展望台

ただあまりに迷ったせいで滞在5分！
急いでバスターミナルに戻ります。

ちなみにこの展望台はバスターミナルの裏から見える体育館を目指し、
スポーツセンターみたいな敷地を抜けて階段上った先にあります。

バスターミナルからまっすぐ行って15分位でしょうか。

13:55のバスで全州に戻ります。

全州駅

14時50分
全州バスターミナルに到着。タクシーに乗り換え、全州駅へ。
若干渋滞、ギリギリですが間に合いそうです。
10分ほどの乗車で1,000円位でした。

15時
駅の窓口で15時24分発ソウル行のKTXのチケットをお願い。

「いっぱいだよ。」
えっ？自由席は？

「全席指定でいっぱいだよ。」
えっ！立席は？

「それもいっぱいだよ。」




誰ですかー！満席になることはそうそうないって書いてたの。
結局空いているのは２本後の16時25分発。

しかも結構時間がかかる列車みたいでソウル着が18時47分。
なんでバスで3時間の距離なのに高速列車が2時間20分もかかるの！
新幹線より早い！のがウリなんじゃないのー。

予約していた夕食は18時30分から。
到底間に合わない…。
レストランに電話するも、18時30分にソウル着だと、
「ラストオーダーにも間に合わないよ」と言われ。
泣く泣くキャンセル。（ごめんなさい。）

せっかくお洒落着も用意し、お昼も抜いてがっつり歩いたのに…。

全州駅 駅

KTXとホーム

全州駅はまあまあ立派な駅ですが、駅の周りに時間つぶせそうなカフェとかがあまりない。

KTXは料金が凄く安いので、人気なのですが、新幹線に比べると連結数が少なく
座席数が圧倒的に少ないのだとか。（重量の問題だとか）
立席の設定が無いのも重量の問題なのかな…。

それゆえ、チケットは当日はまず取れない。と後から知った。
バスと違って、日本からでもネット予約できるのでしておけば良かった。

人によっては「繁忙期以外当日で大丈夫！」と書いている人もいるので要注意です。

KTX

本当に満席らしく、空いているのは特室(1st class)で、並び席はなく号車まで
違うのだとか。
もう乗れるんだったらなんでも良い。

KTX　特室（ファーストクラス）

出発時の様子。
どこが満席なん！！

途中でどんどん乗ってくるのかと思ったら、ソウル直前までずっとこの状態でした。（最後は確かに満席でした）
しかーも、ずーっとノロノロ運転。
友人の号車も終始こんな状態だったとか。

新幹線だったら満席になるまでは並び席を確保してくれそうですけど。
ソフト面では日本の方が優秀です。
まあ寝るだけなのでどうでもいいです。

チケット

KTXは改札が無い（改札導入がうまくいかなくて結局改札システムを止めたらしい。）のでそのまま該当の号車に乗り込みます。
号車、席番、発着地、時間すべて英語で表記があるのでハングル読めなくてもOK。

ソウル　龍山駅

高速鉄道なのに更に遅延し、龍山駅に着いたの18時59分…
KTXの10分くらいの遅延は当たり前なのだとか…


元々予約していたお店は江南にある必敬斎という宮廷料理店。
http://www.philkyungjae.co.kr/rain/
メールで問合せできないので、日本から国際電話で予約までしたのに…。

リベンジを誓い、とりあえず明洞へ向かいます。

龍山駅 駅

カンジャンケジャン(ワタリガニの漬け)

明洞は2020年にコロナ蔓延し始めた頃に来ましたが、相変わらず空きテナントが多いです。
あんま景気よくないのかな。と心配になっちゃいます。

夕食は日本人御用達のカンジャンケジャン店へ。
店内は見事に日本人だらけ！
とゆうか店内には日本人しか居ませんでした。

一昨日から全然見かけなかったのにさすがは明洞です。

オダリチッ <明洞店> 韓国料理

ケランチム(卵蒸し)

このお店に決めたのはかなり遅くやっているのと、ホームページにワインのメニューがあったから。
でもワインは無し。
キムチなど付け合せも寂しいものでした。

肝心のワタリガニは美味しかった。

韓国の飲食店はなかなかワインを置いていないのが残念です。

なんだか２番連続飲み足りないですが、明日も早いので、2時間ほどで切り上げ１泊目の宿へ。

オダリチッ <明洞店> 韓国料理