いで湯とお城と文学のまち松山の旅（前篇）

2023/03/24 - 2023/03/25

新型コロナの影響もあり、２年前に沖縄へ一人旅をして以来の宿泊旅行となりました。
今回は前の職場の友人と一緒に、初めての松山を楽しく巡りました。
松山と言えば道後温泉、そして俳句の正岡子規、坊ちゃんの夏目漱石がまず思い浮かびますが、それに加えて桜が見ごろとくれば言うことなし！

エリア 松山(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

３月24日（金）
４時半に起床し、昨晩コンビニで買ったサンドイッチで朝食。
５時１５分に自宅を出発し、ＪＲ稲毛駅から快速電車で成田空港へ。
成田空港第３ターミナルは初めて利用します。

ＬＣＣの利用は初めてではないのですが、どういう訳かこれまで第３ターミナルとはご縁がなく、成田空港第２駅を降りてからどれくらい歩くのか、ちょっと心配。
速足で１０分ほどでジェットスターのチェックインカウンターに着きました。

既にネットでチェックイン手続きを終えているので、ゲートを確認して先に進みます。
予定通り第３ターミナルに到着できて、時間的には余裕です。

一緒に旅行する友人ともフードコートで落ち合い、朝食を食べていないとのことでウドンをすする友を暫し待ちます。
なんとジェットスターの策略（？）にまんまとハマり、ネットで機内食を注文したとのことでビックリ。

離陸予定時刻の１時間前に保安検査を受けて、そのまま１７４ゲート付近へ。
隣のゲートでは出発間際になってもまだ来ぬお客さんを大声で呼び出しています。
ジェットスターは結構待ってくれるのか？

こちらの松山便は７：４０に搭乗開始。
そして定刻より１５分遅れで８：１５に離陸、機内は満席です。
LCCなので無料サービスは一切なく、有料でドリンクなどの機内販売が回ってきますが、短いフライトなので特に利用しません。

途中所々で揺れましたが、まずまずのフライト。

予定より１０分早く９：４０に松山空港に到着です。

今日は松山城を見学した後、道後温泉でゆっくりのスケジュール。
特に急ぐ必要もないので、松山空港のカード・ラウンジでコーヒーとみかんジュースで暫し休憩します。

空港内にもありました！
蛇口から注ぐみかんジュース。
空港価格か、ちょっとお高めですね。

正岡子規や夏目漱石などに見送られ、松山空港から市内中心部へ。

１０：２０発のリムジンバスに乗車し、松山市の中心部の大街道へ向かいます。

３０分ほどで大街道のバス停に到着。

バス停の目の前に本日宿泊する「松山東急ＲＥＩホテル」がありました。

ホテルに入り、荷物を預かってもらい身軽になって観光へ。

あとでチェックイン手続きの際に、旅行支援クーポン２千円分頂きました。

東急ＲＥＩホテルから徒歩５分ほどで松山城ロープウェイ乗り場に到着。
こちらではロープウェイと一人乗りのリフトが選べます。
値段はどちらも同じ！

友人はリフト、当方はロープウェイを選択。
性格が出る？
大胆派ｏｒ慎重派？？

ロープウエイ乗り場ではマドンナの衣装を身に着けた女性が迎えてくれました。
松山らしいですね。
お願いして写真をパチリ。

ロープウエイを降りてしばらくと歩くと、桜に映える松山城が見えてきました。

桜と城は写真の被写体としては最高でしょうね。

松山城は日本を代表する連立式天守を持つ城の一つです。
加藤嘉明が築城に着手し、１６２７年に完成。
素晴らしい造形です。

城には敵の侵入に対していくつもの門で厳重に備えがなされています。

ロープウエイ降車場所から天守入り口までは、徒歩約１０分かかります。

松山城は江戸時代に建築された天守を有する現存１２天守の１つで、日本１００名城に選定されているそうです。
１００もあれば、それは入るでしょうね(^-^;
天守から瀬戸内海も見えます。

帰りはロープウエイは使わず、歩いて降りてきました。
ゆっくり歩いて２０分ほどでしょうか。
最後に加藤嘉明公の騎馬像にご挨拶。

ロープウエイ乗り場から大街道へ向かう途中に愛媛観光物産館がありました。
ちょっと寄り道してみると、ここにもありました「蛇口からみかんジュース」。
１杯１００円とのことで、蛇口からコップいっぱいに注いで美味しく頂きました！

ランチはロープウエイ通り沿いのカフェで、愛媛Ｂ級グルメの「今治焼豚玉子飯」を食べる予定でしたが、あいにく満席。
とりあえず大街道へ入ってみます。

天井がガラス張りで明るいアーケードです。

全国チェーンのお店から地元のお店まで色々あります。

ちょうど卒業式の時期なのでしょうか、はかま姿の女子学生をたくさん見かけました。
地球温暖化のせいか今や入学式と桜、ではなく卒業式と桜！？

大街道を進んでいくと「アマンダ・コーヒー」がありました。

確かガイドブックでは松山にしかないコーヒー・チェーンのはず。

時刻も午後１時。

お腹が空いてきたので、こちらでランチにすることに。

私はオリジナル特製カレー、友人はパスタをいただきました。

色々野菜も入っていて美味しかったです。

アマンダで食事をとり少し休憩し、いよいよ道後温泉へ。

大街道から路面電車に乗車し、道後温泉まで２０分ほどでした。

道後温泉駅はレトロ感あふれる駅舎。

駅の中にはスターバックスコーヒーが入っています。

そして駅の横には「坊ちゃん列車」！

今回は残念ながら乗ることはできませんでしたが、明治時代の雰囲気はちょっぴり味わいました。

そして道後温泉の入り口には1994年、道後温泉本館建設100年周年記念事業として設置された「坊っちゃんカラクリ時計」。

３０分毎に坊ちゃんやマドンナが出てきて楽しませてくれます。

そしてそのからくり時計の横には松山出身の正岡子規のバットをもった銅像！

子規は郷里の松山にバットとボールを持ち帰り、松山中学の生徒らにベースボールを教えたそうです。
「久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見れど飽かぬかも」

道後温泉から少し外れたところにある「松山市立子規記念博物館」。

俳人正岡子規の人生を中心に、松山の歴史や文化を学ぶことができる博物館です。

博物館の中には、あの夏目漱石が松山に下宿していた頃の住居「愚陀仏庵」が再現されています。

正岡子規と夏目漱石は東大予備門で出会い、子規が亡くなるまでその友情は続いたそうです。

二人が愚陀仏庵でどんな話をしていたのか・・・

２０代の二人はいろんなことを語り明かしたでしょうね。文学、女性・・・

松山は子規の出身地ということで俳句のまちです。
いたるところに俳句ポストが置かれています。

せっかくなので無理やり駄句をひねり出し、子規記念博物館のポストへ入れてきました。

子規記念博物館を１時間ほど見学して、時刻は午後３時過ぎ。

道後ハイカラ通りを冷やかしながら、道後温泉本館へ向かいます。

道後温泉本館に午後３時半に到着し、入館しようとすると・・・。

すでに当日入館できる整理券の配布は終了とこのことです。
残念ながら本館には入れない(>_<)

気を取り直して、道後温泉本館の南側の冠山にある「空の散歩道（足湯）」へ。

山頂から湯の街を眺められるそうです。

山頂の足湯付近から工事中の道後温泉本館の全体がよく見えました。

道後温泉本館の保存修理工事は2019年からスタートし、一部営業しながら５年計画で進められています。完成まであとわずか！

足湯は観光客でいっぱいでしたが、しばらく横のベンチで待っていると出る人がいて、それほど待たずに入れました。

とりあえず初めての道後温泉は足湯ということで・・・。

さすがに足湯だけでは満足できないので、道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」へ。

こちらは聖徳太子が来浴したとされる飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋です。
特に入場制限もなく、待たずに入館できました。

料金コースは色々ありましたが、シンプルに１階浴室の入浴のみということで、大人１人６１０円でした。
道後温泉本館と同じく、全国でも珍しい加温も加水もしていない源泉かけ流しの湯につかり、旅の疲れを癒しました。

さて湯上りと言えば、ビールでしょう！
ということで道後温泉本館向かいにある道後麦酒館へ。
こちらは浴衣姿で集う湯の町道後の名所だそうです。
午後５時のオープン前から並び、一番乗りで入場！

湯上りの渇いたのどをブルワリー直送の道後ビールがしみます。
ウマい！
ビールは「坊っちゃんビール（ケルシュ）」ジョッキ500ｍｌ（９００円）をいただきました。

つまみは「宇和の太刀魚巻き」。
太刀魚のうまみがあふれた一品でした。
サクッと飲んでとりあえず、再び路面電車で大街道のホテルへ戻ります。

ちょうど午後６時にホテルに到着し、チェックイン。
１時間ほど休憩して、夕食を食べに出ます。

松山に来たからには、名物の鯛めしを食べようとホテルから５分ほどの所にある「秋嘉」さんへ。

人気店らしくお店の外で待つこと３０分、ようやく店内へ。

もちろん注文は「松山鯛めし膳」です。

注文してから鯛めしを炊き込むので時間がかかるのか、出てくるまでまた待ちます。
でも待ったかいががありました。
ご飯の中には分厚い鯛の切り身がたくさん！

今日は朝早くから活動を開始し、スマホの歩数計では18,000歩も歩きました。
ビールを飲みながら、最後に美味しい鯛めしをいただき二人とも大満足な一日となりました。
お天気も良い方に外れたようで、雨予想ははずれ薄曇りの旅行にもってこいの日でした。
明日も元気に歩き回るぞ、というこでホテルに戻りあっという間にぐっすり眠りにつきました。
　　　　　・・・後篇に続きます。