雨の美濃のまち

2023/03/25 - 2023/03/25

雨でスキーをあきらめて途中で引き返し、ちょうど満開の桜見物でふと目にとまった、「うだつの上がる町並み」の看板。
思い付きでふらりと訪れた美濃の街中。
まだひと気がない時間帯でしたが、こんなに見どころがある街だとは知りませんでした。
今まで、通過するだけの街でしたが、新たな発見をしました。

エリア 美濃市(岐阜)

• 旅行の満足度: 5.0

あまりにも雨が降るので、美並道の駅で休憩後、スキー場に行くのをやめて満開の桜巡りに変更しました。

カヌーの練習をよくやっている川向かいの山桜。

須原神社の桜

須原神社の神石になっている岩

　須原にある赤い橋が目に着く隣の桜

美濃の街に入ってくる156号線沿いにできた、みちくさ館の入り口に大きな古い桜の木から、若い木がでた桜。

美濃にわか茶屋の手前の交差点の桜

堤防の下に降りてみると並んでいる桜の木

振り返ると、お城と色の濃いしだれ桜

世界灌漑施設遺産である、曽代用水は立派な石垣も見事です。

雨の土日になるようですが、満開見ごろになった桜は、花曇りならぬ雨ですがどれもきれいです。
ふと、うだつの上がる街並み　と書かれた看板を見て、美濃の街は国道を通過するだけでうだつも見たことがないということだったので、急遽散策に行きます。

川沿いを歩くと、国の重要文化財である、美穂橋に来ます。
この河原はいつもキャンプでにぎわいますが、今日は雨なのでほとんど人はいません。

人だけが通れる美濃橋

ふと道沿いの家を見てびっくり。
立派な石垣と家紋の様な門
明治・大正時代を思わせる西洋風のたたずまい。
個人の家かもしれませんが、とても素晴らしい家です。

道際にあった、ミツマタ　は満開です。

上有知湊（川湊灯台）
美濃国四大川湊の1つだそうです。
大垣も立派ですが、でかい長良川ですから、当時はにぎわったでしょう。

民家の道を歩いていると見つけた、岩陰遺跡の看板に従ってやってきました。
小さな山裾に現れた、断崖です。

少し凹んだ穴の中には祀りごとにも使える場所。
数センチ幅の岩が積み重なった岩が興味深いです。

遺跡までの途中に、所々にあるこれは何か?
蜂の巣箱のようにも見える。

坂道を登った民家の中に、しゃれた建物があり、ふと見ると、美濃麦酒醸造所　とあります。
地ビールですかね。

でかい屋敷があります。
須田家とあります。大地主で、初代国会議員になり、銀行を興し、紙の会社も設立したが、早くして無くなり、衰退したようです。

うだつ　のある家はどこにあるんだろう。

やっと看板を見つけました。

観光案内所を見つけました。
朝8時ですから、まだ開いていませんが、置いてあったマップで確認します。

案内所の反対にある広場。
ここも桜が咲き、御当地ゆるキャラが迎えてくれます。

立派なうだつです。

ずらりと並ぶ古屋敷を一人占めです。

こちらはより昔のたたずまいの感じがすると思ったら、お店ですね。

美濃和紙の靴下もあるようです。
見たいけど、開店前です。

立派な蔵はギャラリーの様で・・・

開店前ですが、扉が開いていたので、覗かせてもらいました。

五平餅
食べたい・・・

所々に、うだつの隣に神棚の様なものがあります。

ぐるっとまわって約1時間、にわか茶屋に戻ってきました。
道の駅のとなりに、フェアフィールド・バイ・マリオット岐阜美濃がありびっくりしました。いつのまに？
泊まってみたいですね。

通りすぎるだけの美濃の街中は、意外にも見るところ、食べ歩き、和紙の紙すき体験などもできるいいところだと初めて知りました。
長良川鉄道でやって来て、散策し、お店で飲んで泊まる。
これはいい場所です。