冬旅で栃木の温泉と足利フラワーパーク

2023/01/13 - 2023/01/14

冬旅の楽しみは温泉だろうということで関東近県でも訪問しやすい塩原温泉郷に宿泊予約して、初日は真岡市の大前神社に参詣し昼食に宇都宮餃子を食べてから塩原を目指しました。宿泊はリニューアルされたコスパの良い常盤ホテルで温泉を堪能し二日目の帰路に足利へ回り夕方からイルミネーションが見どころの足利フラワーパークを観覧しました。この看板は正面ゲートのおみやげ売り場を抜けたところに設置されていたお正月用のイルミネーションです。今回は全国旅行支援いちご一会とちぎ旅が適用の旅で宿泊費も割引のうえ一人2000円の地域クーポンがあるため道の駅で物産品も多く購入できてお得な旅になりました。

エリア 塩原温泉郷(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: その他

今回も茨城県や栃木県を訪問する際によく利用する常総ICから旅が始まりました。

常総ICから国道294号線を北上すると車窓右手に筑波山が大きく見えてきます。この日は気温が高く圏央道からはよく見えなかった筑波山もここまで来ればよく見えました。

12時過ぎに真岡市に入りナビ君の誘導で大前神社にやってきました。右手が五行川で川岸に大鳥居から参道が続きます。

大前神社 寺・神社・教会

参道を進むと左手に大きな恵比須様が見えてきます。こちらは大前恵比須神社となっており、右手の鳥居の奥が大前神社になっています。

大前神社 寺・神社・教会

正面から見た大前恵比須神社です。TVの電動バイクの旅番組でも紹介されていましたが、全高20メーの大きな恵比須様が迎えてくれました。大前恵比寿神社の御祭神は「恵比寿様」で、「大前神社」の主祭神「大国様」の御子神様です。「恵比寿様」はお父様の「大国様」を支え、親子仲良く力を合わせて産業発展のもといを築かれているそうです。御朱印は色彩された種類もありましたが基本的なものをいただきました。

大前恵比寿講祭 えびす市 祭り・イベント

大前恵比須神社にはご神水「鶴の泉」があり幸運の「黄金釜」もあって金運招福・商売繁盛・健康長寿・災難厄除にご利益があるそうですが、恵比須様の左手には金色の鯉を持たれており参拝すれば金運上昇になりそうな雰囲気がありました。

大前恵比寿講祭 えびす市 祭り・イベント

恵比寿様の右手の鳥居をくぐり参道を進むと、お父様の「大国様」をお祀りする大前神社に至ります。大前神社の本殿、幣殿及び拝殿には江戸時代の彫刻師 島村圓哲による見事な彫刻が施されており平成30年に国の重要文化財に指定されたそうです。御朱印は限定の色彩版をいただきました。図柄には社殿に彫刻されている波乗り兎が踊り「大国様」と「恵比寿様」の親子神が表示されています。

大前神社 寺・神社・教会

大前神社を参詣していたら13時となり計画では宇都宮市内で餃子を賞味する予定でしたが移動時間を考慮して宇都宮みんみん真岡店で昼食となりました。

宇都宮みんみん 真岡店 グルメ・レストラン

注文は焼餃子と水餃子とご飯セットでした。餃子専門店なので評判どおり餃子が美味しくいただけました。食事量の反省として焼餃子は二人前にするかご飯を大盛にするとかして食べればよかったかなと思いました。

宇都宮みんみん 真岡店 グルメ・レストラン

餃子店が真岡駅の近くだったので駅舎を見学してみました。駅舎がSLの形をしているという噂どおりで全体が機関車のような姿でした。

真岡駅 駅

駅舎の横に回ると本物のSL機関車が2台停車していました。真岡鉄道では土日に下館駅～茂木駅間で一日一往復のSL列車が運行されているようです。

真岡駅 駅

午後になり塩原温泉を目指す途中で休憩しイチゴジェラートを食べるため14時20分頃に芳賀町の道の駅「はが」に立ち寄りました。

道の駅はが 道の駅

道の駅「はが」はかなり広い敷地に東館と西館があり物産館は東館でした。また隣接地に「はが温泉ロマンの湯」があり日帰り温泉と道の駅で半日楽しめそうな施設でした。目的のアイス工房は西館にあり目的のイチゴジェラートを賞味できました。

道の駅はが 道の駅

道の駅「はが」から塩原温泉を目指してナビ君に道案内を依頼すると国道408号線・国道4号線を経由して矢板ICから東北自動車道で西那須野塩原ICを利用する経路で誘導されました。

ナビ君の誘導が効果的だったためにホテル到着予定時間の16時に無事到着できました。手前が入口のある管理棟で後方が宿泊棟になっていました。全体的に年季を感じる佇まいですが外観も内装もリニューアルされていました。

常盤ホテル 宿・ホテル

チェックインを済ませて夕食時間が19時のため夕暮れまで近隣を散歩してみたところ塩原温泉街の中に規模の大きい足湯施設「湯っ歩の里」を見つけて入館してみました。入館料は大人200円ですが当方はシルバー料金で100円でした。

湯っ歩の里 公園・植物園

施設は河原の段差を利用して建設されており2階が入口で1階に足湯施設が設置されているのですが全長30メートル程度の半円形の足湯が2か所ある大規模な足湯となっており内側が足湯で外側が回廊になっていました。

湯っ歩の里 公園・植物園

足湯側と回廊側に木製の座面が設置されていて休憩しながら足湯を楽しむことができそうでした。

湯っ歩の里 公園・植物園

足湯を楽しんで散歩していたら17時過ぎになり日も暮れて寒気が増してきたのでホテルに戻り、温泉で旅の疲れを癒しました。ホテルの温泉は、無加水、無加熱、無循環の掛け流し温泉で無色透明、肌ざわりの良いナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉で成分表によると中性であるため安心して入浴できますし、客室数が少ないため露天風呂が30分交代で無料貸切となるなど魅力的です。

常盤ホテル 宿・ホテル

19時からの夕食は鮟肝豆腐割ポン酢と柿大納言の白和えと帆立柚子松前漬の3種先付、お造り、百合根銀餡かけ、猪ロース・ヤシオポークの巻狩鍋、ご飯漬物、黒胡麻プリンと並ぶ内容で十分楽しめました。翌日の朝食はひじき、切り干し大根、温泉卵、鯖焼き魚、水餃子と豆腐、サラダ、海苔、漬物が並びご飯は必然的に2杯目となりました。施設・温泉・食事を考えると費用対効果はかなり割安ですし、今回は全国旅行支援いちご一会とちぎ旅が適用の旅で宿泊費も割引のうえ一人2000円の地域クーポンがあるため超割安な旅になりました。

常盤ホテル 宿・ホテル

30年以上前に塩原温泉を訪ねた頃は箒川に沿った国道400号線を延々と走行したものでしたが最近になり下塩原バイパスが全線開通となり大部分がトンネルで快適なアククセスとなっていました。このトンネルは帰りの「がま石トンネル」で平成23年開通、手前が「潜竜峡トンネル」で令和4年3月開通となったようです。これで塩原温泉は交通の便が向上したと思いますし有料にしなかった点も良い選択でした。

塩原温泉地域を降りてくると街道の脇に道の駅「湯の香しおばら」があります。いわば塩原温泉郷の玄関口にあり、大型バスから自家用車まで利用客が多い施設です。湯の香しおばらはかなり広い敷地に農産物直売所、農村レストラン、焼き立てパンの店などがあり、新鮮な野菜を購入して支払は地域クーポンを電子決済できました。

道の駅 湯の香しおばら 道の駅

夕方まで栃木県に滞在するため道の駅巡りとなり次に道の駅「やいた」を訪れました。大きなホームセンターに隣接しているので目立ちませんが農産物の販売はなかなか人気で利用客が多数来訪していました。こちらでも物品を購入して地域クーポンを利用しました。

道の駅 やいた 道の駅

矢板からは国道461号線で日光方面へ進み道の駅「湧水の郷しおや」に立ち寄りました。途中から男体山・大真名子山・小真名子山・女峰山の山並みが視界に入り景色の良さを味わいました。

道の駅 湧水の郷しおや 道の駅

日光市内に到達し道の駅「日光」に到着しました。国道119号線沿いにありますが今市の街中に作られた珍しい道の駅です。したがって敷地に余裕がなく駐車場はつねに満杯のようで徒歩3分の臨時駐車場を利用しました。船村徹記念館が併設されているため来場者も多くなる様子ですが、物産販売所も充実した品揃えですし昼食時間だったのでそば処でうなぎ・そばセットを注文しました。

道の駅 日光街道ニコニコ本陣 道の駅

道の駅「日光」の近隣を散歩していたら報徳二宮神社を見つけて参詣しました。こちらの神社は二宮尊徳命の終焉の地にある神社で「二宮尊徳の墓」と尊徳来福像があり坐像の頭上後ろが願い受けになっており、そちらへ硬貨を投げ入れ願い事をするようです。尊徳来福像は坐像と立像の左右一対で重厚感があります。この木像はチェーンソーアートにより制作されたもので使用された木は、樹齢200年を超えたもののようです。

今市報徳二宮神社 寺・神社・教会

日光では世界遺産の社寺を訪問する案も考えられるのですが事前に道の駅「にのみや」の「いちごロールケーキ」を予約していたため再度、真岡市へ戻ることになりました。行程としては日光宇都宮道路・国道119号線・宇都宮バイパスを経由して15時過ぎに到着して無事に「いちごロールケーキ」を購入できました。こちらはいちごの里としても有名なのでいちごの販売も多数ありオリジナルジェラートも見逃せません。休憩時間でもありストロベリーミルフィーユを賞味しました。二宮尊徳翁のご縁でゆかりのある地域を周遊することになりました。

道の駅 にのみや 道の駅

道の駅「にのみや」で休憩していたら16時過ぎになり足利フラワーパークのイルミネーション点灯時間が気になりだしたので真岡ICから北関東自動車道に入り栃木都賀JCTから東北自動車道を経由して北関東自動車道の佐野田沼ICを利用して移動しました。

足利フラワーパーク付近に到達したのは17時過ぎでしたが駐車場では既に入場渋滞が始まっていて西ゲート近隣の臨時駐車場へ誘導されました。夕闇が迫りイルミネーションは点灯していたため西ゲートから入場することにしました。土曜日の夕方でもあり人出は多く園内はかなり混雑していました。

あしかがフラワーパーク 公園・植物園

西ゲートから入場してすぐに藤棚のイルミネーションが青・紫・黄色と交互に音響とコラボして点灯を繰り返して目を奪われました。こちらは「光のふじのはな物語」と紹介されていて、大きさは「奇跡の大藤」と遜色ない規模でお見事でした。奥の黄色の部分はきばな藤のトンネルになります。

あしかがフラワーパーク 公園・植物園

見応えがあったのは光のピラミッドの奥に展開されていたフラワーキャッスルで時間によりイルミネーションの点滅が音響と共に流れるように展開されていて時間を忘れて見入ってしまいました。この様子は残念ながら写真では表現できず動画が必要です。

あしかがフラワーパーク 公園・植物園

なかなか全景を一枚に納められないのですが高台通路からは低木にもイルミネーションが配置されておりイルミネーションタワーから光のピラミッドなどが観覧できました。どうやら園内を一巡したところで小雨が降りだしたので小走りに退出し車に戻ると早めに帰る車が退出順路の県道出口に並び少し時間がかかりました。入場時の交通整理も大切ですが帰りの退出順路での交通整理もお願いしたいところです。

あしかがフラワーパーク 公園・植物園

国道50号線を筑西市方面へ走行しながら夕食場所を選定すると小山市内でばんどう太郎小山中央店が目に入り19時30分に入店しました。

ばんどう太郎 小山中央店 グルメ・レストラン

運転疲れもあるためばんどう太郎では看板メニューの味噌煮込みうどんとご飯セットを注文しました。体が温まるので寒い季節には煮込みうどんがありがたいです。

ばんどう太郎 小山中央店 グルメ・レストラン

夕食後は常総ICから圏央道に入るためナビ君に道の駅「しもつま」を案内させたところ結城市を過ぎ鬼怒川を渡ったあたりで国道から県道へ入り国道294号線の道の駅「しもつま」へ誘導してもらいました。到着は21時20分で最後の休憩でした。ここからは国道を南下して常総ICから帰ることができました。

道の駅 しもつま 道の駅