足利散策・七福神・城探訪

2022/01/09 - 2022/01/09

　　　足利散策・七福神・城探訪　栃木県足利市　　全行程5時間29分　　東武伊勢崎線足利市駅→(14分)足利学校(36分）～(3分)八雲神社(大門通)(2分)～(6分)鑁阿寺(40分）～(20分)八雲神社（通五丁目）(5分)～(15分)総社八雲神社・福厳寺・常念寺(29分)～(6分)厳島神社・長林寺・西宮神社(29分)～(14分)法玄寺・徳正寺・樹覚寺・本城厳島神社・心通院 (56分)～(20分)まちなか遊学館・太平記館・善徳寺(19分)～(15分)東武伊勢崎線足利市駅
「日時」2022年1月9日　
「アクセス」東武伊勢崎線足利市駅
「参考案内書」東武鉄道主催　足利七福神めぐりハイキングマップ

エリア 足利(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

足利学校学校門　日本で唯一の「学校」の額が掲げられた門で、足利学校の象徴的な門になっています

足利学校孔子廟　足利学校は下野国足利荘にあった平安初期（あるいは鎌倉時代）に創設されたと伝えられる高等教育機関で、1868年まで存続していました。孔子廟等僅かな建物が残り、1990年方丈や庭園等が復元され、史跡として公開されている。室町時代一時衰退したが、1432年、足利藩主上杉憲実が再興する。江戸時代前半は徳川家康庇護のもと繁栄するが、江戸時代後半になると朱子学が官学となり、再び衰退する。1668年に建てられた儒学の祖孔子を祀る廟です

足利学校上杉憲実像　新潟県南魚沼市にある名刹雲洞庵（憲実が復興した）所蔵の上杉憲実像の摸刻です。足利学校を中興した憲実は室町幕府の関東管領山内上杉家の第八代当主です。上杉謙信は憲実の八代後の当主です

八雲神社（大門通）拝殿　創建は1705年、御祭神は須佐之男命、櫛稲田姫命です。文化財は市指定文化財　神輿を所有します。鳥居を潜ると、左に境内社と手水舎、正面に拝殿、その奥に本殿があります

足利尊氏公像　鑁阿寺参道の大門通の一角に足利幕府初代将軍足利尊氏公像が建っています。尊氏は氏祖足利義康から数えて足利氏八代目です

足利館水堀と土塁　鑁阿寺や足利学校跡の周囲には明確な水堀と土塁が見られます

史跡足利氏宅阯碑　築城年は平安時代後期　、築城主は源義国（源義家の子）の次男義康（足利氏の祖、兄義重は新田氏の祖）です。遺構は館の周囲は水堀と土塁のみで、他、足利尊氏公像、山門手前に足利氏宅跡碑があります。日本百名城の一城です。現在の鑁阿寺や足利学校のある一帯が館跡です

鑁阿寺本堂　真言宗大日派の本山で、創建は1196年、足利館内に開基の足利市第二代義兼（鑁阿）、が持仏堂を建てたのが始まりで、開山は理真上人、本尊は大日如来像です。国宝、国重文、県指定有形文化財を多く有します。反り橋前に足利氏宅阯碑が建っている。反り橋を渡り、立派な楼門を潜る。右に鐘楼、池泉庭園、左に多宝塔、大銀杏、正面に立派な国宝本堂、不動堂、経堂が並ぶ。東端に東門、本坊、出世稲荷神社、西端に西門、本堂の北に御霊屋、大酉堂、足利七福神大黒天が安置されている大黒堂、蛭子堂がある。その他、庚申塔、弘法大師像、石地蔵等がある

鑁阿寺大黒天　大黒天は校倉（大黒堂）の中に安置されています。米俵と打ち出の小槌を持つのが特徴です。健康増進、五穀豊穣にご利益があります

鑁阿寺大黒天　大黒天は校倉（大黒堂）の中に安置されています。米俵と打ち出の小槌を持つのが特徴です。健康増進、五穀豊穣にご利益があります

八雲神社（足利市通）本殿　創建は859～877年、藤原村雄（藤原秀郷の父）が創建、御祭神は櫛稲田姫命です。鳥居手前にイチョウ、鳥居を潜ると、正面に拝殿、その奥に歴史を感じさせる本殿、右奥に境内社があります

下馬橋古阯　1019年、城主足利家綱公が大宰府天満宮から菅原道真公の御霊を総社八雲神社に分祀した時、京都からの勅使が家綱公の出迎えを受け、勅使が馬から降りたところという故事があります

総社八雲神社拝殿　創建は869年、清和天皇が東国第一祈願所として創建。主祭神は須佐之男命、配信は大己貴命、少彦名命、火具士命です。第一、第二鳥居を潜ると、真新しい拝殿、本殿、その他、境内社二社、大黒天像、石祠、境内社機福神社等があります

福厳寺本堂　臨済宗建長寺派の一寺で、創建は1182年、開基は足利又太郎忠綱が父俊綱と母の菩提を弔うために開創、開山は理真上人、本尊は釈迦如来像です。山門から入ると、本堂、その他足利七福神布袋孫、秘仏子安観音と観音堂、延命地蔵堂と延命地蔵尊（咳地蔵）、和顔菩薩像、救世観世音菩薩像、地蔵群等があります

福厳寺布袋孫　布袋孫は実在した中国の高僧で、太鼓腹と堪忍袋を背負っているのが特徴です。笑門来福、夫婦円満にご利益があります

庚申塔　常念寺の西側にある両崖山登山口付近には庚申塔と馬頭観音がありました

常念寺本堂　時宗の一寺で、創建は1143年、開山は時宗宗祖一遍上人の法孫、本尊は阿弥陀如来像です。入口の左に宗祖一遍上人像、左手奥に鐘楼、右手に本堂、本堂の中に足利七福神毘沙門天が祀られています

常念寺毘沙門天　インド出身の軍神で、兜を被っているのが特徴です。開運勝利、厄除けにご利益があります

厳島神社（長尾弁天）拝殿　足利領主第三代長尾景長が勧請した弁天七社の内の一社で、明治時代の神仏分離で長林寺より当地に遷座された。御祭神は市杵島姫命、建御雷男命です。通称は長尾弁天と言われ、足利七福神の弁財天が祀られています。鳥居を潜ると社殿があります

長林寺本堂　曹洞宗の一寺で、創建は1448年、開基は足利長尾家初代景人、開山は大見禅竜禅師、本尊は聖観世音菩薩像です。多くの文化財を有します。門前に六地蔵、山門（四脚門）を潜ると、供養塔、本堂、足利七福神福禄寿を安置する福禄寿堂、本堂前に大日如来像（銅像）、仏足石、石仏群、足利長尾氏歴代墓地、幕末から明治時代にかけての足利出身の画聖田崎草雲の墓があります

長林寺福禄寿　長いひげと杖、鶴、亀を持っているのが特徴です。子孫繁栄、健康長寿にご利益があります

西宮神社拝殿　創建は1603年、徳川幕府代官の風祭太郎左衛門が摂津国西宮大神を勧進する。御祭神はコトシロヌシノミコト（恵比寿様）とヒルコノミコトです。鳥居を潜ると、庚申塔、神楽殿、拝殿、本殿、境内社（山神社、秋葉神社、神明宮、稲荷神社、八坂神社）等があり、拝殿内前部に足利七福神恵比寿像が仮安置されている

西宮神社恵比寿像　七福神の内、唯一純粋の日本の神様で、釣り竿と鯛を持っているのが特徴です。商売繁盛、財福清廉にご利益があります

法玄寺本堂　浄土宗の一寺です。鎌倉時代初め、足利尊氏の六代先祖足利義兼室北条時子（時政娘、政子妹）を弔うために、義兼の長男義純が建てた寺。その後荒廃。1606年小林十郎左衛門が再興。本尊は阿弥陀如来像です。山門を潜ると、六地蔵、宝篋印塔、本堂、鐘楼、庭園、本堂西に足利義兼室（北条時子）の五輪塔があります

徳正寺本堂　浄土宗の一寺で、創建年は不詳ですが、731年行基上人が開創したと伝えられる。1175年改宗。本尊は阿弥陀如来像です。山門を通ると、本堂、虚空蔵菩薩堂、六地蔵、宝篋印塔、石祠、石地蔵群等があります

樹覚寺本堂　浄土真宗本願寺派の一寺で、創建は1855年、開山は宗覚法師です。山門を潜ると、本堂、鐘楼、新しい納骨堂（安穏堂）があります

本城厳島神社拝殿　創建は1793年、御祭神は市杵島姫命、田心姫命、たぎ津姫命です。鳥居を潜ると、正面に拝殿、その奥に本殿、その他、足利七福神弁財天（明石弁天）が祀られている弁天堂、なで弁天、石祠、境内社があります

本城厳島神社弁財天　七福神の内、インドの神様で唯一の女神様、天女姿と琵琶を持っているのが特徴です。学問、良縁成就にご利益があります

心通院本堂　曹洞宗の一寺で、創建は1556年、開基は足利長尾家第五代政長、本尊は釈迦牟尼仏像です。山門を潜ると珍しい八角の本堂、鐘楼、六地蔵、足利七福神寿老人が安置されている地蔵堂、なで仏、石造十一重塔、石像寿老人像等があります

心通院地蔵堂　寿老人は地蔵堂の中に安置されており、長いひげを持ち、鹿を従え、桃を持つのが特徴です。長寿延命や諸病平癒にご利益があります

まちなか遊学館　足利の伝統産業の織物関係資料の展示、各種観光情報、まち推進事業の展示、観光客の休憩所設置があり、着物着付け等を実施して、観光客へのサポートをしています

太平記館　足利の観光情報発信基地で、観光情報インフォメーション、土産物店、レンタサイクル貸出、喫茶コーナー、休憩所、観光案内人等を備えています

善徳寺本堂　臨済宗妙心寺派の一寺で、創建年は1368年、開基は足利尊氏、開山は仏満禅師です。本尊は薬師如来像です。山門は通れませんが、通用門から境内に入ると本堂、鐘楼があります。枯山水庭園の中に、宝篋印塔、祠、稲荷大明神が配されています