時の回廊を旅して vol.1 ～伊豆の国市と修善寺温泉

2022/11/29 - 2022/11/30

「鎌倉殿の13人」が好きで、春には鎌倉を旅して、今度は北条氏の故郷、伊豆へ行って来ました。伊豆の国市と修善寺温泉を楽しみました♪
2日とも雨予報だったので、観光計画が変更になるかもと、ちょっと不安でしたが…。

エリア 修善寺温泉(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 一休.com

新横浜から新幹線こだまに乗ります。こだまに乗るのはいつ以来か覚えていません。

熱海の海が見えました。

新横浜から約35分、あっという間に三島に到着です。

伊豆箱根鉄道に乗り換えます。交通系ICカードは使えません。

三島駅の正面です。朝7時からオープンしている豚骨ラーメン屋がありました。お腹空いていましたが、朝から豚骨はちょっとヘビーですね。

修善寺行きに乗ります。

のどかな車窓。車内は空いていてのんびりローカル感たっぷりです。

韮山駅で降りました。

こじんまりした駅です。
タクシーの運ちゃんが「大河ドラマ館はこっちからが近いよ～」とか「今日は願成就院は休みだよ～」とか声を掛けてくれました。
えっ、願成就院休み??　行こうと思っていたのに休みとは！調べたら火、水曜日は休みと出ていました(>_<) 大河ドラマにも出てきた運慶作の国宝の大仏を見たかったのに残念…(-_-;)

昼はお弁当でも買って公園とかで食べようかと思ったのですが、コンビニも弁当売ってる店もなく、時間もなかったので、駅前に唯一あったこのお店に入りました。

まぁ、昭和感満載！場末のスナックのような雰囲気！素敵です！
今回のレトロな旅に相応しい出だし…って感じ(^^;

ナポリタンとピラフをいただきました。
美味しかったですよ。地元の老舗喫茶店の味を堪能できました。

さて、腹ごしらえして、観光に出発です！
踏切を渡って大河ドラマ館の方に歩きます。

歩くと距離があるので、レンタサイクルを利用しようと思いました。
無人なのでアプリで操作して借ります。ちょっと面倒くさかったですが、何とか借りられました。

狩野川を渡ります。
人や自転車はほとんど見かけませんでした。

大きな川でした。

10分程走って、北條寺に到着しました。
拝観料500円です。

北条義時が幼くして亡くなった子供の冥福を祈るため建立したといわれています。
政子が奉納したといわれる観音菩薩像などが見られます。

本殿の中には、何と1979年の大河ドラマ「草燃える」の義時の松平健と政子の岩下志麻の写真パネルが！若くて綺麗！！　松平健って当時25歳で、今の小栗旬より若かったのですよね。貫禄あります。当時、見ていた記憶があります。松坂慶子も出ていて、魅力的な2役を演じていて綺麗だったと覚えています。
観音菩薩像よりこちらの方に見入ってしまいました…(^^;

石段を登ると、

義時夫婦の墓があります。奥さんは大河ドラマだとのえ（菊地凛子）ですね。

紅葉も綺麗でした。

駅の方に戻りました。レンタサイクルのラックが空いていないと自転車は他の場所に返却しないといけないので、空いているうちに早めに返却しました。1時間ちょっとしか借りませんでした。1台600円でした。

駅前の整備された歩道を歩きます。学校が何校かあるので、通学路になっています。

少し歩くと蛭ヶ島公園です。思ったより小さい公園でした。

頼朝、政子像です。頼朝はこの地に流されて過ごしたそうです。

富士山を眺めているのだそう。ドン曇りで何も見えません。

蛭ヶ島茶屋がありました。無料の休憩所にもなっています。
周りには他に店もなく静かです。

駅前に戻って、大河ドラマ館に入ります。
入館料400円と鎌倉より安いですが、こじんまりしています。

衣装、等身大パネルや映像の上演など、まあ、こんなものかなといった感じです。
ここは割りとお客さんがいました。

隣には物産館がありました。お茶菓子に食べようとわさびのあられとか買いました。

韮山はサクッと終わりました。もっと色々見たかったのですが、時間なかったので。
ここは大河ドラマが終わると人が少なくなってしまうのだろうなぁ…と思いつつ、また伊豆箱根鉄道に乗りました。
雨に降られなくてよかったです。

途中、とんがった岩山が見えました。近くを走る幹線道路沿いにはファミレス、チェーン店の飲食店がたくさん並んでいました。
とうとう雨が降り出しましたが、この後はホテルに入るだけなのでよいですね。

修善寺駅に到着です。駅舎は新しくなっているようです。

駅前は閑散としていました。温泉街は駅から少し距離があります。

バスに乗って約10分で修善寺温泉です。

終点のバス停のすぐ向かいにあるのが今日の宿「湯回廊 菊屋」です。
雨が降っていたので、この写真は翌日です。

創業400年の老舗旅館です。荘厳なたたずまいです。夏目漱石も滞在したことがあるようです。

広い玄関。靴は脱いで靴箱へ入れてスリッパに履き替えます。

素敵なカーペットと照明。

この時間、チェックイン客で混んでいたので、これは夜の写真。このロビーの椅子に座ってチェックイン手続きをしました。

全国旅行支援適用でしたので、手続きしました。

アプリをダウンロードして、地域共通クーポンをゲットしました。1人 3,000円です。

館内はその名の通りに回廊になっていて、客室、温泉は1ヶ所ではなく点在しています。
客室はタイプごとに「花の語り部」「月の語り部」「水の語り部」「風の語り部」「離れ 草庵」と名前が付いています。
温泉も大浴場、露天風呂、貸切風呂がそれぞれ別の場所にあります。面倒くさいという人もいるかもしれませんが、色々巡って面白かったですよ。

泊ったのは昨年オープンしたばかりの「別館 風の語り部」です。このタイプは20室あります。

この宿は2階建て。真新しい廊下を進んで2階へ。

部屋は畳敷きにベッド、落ち着いていてゆったりできそうです。

ソファーもゆっくり酒盛りできそう。

オリジナルのお茶菓子も美味しかったです。おみやげ処で買えます。
冷蔵庫には無料のペットボトルの水もありました。

テラスもあります。

専用の庭を眺められます。

この時季は必要ないけど「虫さんセット」も置いてあります。

荷解きもサクッと済ませ、早速やって来たのは1階の無料のドリンクバーコーナー「風待ちテラス」です。
「風の語り部」「水の語り部」にはそれぞれ宿泊者専用のドリンクバーがあります。

ソフトドリンクの他、何と、生ビール、ハイボール、レモンサワーも飲み放題!(^^)!
この宿に決めた最大の理由がこれですね！！

14時～24時まで何度でも利用できます！

早速、生ビールを！
多分、この日一番乗りかと思う…(^^;
このテラスで飲んでもいいし、部屋に持って行ってもOKです。

アイスペールも置いてあって至れり尽くせりですね。この宿ステキ過ぎ♪

喉を潤した後は、早速温泉へ。
この籠を持って行きます。

庭に面した回廊を歩きます。

この宿のキャッチフレーズは「時を旅する宿」。明治から令和と時代ごとに違う建築様式と迷うために作られたような回廊があります。

ノスタルジックで素敵です。

池に面した庭園にも回廊が。

テラスの紅葉も綺麗でした。

露天風呂「朱雀の湯」に入ります。

誰もいなかったので、写真を。

そんなに広くはないけどゆっくりできそうです。

大浴場、露天風呂の他に、予約制ではなく空いていれば誰でも入れる貸切風呂が4つあります。

暑くもなくぬるくもなく、ちょうどよいお湯加減。

次に貸切露天風呂「黎明の湯 星」が空いていたので、入ります。

こじんまりした六角形の湯舟。

可愛い表示板。

何とも極楽、極楽。

おみやげ処では地域共通クーポンが使えます。

わさび商品がたくさんありますね。

ここが帳場と呼ばれるフロントですね。

また回廊を巡ります。ホント迷いそうだけど面白い。

「漱石の庵」という場所で無料の駄菓子やアイスキャンディーが食べられます。

駄菓子は13時～18時の提供です。

水出しコーヒーと

乳酸菌飲料もあって、素晴らしい。

地下には貸切露天風呂が2つ。

「古代の湯」は使用中。

「岩戸の湯」は一番お湯が熱いそうです。

とても熱いので、入りませんでした。
ここは割りと空室の時が多かったです。熱いので人気ないのかも。

夕食は17時半からと20時からの二部制。
聚星閣という食事処に案内されました。

ゆったりしたテーブルでいただきます。

月替り趣肴懐石です。

ワンドリンク付きのプランだったので、ビールとスパークリングワインを。

前菜
貝、蛸、あん肝、サーモン寿司など海鮮が多かったのでよいです。

季節のお造りと生わさび。わさびは自分で擦ります。

台の物は2種類から選べます。
桜海老かき揚げとブリの幽庵焼きを一つずつ。

洋皿も2種類から。菊屋名物のビーフシチューを選びました。柔らかくて美味しかったです。

煮物と

ご飯は3種類から。
零余子（むかご）御飯。

デザートもいただいて、すべて美味しかったです(^｡^)

女性スタッフは大正ロマンのような制服で可愛かったです。

食後は大浴場へ。

この宿は共立リゾートの運営です。
ということは、夜鳴きそばが無料で食べられるのです！
22時～23時の提供です。22時過ぎは混んでいました。

専用のカウンターがあります。スタッフ一人で作っていて忙しそうでした。
共立リゾート名物ですよね。

夕食をいただいた場所でも食べられます。
軽めな1杯なので、ペロッと食べられました。出汁が効いていて美味しかったです。
お替りしている人もいましたよ。

部屋に戻って、また飲む…(^^; 飲み過ぎ…(ｰ ｰ;)

夢のドリンクバーの夢の跡…(*_*;
プラゴミがたくさん出てしまったので、コップは使い回してもよかったかもと反省…。

また温泉に入って就寝です…。

2日目に続く…。

この旅行記へのコメント （2）

• おみヴぉ333さん 2023/01/11 15:12:26

  また行ってみたくなる修善寺♪

  purplepokoさん
  
  こんにちは～ (^o^)/
  今年もどうぞどうぞよろしくお願いいたします！
  
  年末年始とバタバタしてすっかり遅くなり、去年のうち拝見できなくてホントごめんなさい。。m(__;)m
  
  鎌倉殿の13人も終わってしまい、すでにど～する家康くん始まってしまいましたねぇ～ (>▽<) 鎌倉殿とはまたちょっと違うテイストですが、これはこれで１年間楽しみにしたいと思います。
  
  さてさて、11月末に北条氏の故郷の伊豆へ行かれてたとは！まさにここに行かずして2022年の大河は締め括れませんものね！(>▽<) 修善寺行きのあのかわいいローカル列車は、私も何年か前に南伊豆に行った時に乗りましたので、なつかしく拝見しました。
  
  冒頭から韮山駅前の昭和レトロな洋食屋さん！！め～っちゃいいなぁー！って目が釘付けになりました！行ってみたーい！！(≧▽≦) こういう所のナポリタンとかオムライスってほんと美味しいんですよね！！
  そして観光にはやっぱり自転車レンタルがいいですよね～。アプリはちょっと面倒だけど、誰でも気軽に借りられるのってGoodです！
  
  北條寺とお墓ってこんなに立派だったんですねぇ！全然知りませんでした。
  「草燃える」は、私が小学生の頃、当時生きていた祖母が夢中になって見ていましたのでよく覚えていますよ。私の中では北条政子といえば今でも「岩下志麻」です。頼朝の石坂浩二と、当時アイドルみたいに若かった国広富之（義経）もイケメンで良かったなぁ～！ｗｗ
  義時は松平健さんだったのね～！この頃はご本人もまさか、数十年後にはキンキラ衣裳にちょんまげでサンバを踊ることになるとは、想像していなかったろうな・・ｗｗ
  
  たしかに大河が終わると、一気に観光客減ってしまうかもしれませんね。。でもまだ韮山には反射炉があるか。あと、尖ったあの岩山は水晶山ですね。私も何年か前に同じく電車の窓から見てたのですが、すごい存在感ありますよね～。
  
  そしてなつかしの修善寺～！(≧▽≦)　湯回廊 菊屋、最高にステキなお宿ですね！夏目漱石も泊まられたのですか！レトロさと新しさが混在してて、とてもセンスが良く落ち着いて居心地が良さそうです。お庭を見渡せる回廊の雰囲気もほんと素敵すぎでビックリしました！purplepokoさんと私は（以前からですが♪）宿の好みがとてもよく似ているので、私も絶対気に入ると思います！！
  
  いやそれより何より、テラスでアルコール飲み放題って、す、すごい！！ビール好きなpurplepokoさんがこのお宿を選んだのがよ～～く分かりました！(≧▽≦) 私はお酒飲めないけど、それでもここはめっちゃ楽しめそうなので行ってみたいかもです！(^^)bbb 庭園露天風呂も最高だし、いや～、もう言うことなしじゃないですか！
  
  お料理も超美味しそうだし、大正ロマンな制服のスタッフさんとか、何より雰囲気づくりに本当にとても重点を置いていらっしゃるお宿なんだなということがよく伝わります。夜泣きそばまであって至れり尽くせり！！
  
  いやー、こんな素敵なお宿だったら、私もいつか母を連れてでも行ってみたいなーと思わせていただきました！ありがとうございます♪ (^^)
  
  後編も楽しみに拝見させていただきますねー♪
  
  おみヴぉ

  purplepokoさん からの返信 2023/01/14 17:37:23

  RE: また行ってみたくなる修善寺♪

  おみヴぉさん
  
  いつもコメントありがとうございます(^^)/
  今年もよろしくお願いいたします<m(__)m>
  
  昨年は大河の鎌倉殿に感化された旅行でした。ドラマが終わってしまって何だか寂しい感じです…。
  
  私も北条政子と言えば今でも岩下志麻ですね！79年の「草燃える」では源頼家を郷ひろみ、大姫は池上季実子が演じていました。そうそう国広富之が義経でしたね！松坂慶子は二役で、最初は義時に愛される優しい感じの役で、確か頼朝に寝取られてしまい、平家と共に死んでしまうのだけど、後年、あの時の女性とそっくりという役で出て、義時がまた好きになってしまうという感じだったと覚えています。
  
  「湯回廊 菊屋」はとてもよかったので、絶対また泊まりたいですね。無料の生ビールが飲みたいだけだと思われていますが…(^^;　修善寺に「ベアード・ブルワリー・ガーデン」というクラフトビール工場を併設しているところがあるようなので、そこにも行ってみたいです！
  
  おみヴぉさんも今年も元気に旅にお出掛けくださいね！久しぶりの海外旅行記も楽しみにしています(^^♪
  
  それではまた(^_^)/~
  
  
  purplepoko