日頃「あ～疲れた…」が口癖のオットさん。<br />心の休養が必要と感じ、9月中旬にオットさんに内緒で旅行を計画。そう言えば、11年前の東北震災のときに会社命令で物資を各地に持って行ったこと、その後どのように復興しているかなどとても気にかけていたので行くなら東北しかないっしょ！！ってことでまずは一人で大まかなプランを立ててそれが決まったら事後報告で有給休暇を取ってもらおう！作戦にしました。<br /><br />後半は宮城旅です。(ちょっとだけ岩手あります)<br />●二泊目宮城での宿泊費　<br />天然温泉　海神の湯　ドーミーインＥＸＰＲＥＳＳ仙台シーサイド　じゃらんから予約<br />(朝食付き　大人2名、子供1名)<br /><br />【全国旅行支援割引前】<br />8,095円（大人）× 2名、 3,000円（小学生）× 1名　<br />小計：19,190円<br /><br />【全国旅行支援割引後】<br />19,190円−7,676円＝11,514円<br />3,000×3名分＝9,000円（地域クーポン券）<br /><br />●三泊目宮城での宿泊費　<br />秋保グランドホテル　じゃらんから予約<br />(朝夕食付き　大人2名、子供1名)<br /><br />【全国旅行支援割引前】<br />16,362円（大人）× 2名、11,453円（小学生）× 1名<br />小計：44,177円<br />から<br />−3,000円（じゃらんクーポン利用）<br />支払料金　41,177円（税込・サービス料込）<br /><br />【全国旅行支援割引後】<br />41,177円−15,000円＝26,177円<br />1,000×3名分＝3,000円（地域クーポン券）

202211 全国旅行支援適用になっちゃった！南東北旅行～宮城編～

36いいね！

2022/11/03 - 2022/11/06

1952位(同エリア9525件中)

エリア

宮城

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

ホテル: 3.0

同行者: 家族旅行

交通手段: 自家用車

旅行の手配内容: 個別手配

福島からワープしました。
今日泊まるホテルは、天然温泉海神の湯　ドーミーインEXPRESS仙台シーサイドです。
ツインタイプです。スーツケースも問題なく広げられるスペースはあります。
参考になったのがトイレの横にタンクに入った水が置かれていたこと。災害のときに使えるように備えてあるのを初めてみました。
我が家のトイレにもペットボトルを何本か常備しておこうと思いました。
せっかく地域クーポン券9,000円分を貰ったので、仙台といえば牛タン。利久は以前行ったことがあったので、今回は「炭火焼き牛たんたんや善治郎多賀城店」に行ってみました。娘は牛タンを食べるのはお初です。気に入ってくれるかな～。
セットメニューなど沢山の種類がありました。
娘は牛たん3枚(6切)定食をオーダー。定食はとろろかサラダが選べるのですが、娘は結構食べず嫌いなところがあるので無難にサラダをチョイスしました。
私は牛たん4枚(8切)定食でとろろを選択。
オットさんは牛たん5枚(10切)定食でとろろを選択。ご飯は1杯サービスとのことで「お替りくださ～い！」と元気よく…はなかったな、お替りしていました。

ホテルに戻ったら沢山の種類の温泉に浸かって翌日のためにしっかり寝ようと思います。おやすみなさ～い(-_-)zzz
おはようございます！
今日は朝食会場オープンと同時にinしました。チェックアウト後、ちょっと遠出する予定なので早めに食事を済ませないと。
こちらのドーミーインさんのおすすめが牛タンシチュー。おすすめなだけあって牛タンがとっても柔らかくて口の中に入れるたびに微笑んじゃいます(笑)

美味しくてお替りしちゃいました(*ﾉω・*)ﾃﾍ
7:30前にホテルをチェックアウトして高速道路に乗ってひたすら北上していきます。9:15頃に岩手県陸前高田市にある「東日本大震災津波伝承館 (いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル)」に到着しました。

今回この旅行でオットさんが一番行きたがっていた場所が陸前高田。

【※閲覧注意※】
次の画像は震災約1ヶ月後のものを1枚掲載しています。震災当時を思い出して気分が悪くなる等、強いストレスを感じる方は早めのスクロールをお願いします。
震災後の2011.4.15。
事前に関係各所に不足している物資の聞き取りをし、オットさんと会社の会長、職員数人で買い出しをし、数日かけて陸前高田や他の被災地に向かいました。
オットさんが各所行ったその中でも陸前高田があまりの惨状でとても忘れられないと、今回、11年かかってしまったが街の復興はどこまで進んだか自分の目で確かめたかったそうです。

過去の映像を見る限りでは、地震では建物の倒壊などは起きていなかった、でもあの大津波のせいでこのような惨状になってしまうなんて誰が想像できたでしょうか…

東京でも震度5強を観測。今回連れてきている娘は震災時、3ヶ月になったばかりでした。上の娘と息子も小学生。なかなか帰宅しないなと思いながらよくよく考えると、
「あっ！これは子供達を学校まで引き取りにいかなくてはいけないんだ！でもその前に食べ物、ガスコンロのガス、水や諸々を買って備えねば！！」

今でも昨日の事のように思い出します。
伝承館の中に入ります。流失した気仙大橋の一部
津波に押し流された消防車
標識など
楽器や顕微鏡など
高田松原津波復興祈念公園
震災前、ここには高田松原(クロマツ)が約7万本も植えられていたそうです。また新たに松の苗が沢山植えられています。
奇跡の一本松と陸前高田ユースホステル
この一本松が唯一残りましたが、海水によって枯死してしまい、現在は保存処理されたものが残っています。

タピック45(旧道の駅高田松原)。震災遺構として残っています。
建物の左上の方に赤いパネルが見えますが、津波があの高さ(14.5m)まで到達したようです。
根元から折れた茶色の照明灯
次に向かったのは「気仙沼市　東日本大震災遺構・伝承館」に行きました。ここは旧気仙沼向洋高校跡地です。
受付後、15分間の映像上映があります。映像をみただけでも津波の恐ろしさを強く感じたのですが、当時、あの場所で実際に被災された方の精神状態を想像するとただただ涙が止まりませんでした。11/5は語り部さんが無料で施設を案内してくれるとの事で、今回、高校生の方に案内してもらいました。
1階CAD室
1階女子トイレ
1階男子トイレ
1階保健室
1階会議室
1階校長室

1階事務室
3階　津波で流されてきた車
この車はオートショップ所有の車で鈑金塗装を依頼した南三陸町の方に貸していた車でしたが、津浪でここまで流されてきたようです。
これ、なんだか分かりますか？
拡大してみました。よーく見ると魚の頭があると思います。近くの工場から流れてきた魚がミイラ化したものだそうです。
車の裏側です。ロッカーが流されて押しつぶされています。ロッカーの中からは作業服も飛び出しています。
ここは4階の教室ですが、左の置物の色と入口の扉の下の方を見てもらえば分かりますが、震災当時、あそこまで津波が到達したことが分かります。
同じく4階のベランダです。この壁、よく覚えておいてください。
こちらは北校舎。北校舎は南校舎と総合実習棟に挟まれていたため、窓ガラスが割れたり損傷が激しいのは2階までのように見えます。
屋上に来ました。体育館の屋根が津浪で流されてしまっています。

外に出てきました。外壁が壊れていますが、津浪で流されてきた冷凍工場の激突跡です。先程4階の校舎内側から見たものの外壁がこちらです。
折り重なった車。ぱっと見何台の車が重なっていると思いますか？それは実際に行って自分の目で確認してみてください。
平成20年10月に植樹された木です。当初3本植えたそうですが、この1本だけ津波に負けず残ったそうです。
次に向かったのは「南三陸町東日本大震災伝承館　南三陸３１１メモリアル」です。東日本大震災に関する基本情報や、後世に伝え継ぐ地域住民の証言等の展示や、シアター、アート展示があります。
2階デッキから復興祈念公園や湾を眺めます。
南三陸町の防災対策庁舎です。
海側を向いているこちら側が津波を受けたことがよく分かります。骨組みが建物の内側に折れてしまっています。こんな硬い骨組みが曲がってしまう程の威力って想像も付きません。それもそのはず、この庁舎の屋上より上まで津波が襲ったのだから…
3階建の更に上まで津波が押し寄せるなんて想像できますか？実際自分がその場にいたらとてもではありませんが想像なんてできないですよ。言葉が出ません。出るのは涙だけ。
北上川横の北上津山線を北上中です。この辺りは追波湾付近です。
しばらく進むと新北上大橋と大川小学校が見えてきました。
大川小学校にやってきました。小学生の娘を持つ私はここに来た瞬間、熱くこみ上げるものがありました。多くのお子さんが逃げ遅れてお亡くなりになってしまった事。まだ行方不明のまま見つからない子もいらっしゃるそうです。

震災遺構大川小学校ガイド
http://311chiisanainochi.org/?page_id=6186

大川震災伝承館内。
校舎内に3つの時計が残されていて、どれも15:37で止まっていたことから、津波が襲った時刻の手がかりとなったそうです。
低学年棟
中高学年棟
体育館への渡り廊下が根元から倒壊してしまっています。
阪神淡路大震災の高速道路も同じように倒壊したのを記憶しています。
娘もこの地で何が起こったのかを現存する建物と文字を通して知ろうとしています。
山道を登って高台へ行ってみます。
高台から（学校全体）
高台から（校舎）
今日のお宿は「秋保グランドホテル」です。
昔ながらのザ・ホテル！といった感じです。
※この画像は翌日朝のものです。
ロビーには早くもクリスマスツリーが飾ってありました。

ロビー横には鎧兜がズラリ。
ロビーの目の前のライトアップされた木々
チェックインを済ませて本日アサインされたお部屋へ。じゃらんのホテル紹介の写真を見てこの部屋に決めましたが、約6年前にリニューアルと記載されていたのでちょっと期待していたのですが、完全リニューアルというよりは既存のものも残しつつのリニューアルのようです。

部屋に入って10分しないうちにベッド付近に行くと隣の親子の声が筒抜け！！
何を話しているのかまでバッチリ聞こえるし、騒がしい声が部屋中どこにいても響き渡る…

ちょっと我慢して様子を見ていたのですが、時間が経つにつれて騒がしさがヒートアップしてきたので、フロントに電話をかけて相談したところ、お部屋をチェンジしてくださるとのことで夕食後に移動することとなりました。
昔懐かしさを感じる秋保グランドホテル。テレビ番組表が置いてあるのは今ではとても貴重です！！所々古さは感じるもののきれいに清掃されていていました。
夕食はこちらの陽だまりになります。ホテルが大きいですからこちらの会場も結構広いです。
夕食はバイキングです。カニやお寿司など沢山の種類がありました。でも私が一番美味しいと思ったのは、意外にもパイナップルでした(笑)
このパイナップル、甘くてとっても美味しかったですよ♡
夕食後、再度アサインされたお部屋。先程よりも大きなお部屋にしていただいてしまい大変恐縮です。その節はご配慮頂きありがとうございました。
お風呂と洗面台
トイレ
夜は外が真っ暗で分かりませんでしたが、翌朝外を見てみると朝日に照らされた紅葉と峡谷が目の前に広がっています。この時期にここに来られて本当に良かった(^^)

朝食会場に行くにはこのロビーを通るので誰もいない隙にパシャリ。
バイキングで取ってきた朝食。やはり一番美味しかったのは言うまでもなくパイナップル、次にキウイフルーツ。笹かまや玉子焼きなど全部美味しかったです！
朝食後はチェックアウト前に軽く磊々峡を散策することに！ホテルのエントランスを出て右に出てすくに磊々峡入口の看板が立っているのですぐに分かります。
ホテル横から階段を降りて振り向いた光景
磊々峡
三筋滝
磊々峡の「磊」は石がゴロゴロしているさまのことで、↑を見た感じゴロゴロ、ゴツゴツしているのがよく分かります。
名取川に侵食された峡谷。川までの高さは約20メートルもあるそう。
奇面岩。撮る位置を間違えてしまったようで、川を覗き込む岩が右端になっちゃいました。見た感じ顔が2つあるんですが分かりますか？
磊々峡

時雨滝
時雨滝の横が八間巖だと思います。違っていたらゴメンナサイ！！
覗橋から見たハート♡
恋人の聖地として「覗橋♡ハート」がNPO法人地域活性化支援センターにより2014年1月に認定されたそうです。
覗橋横からの磊々峡入口
ホテルに戻る途中、二口街道を歩いていたら鉄道が飾ってありました。これは「秋保電気鉄道秋保温泉駅跡」だそうです。秋保・里センターHPによると「大正3年12月23日、秋保石の採掘・運搬と温泉への湯治客の輸送を目的に秋保石材軌道の馬車鉄道として長町～秋保温泉間が開通し、営業が開始され、昭和36年5月7日をもって、長町～秋保温泉間を48年間の長きに渡り走り続けた秋保電鉄は閉業した。」とのことです。
今日は日曜日、明日は娘の学校があるので早めに帰ります！

宮城編をお読みいただきありがとうございました。

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この旅行記へのコメント（2）

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チーママ散歩さん 2022/11/15 21:51:17

こんばんは。

こんばんは　チャッピーさん。

福島から北上しておでかけされていたのですね。
そしてあの震災の跡地にも行かれたのですね。
ご主人さまも震災直後に現地入りされていたのですね。
お疲れ様でした。
私も大川小学校は震災後行きました。

今は一般の方も小学校跡地へ入ることができるのですね。
私達はあるボランティアの活動でしたが
遺族の方が泣きながら当時のお話するのを聞いて
胸が詰まる思いで聞いたのを思い出します。
悲惨な姿ではあるけれどあの現状をお子様とご覧に
なったのですね。
きっと災害の凄さをリアルに感じ、防災について
学ばれたことと思います。

校庭のすぐ裏の裏山へ逃げていたら。。。
でも子供にとっては先生の言うことは絶対ですからね。
長い時間校庭で先生の決断を待っている間も
山に逃げようとして怒られて・・・
そして命を落とした子。
旅行記を拝見して、ご遺族の話などを思い出して
胸が熱くなりました。
過去に学んだ経験は活かさないといけない。
風化させてはいけない。
そんな思いで拝見しました。

話は変わって磊々峡綺麗な所ですね。
ハートの石。
え～　あれ自然に出来たの凄いですね(*^_^*)
気になっていた東北の復興も確認できて。
沢山食べてリフレッシュできたようですね。
ご主人さま遊び疲れの方は大丈夫ですか？

チャッピーさんからの返信 2022/11/15 23:07:28

Re: こんばんは。

チーママさん

こんばんは。
今回もコメントありがとうございます！

震災後に大川小学校にボランティアに行かれて、ご遺族の方ともお話しされたのですね。
私はすでにきれいに整備された現場しか見ていないので、本当にこの場所で被災された方々がいらっしゃるなんて信じられない気持ちの方が大きかったです。
また、被災地に行ったは良いが自分が偽善者ぶって被災された方々やお亡くなりになった方々に対して痛むフリをしているのではないだろうか、まだ行方不明の方々が眠っているであろう土地にズカズカ入っていって良かったのだろうか、観光地巡りでもしているのではないか等、旅行から帰ってきて気持ちがクールダウンした今、罪悪感に苛まれています…
でも各地の震災遺構や伝承館に行ったからこそ、震災の教訓や備えることの大事さを教えてもらえたように思います。

いくつになってもハート♡を見ると笑顔になりますね！オットさんも少しはリフレッシュ出来たと思います！

ありがとうございましたm(__)m

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