ひょうごさんぽ　　ヴォーリズ建築　スパニッシュ　ミッションスクールの関西学院大学・博物館と絵画展へ。

2022/10/24 - 2022/10/24

関西学院大学の西宮上ヶ原キャンパスを訪れました。
国の登録有形文化財の時計台やヴォーリズの建築による校舎などの建物、多くの種類の樹木、広い敷地の中でゆったりとした時間が流れているようでした。
１８８９年にランバス氏によって原田の森（現材は神戸市文学館のあるところ）に創立されたことから始まりました。
その後１９２９年にこの西宮の上ヶ原キャンパスに移りました。
設計はヴォーリズ、建築は竹中工務店です。
クリーム色の建物と異国を思わせるような瓦の屋根、とても素敵な学び舎だと思います。

エリア 西宮・芦屋(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車 徒歩

校舎の周りには桜。
春の季節はみごとです。

坂道を登ってたどり着きました。

美しい校舎が見えてきます。

とても古そうな門柱？

正門に到着しました。

近代化産業遺産になっています。

高いヤシの樹。
空に向かってまっすぐ。

多くの種類の樹木に癒されます。
ベンチが至ところに。

時計台が見えます。

芝生が手入れされています。
開放的。

時計台下から観ます。

近くに神学部。
窓の様子や細やかな装飾。

時計台。

関西学院大学のモットー　Mastery for service　が、みえます。
「奉仕のための練達」の意味。

戦争中に一時、このエンブレムが外されたそうです。
戦後に復元。
そのような時代に逆戻りしないように願います。

ここは大学の博物館です。

絵画展もしていました。
大森啓助氏。
学院の卒業生とのことです。

入口。

淡いクリーム色とエンブレム、上品な装飾。

エントランスホール。
床のアラベスク幾何額模様のモザイク。
天井はバロックスターで、四つ葉のクローバーや全世界や幸せを表しているそうです。

ドアも控えめですが、美しい装飾。

天井の光が柔らかく、暖かいです。

ベーツ先生の講義の写真でしょうか。

以前の原田の森の学舎。

階段も重厚な造り。

このような掲示板も。
歴史のうつりかわり。

上ヶ原に学舎が移転して間もないころ。

説明。

博物館から見学します。

学舎が原田の森にあったころの様子。

現在も神戸文学館として使われています。

上ヶ原の１９２９年当時の様子。

第４代院長　ベーツ先生の像。

第２代院長　吉岡先生の胸像もありました。

小さな博物館ですが、ビデオの紹介もあり、資料もありました。

１９２９年に上の原に建てられた関西学院大学。

設計はヴォ―リズ、建築は竹中工務店。

関西学院大学と深いつながりのある人々の紹介。
学院創立期から上野原への移転、終戦前まで５５年間、三代にわたって関西学院大学と深いつながりのあった柳原家の紹介がありました。

ランバスホームの床材から造られた十字架。
前院長のグルーベル先生へ。

こちらの天井の装飾も素敵でした。

窓も。
学舎にふさわしい素朴。

奥の部屋では卒業生の大森啓助の絵画展が行われていました。
パリにもわたり、東京にアトリエがありました。

スケッチなど。
雑誌の表紙なども描かれていたのですね。

１９２０年に卒業。

大胆で印象的な人物の画の数々。

こちらも雑誌の表紙になったもの。

自然をモチーフにしたものも。

氏の紹介と五戒。

その中の戒め、ただいまを有効に費消すること、、、という言葉、
心に残りました。


関西学院大学卒業生の作家たちの紹介。

外の芝生の隅にこのような表示がありました。

建物壁のシンプルで美しい装飾。

窓枠も素敵です。

桜の季節も美しい。

日本庭園のような池をめぐる庭。

樹々は一体何種類あるのだろう～。

どこか異国にいるかのような錯覚。

私が最も大好きな場所はこちらの礼拝堂です。

ランバス礼拝堂。

創立７０周年を記念して造られた建物です。
設計はヴォーリズ設計事務所、施工は竹中工務店だそうです。

美しい学び舎、平和で自由、穏やかな空気が流れていました。