2022/10/15 - 2022/10/16
1位(同エリア12件中)
RAINDANCEさん
- RAINDANCEさんTOP
- 旅行記550冊
- クチコミ1627件
- Q&A回答8件
- 889,681アクセス
- フォロワー58人
アメリカ南部、テネシー州の都市であるチャタヌーガを訪れました。合衆国政府が1830 年代にネイティブアメリカンを強制移動させた後、1850 年代に建設されたシンシナティ・サザン鉄道から始まった町です。1860 年代のアメリカ南北戦争の間、その鉄道とテネシー川が物資の輸送など重要な役割を担う要衝となり、チャタヌーガの戦いの舞台にもなりました。現在は、アウトドアアドベンチャーの宝庫として「南部の絶景の中心地」を謳っています。
★地下洞窟の滝「ルビー・フォール」に向けて洞窟探検ツアーに参加。
★ルックアウト・マウンテンの「ロック・シティ・ガーデンズ」にて、20世紀初頭の岩山トレイルを満喫。
★シンシナティ・サザン鉄道の旧駅舎にて「チャタヌーガ・チューチュー」。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
テネシー州の観光の拠点としたチャタヌーガ郊外のホテル「ホリデイ・イン・エクスプレス&スイート・チャタヌーガ・イースト・リッジ(Holiday Inn Express & Suites Chattanooga East Ridge)」へ、ジャックダニエルがあるリンチバーグの観光後に戻ってきました。
-
建物・設備は新し目で快適でした。フロント。
-
客室も広々。
-
郊外なので料金もまずまずリーズナブルです。
-
冷蔵庫、電子レンジ、カフェマシン完備。
-
バスルームもきれい。
-
水回りが新しいのはやはり気持ち良いですね。
-
翌朝の朝食。
-
ホリデイ・インの定番メニュー。
-
ソーセージ、ベーコン、エッグ、…ホットミールは充実。
-
パンはピースごとにラップされていて、テイクアウトにも便利。ランチ用に持っていくにも良さそうです。
-
朝食後にチェックアウトし、まずは「ルビー・フォール」へ向かいます。
-
まっすぐ行くとルビー・フォール、左へ行くとのちほど訪れるロック・シティ。
-
ここを左へ上がるとルビー・フォール。
-
「ルックアウト・マウンテン」というのはこの辺りにある山です。その中にある「ルビー・フォール」に到着。
-
こちらが駐車場。
-
ビジターセンター。ここに滝があるわけではありません。
-
ここから洞窟を歩いてルビー・フォールまで行きます。所要時間は1時間から1時間20分。
-
基本の「ケイブ・ウォーク・トゥー・ルビー・フォールズ(Cave Walk to Ruby Falls)」を事前にWeb予約しておきました。ここでチケットをゲット。ちなみに大人ひとり24.95ドルです。
-
洞窟の通路は狭いので一度に多くの人は入れません。ですので、時間が決められています。時間を有効に使うなら予約がベターです。
-
なお、待ち時間がある場合にはここで軽い食事をしながら待つことができます。
-
私たちの時間が来ました。ケーブ・ツアーに入場。
-
まずはエレベーターで地下へ。
-
ガイドさんに従い洞窟探検へGO!(ガイド付きのツアーしかないので、自由に行くことはできません)
-
まずは洞窟(鍾乳洞)を普通に探検、これは「象の足(Elephant's foot)」。
-
こっちは「サボテンとロウソク(Cactus&Candle)」。
-
そして「ロバ(Donkey)」。
-
さらに「斜塔(Leaning tower)」。
-
「竜の足(Dragon's foot)」。
-
「天使の羽根(Angel's wing)」。
-
「ベーコン(Bacon)」。
-
「ポテトチップ(Potato Chip)」。
-
「タバコの葉(Tobacco leafs)」。
-
「ナイヤガラの滝」…といった様に、アメリカらしい名付け方の鍾乳石を見ながら滝へ向かいます。
-
そしていよいよ…
-
「ルビー・フォール」がお目見え。ルックアウト・マウンテンの地下洞窟内にある落差44mの滝です。
-
1905年、この洞窟への自然の入り口は、鉄道トンネルの建設中に閉鎖されましたが、1920年代に化学者でもあり洞窟愛好家でもあったレオ・ランバートという人が、洞窟を観光名所にすべく会社を設立しました。
-
1928年に石灰岩の掘削で小さな開口部を発見し、この開口部の探索で洞窟と滝を見つけました。
-
ランバートは妻のルビーを洞窟に連れて行き、妻の名にちなんで滝を「ルビー・フォール」と名付けました。光はルビー色の演出?
-
色がついてない瞬間をパチリ。このように天井の穴から滝が落ちるという、なかなか見られない光景。ルビー・フォールとルックアウト・マウンテン洞窟群は、国定歴史建造物に指定されています。
-
さて、時間になりましたのでガイドさんに連れられてルビー・フォールをあとにします。
-
帰りは一部、行きと違うルート…これは「鏡のプール(Mirror pool)」。
-
こっちは「ステーキ&ポテト(Steak&Potatoes)」。さすがアメリカ。
-
洞窟の次に向かったのは「ロック・シティ・ガーデンズ」。
-
テネシー州からジョージア州に入ります。ルックアウト・マウンテンは両州に跨っている山です。
-
「ロック・シティ・ガーデンズ」に到着。事前に公式Webサイトで予約しておきました。時間制です。ロック・シティーはジョージア州で東部時間なので、中部時間のテネシー州より1時間進んでます。テネシー州側から行く場合は時間に注意が必要です。
-
ロック・シティ・ガーデンズは、1932年開業の歴史ある公園です。
-
地元の住民であるガーネット&フリーダ・カーターというお金持ちの夫婦が、ロックアウト・マウンテンの一部を買い取り、岩の地形を生かしたトレイルコースとおとぎ話のテーマパークを造りました。
-
これが中々凄いんです。自然の地形を生かした立体的なコース。子供はこういうの大好きですね。
-
青と赤のコースがあるのですが、短い方の青コースを軸に少し赤にも入ります。
-
ロックが織りなす見どころを巧みにルーティングしていて、大人でも少しワクワクします。ここは「ニードルズ・アイ(針の穴)」と名付けられた岩場。
-
「マッシュルーム・ロック」。
-
「ゴブリンズ・アンダーパス(ゴブリンの地下道)」。
-
石橋と紅葉。
-
吊橋、「スウィング・ア・ロング・ブリッジ」。
-
こんな景色を見ながらのトレイル。
-
鷲のオブジェがある方向は、ケンタッキーかノースカロライナ州。
-
向こうに見えるテラス「ラヴァーズ・リープ」が青コースの終点です。
-
崖下にはちょっとした紅葉。突き出ているテラスへはのちほど行きます。
-
これは人工の滝「ハイ・フォールズ」。
-
ロック・シティ創設者の、ガーネット&フリーダ・カーターのレリーフ。
-
「シー・セブン・ステイツ」、ここから7つの州を見渡せますが、どこが何州かまでは見分けられません。
-
7つの州旗。
-
クリフ・テラスでは生演奏。ドイツではオクトーバー・フェストが開催されるこの時期、ここでは“ロックトーバー・フェスト”が開かれていました。
-
テラスから少し入ると「プロスペクターズ・ポイント(探鉱者の地)」。
-
鉱石を探すことができるエリア。
-
その傍らのレストハウスへ。
-
こちらでもロックトーバー・フェストの生演奏。
-
ドイツビヤとドイツ風サンドイッチのお店が出てましたので、ここで軽くランチ。
-
ビールは“ヴァルシュタイナー”、それと“バーバリアン・シュバイネブラーテン&クラウトのサンドイッチ”。
-
ドイツ風ローストポークのサンドイッチはなかなか…展望テラスでいいただきました。
-
オクトーバーはハロウィーンの季節でもあります。
-
青と赤のコースがあるのは先述の通り、帰りは少し赤コースに入ります。
-
こちらは「ファット・マン・スクイーズ」。
-
その名の通り、”太った人を絞る”場所です。肥満大国のアメリカ、ココを通れない人はたくさんいると思います。
-
「ロワー・トレイル」の展望台。
-
そこからさっきの滝をもう一度。
-
20世紀の初頭に、この眺望の良い岩山にトレイルコースを造り上げたカーター夫妻は、先見の明がありましたね。当時としては他になかなか類を見ない、魅力的なアトラクションだったことでしょう。現代でも多くの人々を惹き付けています。
-
トレイルはまだ終わりません。「フェアリー・ランド」の洞窟。
-
フリーダ・カーターは欧州の童話が大好きで、1947年ここにフェアリー・ランドを造ったそうです。
-
ヘンゼルとグレーテル。
-
ジャックと豆の木。
-
シンデレラ。
-
白雪姫。
-
マザーグース・ヴィレッジ。
-
不思議の国のアリス。
-
高速回転する観覧車。これは何のお話でしょう?
-
これにて、カーター夫妻ワールドは終了。出口には例のごとくお土産屋さんが待ち構えています。
-
夫妻が1932年にガーデンを開いた当初は立地が立地だけに閑古鳥…。そこで1935年に看板屋を雇い、アメリカ南東部と中西部全体でたくさんの納屋の屋根に「シー・ロック・シティ!(ロックシティを見て!)」の広告を描いたエピソードは有名なのだそうです。(19の州で1969を超える納屋の屋根と壁に描いたそうな…。もちろん納屋のオーナーには広告費を払ったのでしょう。)
-
ロック・シティ、ルックアウト・マウンテンをあとにし、チャタヌーガ市街の中心部へ。
-
目当てはココ、「チャタヌーガ・チューチュー」です。1909年にサザン鉄道によって設けられたターミナル駅で、現在はレストランやホテルなどの複合施設となっています。
-
駐車場は隣にあったこちら。右の建物がチャタヌーガ・チューチュー。
-
世界最大級のレンガのアーチの玄関…なんかスゴイ車が停まってますが…
-
現行のC8型シボレー・コルベットでした。
-
エントランスホール。確かに駅の雰囲気です。
-
お洒落なカフェ。
-
レトロな電話ボックスがそのまま。
-
駅の構内へ。
-
旧プラットフォーム内は、クラフトビールなどのお店が並んでます。
-
居ました!「チューチュー・トレイン(汽車ポッポ)」です!チューチュー・トレインといえば”ZOO”ですよね(EXILEではなく)…作曲は中西圭三、私はそういう世代ですので...。
-
そして「チャタヌーガ・チューチュー」は、市が建設した公共鉄道であるシンシナティ・サザン鉄道が1880年に運行を開始した、シンシナティ発チャタヌーガ行きの旅客列車の愛称なのだそうです。
-
1941年にグレン・ミラー楽団がリリースした楽曲「チャタヌーガ・チュー・チュー」が、その知名度向上に一役買いました。
-
大きな時計もあって、昔の駅構内の雰囲気を残してます。
-
ここにもありました。アメリカ人ならみんな知ってる伝統ゲーム「コーンホール(ビーンバッグ)」に使う板とバッグ。自由に遊べます。
-
鉄道車両を用いたクラフトビールの店。
-
店内をのぞいてみました。これから車の運転が無ければ一杯行くところですが…。
-
グレン・ミラー・ガーデン。
-
これは、脱出ゲーム?
-
ここにもハロウィーン。
-
先述のグレン・ミラー楽団、「チャタヌーガ・チューチュー」のエピソード。
-
テラスにはドリンクとお喋りを楽しむ人々でいっぱい。
-
通りには、アメリカ南部の観光地ではよく見かけるバーカウンターのようなテーブルが付いた観光用ビークル。
-
そろそチャタヌーガの町を後にします。チャタヌーガの町の歴史は、1830 年代にネイティブアメリカンを強制移動させた後、1850 年代に建設されたシンシナティ・サザン鉄道から始まります。
-
1860 年代のアメリカ南北戦争の間、その鉄道とテネシー川が物資の輸送など重要な役割を担う要衝となり、チャタヌーガの戦いの舞台にもなりました。現在は、アウトドアアドベンチャーの宝庫として「南部の絶景の中心地」を謳っています。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
RAINDANCEさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
114