2022/08/10 - 2022/08/10
11位(同エリア50件中)
CITさん
8月のお盆休みに8泊10日でイギリス、ジブラルタル、スペイン、モロッコを周遊してきました。
主目的は、ジブラルタル海峡をフェリーで渡る事と、モロッコの青い街シャフシャウエンへの訪問です。
快適さよりも行きたい場所を出来るだけ多く周る事を優先した為、9つの都市を訪問、7つのホテルを利用し、時差も気候も通貨も物価も目まぐるしく変わる慌ただしい行程となりましたが、トラブルもなく充実した旅になりました。
航空券は、昨年の8月に355日前の特典航空券争奪戦を乗り越えて取得したロンドン往復の特典航空券をベースに、ロンドン⇒ジブラルタルとフェズ⇒マドリード⇒ロンドンの航空券を買い足しています。
尚、今夏はヒースロー空港の混乱問題があり極力空路を避けたかった為、モロッコに行くかユーロスターでベネルクスを周るか10日前まで迷いましたが、結局一番行きたかったモロッコを行き先にしました。ただし、荷物はロストバゲージを避ける為に、ほぼ全て機内持ち込みにしています。
■旅程(この旅行記は★のついた日程について)
1日目 東京
2日目 東京⇒ロンドン
NH211 HND 9:05 ⇒ LHR 16:25
3日目 ロンドン⇒ジブラルタル
EZY8901 LGW 7:00 ⇒ GIB 11:00
★4日目 ジブラルタル⇒アルヘシラス⇒セウタ⇒テトゥアン⇒シャフシャウエン
5日目 シャフシャウエン
6日目 シャフシャウエン⇒フェズ
バス(CTM) シャフシャウエン 10:45⇒フェズ 15:30
7日目 フェズ⇒マドリード
FR7759 FEZ 12:45 ⇒ MAD 15:20
8日目 マドリード⇒ロンドン
IB3162 MAD 8:00 ⇒ LHR 9:30
9、10日目 ロンドン⇒東京
NH212 LHR 19:00 ⇒ HND 16:35
■宿泊先
・ホテルJALシティ羽田 東京
・Premier Inn London Gatwick Airport (North Terminal) Hotel
・Holiday Inn Express Gibraltar
・Riad Cherifa
・Fes Marriott Hotel Jnan Palace
・AC Hotel Carlton Madrid
・Hotel Indigo: London - Paddington
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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入国審査を通過し、スペイン領のセウタからモロッコへ入国。
入国後、白い壁に囲まれた道を随分と歩かされました。 -
抜けると広場があります。
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沢山のタクシーが客待ちをしていました。ここからの交通手段はタクシー以外はありません。客との交渉役と思われる英語が堪能な男性がおり、行き先を告げると乗るタクシーを指定されました。テトゥアンまでは15EURとの事。運転手は交渉役にコインを渡していたので、何らかのマージンがあるようです。
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国境からテトゥアンに向けて出発!
地中海沿いの美しい道を進んでいきます。 -
車窓から見える街並み白と青で統一されていて、想像以上に美しいです。
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モスクも白と青。
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運転手はフランス語で何かを話しかけて来ましたが、こちらがフランス語が全くわからない事を理解するとそれ以上話しかけて来ませんでした。
尚、車は相当年季の入ったFIAT車で、走行距離は35万kmを越えていました。 -
暫く進むと、予想外にリッツ・カールトンがありました。
後で調べたら、The Ritz Carlton Tamuda Bayでした。 -
道は概して綺麗に整備されています。
そして国旗が多いです。 -
交差点は全てラウンドアバウトで信号機は見かけません。
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Colainordというスーパーらしき施設。
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かなりすっ飛ばしてくれた事もあり、1時間程でテトゥアン市内に到着。
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国営バスCTMのターミナル前で降ろしてもらいました。
結構な距離を乗ったので、本当に15EURでいいのか少し不安でしたが、15EURを渡すと、笑顔で「Muchas gracias!」と(このおじさんはスペイン語も話せる模様)。
尚、タクシー料金は古い地球の歩き方にも15EURとの記載があったので、相場は何年も変わっていないようです。
尚、乗り合いの場合はたったの2EUR。我々は問答無用で貸し切りになりましたが。 -
CTMバスターミナル。
この時点で15時半。今日の最終目的地シャフシャウエンに向かう次のバスは16時半、その次は21時過ぎなので、できれば16時半のバスに乗りたい所です。
とりあえず、荷物を持ったまま市内を回ってみます。 -
市内の様子。
ヨーロッパ風の街並みで想像以上に発展していました。 -
とりあえず王宮のある北の方へ向かいます。
スーツケースを持った状態ではきつい坂が続きました…。 -
美しい街並みが続きます。
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更に階段が…。
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モロッコは街ごと猫カフェと言われるほど猫が多いと聞いていましたが、階段を登ると早速猫を見つけました!
(以降、猫写真が多めになります) -
高台からの景色。
遠くの山間の建物が白く美しいです。 -
近くにあったフィッシュ・マーケットに入ってみます。
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入り口の通路は猫が通せんぼしていました。
尚、ここで横を通りかかった小学生ぐらいの子供から「チン・チャン・チョン」と言われました。露骨な差別用語を向けられたのは初めて。若干イラッとしましたが、まあ子供のする事なので大目に見ます。 -
近くには子猫入りのダンボールが。
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ピークを過ぎたのか、人がまばらなフィッシュ・マーケットへ。
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今度は働いている子供から写真を撮ってくれと言われました。
ちょっと恥ずかしそうな笑顔。
撮った写真を見せると嬉しそうでした。 -
横の子供達からもリクエスト。
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大人も参戦してきました(笑)
我々がアジア人なので、恐らくカンフーのポーズをとっています。 -
猫は手をペロペロ。
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先程の男性が仕事風景も撮れと。
インド以上に写真を撮れと言われます。 -
フィッシュ・マーケットをあとにして先に進みます。
店の人が寝ている子猫を持ち上げて観光客に見せていました。猫は迷惑そう。 -
アーケードの商店街を抜けて、王宮方面へ。
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きれいな街並みです。
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今後は若者3人組が俺らを撮れと。
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観光客の姿は全く見当たりませんでした。
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子猫の入ったダンボール。
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ちょっと歩くと誰かがすぐに誰かが話しかけてきます。
話しかけてくる人は大きく分けて下記の3種類に分けられるようでした。
1. 自分の写真を撮るように言ってくる
2. ただの挨拶(どこから来たかたまに聞かれる)
3. ガイドorタクシーの勧誘
そして、3のタイプの人は若干貧しそうで、歯が数本ない事が多かったです。 -
ハッサン二世広場が見えてきました。
中央には大量のモロッコ国旗が掲げてあります。 -
広場の反対側にはイスラム様式の建物が。
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王宮。
これ以上は近づけませんでした。 -
次の目的地であるシェフシャウエン行きの国営バスは16時半出発の為、それに乗るにはもうバスターミナルに戻る必要がありますが、流石にまだテトゥアンの街を見たりない為、16時半のバスは見送ることにしました。
質は下がるものの、国営バス以外に便数の多い民営バスもあるらしいので、そちらを利用する事にしました。ダイヤも乗り場がどこにあるかも分かりませんが。 -
というわけでお土産屋へ。
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なんと店内では売り物の絵の上で猫がくつろいでいました(笑)
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店主に戯れ付く猫。
こちらのお店でマグネットなどを購入。1つ1EURで、ヨーロッパと比較して物価が大きく下がった事を実感します。基本的に観光客向けの店ならどこでもEUR支払いが可能なようでした。 -
続いて目抜き通りを進みます。
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モロッコの通貨ディルハムを持っていなかったので両替屋へ。
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80EURを両替して、821MAD(モロッコ・ディルハム)。
レートは悪くありません。
各国の紙幣が飾られていました。 -
店を後にすると昼寝している猫。
10歩進むと猫がいるくらいの感覚です。 -
世界遺産にもなっている旧市街方面へ向かいます。
山の斜面に、有名な白い町並みが見えます。 -
名前は分かりませんがアルジェ通り沿いの門から中へ。
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中にはスークが広がっていました。
野菜や日用品などが売られており、基本的に観光客を相手にしていないので勧誘される事は殆どありません。 -
売り物の瓜の上で昼寝をする猫(笑)
写真を撮っていたら店の人に笑顔で手招きされ、瓜の間を覗くように言われました。 -
なんと瓜の間では子猫が昼寝をしています!
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スーツケースを転がしながらスークを進みます。
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鶏を放し飼いにしている店があり、見ていたら店主が手招きしてくれて中を見せてくれました。
基本的にモロッコ人は親切な人がかなり多いです。 -
更にスークを進みます。
中世の趣がそのまま残っているように感じます。 -
スークを歩く猫。
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食品店のお兄さんからも俺を撮れと。
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少し狭い路地にも入ってみました。
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布にじゃれつく猫。
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路地から見える白い町並み。
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またしても俺たちを撮れと声をかけられました。
一番右の人からは撮った写真を送ってくれと依頼され、Facebookで友達になりました(笑) -
スークを抜けてアルジェ通りに戻ってきます。
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戻ってきた道を振り返るとこの景色。
この時点で17時半ぐらいだった為、次の目的地シャフシャウエンにタクシーで直接迎えないかと考え、何台かタクシーに声をかけてみましたが、流石に遠すぎるのか全て断られました。大人しくタクシーで民営バス乗り場まで向かう事にします。 -
タクシーを探しがてらアルジェ通りを東に向かっていたら、拓けた大きな公園Feddan Park Tetouanがありました。スークからは僅かにしか見えなかった白い町並みがここからははっきりと見えます!
というか、ここがテトゥアン観光で真っ先に周るべき名所っぽいです。偶然たどり着いたから良いものの、流石に下調べ不足でした。 -
白で統一された街並みが非常に美しいです。
これを見ずにテトゥアンを後にしなくて良かったです。
酷暑のテトゥアンの街歩きで喉が渇いたので、荷物を妻に任せて飲み物を買いに行きました。 -
近くには飲料を売っている店が見つからず、10分ほど探して漸く見つけた店で水を購入し広場に戻ると、妻が現地の若い女性に声をかけられていました。
私が戻ると、私を見るなり「Bye Bye」と言って妻の両頬にキスをして立ち去って行きました。妻曰く、英語が片言で若干意図が分からなかったが、女性のお茶会に誘われたっぽかったとの事。 -
水を飲んで休憩した後は再びタクシーを探します。
夕方の為に競争率が高くなかなか捕まりません。 -
漸く見つけたタクシーにシャフシャウエンに行きたいと伝えると「OK」とだけ言って、荷物をトランクに積み込み始めました。
こちらとしてはシャフシャウエンに直接行ってくれるのかと、値段を確認してから乗りたかったのですが、後ろがつかえていた事もありとりあえず中へ。ただ、このドライバーはスペイン語しか話せず、こちらは英語しか話せないので運転しながらGoogle翻訳経由でなんとかコミュニケーションを取りますが、どうやら他のタクシーに乗り換えてシャフシャウエンに行く、という事でした。値段もよく分からない上に、運転マナーがかなり悪く、飛び出してきた人に悪態をついたりするドライバーだったので若干不安に…。
また、モロッコでは当たり前のことですが、タクシーは乗り合いの為に、知らんおじさんが途中で乗ってきました。 -
不安を抱えていましたが、広場で調べていた民営バスターミナルに向かっているっぽいので、とりあえずそのまま向かってもらいました。
知らんおじさんを途中で降ろし、15分ほどかけて無事に民営バスターミナルに到着。料金が不明でしたが、適正価格と思われる10MAD(約130円)でした。
なんか色々疑ってすみませんでした…。 -
民営バスターミナルの内部へ。
この辺りでスペイン語で話しかけながら延々とついてくる人がいましたが、会釈だけして中へ突き進みます。 -
チケットカウンターは各社ごとに分かれています。
行き先はアラビア語表記しかない場所もあり、若干迷いましたが、シャフシャウエンと記載のあるブースを見つける事ができました。 -
無事にシャフシャウエン行きのチケットを購入。
しかも20分後出発と時間も丁度良いです。
チケット代は、2時間近くかかる距離なのに25MAD(約300円)と格安。 -
とりあえず安心して有料のトイレへ。
有料の割にはかなり汚かったです。
尚、手を洗う際に蛇口を捻ったら熱湯が出てきて手を軽く火傷しました…。
冷水と温水を切り替えられる構造ではありますが、そもそもトイレの手洗い場で何故熱湯が出る必要があるのか、また何故熱湯側になっていたのか謎が深まります…。 -
バスターミナルの中も猫が自由に散歩していました。
日本だったらすぐ警備員に文字通りつまみ出されてしまいますね。 -
バス乗り場へ。
ブースが沢山ありますが、買ったチケットの乗り場がどこが全く分からずウロウロしていたら、知らんおじさんが近づいてきて、乗り場を教えてくれました。100mぐらい離れている乗り場に一緒に行ってくれ、更に近くにいたおじさんに「この人達はシャフシャウエンに行くからバスが来たら教えてあげてくれ」と言ってくれました(多分)。しかもチップ要求等もなし。
たまにうざい人もいますが、モロッコ人は基本的に驚くほど親切な人が多い印象です。 -
バスが来るまでは猫と遊んでいました。
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定刻を10分ほど過ぎてバスが到着。
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荷物台が別途5MAD(約65円)かかりました。
が、さっき親切に場所を教えてくれたおじさんが、このバスに乗っていた職員と、お互いに掴みかかる勢いで言い合いをしており、よく分かりませんが何らかの利権があったのかもしれません…。 -
バスは一見快適に見えますが、かなりボロいです。
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定刻を20分程経過してから出発。
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モスク。
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ボロい上にクーラーが付いていないのに窓も開かずに暑くて参りました…。
何故か天井が少し空いており、そこから微かに風が入ってくるのが唯一の救いでした。 -
テトゥアンの白い町並みともお別れです。
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途中遺跡のようなものが見えました。
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山に向かうにつれ、段々と街が小さくなって行きますが、どんなに小さな町にもモスクがあるようでした。
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バスは街を抜けて山道へ。
完全に日が暮れると満月が昇ってきました。
錯覚かもしれませんが、日本で見るよりも一回り月が大きく見えました。大気の状態が日本と違うので見え方が変わっているのかもしれません。 -
2時間弱でシャフシャウエンに到着。
特に何の標識もない道で降ろされました。
④シャフシャウエンに続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11773623/
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旅行記グループ 【イギリス、ジブラルタル、モロッコ、スペイン】ジブラルタル海峡を越えてモロッコへ
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