太宰府天満宮参拝者があまり訪れないもう一つの太宰府(歴史の散歩道)

2022/06/23 - 2022/06/23

梅雨の晴れ間を縫って、太宰府天満宮を訪れようかと思ったのですが、昨今の運動不足解消を試みることにしました。西鉄太宰府駅から都府楼前駅まで歩くことにしました。せっかくなら点在する史跡を巡りながら行こうと考えて「歴史の散歩道」ウォーキングを計画しました。
まず西鉄を使って太宰府駅にアクセスします。ほとんどの方は参道を通り、大宰府天満宮に向かわれますが、自分は反対方向に歩き御笠川沿いを歩いて白川橋を渡り、まず朝日地蔵尊にお参りします。次に観世音寺とすぐ隣にある戒壇院の裏手を通り、山上憶良の歌(子等を思う歌)の石碑を見て当時のつつましい生活を想像してみます。さらに歩き、大宰府政庁の裏手を通り坂本八幡宮に行きます。この八満宮は「令和」の由来になったところで、以来参拝者が激増しました。この八幡宮を左手から回り込むようにして歩くと、途中から道が分かりにくくなりますので、しっかりと地図を確認しながら歩きます。そして大宰府文化ふれあい館まで行き、館内を拝見します。水城、大宰府政庁、国分寺などの資料を拝見して、いよいよ最後の目的地である国分瓦窯跡と筑紫国分寺まで行きます。窯跡は今では全く見えないようになっているので残念です。筑紫国分寺は近代的なお寺ですが、その境内には当時の礎石が残っていました。西鉄太宰府駅からここまでが「歴史の散歩道」になります。この道はさらに水城東門へと続きますが、歴史の散歩道と別れ、西鉄都府楼前駅まで国分寺通りを歩きました。

ルート：西鉄太宰府駅(構内の観光案内所で地図を入手)→大宰府駐車場経由で朝日地蔵尊→観世音寺裏側を通り「子等を思う歌」(山上憶良)石碑→大宰府政庁裏を通り→坂本八幡宮→太宰府文化ふれあい館→国分寺瓦窯跡→筑紫国分寺→国分寺通りを通り都府楼前駅

エリア 太宰府(福岡)

西鉄太宰府駅構内にある観光案内所です。改札口右手にあります。ここで「大宰府観光がいどまっぷ」をいただきます。今回歩いた「歴史の散歩道」はこのガイドで十分です。

駅前にある観光スポットの案内

駅前にある観光スポット地図で、大まかに「歴史の散歩道」に把握します。

太宰府駅から少し歩いた歴史の散歩道。まだお土産屋さんが両側にあります。

御笠川に架かる白川橋を渡ると朝日秘蔵尊が正面に見えてきます。

観世音寺を過ぎた辺りの歴史の散歩道

山上憶良の「子等を思う歌」の石碑から見る観世音寺遠景

山上憶良の「子等を思う歌」の石碑

四王寺山には高橋紹運が戦った岩屋城址が見えます。

太宰府文化ふれあい館。館内は撮影禁止のため建物のみにします。

入母屋造りの太宰府文化ふれあい館

跡国分瓦窯。現在では水没したり、埋め戻されたりして見られません。

国分瓦窯跡を示す石柱

筑前国分寺跡を示す案内板

筑前国分寺跡地横にある近代的な国分寺。手前道路中央には八角灯篭が建てられています。