2022/04/28 - 2022/04/29
5851位(同エリア9539件中)
roaさん
カハラ横浜に泊まってきました。何度もホテルの前を通ってるし何度もTVとか各種媒体で目にすることもあって、そこまですごいホテルってことなら一度は泊まってみようってことで行ってきました。
結論ですが、築浅の建物ということもあってハード面はハイクラスだと思いましたが、ソフト面は普通のシティホテルでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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今回のプランというか部屋は14:00イン、13:00アウトで部屋はプレミアスイートにしました。
13:55頃に到着したのですが、14:00インの宿泊者でレセプションは大混雑。
もうそれはそれはとんでもないくらいの人が待たされていました。
この写真のように中央にテーブルがあって、それを取り囲むようにソファが置かれているセットが他にもう1箇所あるのですが、そちらもこんな感じの混雑っぷりでした。
当然ながら椅子には限りがあるわけで、座れない人は立たされていました。空いたらその椅子を目がけて客と客が奪い合い。リアル椅子取りゲーム状態でした。
ここのホテルは密だのディスタンスだの関係ないみたい。ホテル側からも間隔を取って下さいというアナウンスさえなかったし。
当然ながら僕らも立たされました。レセプションは14階で、1階のエントランスからスタッフと共にエレベーターで上がってくるのですが、スタッフさん曰く「5~10分前まではここまで混んでいなかったのですが…」とのこと。んな訳ないですよね。しかもそのスタッフさん「荷物はここ(腰くらいの高さのちょっとした台)に置きますね」って言い始めたので「ここに置かれても座るところがないので、レセプションで預かってもらって、そのまま部屋に届けることはできないのですか?」と聞いたら「可能ですがお届けが遅れる場合があります」とのこと。んな訳ないですよね。これだけの人が待っているんだからチェックインするのにまだまだ時間がかかるんだから、それまでには届けられると思うんですけどね。
なんか最初からグダグダでした。ザ カハラ ホテル&リゾート 横浜 宿・ホテル
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座る場所もないしトイレにでも行ってみようかと。
前回のマンダリンと同じような外が見渡せるトイレでした。それ以外は普通でした。 -
14階のレセプションの隣にはラウンジがありました。ガラガラでした。
だったらここでチェックインまでの間待たせるようにすればいいのに。
別のホテルに宿泊した時も今回と似たような混雑っぷりの時がありました。その時はラウンジに通され、無料でコーヒーが出てきたことがありました。
ハイクラスを謳ってるホテルなんだから、そのような気配りは必要だと思いました。
可哀そうに、小さな子供も立たされてたし、老人も立たされていました。
14:15頃だったかな、スタッフが宴会場とかによくある椅子を出してきて立ってる人に座るよう促していました。ちょっと遅いです。なんでもっと早く気付かなかったんだろ。目配り&気配り&心配りが足りないね。こういうのをホスピタリティが行き届いていないって言うんだと思います。 -
レセプションは3箇所。この写真のようなのが3つありました。椅子に座ってのチェックインの手続きです。14:20にようやく座ることができました。結局30分弱待ちました。
スイートルームは一般客室とは異なる訳で、それを求めてスイートを予約するんですけど、カハラはスイートも一般客室もサービス面では関係ないようです。スタッフさんにそのことを聞いてみたら「スイートルームは部屋に入ってからが一般のお部屋とは異なっています、広さとかアメニティとかです」だってさ。いやいや、部屋で勝負じゃなくてそれ以外のサービスでも違いを出しましょうよ、ってことですよね。オークラは客室内でチェックインだったし、オータニは専用のチェックインカウンターがあったし、そういう部分でも一般客室と差異化を図ってもらわないと。
ただ単に部屋が広いだけじゃ、ここまでのお金を出す価値はないかな。 -
14:30、ようやく部屋に入れました。そこから部屋の説明を受けて落ち着いたのが15:00前。彼女はスパのトリートメントサロンを15:00で予約していました。が、そんなの間に合う訳ないので15:30に変更してもらえないかチェックイン時にお願いしました。部屋に着いたら電話が入り、15:10なら可能ですとのこと。そもそも僕らは時間の5分前にホテルに到着したのにチェックインで30分待たされてるのに、そのあたりは融通が利かないのかなって思ったのですが、15:30の予約者もいるんでしょうね、僕らの無理を押し通してもいけないと思って一旦電話を切って考えてキャンセルすることにしました。キャンセルの電話をした数分後にまた電話がかかってきて「15:30でも可能になりました」だって。どういう調整をしたのか分からないけど、だったらなんで最初に電話で話した時「15:30はできません、15:10なら可能です」と言うのではなく「お調べして折り返しお電話します」って言えなかったのかなぁ。いずれにせよ15:30も迫ってたのでキャンセルしました。
そもそもですが、チェックインを待ってる時に宿泊者情報を閲覧すればサロンの時間が迫ってることくらい分かったはずなのに。
写真ですが、テーブルの上の紙袋はマカダミアナッツチョコの詰め合わせ(\6,500)で、これは前もって電話で取り置きをお願いしていました。そしたら部屋に入ったら置かれていました。ガラスのトレーに乗っている小さな箱もこれまたマカダミアナッツのチョコ。これは部屋に置かれててご自由にどうぞってやつでした。 -
ミニバーはこんな感じ。上段のコーヒーと水は無料、下段は紅茶と緑茶(共にTWG)以外は有料でした。
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料金はこんな感じ。まあそれなりの値段ですね。
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リビングはこんな感じ。写真の左側に扉があって、扉の向こうは寝室になっています。
正面の扉の先は玄関です。
ちなみにパススルーのクローゼットはありませんでした。なので水とか氷とかは対面式で受け取りました。 -
リビングの窓からの景色。パシフィコの屋根がドーンって感じ。
この日は雨だったのであまり視界が良くないですが、晴れててもパシフィコの屋根が視界を遮ります。 -
翌日は天気が良かったので改めて撮影してみましたが、やっぱりパシフィコの屋根が主張しすぎ。
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そこから右に首を振るとみなとみらいのマンション群。双眼鏡を持って来てたらマンションの部屋内が細かい部分まで見えると思います。ということはマンションの住人も双眼鏡があればカハラの部屋の中が見えるということになりますね。
横浜に来たんだし、海沿いのホテルだし、きっと港が一望できるんだろうなとか、ベイブリッジがきれいなんだろなとか、そういう思いを抱いて予約時に「高層階をお願いします」とか「眺望の良い部屋をお願いします」ってリクエストをしたり、わざわざ追加料金を出して高層階をお願いしてもあんまり意味はないと思います。
元々14階しかないホテルだし、角部屋でない限り港は一望できないです。 -
こんな感じで窓にへばり付いたならなんとかベイブリッジを見ることができます。
横浜の景色を堪能したいのならロイヤルパーク、港を間近で感じたいならインターコンチ、バルコニーで潮風を感じたいならベイ東急です。
じゃカハラは?ってことですが、ハワイを感じたい時に泊まるホテル?ですかね。 -
ベッドルームはこんな感じ。
新しいホテルはいいですね。 -
ベッドルームの先はバスルーム。ベッドに寝て、そのまま体を起こせばこの風景が目に飛び込んできます。もちろんベッドルームとバスルームとの間には扉がありますが。
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ダブルベイシンなのは良かった。
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バスタブはこんな感じ。
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アメニティはブルガリ。
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トイレはガラス張り。なのでシャワーを浴びている時にトイレに入ると全部丸見えになってしまいます。どんなに親しい間柄でも入浴中はトイレに入ることができないです。
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そういうケースに備えてもう1つトイレがあります。部屋に入ってすぐのとこにあります。誰かが入浴中にどうしても行きたくなったらこっちが使えます。
でも2つも不要だね。 -
電話はこんな感じ。ダイニングへの直通は2回に1回は誰も出ず。なので氷が欲しい時や水の追加はコンシェルジュに電話していました。
ちなみにですが、誰も出ずに電話を切った場合の折り返しはありませんでした。ホテルによっては「先ほどは出られずにすみません…」って折り返しの電話が入りますが、カハラはありませんでした。 -
テレビは大きさは違えどリビング、ベッドルーム、バスルームに1台ずつ設置されていました。
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ただ、リモコンを押してからの反応が遅い。AndroidTVって便利なんですけど、館内のトラフィックに左右されてしまうんでしょうか。よく分かりませんが。YouTubeが見られたのは良かった。
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翌日の朝食はインルームダイニングをお願いすることにしました。
TV画面から申し込めるようなので画面を切り替え、ブレックファーストメニューを選択しようとしたら画面には「注文は終了しました」との文字が。
まだチェックインして間もないんですよ?16:00にもなっていなかったはず。なのにもう終了しましたって、一体何時に申し込めばいいんですか?って話。チェックイン即?それとも宿泊の予約時?
ダメもとでダイニングに電話したら、10:30なら大丈夫とのこと。
だったらさ、画面に「注文は終了しました」なんて出さない方がいい。これじゃウソついてることになる。だったら「インルームダイニングまでお問合せ下さい」って表示しといた方がいい。
あと、画面にミッドナイトメニュー(23:00~7:00)の欄があるけど、これも「注文は終了しました」って出ています。多分23:00になれば注文可能の画面になるんだろうけど、だったら「只今の時間は受け付けておりません」とか、そういう表示にした方がいい。それとも本当に注文は終了したのかな。夜食ってその時に食べたいって思って注文するものなのに、まさか事前予約が必要?んな訳ないよね。
まあいずれにしてもちょっと配慮が足りないかな。 -
15,000円分のホテルクレジットが付いてくるプランにしたのですが、何でもかんでも使えるということじゃなく、利用対象はこれらになります。
特に何かバウチャーシートみたいなのを渡されるのではなく、チェックアウト時に宿泊費も含めた合計金額から15,000円を差し引いてくれるというスタイルでした。 -
各施設の営業の案内。
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ズボンプレッサーはお願いすれば持って来てくれます。
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クローゼットはウォークインで広かったです。
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枕元には電話とか目覚まし時計とか。
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部屋の写真を撮ってたらスタッフさんが来てお土産をくれました。サンゴなのか石なのか忘れたけど、レイでした。
ただ、ハワイから直接仕入れたものかと思ったらフィリピン製でした。タグが貼られたままになってたのですぐに分かりました。
こういうところなんですよね。脇が甘いですよね。ハイクラスを謳ってるんだから細部にまでしっかりしないと。 -
あとウェルカムドリンクを持って来てくれました。
チェックインでお待たせしたことや、その影響でトリートメントをキャンセルさせてしまったお詫びということでお持ちしましたって説明してたけど、ウェルカムドリンクってその名の通り、誰にでも提供されるものじゃなかったでしたっけ?僕の聞き間違いなのかもしれないけど。 -
夕食は施設内のレストランはどこも予約でいっぱいでした。カハラって何気に不便なところに建っているんですよ。近隣に飲食店がない。全然ないってことじゃないんですけど、少ないんです。あってもカフェ程度。
でも通りを渡ればコンビニがあるし、その先にはオーケーストアがあるので食材確保には困らないと思います。しかもここのオーケー、本社ですからね。蒲田のサガン店ほどじゃないけど、売場面積はかなり広い。焼きたてのピザもあるし。昔は売場の1つ上のフロアにフードコートがあって、そこでオーケーの食材を使った定食とか丼ぶりを食べることができたんですけどね。今ははま寿司になってしまいました。
ということで、外は雨だったけど部屋内の傘を借りてオーケーに買い出しに行くことにしました。そういう人、結構見かけました。 -
夜になると雨がかなり強くなってきました。
港は見えないですが、みなとみらいの中心地というかランドマークタワーとか観覧車が見えてきれいでした。
オーケーのピザを食べながらTVを見て過ごしました。
普段の生活と全く変わらないです。
もっと非日常的な空間を楽しみたかったなぁ。 -
ターンダウンをお願いしていたので、その間は部屋を出なければなりません。でも外は雨なのでラウンジに行きました。
このカクテルの名前は忘れたけど何かの実に火をつけたやつ。 -
これはモヒート。
カクテルの料金の平均は2,000円ってなとこ。2人で2杯ずつ飲んで、フィッシュ&チップスのようなものを食べて、お通し代だのカバーチャージだのサービス料だのを含めると2万円を超えてしまいました。
1時間ちょい滞在していましたが、前半の30分くらいはピアノの演奏がありました。カバーチャージは1人1,000円だったと思います。ですがピアノの音がうるさすぎ。もうちょっと軽いタッチで弾いてくれればいいのに。お互いかなり顔を近付けないと会話が聞き取れなかったです。ザ カハラ ラウンジ グルメ・レストラン
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ラウンジの後は売店に来ました。
混んでいて入場規制をしていたので、少し時間を置いて再訪することにしました。
入手困難って聞いてたマカダミアナッツですが、普通に陳列されていました。 -
少し建物内を散策してみました。
売店を出てエレベーターに乗らず、そのまま横移動すると併設しているベイコートに行けます。
スタッフさんが言うには石の床材からカーペットに変わるところが境界点らしく、カーペット部分がベイコートエリアになるとのことでした。 -
途中喫煙室がありました。閉鎖していませんでした。
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ベイコート側からカハラを見るとこんな感じ。
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もう閉店していましたが、廊下には仮設のハワイ系のお土産売場がありました。
ハワイとはいっても部屋でもらったレイのように東南アジア製だったりするんだろな。
この廊下の左側はボールルームっつう早い話宴会場になっていて、朝はビュッフェ会場になっていました。ハワイテイストを醸成しているようでしたが、これまた仮設感が否めなかったので行きませんでした。どっちみちインルームダイニングをお願いしているし、それで満たされるかなと。
てなわけで夜も遅くなってきたので寝ることにしました。
ちなみに翌日のチェックアウトは13:00なのですが、チェックインで30分お待たせしたということで13:30にしてくれました。 -
朝起きて風呂でも入るかってことでスパに来ました。
入場料は3,000円なのですが、一度支払うと滞在期間中は何度も利用できます。スパの中にプール、ボディケアとかのトリートメント施設、大浴場(裸で入る)とかがあって、大浴場の中にはサウナがありました。
昨夜に一度、朝に一度大浴場を利用しましたが、全く混んでおらず、3~4名しか見かけませんでした。この施設はベイコートと共用とのことなので混んでるかなと思っていましたが意外でした。 -
スパには専用のエレベーターで向かいます。スパは3階にあるのですが、この通り行き先ボタンは3階までしかありません。
専用のエレベーターなのでほとんどの人がバスローブ姿で部屋とスパを行き来していました。 -
スパの受付で今回の滞在で初めて利用するる旨を伝えるとこのような利用券がもらえます。これと引き換えに脱衣所のロッカーの番号を渡され、指定されたロッカーに衣類を入れます。帰りはロッカーの番号を渡すとこの利用券を返却してくれます。
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大浴場は受付の先で男女に分かれます。裸で入るので当たり前ですね。
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ロッカーはこんな感じ。中央のテンキーに任意の4ケタの数字を打ち込むとロックされます。
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こんな感じ。4ケタの後に「M」でロックされます。
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ロッカーの中にはスリッパが入っていて、それに履き替えて施設内をウロウロします。もちろん部屋のスリッパでの移動も大丈夫です。
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大浴場はこんな感じ。写真右手に2つの浴槽があって、それを取り囲むようにシャワールームがあります。浴槽はにごり湯とバイブラでした。
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シャワールーム内はこんな感じ。複数のブースがありますが、両端が一番広かったです。構造上なんでしょうね。
あと椅子はないです。座って体を洗う習慣の人は辛いかもしれないですけど、そういう人は地べたに座るしかないですね。 -
シャンプー類も揃っていました。
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タオル類はロッカーの周辺に数か所置かれているので、そこから取って大浴場に向かいます。フェイスタオルとバスタオルと薄手のバスローブがありました。
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冷蔵庫もあって、その中にはペットボトルの水がありました。無料でした。
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朝食はちゃんと10:30に持ってきてくれました。
和と洋を注文しました。洋は「ハワイアンブレックファースト」と銘打っていましたが、普通の洋食でした。 -
洋と和は値段は変わらないのですが、和の方が豪華に見えますよね。
あと手前の大きな土鍋。置き場所がなくて洋のエリアにまで侵入してきています。ここに2合くらいの白米が入っていました。多すぎです。おかずの量からして白米が多すぎです。穿った見方をすると、おかずを少量にしてコストを削減して、その代わり白米食わせて腹を膨らませてやろうという具合にも取れます。SDGsの時代なので1人分にこんな白米を出すのではなく、せいぜい1合程度にすればいいのにと思いました。その分おかずを豪華にするとか。
白米にはしっかりおこげが残っていたので、この土鍋で炊いているんだと思います。でもこの大きさからして1合は炊けないのでしょう。1合だと炊いてるうちに米がカピカピになるのかもしれません。だからといって2合を提供するのではなく、土鍋を小さくすればいいだけの話ですよね。
あと味噌汁は保温のピッチャーに入って出てきました。冷めないようにとの工夫なんでしょうけど、1杯分だけしか入っていませんでした。白米はあんなに大量なのに味噌汁はお椀1杯分だけ。しかも1リットル近く入るピッチャーですよ?満タンにしてこいって訳じゃないけど、もう少し入れてくれればいいのにって思いました。コーヒーだってそう。洋を選んだ彼女からコーヒーを1杯もらおうと思って聞いたら「もうないよ~」だって。だったらそんなに大きなピッチャーじゃなくてもいいじゃんってことですよ。そういう細かな配慮が欲しいですね。「神は細部に宿る」って言いますけど、まさにそれを感じた滞在でした。細部を疎かにすると全体が陳腐化する。まさにそう思いました。 -
これはマンダリンでも見たやつ。
テーブルの下が格納庫になってる便利なもの。 -
でも今回のものは中段に電熱線らしき物が仕込まれてるっぽい。保温効果が高そう。
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朝食も食べたし、天気もいいし、せっかくチェックアウトの時間を30分繰り下げて13:30にしてくれたんだし、さてこれから何をしようって考えたのですが、このままここに滞在してもやることが思いつかないので帰ることにしました。
自転車で来たのですが、ちゃんと預かってくれました。駐輪場はないのですが、1階のエントランス横に倉庫のようなものがあって、そこで預かってくれました。空気とか入れててくれれば最高なんだけどなって思ってたけど、さすがにそれはなかったです。
今回泊まってみて思ったのですが、建物は新しかったです。ですが、形あるものはいつかは朽ちていきますよね。年々劣化が進んでいく。なので日常的に高度な維持管理ができていても、それは機能の維持であって機能の向上にはなりません。じゃ、落ちていくハード面をどうやって補うかというとソフト面の向上だと思うんです。接客とか施設内のプログラムとか食事とか、つまり人間が作り出す対応力です。ハードは落ちていくスピードを緩やかにすることくらいしかできませんが、ソフトはむしろ向上させることができます。
カハラのコアコンピタンスって何なんだろ?
みなとみらい界隈ではランドマークのあの高さは強みですよね。
インターコンチは古い方も新しい方もどちらも海沿いに建っていて港を一望できるのは強みですよね。この界隈の大型ホテルの中では一番海辺に近いホテルだと思います。
ベイ東急はこのエリアでは珍しいバルコニー付きなので夜になると潮風が心地いいです。
しかもこれらのホテルは部屋によっては軒並みカハラの半値もしくはそれ以下で宿泊できるんです。だからある程度食事がショボくても、接客力が高くなくてもやっていける。
じゃ、カハラの強みは?って聞かれるとあのハワイの名門のカハラが横浜に来た、すごいねありえないね泊まりたいね、という「のれん」だけで勝負しているような気がするんですよ。
だって14階建てですよ?最上階から眺めてもパシフィコの屋根がジャマなんですよ?港は見えませんよ?バルコニーなんてないですよ?近くにレストランなんてないですよ?
じゃ、そういうどうすることもできない周辺環境に対して何をもってカバーし、今後も宿泊者を増やしていくのかというのをちゃんと考えないとヤバいと思いました。カハラというブランドだけでは淘汰されてしまうと思います。
この先もハワイ推しでいくならハワイアンの音楽を流すだけじゃなくて、ラウンジでちょこっとフラダンスを見せるだけじゃなくて、もっと知恵を絞って宿泊者にハワイ感を体験させないといけないと思うんです。食事のメニューも今一度考えないといけないと思うんです。言うまでもなくスタッフの対応力も。
もうすぐみなとみらいにはウェスティンが開業します。そのうちヒルトンも、フォーシーズンズもです。関内には星野リゾートもやって来ます。
もちろんカハラは良いホテルだと思います。ただ、10万円以上も出して泊まるか?と聞かれたら、「う~ん…」ですね。3万円ならアリかな。そういうレベルだと思いました。
劣化するハードをいかにしてソフトでカバーし向上するかです。
人間だってそう。年を重ねる度に身体は劣化していくけどそれをソフト面、つまり内面で補い、魅力的な人間になりたいですよね。
まあそういうことで設備不良で大さん橋に軟禁状態の飛鳥も動き始めることだし、しばらくクルーズに出掛けていないので次回は飛鳥かな。休みが取れればの話だけど。
休みが取れなかったらサクッと1泊2日でオープンしたてのウェスティンにでも行ってこようかな。
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