三豊旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 なぜか我が家は四国に縁が薄く栗林公園くらいしか行ったことがなかったので、今年は四国4県を一週間かけて回ろうということになった。<br /> 本当は鉄道中心にしたいのだけれど、あそこも行きたい、ここも見たいとなると、岡山からレンタカーというプランになってしまった。岡山駅近くでアクアクラスを探したらなぜかアクアより安いプリウスがあったので、安ければボロ車でもいいやと予約。<br /> 当日、岡山駅西口のバジェットに行くとピカピカのプリウスが待っていたので驚いた。 <br /> 解放感あふれる瀬戸大橋を渡って四国にはいる。

春の四国めぐり(1)文化財の邸宅に泊まり父母ヶ浜・仁淀川に遊ぶ

59いいね!

2022/04/19 - 2022/04/20

23位(同エリア162件中)

4

34

ひらしま

ひらしまさん

 なぜか我が家は四国に縁が薄く栗林公園くらいしか行ったことがなかったので、今年は四国4県を一週間かけて回ろうということになった。
 本当は鉄道中心にしたいのだけれど、あそこも行きたい、ここも見たいとなると、岡山からレンタカーというプランになってしまった。岡山駅近くでアクアクラスを探したらなぜかアクアより安いプリウスがあったので、安ければボロ車でもいいやと予約。
 当日、岡山駅西口のバジェットに行くとピカピカのプリウスが待っていたので驚いた。 
 解放感あふれる瀬戸大橋を渡って四国にはいる。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
旅行の手配内容
個別手配

PR

  •   まずは南西に走り、三豊市の瀬戸内海に突き出る庄内半島にある紫雲出山(しうでやま)に上った。

    まずは南西に走り、三豊市の瀬戸内海に突き出る庄内半島にある紫雲出山(しうでやま)に上った。

  •  薄くもやがかかっている穏やかな春の海を眺めた。

     薄くもやがかかっている穏やかな春の海を眺めた。

  •  南に下って、最初の宿の花鳥苑に着く。<br /> 花鳥苑は、当主のご先祖が賓客を泊めるために建てたという百年前の木造建築だ。昨年、国の有形文化財に登録されている。<br /> ここに2泊する。<br />

     南に下って、最初の宿の花鳥苑に着く。
     花鳥苑は、当主のご先祖が賓客を泊めるために建てたという百年前の木造建築だ。昨年、国の有形文化財に登録されている。
     ここに2泊する。

  •  この立派な書院造の部屋を居間として使った。<br />

     この立派な書院造の部屋を居間として使った。

  •  寝室の障子の細かな桟の美しさに目を見張った。<br />

     寝室の障子の細かな桟の美しさに目を見張った。

  •  工芸品の趣きだ。

     工芸品の趣きだ。

  •  使わなかったけれど2階にも立派な部屋がある。

     使わなかったけれど2階にも立派な部屋がある。

  •  台所の設備は新しく、一通りのものがそろっているので朝食は2泊とも自炊した。<br /> 風呂はなんと五右衛門風呂だが、ガス給湯もできる。我々は安直にガスに頼った。なので、浮きぶたに馴染みのない妻は浮きぶたを外してはいったそうだ。<br /> ただ、風呂はともかくトイレも別棟というのは妻には不評だった。また、完全には施錠できない構造というのも不安があったようだ。<br /> とはいえ、この伝統建築の豪邸に泊まれるのは得難い経験だった。これで 室料12,768円なのだから、コロナ前には海外からの客に大人気だったというのもうなずける。<br /> 先祖の残した伝統建築を維持更新しながら、国内外の旅人に宿として開放する。大変だろうけど、素敵なとりくみだ。

     台所の設備は新しく、一通りのものがそろっているので朝食は2泊とも自炊した。
     風呂はなんと五右衛門風呂だが、ガス給湯もできる。我々は安直にガスに頼った。なので、浮きぶたに馴染みのない妻は浮きぶたを外してはいったそうだ。
     ただ、風呂はともかくトイレも別棟というのは妻には不評だった。また、完全には施錠できない構造というのも不安があったようだ。
     とはいえ、この伝統建築の豪邸に泊まれるのは得難い経験だった。これで 室料12,768円なのだから、コロナ前には海外からの客に大人気だったというのもうなずける。
     先祖の残した伝統建築を維持更新しながら、国内外の旅人に宿として開放する。大変だろうけど、素敵なとりくみだ。

  •  日没少し前に父母ヶ浜(ちちぶがはま)に行ってみた。<br /> 遠浅のこの浜は、引き潮の時に残った海水に映る人のシルエットがフォトジェニックだと人気上昇中らしい。<br />

     日没少し前に父母ヶ浜(ちちぶがはま)に行ってみた。
     遠浅のこの浜は、引き潮の時に残った海水に映る人のシルエットがフォトジェニックだと人気上昇中らしい。

  •  すでに多くの人が浜に出ているが、広いので全然気にならない。

     すでに多くの人が浜に出ているが、広いので全然気にならない。

  •  干潟が波打って夕日に輝いている。

     干潟が波打って夕日に輝いている。

  •  潮だまりを前にポーズを決める人たちももちろんいるけど、そうしなくてもなんだか楽しい場所だ。<br />

     潮だまりを前にポーズを決める人たちももちろんいるけど、そうしなくてもなんだか楽しい場所だ。

  •  夕日がずいぶん低くなってきた。 

     夕日がずいぶん低くなってきた。 

  •  瀬戸内海に沈む夕日。

     瀬戸内海に沈む夕日。

  •  最後は雲かと思ったが、どうやらしまなみ海道あたりの島に沈んだらしい。<br /> きれいな夕日が見られてよかった。<br />

     最後は雲かと思ったが、どうやらしまなみ海道あたりの島に沈んだらしい。
     きれいな夕日が見られてよかった。

  •  四国最初の夕飯はちょっとおごって観音寺の一亭で。

     四国最初の夕飯はちょっとおごって観音寺の一亭で。

  •  2日目。天気予報では次の日から天気が崩れるというので、予定を変更し、この日は高知県の仁淀川まで足を延ばすことにした。<br /> 吉野川に沿って山の間を南下する道は、若葉が美しく運転が楽しい。

     2日目。天気予報では次の日から天気が崩れるというので、予定を変更し、この日は高知県の仁淀川まで足を延ばすことにした。
     吉野川に沿って山の間を南下する道は、若葉が美しく運転が楽しい。

  •  木材を満載したトラックによく出会った。やっぱり林業が盛んなんだな。

     木材を満載したトラックによく出会った。やっぱり林業が盛んなんだな。

  •  中津渓谷の入口で車を降りると、たくさんの鯉のぼりが迎えてくれた。ここまで2時間で来られると思ったのは情報を見間違えていたらしく3時間もかかった。茶屋で腹ごしらえしてから歩き出す。<br />

     中津渓谷の入口で車を降りると、たくさんの鯉のぼりが迎えてくれた。ここまで2時間で来られると思ったのは情報を見間違えていたらしく3時間もかかった。茶屋で腹ごしらえしてから歩き出す。

  •  仁淀川とその支流はコバルトブルーの清流で有名。その中で、渓谷歩きも楽しめるというこの中津渓谷に来てみた。

     仁淀川とその支流はコバルトブルーの清流で有名。その中で、渓谷歩きも楽しめるというこの中津渓谷に来てみた。

  •  なるほど水はきれいで、淀んでいる場所では青が濃くなる。

     なるほど水はきれいで、淀んでいる場所では青が濃くなる。

  •  路傍の七福神もいい。

     路傍の七福神もいい。

  •  緑の渓谷が次第に狭くなってきた。

     緑の渓谷が次第に狭くなってきた。

  •  二十数分歩いて雨竜の滝に到着。

     二十数分歩いて雨竜の滝に到着。

  •   よく見ると虹がかかっていた。

    よく見ると虹がかかっていた。

  •  散策路はまだ続くが、我々はここで引き返す。

     散策路はまだ続くが、我々はここで引き返す。

  •  仁淀川に戻ってしばらく下り、浅尾(あそお)沈下橋にやってきた。

     仁淀川に戻ってしばらく下り、浅尾(あそお)沈下橋にやってきた。

  •  沈下橋って、意外にしっかりした構造物なんだね。

     沈下橋って、意外にしっかりした構造物なんだね。

  •  四万十川ほど有名じゃないと思うけど、観光客もちらほら。でも、静かで気持ちよい場所だ。

     四万十川ほど有名じゃないと思うけど、観光客もちらほら。でも、静かで気持ちよい場所だ。

  •  隣の片岡沈下橋。

     隣の片岡沈下橋。

  •  近くに木の舟があり、川とともにあった暮らしがうかがわれる。

     近くに木の舟があり、川とともにあった暮らしがうかがわれる。

  •  橋を車で一往復してみた。最初は緊張したが、欄干がない橋を渡るのは水の上を走っているような解放感があった。沈下橋は楽しい!<br />

     橋を車で一往復してみた。最初は緊張したが、欄干がない橋を渡るのは水の上を走っているような解放感があった。沈下橋は楽しい!

  •  また3時間かけて三豊に戻り、手打ちうどん渡辺に閉店間際にすべりこんだ。疲れたから途中で食べていこうと一旦はなったけれど、やはり香川のうどんを食べたいと思ったのだ。<br /> わたしは肉うどん。甘さが強いが、おいしい。頑張って帰ってきた甲斐があった。<br />

     また3時間かけて三豊に戻り、手打ちうどん渡辺に閉店間際にすべりこんだ。疲れたから途中で食べていこうと一旦はなったけれど、やはり香川のうどんを食べたいと思ったのだ。
     わたしは肉うどん。甘さが強いが、おいしい。頑張って帰ってきた甲斐があった。

  •  妻が注文した天ぷらうどんはこの店の名物らしい。いわば天ぷらタヌキわかめうどんだ。<br /> 店主の人柄もいい。<br /> 香川はやはりうどん県だった。

     妻が注文した天ぷらうどんはこの店の名物らしい。いわば天ぷらタヌキわかめうどんだ。
     店主の人柄もいい。
     香川はやはりうどん県だった。

59いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (4)

開く

閉じる

  • sanaboさん 2022/05/05 23:29:45
    ピカピカのプリウスでGO~♪
    ひらしまさん、お久しぶりです^^

    奥様もひらしまさんもお元気そうで何よりです。
    GWより一足早く、四国を巡ってらしたのですね。
    ピカピカのプリウスで瀬戸大橋を渡られた時のご気分は
    さぞや爽快だったことでしょう! 
    お泊りになられた花鳥苑は築100年の国の有形文化財だそうですね。
    風格ある書院造りのお部屋や障子に囲まれた整然とした佇まいは
    まさに工芸品で、鑑賞するに値しますね。
    コロナ前には海外からの旅行客にも人気だったとのことですが
    良識ある人ばかりではないでしょうし、目を離しても大丈夫なのかしらと
    ちょっと心配になったりもしました。
    父母ヶ浜の夕景、美しいですね~
    『干潟が波打って夕日に輝いている』お写真も素晴らしいです☆彡
    瀬戸内海に沈む夕日の風景は決してイアに負けていませんネ!
    沈下橋というものを初めて見ました。
    欄干が無い橋を車で通るのは怖い気がしましたが、ググってみたら
    欄干があると水没した時に水流を妨げる恐れがあるとか。(なるほど~)
    ひらしまさんのお蔭で一つ物知りになりました(笑)

    4トラのお友達で最近ヨーロッパに出発した方たちもいるのですが
    腰が重くなってしまった我が家は、もうしばらくは様子見の状態です。
    ずっと日常生活に埋もれていますので、ひらしまさんの旅行記の
    続きを楽しみにお待ちしております♪

    sanabo

    ひらしま

    ひらしまさん からの返信 2022/05/06 20:35:32
    Re: ピカピカのプリウスでGO~♪
    sanaboさん、こんばんは。
    久しぶりにお便りをいただきうれしいです。

    > コロナ前には海外からの旅行客にも人気だったとのことですが、良識ある人ばかりではないでしょうし、目を離しても大丈夫なのかしらとちょっと心配になったりもしました。

    僕もそれが心配になりました。
    それでもあの建物を博物館ではなく迎賓館として生かし続けたいというのがオーナーご夫妻のお気持ちなんだろうなと想像し、ありがたいなと思っています。
    旅の後半は雨が多かったので、花鳥苑にいる時が雨だったらあそこでゆっくり読書を楽しむとかできてよかったのに、などと思いました。

    > 瀬戸内海に沈む夕日の風景は決してイアに負けていませんネ!

    いや、「世界一の夕日」のイアに完全に勝ってました!(笑)。

    > 4トラのお友達で最近ヨーロッパに出発した方たちもいるのですが

    我が家も一応6月に予定しているのです。
    ただ、ベルギーの状況があまり改善されないので、日本並みになっているオランダだけにしようかとか悩んでいる最中です。
    それから現地のCOVID-19対応はスマホが不可欠なことも、スマホ不得手な我々としては不安材料です。
    最近ヨーロッパへいらっしゃった方の経験など、もし情報が入りましたら教えてくださいね。

    ひらしま
  • mistralさん 2022/05/04 13:13:29
    四国ドライブ旅
    ひらしまさん

    お久しぶりです。
    車で巡られた四国の旅行記
    プロローグを拝見しました。
    父母ヶ浜にまさに太陽が沈まんとする頃の夕景色が見事で、見惚れてしまいました。

    最初に二泊されたという花鳥苑、豪邸と呼ぶにふさわしい
    まさに賓客をお泊めする為のお屋敷だったんですね。
    そこに宿泊できるということの有難さ、非日常の体験ですね。
    おふとんが2組敷かれていたお部屋、周囲のぐるりを障子で囲まれ
    本当に障子の桟の繊細さが見事なことです。
    こんな障子を、誤って破りでもしたらどうしようと心配になります(笑)

    沈下橋、想像しただけでスリル一杯ですね。
    幾つかそんな橋があるのでしょうか。

    続きを楽しみにお待ちしております。

    mistral

    ひらしま

    ひらしまさん からの返信 2022/05/04 17:46:49
    Re: 四国ドライブ旅
    mistralさん、ごぶさたしています。
    そしてご訪問ありがとうございます。

    > 父母ヶ浜にまさに太陽が沈まんとする頃の夕景色が見事で、見惚れてしまいました。
    水平線近くにはなぜか雲がかかっていることが多いものですが、あの時は太陽がくっきり見えて、ふだん夕日なんてどこで見ても同じさとうそぶいている僕もつい見とれてしまいました。

    > こんな障子を、誤って破りでもしたらどうしようと心配になります(笑)
    そうなんです。
    海外客のスーツケースで畳に跡がついてしまったという話も伺ったので、多少気を使いました。
    正直、ビジネスホテルなんかのほうが気楽でいいという面もありますが(笑)、未知の体験をするのが旅だとすれば最高の宿でした。
    文化財の維持管理と民泊経営との両立は大変だろうと思うけど、頑張っていただきたいと思っています。

    ひらしま

ひらしまさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP