春旅　大子町の山桜と那珂市の八重桜と市貝町の芝桜

2022/04/15 - 2022/04/16

４月中旬に北関東が花見の見頃であろうと周遊を計画し宿泊を探したところ茨城県で県民割の適用が始まっていて茨城・栃木方面の周遊に便利だろうと大子町の「やみぞホテル」を予約してみました。今回の宿泊予約はワクチン３回接種証明の条件を満たす割引で一人５千円と買物券２千円提供のプランでした。往路は４月１４日であいにくの雨天となり昼食休憩は「道の駅かさま」に入りました。雨天でしたが笠間稲荷にも参詣し大子町に到着は１６時過ぎとなりました。ホテル到着でワクチン証明書を提示し身分証明が済むと直ちに割引適用となり買い物券も交付されました。肝心の花見は先週の気温が夏日のため大子町でも葉桜で翌１５日に沓掛峠の山道に入り唯一終盤の花見を楽しみました。花見の目的は変更となり帰路に八重桜や芝桜の名所を周遊することとなりましたが、芝桜は栃木県市貝町の芝ざくら公園に立ち寄り、近隣の道の駅を経由して帰宅となりました。

エリア 大子・袋田温泉(茨城)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

往路の１４日は雨天でした。茨城方面は前回と同様に大栄JCTから圏央道経由で常磐道に入り石岡小美玉ICまで高速を利用して笠間方面を目指しました。

「道の駅かさま」への到着目標時間は正午でしたが、ほぼ同時刻に到着できました。雨天のため利用客が少なくレストランの利用も快適でした。昨年９月に開設された道の駅なので駐車場が広く設備も最新だし店舗もきれいで快適でした。

道の駅かさま 道の駅

早速昼食となりましたが、前回かわプラザで賞味した常陸牛が美味しかったので今回も「常陸姫のトロける肉丼」を注文しました。楕円形のどんぶりに盛られた常陸牛の牛丼はやはり美味しく味噌汁と小鉢が付き楽しめました。

道の駅かさま 道の駅

道の駅で笠間市周辺の周遊マップを見ると佐白山麓公園が桜の名所らしいので車で回ってみると既に散り桜で偶然に笠間稲荷駐車場の脇を通ることになったため駐車することにして徒歩で参詣しました。日本三大稲荷として知られている社は大きく立派で参道も整備されていて門前町の雰囲気も味わえました。社務所も空いていたので御朱印を頂戴しました。

笠間稲荷神社 寺・神社・教会

駐車場と笠間稲荷往復の途中に大石邸跡がありました。説明を読むと忠臣蔵の大石内蔵助の曽祖父と祖父が居住していた屋敷跡ということでした。浅野氏が笠間藩主であった時家老職が大石氏であり後に赤穂藩に国替えとなった経緯があるようです。

大石邸跡 名所・史跡

夕方になり雨も上がってきた１６時過ぎに大子町「やみぞホテル」に到着しました。係の方が車まで傘をさして迎えに来てくれました。フロントも空いていて快適にチェックインが終了し割引適用も済ませて部屋に入ると広くて快適でした。驚いたことに洗面所ユニットバスがピカピカの新品同様で優良な設備でした。またホテルの無線LANは茨城県の公衆無線LANで快適でした。

大子温泉 やみぞ 宿・ホテル

ホテルの庭は広くグランドゴルフ場のようで温泉設備は日帰り入浴もできる設備になっているようです。敷地の周囲は桜のようですが先週に夏日が続きすっかり散り桜になっていました。館内温泉は透明なナトリウム硫酸塩塩化物泉で肌にまろやかなやさしい温泉で運転疲れが癒されました。

大子温泉 やみぞ 宿・ホテル

夕食のお品書きは贅沢コースとなっていて食前酒・先付・小鉢・酢の物・蒸し物・お造り・温鉢・焼物・油物・台物・食事・甘味と続きなるほど贅沢でした。

大子温泉 やみぞ 宿・ホテル

今回予約した内容は常陸牛と奥久慈軍鶏の食べ比べが含まれており、台物として提供されました。各々の石板で焼いて食べ比べとなりますが美味しさを賞味できました。

大子温泉 やみぞ 宿・ホテル

こちらは焼物・鮎の塩焼きと油物・海老とたらの芽とエリンギの天ぷらでした。既に満腹に近づいていたので冷めてから食べることになりましたが奥久慈の味覚を楽しめました。

大子温泉 やみぞ 宿・ホテル

翌日は9時に出発して大子町の道の駅「奥久慈だいご」に到着し地域振興券を使用して奥久慈の野菜と奥久慈卵などを購入しました。ここの道の駅は店舗としては小規模ですが２階に温泉施設がありました。宿泊しない旅行客には便利な道の駅だと思います。

道の駅 奥久慈だいご 道の駅

大子町の桜は終わっていましたがフロントの方が沓掛峠なら残っているかもということでナビを頼りに山道に入りました。高見山南斜面に点在する山桜はやはり終盤でしたが何本かは楽しめました。

沓掛峠の山桜 花見

峠から南斜面に点在する山桜群は２０本以上群生しているらしく地元の守る会によりさらに植樹されており今後も毎年楽しめそうです。

沓掛峠の山桜 花見

一口に山桜といっても木によって花の色が少しずつ異なり丹念に見ていけば周囲の景観とともに花見を楽しめます。

沓掛峠の山桜 花見

ここは標高が４００ｍ以上あり、遠くに奥久慈の山並みも見えて景色が良い場所です。

沓掛峠の山桜 花見

地元の方が整備してくれたものか沢筋に水芭蕉も植えられており、山の中に入ってきたことを感じられます。

沓掛峠の山桜 花見

沓掛峠を目指し久慈川を渡ると道が右カーブとなる地点に「月待ちの滝」の案内表示が現れます。帰路に立ち寄りましたが小規模でも風情のある滝です。普段は二筋の夫婦滝ですが、水量が増えると子滝ができて親子滝になり、子宝や開運を祈る二十三夜講の場となり「月待の滝」と呼ばれているようです。なお滝の裏側に出入りできることから裏見の滝とも呼ばれるようです。

月待ちの滝の後で目標を八重桜と芝桜の観覧に変更しナビの案内で那珂市の静峰ふるさと公園に到着しました。この公園は八重桜が２０００本あり八重桜の名所のようです。１５日の日曜日にイベントが予定されているようでステージの準備中でした。

静峰ふるさと公園 花見

八重桜にも種類があり見頃となっていたのは、一葉(いちよう)～という品種で周遊路にも咲きそろっていました。

静峰ふるさと公園 花見

天気もすっかり回復して青空に八重桜が映えてきれいです。

静峰ふるさと公園 花見

公園中央の池の脇にある管理棟に降りてくる階段脇の八重桜が見事な咲きっぷりでした。なお管理棟には公衆無線LANがあり便利でした。散策しているうちに昼時となりましたが出店は明日の準備中で本日は営業していないため市貝町の芝ざくら公園を目指すことになりました。

静峰ふるさと公園 花見

ナビの地図が古いため山道をいくつか間違えてどうやら到着しました。山の斜面を利用して約２０万株の芝桜が植えられていました。入口付近には軽食の出店があり焼きそばをいただきました。

芝ざくら公園 公園・植物園

展望台はコロナ対策で封鎖中でしたが斜面の上部からの景観は見事なものでした。

芝ざくら公園 公園・植物園

斜面を回り込んで歩いていくとグラデーションになっている場所があり１８０００㎡の植栽面積をきれいに飾っていました。

芝ざくら公園 公園・植物園

芝桜の端には水仙の群生地もあり黄色とピンクの色合いも結構な景色でした。

芝ざくら公園 公園・植物園

駐車場に帰るための階段を上ってくると斜面の全景が観覧できます。かなり広大な敷地なので帰りの階段で足に疲労を感じました。

芝ざくら公園 公園・植物園

最後の目的地として道の駅「サシバの里いちかい」に立ち寄りました。芝ざくら公園で見事な芝桜を見てきたので芝桜の苗を4株土産にしました。

道の駅 サシバの里いちかい 道の駅

芝ざくら公園に向かう途中で山道を間違えて走行したら大きな鷹のような鳥が飛んでいましたが、市貝町の北部で多数生息しているサシバ(差羽)だったことが分かりました。

道の駅 サシバの里いちかい 道の駅

帰路は真岡市・下妻市を経由して前回と同様に常総ICから圏央道に入り帰宅しました。途中筑波山が見えたのですが気流の影響か山頂付近に雲がかかっていました。

筑波山 自然・景勝地