メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年・ダミアン・ハースト 桜 国立新美術館☆サロン・ド・テ ロンド☆2022/04/22

2022/04/22 - 2022/04/22

国立新美術館で開催中の二つの美術展。どちらにも大いに興味があったので、１日で２つの美術展に行きました。
「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」
名画65点（うち46点は日本初公開）がやって来ました。
「ダミアン・ハースト　桜」
イギリスを代表する現代作家であるダミアン・ハーストの最新作“桜”シリーズです。
２つとも素晴らしい展覧会でした。

エリア 六本木(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄

千代田線乃木坂駅で下車。

乃木坂駅を出るとすぐ国立新美術館です。

「メトロポリタン美術館展　西洋絵画の500年」
1870年に創立されたニューヨークのメトロポリタン美術館は、先史時代から現代まで、5000年以上にわたる世界各地の文化遺産を包括的に所蔵しています。
ニューヨークには数回行ったことがありますが、訪問した時には毎回訪れました。

メトロポリタン美術館を構成する17部門のうち、ヨーロッパ絵画部門に属する約2500点の所蔵品から、選りすぐられた珠玉の名画65点（うち46点は日本初公開）が展覧。15世紀の初期ルネサンスの絵画から19世紀のポスト印象派まで、西洋絵画の500年の歴史を彩った巨匠たちの傑作です。
フラ・アンジェリコ、ラファエロ、クラーナハ、ティツィアーノ、エル・グレコから、カラヴァッジョ、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール、レンブラント、 フェルメール、ルーベンス、ベラスケス、プッサン、ヴァトー、ブーシェ、そしてゴヤ、ターナー、クールベ、マネ、モネ、ルノワール、ドガ、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌまで、時代順に3章構成となっています。
音声ガイドナビゲーターは、佐々木蔵之介。

女性画家、マリー・ドニーズ・ヴィレールが1801年に描いた「マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ」に魅了されました。
女性の後ろの窓から光が入ってきています。その光で輝く髪。何とも言えぬ女性の表情。顔に影ができています。光と影を巧妙に描いています。素晴らしい作品です。

カラヴァッジョ《音楽家たち》、ヨハネス・フェルメール《信仰の寓意》、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール《女占い師》など見どころ満載です。
事前予約制ですが、館内はけっこう混んでいました。

メトロポリタン美術館展を見終わり、国立新美術館内のカフェでランチです。
サロン・ド・テ ロンド

巨大な逆円すいの最上部に広がる、円形（ロンド：仏語）の空間です。

開放的な空間です。

頭上に広がる大きな空間。

ハム＆レタスサンドイッチと珈琲

こちらは、映画「君の名は」で主人公の瀧くんが奥寺先輩とデートした場所です。

ランチの後は、次の展覧会へ。
ダミアン・ハースト　桜

イギリスを代表する現代作家であるダミアン・ハーストの最新作“桜”シリーズです。
写真撮影OKです。

会場で咲き誇る24点の桜の絵画。

2018年から3年にわたって描き続けた《桜》シリーズ107点は2021年にパリで〈カルティエ現代美術財団〉が初公開し、日本では本人が選んだ24点が展示されていますす。

離れて見ていると桜に見えますが、近づくと色の塊の集合です。

近づいて見てみると、面白いです。

広い空間に絵画が点在します。

キャンバスに投げつけられた絵具の塊。

見る者を魅了する作品の数々。

桜は美しく咲いていますが、そこには生と死の世界をも感じます。

ジャクソン・ポロックのアクションペインティングを思わせます。

コロナ禍で、一人スタジオにこもり描き続けたという《桜》シリーズ。日本での展示が決まった時、ハーストは心から喜んだそうです。

「絵画に没入できるように、作品を大きくしたかった」とハーストは語っています。

遠くから見たり、近づいて見たり。

若い人たちが多く見に来ていました。

桜の時期に合わせた、ダミアン・ハースト 桜。

ダミアン・ハースト
1965年、英国ブリストル生まれ。ゴールドスミス・カレッジ在学中（1989年卒業）に、他の学生とともにグループ展『フリーズ』を企画し、注目を集める。1995年ターナー賞受賞。2021年の〈カルティエ現代美術財団〉での展覧会は、フランスで行う初めての大規模個展に。ロンドン在住。

ダミアン・ハーストの世界に浸りました。

会場に、ジュニアガイドが置いてありました。

大人にも役立つガイドです。

とても分かりやすく、ダミアン・ハーストの作品を鑑賞するのに役立ちます。

国立新美術館は、のべ14,000㎡の国内最大級の展示スペースを有する美術館です。館内には、12の展示室、アートライブラリー、講堂、研修室等があります。

2007年、独立行政法人国立美術館に属する5番目の施設として開館しました。

黒川紀章設計の美術館としては最後のものとなりました。

改めて建物を観察してみました。

空間に余裕があり、鑑賞後の気持ちも和らぎます。

「ガラスの茶室 - 光庵」が屋外に設置されています。自然光のもとで変化する表情を見ることができます。

国立新美術館の前には、躑躅が咲いています。

「森の中の美術館」をコンセプトに設計された国立新美術館。

メトロポリタン美術館展

ダミアン・ハースト　桜

東京ミッドタウンでは、こいのぼりGALLERY。新緑の中を泳ぐ、個性豊かなこいのぼりたち。

PLAY EARTH PARKの準備中。

東京ミッドタウン

「マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ」のしおりを購入しました。