2022/04/17 - 2022/04/17
53位(同エリア252件中)
ちゃんさん
酒どころの久留米では、酒蔵開きは初春のビックイベント。しかしコロナ禍になって以降、中止になったり「ドライブスルー」になったりと、寂しい限りでした。
そんな中、2年間中止になっていた西鉄と甘木線沿線の酒蔵がタイアップした名物企画「くらの細道」が、今年(2022年)は復活! おちょこ片手に、ゆるり電車で蔵めぐりに出かけました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
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甘木線の2両の電車で、西鉄久留米駅を出発。写真では分かりにくいけど、前照灯をLEDに交換した更新車です。
西鉄久留米駅 駅
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車内も座席のモケットが張り替えられ、新車の雰囲気。
この時間帯だといつもなら空席の方が多い甘木線の電車も、今日はほぼ満席。天神大牟田線の乗り換え客を受ける宮ノ陣で、立客も出る混雑となりました。 -
くらの細道は、専用のきっぷを購入した人だけ参加できる蔵めぐりイベント。北野~大堰が乗り降り自由になり、試飲用おちょこを200円で購入できる券が付いてきます。
区間によっては普通運賃より安い上、西鉄久留米での途中下車もOK。ついでに久留米の街中にも立ち寄ってほしいとの願いが込められています。西鉄甘木線 乗り物
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急カーブ上にある、北野駅に到着。西鉄久留米駅から20分もかからない場所です。
北野駅 駅
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構内踏切で結ぶミニマムな駅は、甘木線の魅力。これでも甘木線の中核駅です。
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一昨日までの寒の戻りはどこへやら、すっかり晴れ渡り、汗ばむ陽気となりました。我が子のトレーナーを脱がせ、半袖にお着換えです。
10分ほど歩き、1蔵目の山口酒造場にたどり着きました。山口酒造場 グルメ・レストラン
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くらの細道の試飲は、向かい側の駐車場で開かれていました。建物内で密にならないようにするための工夫です。
1蔵で試飲できるのは、それぞれ2杯。おちょこは試飲用ではない普通サイズで、6杯飲めば結構な量になります。200円はお値打ちです。 -
試飲できたのは純米吟醸nine60と、おうからでした。いずれも辛口で、看板商品の「庭のうぐいす」に親しんでいると意表を突かれます。
もう何度も開催されてきたイベント、「ウチにはこんなのもありまっせ」という試飲本来の目的に立ち返ったのかもですね。 -
歴史ある建物内は、即売場になっていました。映えるディスプレイに、思わず来訪者はスマホを向けてしまいます。
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かまどが現役。
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蔵を抜けた中庭でも、有料試飲と おつまみが売られてました。今日は子連れの身、安全のため200円おちょこ以外の飲酒を控えてますが、うぐぐ、呑みたかった。
立ち食いスタンドにはちゃんとパーテションも立てられてました。もちろん検温も必須で、これが今の蔵開きなんですね。騒ぐ人もおらず、安心です。 -
次の電車で、次の蔵へ。甘木線は30分間隔で、くらの細道の両日も増発・増結はありません。いかに日ごろ空いているかの裏返しではあります。
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でも30分のインターバルがほどよい休憩になるためか、泥酔している人は皆無です。
車窓も のどか。甘木線の魅力と実力を、再発見する機会でもあります。 -
北野から3駅、大刀洗町の大堰駅で下車しました。
大堰駅 駅
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ホームから階段を降りると、いきなり家と家の間の路地に出てきます。街への溶け込み方は、福岡県でも随一の路線です。
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蔵までは公称徒歩15分で、ちょっとしたウォーキング。駅前のポンプ井戸に見送られ、歩き始めました。
今週頭の通院上京で「抱っこ癖」がついてしまった13kgの我が子は、やはり巻き付いて離れません。気合いで歩きます。 -
以前はなかった道しるべが充実していて、助かりました。なにもないと(あっても?)、酔っ払いは遭難しかねません。
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参加者が列をなして歩く、大堰の集落。
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沿道の電気屋さんは、毎年フォトスポットになっています。
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小石原川の土手は、3月開催だと葉の花を見ながらのウォーキングになります。
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今咲き誇るはダイコンの花、そして背景は耳納連山。
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車の離合も困難な、生活道路の細い橋を渡れば、2蔵目の「みいの寿」に到着です。
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ゲートを設置し、しっかり検温&消毒。ただこの日は暑く、かつ遠路歩いて来るので、37度オーバーになる人も続出でした。
体調はしっかり自己管理を!(いろんな意味でね) -
試飲用の瓶からは、電動ポンプでおちょこに注がれます。これもウィズコロナ時代の酒蔵開きの姿。
そして100円で試飲用おちょこを買うと、さらに飲み放題になってしまうのは驚きです。ここ、毎度大盤振る舞いなんだよなぁ。 -
しかし我が子の安全を守るため、ここでも2杯で泣く泣く我慢。洋菓子店の出店で、我が子用のお菓子を買いました。マドレーヌ、おいしかったね。
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2駅戻り、大城駅で下車。昼を過ぎ、参加者も次第に増えてきました。片面ホームを埋める人。まるで大都会のようだ!
大城駅 駅
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山の壽は、大城駅から徒歩2分! 駅前酒蔵と呼んで、差支えありません。
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「くらの細道」以外の来訪者も多く、大賑わい。
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大きなテントの試飲会場も設けられていました。以前は狭い母屋だけだったので、これも密対策ですね。
ただ時間も下って来たためか、少し「できあがっている」グループも増えてきました。ディスタンスを心がけます。 -
山の壽さんも、フルーツベースのリキュールが充実していたり、ワインのようなラベルデザインだったりと、イマドキの酒蔵です。
受付や試飲会場を担うスタッフにはお子さんもいて、跡取りかしら? 20年後、30年後も期待できますね! -
地面にならぶ酒瓶を見ながら、我が子もニコニコ。17年後、この子と楽しく飲み歩ける日も楽しみな父なのでした。これで3蔵6杯、コンプリート!
独身時代なら仲間たちと街へ2次会に流れ込んだトコだけど、今日はここまで。ひさびさの蔵めぐりに、懐かしい気持ちと、はやく当たり前になってほしい気持ちが交わりました。
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