2022/02/26 - 2022/02/26
209位(同エリア644件中)
のっこさん
コロナ禍に入り、気分転換に近場をウロウロするという楽しみを覚えた私。
代々木上原駅周辺に続き、そこから繋がる「駒場東大前」エリアへも行く機会が増えました。プチ観光スポットあり、グルメあり、なかなか面白い場所です。
旅行記を書くつもりで写真を撮っておらず、また何回分かの散策の記録をまとめています。
内容らしい内容はありませんが、もしよかったらご覧ください。
(*・ω・)
↓このシリーズである代々木上原編はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11744721
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2022年1月のある休日。
京王井の頭線、駒場東大前駅エリアにやってきました。 -
駅名の通り、駅の真前には天下の東京大学駒場キャンパスがあります。
私がこの日降りたのは、東大側ではない方の出口。西口側です。 -
西口を出ると住宅街。
ここは代々木上原のある渋谷区と近いですが、住所的には目黒区なんですよね。下北沢からも近いけど、世田谷区でもなく目黒区。
この界隈は高級住宅街です。 -
駅を出て少し歩くと何やらいい感じのパン屋さんを発見。
「ル・ルソール」というお店です。 -
外から中を覗くと、美味しそうなパンが並んでいました。外で親を待っているのはフランス人?の子供。これは絶対間違いない店だわ!と思い、入店。
帰宅後に調べたところ、かなりの有名人気店だそう。後半で書きますが、このすぐ後に移転して今はこの場所ではありません。駅から近くなってます。 -
店内は撮影していませんが、美味しそうなパンだらけでワクワクしましたよ。
夕飯や翌朝用のパンをトレイに乗せレジへ。するとレジ横の冷蔵ケースにあったミルクフランスが美味しそうで、慌てて追加して買いました。
このパン屋との偶然の出会いが、私が駒場へと通うきっかけとなりました。この店に惚れたんです。
これはもう恋…
そう、恋なのよ
(*´ω`*) -
この日の少し前に雪が降り、日陰の道には雪が残って凍っていました。
高級住宅街の豪邸とそのガレージの車を見ながら、目的地へ向けてヨチヨチと進みます。私の田舎だとベンツがいるだけで子供が大騒ぎでしたけど、東京だとそんなの普通にいますよね。都会って格差がハンパない。
(||゚Д゚)
なお、私は雪国出身ですが、注意力散漫で体幹もブレブレなので転びやすいです。 -
目的地はここ。
日本民藝館です。
民藝とは無名の芸術家達が作った民衆的工芸品のことだそう。陶磁器や織物、染物、木工などなど。
私は器を見るのが好きで、Google地図を眺めていてここが気になり足を運びました。
しかしこの日はあいにく休館日。ここは土日でも休みの時があるので、ちゃんと開館日カレンダーを確認してこないとダメですね。リベンジします。
(;^ω^) -
目的地が休館日でガッカリ…
凍った道を再び恐々と歩き、せっかくなので別の場所に足を運びました。
駒場公園です。 -
旧前田公爵邸の敷地が駒場公園になっています。
ここは初めてきました。 -
敷地を入ると森の中みたい。
木漏れ日が心地よかったです。 -
その森の中に和風のお屋敷があります。
こちらは旧前田公爵邸の和館です。
無料で見られます。 -
前田公爵とは加賀百万石でおなじみの前田家の末裔だそう。大名から華族になったんですって。
↓詳しくはこちらをご覧ください(目黒区のサイト)
https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/gyosei/shokai_rekishi/konnamachi/michi/rekishi/hokubu/kyumaeda.html -
中には殿様が座っていそうなお座敷が。
二階もありますが、見学できるのは一階の一部のみ。
しかし一階にあるお手洗いは見学者も使えるんですよ。そこがすごく不思議に思えました。この後見た洋館の方も中のトイレを使えるようになってましたよ。 -
庭に面した廊下
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お庭は雪が積もっていました。
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レトロな照明が素敵
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欄間が美しい。
今はこういう欄間のあるお宅が減りましたよね。 -
続いては洋館へ。
ドラマの撮影とかで使われそうな感じ?
クラシックな黒塗りの車が似合いそうなアプローチ。 -
昔の洋館はディテールが凝っていますよね。
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旧前田公爵邸の一階。
中に入ると、うわぁと声が漏れそうです。
お嬢様ごっこの世界。 -
私はこういう洋館を見るのが好きなんですよ。
神戸の異人館、熱海の起雲閣とか、ベトナムの統一会堂とか、その系統。
旅行記を書いていませんが、昨年夏に行った赤坂の迎賓館も面白かったです。 -
邸だから家なんでしょうけど、これはもう家じゃないよね…
庶民には縁のない世界。
それを見るのが好き。 -
食堂
「お父さま、お醤油を取って下さる?」
なんて会話は絶対にないでしょう。
華族は卓上で醤油なんて使わないかもしれないし、ナイフとフォークだけ使って箸なんて物は使わないかも…。 -
一階の階段下にあった暖炉スペース。
ベンチのようなソファとステンドグラス、おまけに暖炉。
素敵やん。(〃▽〃) -
イングルヌックというらしい。
この部屋だけ欲しい。
なんだか妙に落ち着きます。
竹野内豊さんのCMじゃないけど、天井の低いところの方が庶民は落ち着けるのよ。 -
続いて二階へ。
スマホカメラのフィルター機能を使って撮っており、所々で写真のトーンがバラバラになりますがどうかご了承下さい。
(*・ω・) -
階段萌え。
重厚感のある手すりですなぁ。 -
近くで見ても重厚感。
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すべてが絵になる。
だから洋館を見るのは楽しいのよ。 -
二階のお部屋
奥にはグランドピアノ
ピアノが小さく見える広さですよ。
ちょっとした音楽室ぐらいあるかも。 -
書斎兼応接かな?
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絨毯の柄が素敵でした。
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紫色を基調としたこちらは夫人室
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暖炉の上には鏡
女は鏡を見る事を忘れたらアカン。
私はもはやそれを忘れつつあり、そろそろやばい。
同僚のお姉様はトイレに行く時毎回必ず化粧ポーチを持っていって化粧直しをしており、その姿に尊敬しかないです。いつもすごくいい匂いなの。 -
主寝室
広すぎて落ち着かず、眠れなくなりそう。
この発想が平民なんだろうな。
わたし的にはア◯ホテルとか東◯インの狭さの方が安眠できる。あとはカプセルホテルもいける。子供の頃はドラえもんに憧れて、押し入れで寝ようと試みたこともあります。 -
旧前田公爵邸は細かなディテールがツボでした。
カーテンとか、絨毯とか。
それらはどれも昔のものではないと思いますが、素敵でしたよ。 -
私はこういう洋館が好き。
-
洋館の中で起こるドロドロの人間ドラマを妄想すると、より一層楽しい。
「華麗なる一族」とか「牡丹と薔薇」みたいなやつ。洋館にはドロドロが似合う。
さっきの重厚な階段からは意地悪な顔をして着飾った小沢真珠さんに降りてきてほしいし、玄関横付けの黒塗りの車からは怖い顔した北大路欣也さんに降りてきてほしい…
こんな夢見がちな腹黒女だから私はダメなんだよなぁ。
(´Д`A;) -
夢のようなお屋敷を後にし、歩いて下北沢へ。
のんびり15分弱ぐらい歩けば着きます。
カレーが食べたくて目当ての店に行ったら、14時過ぎなのにすごい長蛇の列。諦めてぶらぶらしていた時にこの看板を発見。
バッキンガム宮殿とな…?
(;・ω・) -
下北沢のバッキンガム宮殿内はこんな感じ。
なんとなく、言いたいことはわかるw
ヴェルサイユ宮殿でもいいんじゃね?
しかしこの店名、エリザベス女王に怒られそう。
(;^ω^) -
宮殿カリー
不味くはないけど、格別でもないかな。
普通に美味しかったです。
雰囲気を楽しむ店という感じ。下北沢はカレー激戦区なので、選択肢は山のようにあります。再訪があるかはちょっと微妙かなぁ -
会計後にお店のステッカーシールと、オリジナルガム(中身はマルカワのグレープガム)をいただきました。
とてもいい店ですねw -
下北沢のバッキンガム宮殿があるのは、スズナリの入ってすぐ右です。
宮殿体験をしたい方はぜひ。 -
この日「ル・ルソール」で買ったパン。
手前はパンオショコラ、奥の左がクロックムッシュ、真ん中がチャパタ、小さいのがミルクフランス
夕食にクロックムッシュを食べ、その美味しさに思わず目を見開きました。パンもホワイトソースもすごく美味しいの。
翌朝食べたパンオショコラとミルクフランスもうまい。ここのパンは口に入れた時の香りと風味が自分好みです。代々木上原のマンマーノよりこっちが好み。 -
冷凍保存しておいたチャパタはお店の商品を真似てサンドイッチに。冷蔵庫にあったパストラミビーフとカマンベールチーズを入れました。
パンに切り目を入れるのに失敗してますが、これも美味しかったです。パン生地がやっぱりうまい。
お店では生ハムとルッコラのと、カマンベールとモモハムのがあり、どちらも700円ぐらい。チャパタ単体は300円弱なので、ケチな私は単体を買ってしまう…
貧乏人でごめんなさい
(ノ∀`) -
これは2月末。
ルソールにパンを買いに行くついでに、駒場公園の敷地にある日本近代文学館へ行ってみました。 -
本は好きなものを時々読む程度な私なので、文学が目的で訪れていません。
この日は口絵・挿絵の特別展をやっており、試しに見てました。ここの入館料は300円ほど。 -
これは展示室の前に飾られていたもの。
特別展はなかなか面白かったですよ。
小説のシーンや感情を絵で表現するというのは言葉を使わない分難しく、奥が深いなと思いました。悲恋ものの小説の挿絵とか、なるほどなぁと。
読み手、見る人の想像力に委ねる。
それも芸術。 -
私が近代文学館を訪れた目的はここ。
館内にあるカフェです。
「COFFEE &BAR BUNDAN」というカフェで、一階にあります。カフェだけを利用の場合、入館料はかかりません。 -
ここもGoogle地図で見つけて気になっていました。
ブックカフェってのがいい。
店内は想像していたより狭いです。広くはありません。
私を含めて空席待ちのお客が何組かいましたが、携帯番号を伝えて呼び出すシステムになってました。 -
メニュー
どれも小説に出てくる料理をモチーフにしたものになっています。 -
普通の人はカフェ利用をするような遅い時間ですが、私はお昼ごはんがまだだったので食事メニューを。休日の私は物すごく不規則なんですよ。
何にしようかな。 -
カフェ利用だったらスコーンもいいんだけどな。
大テーブルの相席でしたが、同じテーブルにいた若い女子がスコーンを食べており美味しそうでしたよ。 -
迷った末に「ヨロン丼」を注文。
しじみ汁付き。
森瑤子さんの小説に出てくるメニューがもとになっているそうで、オイルサーディンと野菜の丼です。
醤油系の和風の味付けにライムがアクセントになっており、美味しかったです。油っこさもありませんし、しじみ汁もいい。これは家で真似しよう。
森瑤子さんの小説は本好きの母の書棚にありましたが、私は読んだことがありません。森瑤子さんよりも群ようこさんの小説、エッセイの方が私好み。 -
店内の壁には大量の本。
基本的にこれは飾りなんでしょうけど、こういうのを見るのは楽しいですよね。
母が本好きで「本を読め」と散々言われ続けました。本は嫌いではないけど、天邪鬼の私は言われ過ぎて嫌になり読まなくなったんですよ。「本を読まない奴はバカになる」とか言われるとムカつくじゃないですか。
( ´_ゝ`)
お子さんをお持ちの方、口うるさくすればするほど反抗されるだけです。適度に放っておく事も大事ですよ。信用して見守り、道を逸れた時にガツンと言うぐらいが一番効きますよ。 -
私は席の横にあったこの本を手に取りました。
子供の頃、夏休みに見るおもいっきりテレビの「あなたの知らない世界」が好きだったんですよねぇ。
新倉イワオさんでしたっけ?心霊専門家みたいな人が出てくるの。 -
遠藤周作さんや佐藤愛子さんなど、有名な小説家達が体験した不思議な体験が纏められた本でした。
-
私自身は霊感はありません。
でもどの現場にも必ず一人は「見える人」がいるので、そっちの世界はあるんだろうなと思いますよ。そういう人のそばにいて、おや?という経験もしましたし。 -
この本を読み、あちらの世界について考えていた数日後に祖父が「あちら」へ行ってしまいました。
なんだろうな。
予感めいたものがあって、この本に手が伸びたのかも。
霊感はないけど、昔から勘だけはいいんですよね。 -
ここのカフェはレシピ本も出しています。
テラス席が気持ちいいそうなので、今度はそちら狙いでいこうかと。ここは再訪ありの店です。 -
駒場公園は前田公爵邸も近代文学館もあっておすすめです。
ルソールのパンを買って、公園の芝生でピクニックというのも良さそうですよ。 -
そのルソールですが、移転しました。
新店舗は駒場東大門駅西口を出てすぐです。
こんな感じの店舗になりました。 -
この日に買ったもの
ラタトゥイユみたいなのが乗ったパン。トマト味とチーズが最高。そしてやはりパン生地がうまい。 -
クロワッサンザマンドみたいなパン
焦げ気味なのは私が温めに失敗したからです。
店のせいじゃないよ
(;^ω^) -
中身がベリー系
これもすごく美味しかった。
ルソールのパンを思い出すとソワソワしてしまう身体になってしまっております。だから時々駒場へ行ってしまうんです。
会いたくて会いたくて震える、ではなくて食べたくて食べたくて震える…
恋って切ないよね…
(*´ω`*) -
駒場公園から歩いてほど近い場所に、有名な菓子店「西光亭」もあります。
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西光亭といえばリスの絵柄の箱がかわいいクッキー。
中身はすごくシンプルなお菓子ですし、あまり安くはないんですが(わたし的にはね)、この箱目当てに時々買います。
池袋西武の諸国銘菓コーナーなどでも買えますが、ここだと季節ごと、シーンごとの絵柄の箱が沢山選べますよ。卒業、ウエディング、お礼用などなど。
大切な方への贈り物にぜひ。 -
この日も下北沢に寄り道。
遠くに見えるのは六本木ヒルズ。
こうして見ると近いねぇ -
下北沢を歩いていたらこいつと出会いました。
年甲斐もなく、ガチャガチャを -
きゃわわわー
起き上がり小法師なので、ゆらゆら揺らしても可愛いんですよ。
(*´艸`*) -
家の「癒やしコーナー」の仲間に加えました。
-
日本民藝館目当てで行った駒場東大前。
未だにその目当ての場所には行けておりません。
しかし駒場にはこの後も行っているので、またある程度写真が溜まったらその2を書く予定です。
毎度のことながら、中身のない旅行記とも呼べぬ物をご覧いただき、貴重な時間を割いていただきありがとうございました。
ほなまた。
(*・ω・)
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