本部・昭和レトロタウン散策＆食べ歩き！

2022/03/30 - 2022/04/01

伊江島のダイビングを終え、16時発のフェリー（最終便）で、本部港に着きました。
本部港からこの日の宿までは２Kmほど。
歩けない距離ではないし、バスも名護～本部の巡回ルート、やんばる急行バスの２ルートが利用できるのですが、この日一緒に潜ったSさんが、「私、車で来ているので・・」と送ってくれました。
彼女の帰り道とは反対方向になるのに・・・。嬉しかったです。
ありがとうございます。

本部では２泊しますが、初日は伊江島からの宿入りで17時頃、最終日は早い時間に那覇に移動しようと思っているので、実質１日の自由時間です。
本部町中心のレトロな雰囲気をのんびり楽しみ、そこでしか食べられない、懐かしい美味しいものを食べるか？水納島に　水納島に日帰りで行ってみるか？

贅沢な悩みですかねぇ。

エリア 美ら海・本部・今帰仁(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 船 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

Sさん（伊江島マリーナのかっちゃんのお友達、恩納村のダイビングガイドさん）に宿まで送っていただきました。
ありがとうございます。

この日から２泊するのは、Mr.KINJO in MOTOBU OCEAN TERRACE。
いつものMr.KINJO（家電付きのアパートタイプの宿泊施設）です。

本部のMr.KINJOは「部屋からの眺めが良いよ」と聞いていたので、オーシャンヴューのダブルルームを予約。

おお、伊江島ヴューじゃないですか。
Mr.KINJOはベランダがあるのも好きなんですよね。

窓の外は道を隔てて海です。
地図で見ると不自然に真っすぐな海岸線の所で、テトラブロックでがっちりガードされていることをみても、埋め立て地なんでしょう。

噂には聞いていたけれど、良いじゃん、良いじゃん。
ここのMr.KINJOは！　ちょっと海外のリゾート地のB＆Bみたい。

トイレとバスタブのあるバスルームの位置関係はこんな感じ。
バス・トイレ別とはいえ、同行者がいる場合、同時に利用はできない感じですね。

そして、洗濯機はトイレの隣にありました。
水回りの位置関係は微妙な感じですね。
早速、水着やラッシュガードを洗ってしまいます。

洗濯している間、部屋から外の眺めを楽しみましょう。

小型船が戻って行くのは渡久地港（本部）かな。
渡久地港から、水納島行きの船が出ているので、明日、もしお天気なら、日帰りで行ってみるのも良いなぁ～。

でも、天気予報によれば、明日は雨なんだよね。
雲の多い空模様です。
正面には伊江島。城山が印象的です。

Mr.KINJO in MOTOBU OCEAN TERRACE　の外観。
海岸側から撮影しています。

これから、夕食を食べに出てきます。
今はグーグルのデータで近くの飲食店とその評判が気軽に調べられるのが良いですよね。

宿から徒歩3～4分、国道沿いにあるステーキマンというお店に行きました。
私はあまり牛肉は好まないのですが、居酒屋は気分じゃないし、食堂は閉店時刻が早かったりで、このお店にしてみました。

自動券売機で食券を買うスタイルなのね。

私の場合はハンバーク一択なんだけれど、ステーキは赤身と脂身と選べるのが興味深いです。

ご飯とサラダ、スープは自分でよそう方式です。
（何杯でもお代わり自由＝食べ放題。）

持ってきました～。
生野菜（ほぼキャベツのみ）が嬉しい。お代わりしよう。
スープももう半分くらい持ってこようかな。

ジュージュー音をたてて、目玉焼きがのったハンバークが供されました。
いただきま～す。

食事を終え、宿に戻る頃には、海は真っ黒。
奥は海洋公園方面です。
ひときわ明るいところは、マハイナ ウェルネスリゾートかな。

おはよう～！伊江島。

やはり曇り空です。
昼頃には雨が降るらしい・・・。
どうしようかな。

水納島行きはやめて、当初の予定どおり本部の町に行ってみましょう。

本部は大きな町ですが、町役場や町営市場のある辺りはレトロな街並みが残っていて、良い雰囲気なんです。
宿からは1.6㎞、歩いて20分くらいです。
ポコポコ歩いていく途中、赤瓦の家々も目にしました。

いやぁ～、まいった。天気予報より早く、雨が降ってきました。
しかも、東南アジアのような強い雨。
ゲリラ豪雨と言うほどではないけれど、傘をさしていてもびしょ濡れになっちゃいました。

で、一休み。
もとぶタコライスという、タコス＆タコライスのお店。

夜はBARのようになるのかなぁ。
店内はちょっとおしゃれな雰囲気です。

タコスを注文しよう。
オムタコライスや・・・

・・・タコライスの口コミ評価が高いようですが・・・

・・・こういうタコスは沖縄じゃないと気軽に食べられないですからね
バリバリの生地も手作りというタコス。
長いものが4本ものっていて600円。安いです。

タコス屋さんにいるうちに雨は上がりました。
次は「元祖木灰沖縄そば きしもと食堂」で沖縄そばです。
この商店街の雰囲気、好いよねぇ？

手打ちの木灰そばの沖縄そばを出すお店。
普段は大行列店の人気店なのですが、ちょっと早い時間だからか、天気が悪かったからか空いています。

こちらのメニューは「そば大」と「そば小」と「じゅーしー」だけ。
サイズの質問を受けるのでしょうね。
大きさがわかるように、大と小の丼が置かれていました。

タコスを食べたばかりなので、そば小を。６００円。
だいぶお値段があがっちゃった感じですが、あいかわらず美味しいお出汁で満足です。
ご馳走様でした。

本部町営市場の外観。
中はやはり寂しい感じになってしまっていますが、

新店もいくつかありました。
世代交代もありですね。元気に頑張っていてほしいなぁ。

満名川に架かる古い橋。
基部で工事をしているようでしたが、現役です。
この下流に県道84号線の橋があり、さらに河口部に国道449号線の本部大橋が高くかかっています。

本部大橋ができてからは、ことさら、ゆっくり時が進んでいるような対岸の眺め。

さて、うろうろ歩いていたら、12時になりました。
と、いうことで、新垣ぜんざい屋さんへ。

甘く煮た金時豆に削った氷をこんもり乗せた「沖縄ぜんざい　※」のお店。
※　かき氷ともいう。

メニューはぜんざいのみ。（食券購入式）
ここのぜんざいは、金時豆の主張があって美味しいです。
（那覇などでレトルトの金時豆の甘煮を用いた、なんちゃって沖縄ぜんざいにはごち注意を！）

やぁ、お昼前から食べた食べた～。
いったん宿に戻ります。
あっ、ここが、県道84号線の橋です。

ここからみる本部市場の様子が好きなんだよ。

いっぱい写真を撮ったので、もう一枚乗せちゃおう。

今になって青空が見えてきた。
満名川と国道に架かる本部大橋。

本部大橋の全長は３５２ｍなんだって。
満名川左岸（写真の左側）が渡久地港。
水納島行の船が出航する港ですが、那覇と本部（渡久地港）を結ぶ高速船（季節運航？）も発着しているらしいです。

ふと、道の脇の花壇に目をやったら、パパイヤ発見！
いくつも紡錘形の実をつけていますね。

雨の後、天気が回復ししたので、蒸し暑い、蒸し暑い。
汗だくだくで歩いてきました。
後で、知ったのですが、この日の本部の気温は27度まで上がったそうです。

Mr.KINJO in MOTOBU OCEAN TERRACE のロビーの写真です。
基本的にフロントは15時から20時までのオープンで、それ以外の時間は閉まっています。
（清掃の人はいても、フロントは閉まっている。）

Mr.KINJOは、フロント対応時間が短いのがネックなんだよな。
（ちなみに、チェックイン前＆後の荷物預かりも受け付けてくれません。）

コロナ以前はコーヒーも提供（有料）していたというロビー。
こんなに明るくて素敵なスペースなのにね。利用できる時間がほとんどないの。

Mr.KINJO の陸側の眺め。
町営の運動場（グラウンド）なのかしら？？
トイレ舎が右に写っています。

ドーム屋根を持つ建物が、本部町立博物館。
入館が無料だというので、今から行ってみます。

展示室は常設の３展示室が外周にぐるりと＆中央に企画展示のギャラリーが配されています。
第一展示室は考古・民族。
家具や道具などと・・・

船や家屋など。

石器や貝の細工物。

これは面白かった。
こんな良い物も出土したんですね。

第二次世界大戦後に、兵器などから作られたジェラルミン製のお鍋や薬缶。

展示物も少しきな臭くなってきて、

やはり、これを抜きでは語れない戦争の記録。
沖縄（※）を巡る旅は戦争の傷跡を巡る旅です。
※もちろん沖縄だけではありません。世界中、どこでもそうかもしれません。

穴の開いた鉄兜、銃弾。
銃弾の入っていた缶で作られた三線。
人の心の不思議を感じる展示で秀逸だと思います。

第二展示室は海の生き物。
第三展示室は本部とやんばるの自然。

本部で出土したアンモナイトの化石。

珊瑚の標本もありました。

珊瑚の標本もありました。

本部半島と周辺の島々の位置関係と地形がわかるジオラマも興味深いです。

企画展示室。
戦争後の写真や、新聞の切り抜きなどが貼られ、「写真が撮影された場所や、写っている人物の名前などが、わかる人は記載してください」と、書面（メモ）が置かれていました。
この写真には鉄路が写っていますね？

そこを走っていたのが、これ。
県直営の砕石工場で走っていたディーゼルカー＝俗称「ガソリンカー」だそう。

手書きの図面がありました。

最後に入口付近に展示されていたこの「石」を。

アップでも一枚。

瀬底島のトラバーチン（再結晶のすすんだ石灰岩）だそうで、昭和5年に帝国議会議事堂（現国会議事堂）の中央広間に使用されたものと同じものと解説があります。

へえ～、そうなんだ。
無料だけれど、見ごたえがある、本部町立博物館でした。

さて、翌朝。
これから、やんばる急行バスで那覇に戻って最後の１泊です。
バス停は本部博物館前。

バス停からMr.金城はこんな感じで見えました。
公共交通でも行きやすくて良いですね。

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2022/04/30 21:09:55

  沖縄ぜんざい

  こんばんは、れいろんさん
  
  最近、ぜんざいにハマっている旦那様が、
  先日、石垣に行った時に、
  メニューでぜんざいという文字を見て、
  もちろん、何の疑いもなく、ぜんざいだと思ったら、
  来たのがかき氷でびっくりしていたよ笑
  敢えて何も言わずにオーダーさせといた！！
  
  中にたっぷり餡子が入っていたから本人は美味しいって満足したようで、
  結果オーライでしたー。
  
  たらよろ

  れいろんさん からの返信 2022/05/02 18:44:29

  Re: 沖縄ぜんざい

  たらよろさん、こんにちは。
  
  旦那様がはまってらっしゃる京都のおぜんざい、美味しいのでしょうね。
  その味を想像しながら注文したのに、沖縄ぜんざいが出てきたら、、、、。
  「結果オーライ」なのは、やはり旦那様の懐の深さだと思います。
  
  私の生まれ育った場所では、ほぼ、お汁粉(田舎汁粉&御膳汁粉)しかなく、ぜんざいは粟ぜんざいくらいしか思い浮かばないので、あまり、沖縄ぜんざいに違和感はないのでした。(^o^)/
  
  れいろん