2022/04/03 - 2022/04/03
764位(同エリア4208件中)
愛吉さん
毎年恒例になった花見があります。
それは上野博物館庭園の桜、それを平成館2階ロビーから眺める事。
満開時の桜は正に一幅の絵画、大きな屏風絵を見るようで圧倒されます。
華やかさの中に儚さを秘めた桜花、見る場所時期により意識の持ち方が変わります。
しかし残念ながら平成館は企画展の会場、一年の内約半分は準備の為休館となります、従い桜の時期に開館するのは2~3年に一度位です。
今年はポンペイ展が1月14日から4月3日迄開催されかろうじてセーフ、最終日の4月3日に訪ねます。
天候は雨が降ったり止んだり、又ポンペイ展は2月15日に見学し2度目の入場ですが、負けずに出掛けて行きます。
上野での歩くルートもほぼ決まりです、JR鶯谷から歩き始め、寛永寺と徳川家墓地を経由して国立博物館に向います、平成館2階ロビーから庭を眺め、その後は庭園に降り散策です。
帰途は清水観音堂、東照宮に立寄った後、上野広小路から地下鉄で帰ります。
今回も以上のルートに従いアップします。
表紙は清水観音堂月の松越しに眺めた弁天堂。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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鶯谷駅から歩いて10分程、寛永寺に到着しました。
一年振りの訪問になります。 -
根本中堂。
普段根本中堂は閉められていますが今日は解扉、本堂に上がりお参りします。
立体曼荼羅が素晴らしく圧倒されます。
桜も見頃です。 -
根本中堂全体。
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切妻の屋根と桜。
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根本中堂の桜に別れを告げ、徳川将軍家墓地に向います。
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徳川将軍家墓地。
寛永寺は増上寺と共に徳川将軍家の菩提寺、4代、5代、8代、10代,11代、13代、6人の将軍霊廟があります。
しかしながら殆どが戦災で焼失、残るのは4代と5代将軍の勅額門のみ。 -
花に囲まれた豪華な門、5代将軍綱吉公の勅額門です。
奥の霊廟は焼失し宝塔のみが残ります。
尚門の中は非公開、立入禁止です。 -
5代将軍から百米程奥に4代将軍家綱公の勅額門。
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寛永寺を離れ国会図書館付属国際子供図書館の前を通り博物館に向います。
正面に地球儀で遊ぶ子供像、台座は小泉八雲のレリーフ。 -
博物館に入館し平成館に向います、ポンペイ展最終日、明日から準備休館に入ります。
平成館最大の演出は、エスカレータで2階に上がると、一気に日本庭園が目に飛び込み、四季折々の風景が一幅の屏風絵のように広がり、見る人を圧倒する事です。
春の桜、夏の青葉、秋の紅葉、冬の雪景色、私は春の桜に惹かれています。
それを見る為に平成館を訪ねるといっても過言ではありません。
今年はどんな桜を見せて呉れるのか楽しみです。 -
エスカレーターで2階ロビーに上がると、えええええ。
庭園を見下ろすロビーのガラスの半分に大きな解説や注意パネルが掲げられ、残る半分もポンペイ展記念撮影用パネルが置かれています。ガラス面の2/3がパネルに隠れているのです。
展望ロビーとして大きなガラスを嵌め、屏風絵の如く四季折々の風景を楽しむ仕組みなのに何という無粋さでしょう。
残念ですが仕方ありません、こんな事もあると諦めて写した写真です。 -
左側半分以上を占めるパネルをトリミングしますがここ迄、こんな写真しか写せません。
皆さんにお願いです、心眼を駆使して大きく広がる桜の屏風絵を想像して下さい。
左隻の屏風は遠景の林をバックに太い枝の桜がうねり、中央桜花の中に小さく茶室が、右隻はポンペイ展のパネルを外して下さい。
又肉眼と写真では1/10以下の印象である事も考慮して下さい。 -
諦めて平成館を後にして庭園に向います、雨が降って来ました。
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庭園入口。
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庭園の桜。
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博物館本館をバックに桜を写します。
桜に城を思わせる和風の建物、よく似合います。 -
同上
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同上
日本人好みですね。 -
同上
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奥庭に入ります。
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九条館、京都にあった五摂家の一つ九条家の建物。
茶室として貸し出します。 -
館の前には陶製の大灯篭、清水焼の窯元4代清水六兵衛の作、東博収蔵品の一つで、修理を終え9年振りに戻って来ました。
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それでは灯篭をメインに一枚。
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こちらは応挙館。
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爛漫の桜。
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枝垂れていますね。
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雨、赤い傘を入れてみました。
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茶室春草盧
江戸時代河本瑞賢が建てた茶室。
屋根に桜の落花が。 -
茶室転合庵
小堀遠州が京都に建てた茶室。 -
法隆寺宝物館出口から退出。
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明治に建てた因州池田家の江戸屋敷門。
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東博の前にある旧東京音楽学校奏楽堂の敷地内に立つ滝廉太郎の銅像。
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奏楽堂内部、明治23年に建てられました、日本最古のパイプオルガンがあります。
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上野公園内の五重塔。
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公園内のお食事処、雨で人通りもなく風情を感じたので一枚。
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清水観音堂に到着。
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桜と切妻の屋根、良く似合います。
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舞台に上がり、月の松を通して弁天堂を眺めます、雨の中でも人通りは絶えません。
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舞台には花まつり、誕生佛が飾られていました。
花の上野、博物館で桜を見る会もこれで終了、帰宅します。
平成館は残念でしたが、その他はしっとりと落ち着いた花見となりました。
終
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